超次元ゲイム ネプテューヌX BLACK STAR GAZER 作:黒無月
ブルアカに遂にクロコが!
フルアホシノ出るの早過ぎだろ・・・
約三万の石でどうにかなるか・・・?!(水着アリスクも何とか・・・)
青年が目を覚ますと直ぐにコンパ達やイストワール達が医務室に集まって来た。
「アンタらが俺を助けてくれたのか。見ず知らずの俺を助けてくれてありがとうな。」
「いやいや〜コッチとしては、もしかしたら死んじゃうんじゃないかとヒヤヒヤしちゃったし、ホント目が覚めてくれて良かったよ」
青年が目を覚ました事で随分安心した様子だったらしく、青年から話を切り出した。
「そういや、自己紹介しないとな。俺は黒井。
本名は黒井 創也。
コードネームは「BLACK ROCK SHOOTER 」面倒いなら「BRS」でも良いし、本名の方でも好きに呼んでくれ」
「?コードネーム?厨二的な物じゃなくて?」
「どう考えてるか分からなくは無いが、俺のはリアルなコードネームだ。ソッチじゃ無い」
「そうだったんだ、ゴメンネ。ちょっと拗らせた友達がこっちにいるからさー」
ネプテューヌがそう言うと、創也以外が向いたのはアイエフの方である。
「ちょっと!私そこまで酷くは無いわよ‼︎」
「いや〜あいちゃん。自分で『ゲイムギョウ界に咲くの一陣の風』とか言っちゃってるし」
「いや・・・!最近はそう呼ばれるのも増えて来てるし!
それに私のはコードネームじゃ無くて『二つ名』みたいな物だし!そこ、間違えないでほしいわ!」
アイエフがネプテューヌに文句を言って訂正を求めるが、イストワールが話を切り進める。
「ネプテューヌさん。自己紹介が進みませんので・・・」
「わかった、わかったよあいちゃん。そうだねいーすん、じゃ私から。私、ネプテューヌ!このプラネテューヌの守護女神で、このお話の主人公兼ヒロインだよ!」
「私はノワール、ここから東の国 ラステイションの守護女神よ。覚えてて置いてね」
「私はブラン、北の雪国 ルウィーの守護女神よ」
「私はベールと申します。南側の海を隔てた国 リーンボックスの守護女神ですわ」
彼女達の発した単語に創也の頭には疑問符が浮かび上がった。
「?守護女神?プラネテューヌ?悪いが全くきき覚えが無い。どう言う国なんだ?」
「え?本当に女神の事も、国の事も分からないの?」
「ああ・・・俺は全く聞き覚えが無い・・・それよりも他のメンバーの自己紹介を先にした方がいいんじゃないか?」
「あーそれはそうかもね。じゃ次はネプギアから!」
互いの認識の噛み合わなさに更なる疑問が増えるが創也が話を戻す。
「じゃあ、私から。私はネプギアと言います。ネプテューヌお姉ちゃんの妹でプラネテューヌの女神候補生です。よろしくお願いします!」「妹?姉じゃ無くてか?」
「ちょっとー!君もネプギアの方が姉に見えるの~!」
「まあまあお姉ちゃん・・・」
創也の一言にネプテューヌが文句を垂れるが、ネプギアが抑えている間にノワールが黒髪の少女に相槌を打つとその子が前に出てきて自己紹介する。
「私はユニ、ラステイションの女神候補生でノワールお姉ちゃんの妹です。よろしくお願いします」
「・・・あ・・・ああ、よろしく」
「どうかしたんですか?」
「ああ・・・死んだ妹に、似ててな・・・」
「あ・・・ごめんなさい・・・」
「いや、気にするな。こっちの事だからな」
ユニの黒髪ツインテールが死んだ妹と被ってしまい放心してしまったが直ぐに我を戻すと改めて挨拶をかわす。
「じゃあ次は私たち!私はラムで「私は・・・ロムです・・・」私たち二人でルウィーの女神候補生よ!よろしくね!」
「よろしく・・・えっと、創也さん?で、良いですか?」
