一夏が変身する複数のライダーはサブライダーとダークライダーの二種類です。
中にはバトライド・ウォー本編には登場しないライダーが出てきます。
日本 時刻は深夜 篠ノ之神社
境内に突如、黒い穴が開き、そこからバイクに跨った一人の少年と一匹の蝙蝠と黒いカブトムシが出てきた。
「まさか、ここに出るとはな・・・・」
少年はバイクから降り、周囲を見渡す。
少年の格好は黒に赤いラインが入ったジャケットとパンツ姿だ。
「ふむ、ここがお前が話していた篠ノ之神社か・・・・中々趣のある所だな」
蝙蝠は神社を見ながら良い所だと言う。
蝙蝠は紅と黒を基調とした顔とボディに黒の翼、金色の目をしている。
「・・・・・(コクコク)」
蝙蝠の横で『そうだね』とばかりに黒いカブトムシは頷いている。
「帰ってきたんだな・・・俺は」
「一夏よ、お前は姉達の所まで戻らなければ帰ってきたとは言えないのでは」
「わかってるよ、Ⅱ世」
少年『織斑一夏』と蝙蝠『キバットバットⅡ世』はそんなやり取りをする。
「それじゃあ、行くとしますか」
一夏はバイクに跨ろうとした時、
「ん?一夏、あそこから火が出ていないか?」
Ⅱ世に言われ、一夏は振り向くと、住宅街の一画から火の手が上がっている。
「あの場所は・・・まさか!?」
「心当たりでも?」
「俺の家のある所だ・・・・」
「となると、急いで行ったほうが良さそうだな」
「ああ!」
一夏はバイク『ダークエクステンダー』に跨りエンジンを掛ける。
「一夏、私とダークカブトゼクターは先に行って様子を見てくる。後から来てくれ」
「頼む!」
キバットⅡ世とダークカブトゼクターは先に向かい、一夏はダークエクステンダーを走らせ自宅へ向かった。
今私とマドカそして束は、燃える自宅を背景に謎の集団に囲まれていた。
「貴様らは一体誰だ!何が目的だ!!」
私が問いかけるも連中は何も答えない。
「無駄だ。そいつらには何を言っても答えんよ」
集団の中から一人の男が前に出てきた。
「お前は・・・・!」
私はその顔に見覚えがあった。
「姉さん・・・あの男は」
マドカもどうやら気付いたようだ。
「久しぶりだな。・・・・・織斑千冬、織斑マドカ」
その顔は忘れもしない。あの時、私達に"弟を諦めろ"と言ってきた政府の高官の男だった。
約一年前の第二回モンド・グロッソ決勝戦、ドイツ軍から一夏が誘拐されたと連絡を受けた私とマドカは直ぐに一夏を探そうと会場を出ようとした。だが、私達の行く手を阻んだのがこの高官だった。そして高官は私達に一夏を諦めろと言い出した。
私は何故だ!と叫んだ。
すると奴はこう言った。
「千冬さん、あなたが二連覇すれば、日本はIS関連において他国に対して有利な立場になる事が出来る!だから弟は諦めて試合に出てくれ!」
「「ふざけるな!たかがそんな事の為に一夏を諦めろだと・・・・・ふざけるな!!!」」
私とマドカは高官を殴り倒して一夏が監禁されている倉庫に向かった。
そして目的の倉庫に着き、そこに居た誘拐犯達を全員叩きのめして倉庫の中に入った。入って直ぐに縄で縛られている一夏を見つけて近づき手を伸ばそうとした。
とその時、突如何も無い空間に大きな穴が一夏の上に現れて一夏を吸い込もうとする。
私達は急いで一夏へ手を伸ばしたが、手は虚しく空を切り一夏は穴に吸い込まれ、そして穴は消えた。
私達は束と共に周辺を探したが結局一夏の痕跡すら見つけることが出来なかった。
その後、一夏の捜索が打ち切られ、死亡認定が下された。
私達はそれを聞いて人目を憚らずに泣き崩れた。
あの時の事は今でも忘れない・・・・
「これは政府の差し金か!」
「いや、俺はあの一件で仕事をクビにされた。貴様が決勝戦に出てれば俺の地位は安泰だったのに!!」
「ふざけんなよお前!お前がちーちゃん達の邪魔しなければいっくん助けられたんだ!!」
束は男を睨みつける。
「ほう、篠ノ之束か。貴様がいるとは好都合だ」
「・・・どう言う事よ、それ」
マドカが問いただす。
「復讐だ。俺の人生を台無しにした織斑姉妹とISを作った篠ノ之束になぁ!!」
すると男以外の連中は緑色の蛹を彷彿とさせる化け物に変わった。
「行け!!ワーム共!!」
男の命令で緑の化け物共が私達を襲いかかろうとしてきた。
