絶望しかない世界で、それでも生きてる 作:タツオ・クローニン
今日から、山の西側を旅する。
戦争の跡地だ。まあどう考えてもAIが悪い。
歌を歌った。もうバレようがバレ無かろうが知ったことじゃない。
前世で流行ってた曲、アニソン、演歌、R&B好きに歌った。
歌いながら前世を思い出し、先に進んだ。空に煙が上がり、どうも戦闘区域が近いようだ。1つ案を思い至った。死体泥棒しようか。腕も銃も全て旧式、これでは長旅には、耐えれないだろう。
ここで武器や肉体を調達すれば、ずっと旅しやすくなるだろう。
そう考えたが、果たしてどうするか、距離を取り、隙を伺うしか無い。
何故なら、まあ単純に、正面戦闘だと十中八九負けるからだ。勝てない戦闘は避けるしか無い。最低限の装備でも無ければまず勝てない。今回はそれを集めるための時間にしよう、そう思い至った。
とは言っても単純じゃ無い。死体集めも大変だ。
まず敵がいる。ほぼ全てが必ず死んでるか確認する。生きてたらそれだけで攻撃を受けるリスクが存在してしまう。兵士は消耗品だがくだらないことで消耗する訳には行かない。だから必ず死亡確認をする。
だから、死体捨て場を探す。そこでなるべく1対1以下で旧式もしくは状態のいい装備を集める。
もしくは、敢えて、激戦区に赴き、死体確認どころじゃ無いやつから奪い取る。
後者を選んだ。理由は複数あるが、一番大きいのは、結局死体漁りじゃ、状況が激変しないからだ。今の杖を使わなきゃまともに歩けない状況も、戦闘以前の状態も、変える為にはリスクを取るしかない。
結局最新の装備は前線にしか行かない。後衛に行ってもあるのは剥ぎ取られた後のジャンク品くらいだ。
前線に向かう。まあ音が大きい方に行けば前線だろう。激戦区であればあるほどいい。こっちは横から死体を奪うだけだ。
戦いが起こっている、一般兵と鎧兵が両軍、縦横無尽に戦場を駆け巡っていた。
ここまで来たら簡単だ。ハグれて1体になったやつを狩っていけばいい。気配を殺す。 近いてくる敵は現状居ない。周辺を警戒する。
前方に敵3人を発見、更に奥に、2人組の別集団を発見した。このまま集団同士をぶつけて数が減った所を狙い撃ちだ。
交戦が始まった。まあ単純に弾の撃ち合いだ。数の多い方が有利。お互い1人ずつ死んで、残り2対1になった。このタイミングで2人の方を狙う。命中頭に直撃した。これで1対1第三者がいることがバレたが、いい。2対1になるよりはましだ。乱戦の方が生き残る確率は高い。
1人死に俺とのタイマンになった。まあやる事は単純だ。向こうはこっちの位置を補足出来ていない。このタイミングで脳天に当てれば勝ち。
脳天にまあ当てた。
これで勝ち。報酬に一般兵の装備一式と義手義足をもらっていく。
装備を変えたが、まあいい感じだ。杖なくても歩けるし、走ることも出来るだろう。さっさと、この危険な戦闘区域からは、おさらばだ。
そう思い、装備を装着し、西の方に脱出した。
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