そう言いながら自己紹介するのはブランによく似てはいるが
真逆の性格をした二人の姉妹だ。
「ああ、かまわねぇよロムちゃん。元気な挨拶だなラムちゃん、此方こそよろしく。所でどっちが次女でどっちが三女なんだ?」
「えっと・・・私がお姉ちゃんで、「私が妹よ!わからなかったでしょ!」みんな、最初はわからないんです・・・」
「成る程・・・俺も最初は逆だと思ってたな。見事に騙されたよ」
「「イエ〜イ!」」
お淑やかなロムとわんぱくなラムの正反対の性格に見えて以外に悪戯好きな所は、双子姉妹らしい所に少し癒された創也は残りのメンバーに視線を向けた。
「さっきネプ子が愛称で言ったけど、私はアイエフ。プラネテューヌ情報部所属よ。そしてコッチがアンタの治療をした・・・」
「ナース研修生のコンパです!元気になってくれて、本当に良かったです!」
次に自己紹介したのは、茶髪のロングヘアに緑色の若葉リボンをつけた短パンロングコートの少女とほんわかとした印象を放つプリーツスカートにニット服の少女だ。
「そうか・・・あの時、俺の治療してくれていたコンパって言うのはお前だったか。あん時は視界も朧だったから顔が見えなかったんだ。あん時、プリンを食わせてくれたのはお前か?」
「あ!それはねぷねぷです。自分のプリンを創也さんに食べさせてあげてたです。私は塞がらなかった胸の傷を縫うくらいで精一杯でした・・・」
「いや・・・充分だ。他の傷はプリンを喰った時のエネルギーで何とか治せたが、腹の傷は深すぎて治すにはエネルギーが足りなかった。お前とネプテューヌのおかげで助かったよ。ありがとう」
「感謝の言葉はお医者さん明瞭に尽きるです!あ、でももう少ししばらくは絶対安静ですよ」
「いや、もう大じょ「ダメです!言う事を聴かないなら包帯でベッドに縛り付けちゃうですよ」・・・解った、解ったよ・・・」
「諦めなさい。コンパの診察を一度受けたら、治るまでは出られないわよ」
「了ー解しました・・・」
コンパからの脅しに近い忠告を受けた創也は黙って安静にすると約束すると、最後に紹介してきたのは本の上に座った小さな小人と銀髪の女性だ。
「私は、ゲイムギョウ界の史書にしてこのプラネテューヌの教祖を務めているイストワールです。よろしくお願いします」
「最後は私だな。名はマジェコンヌと言う。プラネテューヌの教祖補佐を務めている。」
「イストワールにマジェコンヌだな。よろしく。二人の立場はこの国のNo.2って事で良いのか?」
「はい。ネプテューヌさんがちょっとサボりがちなので私達二人で補佐しています」
「貴様もこの駄女神がサボっていたら、容赦なくケツを蹴っ飛ばしておけ」
「了解した」
「で?此処は一体何処なんだ?アメリカのマンハッタンじゃ無さそうだが?」
創也はさっきから聞いたことの無い国や単語に関する情報を聞く為に、ネプテューヌ達は彼の素性を知る為に情報交換を行う事にした。
「ん?何それ?いーすん、そんな国此れまでに出て来たことある?」
ネプテューヌは、これまでの世界の記録を記憶していると言うイストワールに聞いてみるが
「残念ながら・・・そんな名前の国はこれまでの歴史の中には存在していません」
「じゃあ日本と言う国名は?」
「其方の名前も記録にはありません・・・」
「ん〜いーすんが言うなら間違い無いね」 「そうか・・・」
イストワールは本来、記録の引き出しに3日掛かるのだが直ぐに答えが返ってきたと言う事は本当に存在しなかったと言う事であり、イストワールが創也の質問に答えを返した。
「ここは、四人の女神と四つの国に統治されている世界、『ゲイムギョウ界』・・・恐らく創也さんは、何かしらの要因によって元の世界からこちら側へ転移してしまったと思います」