その時、化け物共に向かって"何か"がぶつかり、化け物共を弾き飛ばした。
「・・・一体何が?」
「姉さん、あれ」
マドカが指差した所に居たのは、"赤い蝙蝠"と"黒い鉄のカブトムシ"が私達を守るようにして化け物達と対峙していた。
ブオオオォォォォンンンン・・・・
するとこちらに一台の黒いバイクがやってきた。
バイクは化け物達に突っ込んでいき、跳ね飛ばしながら私達の前で止まる。
「千冬姉!マドカ姉!束さん!無事か!!」
バイクから降りてきたのは
「一・・・夏?」
「一夏・・・なの?」
「いっくん・・・?」
私達がずっと探していた一夏だった。
一夏は千冬達の無事を確認すると、男とワームの集団に振り向き対峙する。
「誰だ貴様は!!」
「俺か・・・・通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておきな」
男の問いに対して一夏は"門矢 士"のセリフを引用してそう答えた。
「ふざけたヤツだ!貴様もそこにいる女共と一緒に食い殺してやる!!」
そう言うと男はポケットから一本のUSBメモリのような物を取り出しスイッチを押す。
『T-REX』
とメモリから電子音が鳴る。
「"ガイアメモリ"だと・・・・どうしてそれを!」
一夏の問いを無視して男はガイアメモリを左肩にに突き刺す。すると男の姿が巨大な顎を持つ恐竜を模したドーパント『ティーレックス・ドーパント』へと変貌する。
「い、いっくん・・・・あれは一体なんなの?」
震えた声で束は一夏に聞く。
「あれはドーパントって言う怪人だよ。束さん」
「余所見してる余裕あるのか!!」
ティーレックス・ドーパントは一夏に襲い掛かる。
ティーレックス・ドーパントはその巨大な顎をもって噛み付こうとするも一夏はそれを避け、がら空きになった胴体に蹴りを二三発食らわし、直後に連続でパンチからの回し蹴りで蹴り飛ばす。蹴り飛ばされたティーレックス・ドーパントはすぐに体勢を立て直し、ダメージなどないという素振りを見せる。するとワーム達がティーレックス・ドーパントの前に集まる。
「まったく!戻ってきて早々にこの事態かよ!」
そう悪態をつく一夏にキバットⅡ世が近づく。
「一夏。今回は何で戦う?」
「"エターナル"でやる!Ⅱ世とダークゼクターは千冬姉達を守ってくれ!」
「わかった!」
千冬達をⅡ世達に任せると、一夏は懐からロストドライバーを取り出して腰に装着させる。
そしてジャケットの内ポケットから『E』と書かれた白いガイアメモリを取り出しスイッチを押す。
『ETERNAL』
「ガイアメモリだと・・・貴様もドーパントに!」
「違うな、さっきも言ったはずだ。俺は・・・・・"仮面ライダー"だ!」
一夏はロストドライバーのメモリスロットに"エターナルメモリ"を装填し、
「変身」
斜めに倒す。
『ETERNAL』
倒したと同時に一夏は青白い稲妻と白い粒子に包み込まれて行き一夏の姿が変わる。
純白のボディに頭部にはEを横倒しにした角を持ち、黄色の複眼、両腕と両足にブルーフレアの装飾が施され、右腕、左脚の太腿、胸部、背中に計25のマキシマムスロットを付けたコンバットベルトが装着され、そしてあらゆる攻撃を無効化する漆黒のマント『エターナルローブ』を纏い、右手には専用武器であるナイフ『エターナルエッジ』を握る。
その姿は、とある世界にある都市"風都"を地獄に変えようとした不死身の男が変身した姿。
人々から『永遠の悪魔』と恐れられ、鳥篭の世界で敵として何度も立ちはだかった一人の仮面ライダー。
"仮面ライダーエターナル"に一夏は変身した。
「さあ・・・踊るぞ。死神のパーティタイムだ!」
エターナルはエターナルエッジを構え、ティーレックス・ドーパントとワームの集団に向かっていった。
如何だったでしょうか?
因みに一夏が着ているのは『NEVER』の戦闘服になります。
次回はエターナル無双と千冬達への事情説明を書く予定です。
あと、活動報告でこの作品のアンケートを実施していますので、皆様のご協力をお願いいたします。
感想と誤字報告又はアドバイスがありましたらお願いします。(ただし、批判するだけは止めて下さい)
これで決まりだ!