「俗に言う、『異世界転移』って言う奴って事か・・・?」
「はい・・・恐らくは・・」
創也は眉間を押さえて天井を見上げると「マジか・・・」と言ってる様なポーズをとり顔を顰めた。
しかし、創也は気を取り直すと次の質問に移る。
「じゃあ、次の質問。女神ってなんだ?候補生って言うのも気になる」
「じゃあ!私が答えちゃうよ!女神って言うのはシェアって言うエネルギーを其々の国の人達から信仰して貰って力を獲る代わりに人々をを護ってる存在で!紹介の時に言ったけど私もその内の一人だよ!」
「もしも、それが無くなってしまうと女神としては死んだも当然。少し前までは戦ってでも奪い合っていたわ」
「私達、女神候補生はそのシェアエネルギーが其々の国に過剰に集まった際に誕生した存在なんです」
「でも、お姉ちゃん達にはまだまだ敵いませんけど」
創也の質問に答えたのはネプテューヌとノワール、候補生の質問はネプギアとユニが答えてくれて、以外にも分かり易い説明で答える。
「ルウィーに二人もいるのは何故だ?」
「それは・・・二人が私の内面を反映して生まれたからよ・・・。最も他の二人もそうだけど」
「私はお姉ちゃんの怒りっぽい所で!」
「私は・・・お姉ちゃんのおとなしい所に似てるって・・・よく言われるよ・・・」
「ほーん(つまり裏表が激しいって事か)」
新しい質問に答えを貰った創也はさっきから気になっていた疑問をベールに投げかけた。
「?じゃあ何故リーンボックスには居ないんだ?」
「あ・・・創也さん。その質問は・・・」
創也が何故か存在しないリーンボックスの女神候補生について尋ねようとしてネプギアが待ったをかけるが・・・
「・・・はあ〜〜〜〜っ」
「ど、どうしたベールさんよ」
視線の先のベールは想像以上にどんよりとしたオーラを纏い憂鬱な表情を浮かべていた。
「そ、それが・・・ベールさんには」
「私だって活躍したのですよ・・・シェアだって必死になって集め続けました・・・なのに・・・それなのに・・・私には妹が・・・女神候補生が生まれなかったのですわ・・・」
「じ、時期が悪かったんだって・・・少なくとも生きている内には必ず誕生する筈さベールさん・・・」
ネプギアと創也がなんとかフォローしようとするがしばらくは元に戻りそうに無いので続ける事にした。
「しかし・・・」
「どうしたの?」
創也の疑惑の顔にネプテューヌが疑問の顔を浮かべると創也はその疑惑を口にする。
「言っちゃ悪いと思ってはいるんだが・・・ベールさんは分かるんだが他の三人。特にネプテューヌは余り国の代表っぽくは見えないなと考えていてな・・・」
「え〜‼︎めっちゃ心外!」
「え!私貴方からするとあんまり威厳ないの!」
「納得いかない・・・!」
「あらあら・・・うふふ」
「私達此れでも創也よりめっちゃ長生きなんだよ!1000は超えてるんだよ!」
「そ、そうなのか。俺も外は19ぐらいで中身は30超えだが、それでもな・・・」
「むかー!納得いかなーい‼︎」
創也の口にした疑問はベール以外の彼女達のプライドを刺激するには充分だった様だ。
「そんなに言うなら・・・魅せてあげる!主人公兼ヒロインの凄さ!」
「いや・・・何言って「刮目せよ‼︎」
って何だ!身体が光出して・・・」
ネプテューヌから放たれた強烈な光に思わず顔を覆う創也だが、光が収まり腕を退かしネプテューヌを見つめるがそこには、
「如何かしら。此れならさっきの疑惑も疑問も浮かばないでしょう」
「なっ・・・‼︎」
さっきのチャランポランなネプテューヌとは打って変わって別人の様な存在が、正に女神です。と言わんばかりの存在感を放っていた。
「此れが私の本来の姿よ。女神パープルハート、それがこの姿での名前よ」
「ちょっと!アンタだけ目立ってるんじゃないわよ!私、ノワールの変身した時の名前はブラックハートよ。改めてよろしく」
「私はホワイトハートだ。私達は国民からのシェアエネルギーを使って、こうやって変身して本来の力を引き出す事が出来るんだよ」
「勿論、シェアが多ければ多い程、力は増していきますわ。現在はほぼ均等にシェアが分散していますのでほぼ互角ですが。ちなみに私はグリーンハートと申しますわ。改めてお見知り置きを」
ネプテューヌだけで無く、他の三人もさっきとは打って変わって姿が変わっていた。
背丈が伸び、全員がレオタードの様な衣装に変わり、瞳の中には電源マークの様な物が浮かんでおり、髪型も変化しており、ベールはエメラルドグリーンに色が変わっており、ブランは帽子が外れて水色に、ノワールはツインテールを解き純白の色合いに変化していたが、特にネプテューヌは髪が腰回りまで伸びており二つの三つ編みが頭の後ろから伸びていた。
問題の創也は、
「・・・・・・・・・・・・・・・」
余りの四人の変わり様について行けていなかった。
「?創也?大丈夫?」
「オイ・・・これ、衝撃的過ぎて呆けてるんじゃねえか?」
「お、お姉ちゃんの変わり様は特にね・・・」
ノワールやブラン、ネプギアは呆けている創也の顔に手を翳し振るが反応が帰ってこない。
「創也、しっかりして」
と、言いつつネプテューヌが肩を揺らそうとすると、
「うわオッ!!!!」
「ヒャアッ⁈」
やっと気が付いたのか、飛び上がる様に気を戻した。
「そ、そんなに驚くほど以外だったの?私の代わり様に?」
「あ・・・ああ、以外だった。二つの意味で」
「一つ目は見当が付くけど、二つ目はどんな理由かしら?」
気を戻した創也にネプテューヌとノワールが質問を投げかけると、
「その・・・初めてだったんだよ・・・」
「な、何が(ですか)だよ?」
ブランとベールがさらに詰め寄る。
「初めてだったんだよ・・・異性に見惚れた事なんて・・・あんなに・・・綺麗だと思った事なんて・・・生まれて始めてだったんだよ・・・特に・・・ネプテューヌが・・・」
「「「「え!そ、そうなの(ね)(かよ)(ですか)?」」」」
顔を紅くした創也からの返事はネプテューヌ達からも以外だったのか純粋な褒め言葉に四人の顔が少し赤みを帯びた。が、
「って、貴方!最後にネプテューヌを名指しで誉めたわよね!」
「ダーー‼︎やっぱ胸か‼︎胸の違いか!!」
「納得がいきませんわ!誰よりも美しさには磨きをかけていると言うのに!やはりギャップの違いなのですか?!」
「いや、しょうがないだろ!この39年間、まともな異性なんて妹達ぐらいしか居なかったんだよ!三人もちゃんと綺麗だって‼︎」
創也がネプテューヌを名指していたのもしっかりと聞いていたらしく、格差ができている事に納得ができない様であった。
そして問題のネプテューヌは、
「・・・・・」
「わ〜ねぷねぷのお顔が真っ赤です」
「ネプ子がそんな顔するなんて結構意外ね」
「あいちゃん、私だってあんなに名指しで褒められたら恥ずかしいし、・・・嬉しいに決まっているわ・・・」
顔を赤くしているのを友達二人にイジられていた。
「も、もういいだろ!そ、そう言えばネプギア達は女神候補生って呼ばれると言うことは姉達と同じ様に変身出来るのか?」
創也が無理矢理話を切り替えてネプギア達女神候補生に質問をしてみる。
「いえ、私達はまだ変身出来ないんです」
「何故なんだ?」
「解らないんです・・・毎日特訓は続けてはいるんですけど・・・」
「これでもちゃんと練習してるんだけどね〜ロムちゃん」
「うん・・・魔法は・・・上手くなってるけどね・・・ラムちゃん・・・」
「そうなのか・・・力になれるならいつでも協力してやるよ」
どうやら彼女達は何が未だに足りないらしく変身出来ないらしい。創也は彼女達の力になると話していると、
「私達は話せる事は全部話したよー!次は君の事を教えてほしいなー」
変身を解除したネプテューヌが創也自身の事を聞いて来た。
しかし、創也は・・・
「ウ〜〜〜ン?如何するか?」
頭を捻り悩んでいた。
「も、もしかして・・・余り話したくないとか・・・」
「いや、皆と違って余り聞いてて気持ちのいい話じゃないだけだ・・・話しても良いが余計な話は端折って良いか?」
「ンー私は別に良いよ。話したくない事なんて主人公に一つや二つぐらいあった方がドラマチックじゃん!」
「そう言う問題じゃ無いんだけど・・・私も別に良いわよ」
「私も構わないわ・・・」
「私も全然大丈夫ですわ」
「ありがとうな・・・じゃあ話すぜ。俺の事」
ネプテューヌ達の気遣いを受けた創也は自身の事を話し始めた。
「まず、単刀直入に言うと・・・俺の世界は、滅んでる」
「オオゥ・・・いきなり過ぎるカミングアウト・・・」
いきなりのカミングアウトにネプテューヌだけで無く全員がドン引きした。
「と言う事は、貴方の世界の人口はゼロという事なの・・・!」
「いや、文明維持が出来ないくらいに人口が減ってるってだけだ」
「ど、どれくらいの人類が生き残っているの?」
ノワールとブランが恐る恐る創也に人口を聞いてみると、
「確か嘗ての地球の世界人口の約40億ぐらいから・・・・約19年の戦争で俺を除いて・・・戦闘員が約49人、非戦闘員が100人、合計で約149人だったはずだ・・・」
「ほ、ほぼ全滅しているではありませんか!」
「あ・・・あり得ん・・・」
余りの人口の激減にベールだけで無くマジェコンヌですら表情が青くなっている。
「創也さん。貴方は一体何と戦っていたのですか?」
イストワールが創也の嘗ての敵について問うと、創也の顔が険しくなっていく。
「・・・奴等は、地球の外・・・宇宙の何処かの惑星からやって来た・・・異星人・・・通称「ネブレイダー」・・・そいつらに地球人は・・・絶滅危惧種にされてしまったんだよ・・・!他の生命体達も含めてな・・・」
「そ、そんな・・・」
ネプギアは口を両手で押さえて涙を堪えていた。
「俺は奴等に殺された家族の仇を討つ為に、奴等のトップが寄越して来たDNAを軍に移植して貰って、ネブレイダー共と同じ力を得た究極の生体兵器・・・「 PROJECT:BRS」の唯一の二人の成功体の一人・・・其れが俺だ・・・」
「・・・・・」
ユニは驚愕の表情を浮かべて固まっていた。
「じゃ、じゃあ・・・治療中に創也さんの身体が燃え上がった後に怪我が治ったのも・・・」
「奴等と同じ力・・・蓄積したエネルギーを消費して細胞を活性化させて再生促進を行う力で、フィジカルリペアと言う能力だ。他にも身体能力強化や肉体硬化などの能力も存在する」
「お腹の怪我が治らなかったのは・・・」
「単純なエネルギー不足だ」
コンパからの質問にも淡々と応えると次はアイエフが質問を投げかける。
「あんな大怪我の理由は・・・」
「家族の仇を取ったは良かったがエネルギーを使い切って再生も出来なかったからだな。死んだと思っていたら、気づくと異世界にいるって言うんだから流石に驚いたさ」
「・・・つまり創也さんには、もう既に帰る場所は無い・・・と言う事ですか・・・」
イストワールが創也の現状を単刀直入に述べた。
「事実を述べるとそうだな。俺が存在した時代や世界の地球に帰れる可能性は低いだろうし、帰れたとしても其れが未来とかだったら生きてる意味は無いしな。話は終わりか?
暫くは世話になるが完治したら此処を出て行く」
「え!どうして!」
創也から突然の出奔の話にネプテューヌや他のメンバーも驚愕の表情を浮かべた。
「曰く付きの俺が、皆んなにこれ以上迷惑はかけられない。日雇いの仕事でも探して余生を過ごすさ。其れでもダメならサバイバルでも悪くない。俺は一人でも生きていけるさ」
「だ、ダメよ!国の外はおにーさんの考えている以上に危ないわよ!」
「また・・・おにーさんが怪我しちゃうよ・・・!ダメ・・・!」
ロムとラムが潤んだ顔をしながら両側からしがみ付き引き留め様とするが、創也は言葉を曲げない。
「ぐっ・・・。ダメだ二人とも。皆に命を拾ってもらっただけでもありがたいさ。俺は・・・「ちょっと待った小僧」何だ?マジェコンヌだったか?何故止める」
そこに待ったを掛けたのは以外にもマジェコンヌだった。
「少し聴かせろ。お前から見て女神達はどれくらいの強さだと感じた?」
「何故それを今「いいから答えろ」分かったよ。俺の眼には奴等と同じ様に能力をオーラで見る力が有るから・・・そうだな・・・俺の通常を100%に例えて女神達は95%、候補生達は大体90%くらいか?俺の許容範囲のフルパワーが150%くらいで変身したネプテューヌ達が同じ150%くらいか」
創也はネプテューヌ達と話している最中にスカウター能力で読み取ったネプテューヌ達の力を大体の数値でマジェコンヌに話した。
「そうか・・・一人で生きていこうとするその逞しさはこの世界の住民達に見習って欲しいほどだが、其れは辞めておけ。この世界のモンスター共はお前が考えるほど甘くない」
「・・・まさか女神達が苦戦する程の奴がいるのか?」
「残念ながらそうだ。お前一人では敵わないほどの奴らがごまんと居る。見誤って死んでいった冒険者たちもな」
「・・・マジかよ」
創也はこの世界で生きて行く事の難しさをマジェコンヌの話からで十分理解出来たらしい。
「つまり、この世界で生きて行くにはネプテューヌ達の気遣いを甘んじて受ける以外には無いって事か・・・」
「私としては是非そうして欲しいです。そう言う人達を庇護する事も教会の役割でも有りますので、此処を新しい家と考えて過ごして欲しいです」
「いーすんの言う通り!私達は全然気にしないし〜行く宛が無いならいっそのこと此処にぃ、プラネテューヌに居てほしいなーなんて考えてるんだけど、どうかなぁ?」
ネプテューヌは、以外にも創也がプラネテューヌに根を下ろす事に前向きな様でプラネテューヌに止まってくれる様に頼む。
「そうだな。じゃあ・・・」
「ちょっと待ちなさいネプテューヌ!勝手に話を進めないでよ!」
「ちょっとノワール!話に割り込まないでよ!此処は主人公とヒロインが一つ屋根の下で過ごすのが当然の流れでしょ!」
「何訳わかんない事言ってるのよ!」
しかし、ノワールがそれに待ったを掛けて来た。
「・・・つまりノワールはラステイションに、自分の国に俺を招待したいってことか?」
「え、ええそうよ。ネプテューヌより高待遇で迎え入れたいわ。実力も悪くなさそうだし、ユニにとっても良い相手になれそうだし如何かしら?」
「ちょっと待ちなさい・・・彼は見た所精神的なダメージも大きいわ。静かに過ごすならルウィーが一番よ・・・。まぁ・・・二人がちょっとうるさいと思うけど・・・」
「三人で勝手に盛り上がらないでくださいませ!のどかに過ごすならアウトドアも盛んなリーンボックスが一番ですわ!
非日常の中にいた彼にはまず日常的な生活が必要ですわ」
二人だけで無くブランやベールも創也を気遣い自身の国に招待しようとしているのは本人も理解出来ていた。
しかし、
「ありがとな。こんな脛キズ持ちな俺を迎え入れてくれる四人の気遣いは凄く嬉しい。けど、今は俺を救ってくれたネプテューヌの恩に報いたい。だから今はプラネテューヌに居候させてくれ」
創也は自分の命を繋いでくれたネプテューヌやコンパ達の恩義を優先してプラネテューヌに留まる事を告げた。
「そう・・・なら、仕方ないわね」
「私も無理強いはしないわ・・・」
「残念ですわ・・・」
残念そうな三人の隣でネプテューヌはフフンとした顔で笑顔を浮かべていた。
「まぁ、もしもプラネテューヌを出る事になったら、その時は改めて迎えて欲しい。それじゃ駄目か?」
「ん?」
「ん〜分かったわ。教会の部屋を一つ開けておくわ。ネプテューヌのサボり癖に愛想が尽きたら、いつでもいらっしゃい。歓迎するわ」
「え?!」
「そう・・・分かったわ。もしもルウィーに来る時は防寒着を忘れない様にね・・・」
「ちょ!」
「解りましたわ。もしバカンスがしたいなどの時も遠慮なくご連絡くださいな」
「ちょっとー!創也ー!何で皆んなをその気にさせちゃうのさー!」
「いや・・・流石に俺の居場所くらいは好きに選ばせてくれよ・・・」
「創也さんに出ていって欲しく無いなら真面目にお仕事をして、創也の心をしっかり掴んで置かないと本当に愛想を尽かされますよネプテューヌさん!」
「ウゥッ!ぐうの音も出ませぬ・・・」
創也からの妥協案はすんなり三人に受け入れられ、一応の解決となった。「ヒロイン交代に反対!」
「それにどうやら俺は一つ貸しを作っちまってるみたいだしな・・・」
そう言う創也の視線はネプギアに向いていた。
「わ、私ですか?」
「さっきから視線を逸らしたりして気になったんだが俺、
ネプギアに何かしちまったのか?」
そう言う創也に対してネプギアは慌てて取り繕う。
「な、何でもありませんよ?!」
「本当か?そういや俺ってどうやってこの世界にたどり着いたんだ?」
「本当に何でもありませんよ!別に、空から炎を纏って降って来た創也さんがプラネタワーの展望台エリアを突き破って私の物置の物を全部駄目にしちゃったなんて全く思っていませんよ・・・アッ」
「・・・・・・・」
「あっちゃーそれ全部言っちゃってるよネプギア」
ネプギアからの衝撃発言を聞いた創也は、豆鉄砲を食らった鳩の様な顔をしたまま固まってしまった。幾ら何でも、作ってしまった貸しが大きすぎたのだ。
「そ、そうだったのか・・・其れは・・・何というか、本当に申し訳ねぇ・・・」
「い、いえ!創也さんは悪くありませんよ!その・・・運が悪かったとしか言えない状況でしたし・・・私そんなに気にしてませんよ。パーツは集め直せばいい話ですし」
ネプギアは事故と言う事で気にしていないと言うが、創也からしたら自身の申し訳無さの方が勝っていた。
「いや、謝らさせてくれ。このままなぁなぁにしてしまったら、ネプギアに申し訳がたたねぇ。せめて何か借りを返させてくれ」
「・・・本当にいいんですか?」
「ああ、出来る限りの事には協力したい。どうだ?」
「じゃあ!動けるようになったらで構いませんのでお姉ちゃんと一緒に新しいパーツ探しとか色々付き合って下さい!それでおあいこさまと言う事にしましょう」
「分かった。それぐらいならお安い御用様だ」
「約束ですからね!」「ああ、約束だ」
ネプギアは創也との約束に表情を明るくすると、イストワールが話を切り出した。
「では、創也さんは暫くの間はプラネテューヌ預かりと言う事で宜しいですね?」
「そうね」
「今回は・・・」
「本人がそういうならば仕方がありませんわ」
「じゃあ、創也!改めて宜しく!」
「ああ、皆んな。此方こそ宜しく頼む」
「あ、そうだ。最後に主人公兼ヒロインとしてしっかり決めないとね!」
「ん?何をだ?ネプテューヌ」
ネプテューヌが閉まっていた窓とカーテンを思いっきり開くと、そこには創也が見た事の無いハイテクビルが並び立ち久しく見た青空が広がっていた。
「そして!ゲイムギョウ界へ!!」
創也の眼には太陽に照らされビルと青空を背景にしたネプテューヌの姿は変身もしていないと言うのに両手を広げたその姿は正に女神の様だった。
アホの様な暑さで色々なやる気が削がれて行く・・・・