久しぶりなので所々おかしい部分があるかと思います。
毎度の事ながら出来がいいか不安です。
一夏達は研究所から脱出して、無事千冬達と合流した後IS学園に戻った。、
その後、事情を知る学園長とともにスコールとオータムの処遇について話し合われた。
話し合いの結果、スコールとオータムがかつて所属していた組織"亡国機業"の情報提供と学園の教員となることで匿うこととなった。
たがいくら匿うとはいえ、テロ組織に属していた二人。そこで二人の監視のために刀奈と虚が付くのだが、ここでスコールが一夏と一緒に住む事を条件に出してきた。
これに千冬達が噛み付き、激しい言い争いとなる。このままだと話がまったく進まないため、一夏と学園長の二人だけで話合いが進み、全員で一緒に住むという事で決着がつき、住む場所は更識家が所有する空き家が提供されることとなり奇妙な共同生活が始まることとなる。
その後、色々とありながら一年が経って、一夏が中学二年で二月の某日。
"始まりはいつも突然"にと言うように
その日を境に一夏の日常が再び変わってゆくのである。
織斑宅 台所
トントントントン・・・・
包丁が小気味よいリズムで食材を切る音が響く。
現在、台所でエプロン姿の一夏は朝食の支度をしてる。一切の無駄がなく洗練された手際の良さで、次々と料理が出来上がってゆく様は圧巻の一言に尽きる。
元から一夏の料理の腕は高かったが、"野菜好きのコック"と"天の道を往く男"らに教わったことによりその腕は格段に上がり、そこらへんのシェフなど裸足で逃げ出すほどである。
「・・・・よし、これで出来上がりだ」
一夏は朝食を完成させるとリビングにあるテーブルの上に置く。
すると、朝食が出来たのを見計らったようにリビングに複数の足音が近づく。
「おはよう、一夏」
「おはよ~、一夏」
「いっくん、おはよ♪」
「おはよー、一夏君!」
「一夏さん、おはようございます」
「モーニング、一夏」
「おう一夏、おはようさん」
リビングのドアが開けられると、千冬達が入ってくる。
「おはようみんな。もう出来てるよ」
一夏もみんなに挨拶を返し、朝食が出来たことを告げる。それを聞いて千冬達はテーブルに行き各々の席に着く。
「「「「「「「いただきまーす」」」」」」」
「召し上がれ」
一夏の言葉を聞くと、千冬達は満面の笑みを浮かべながら朝食を楽しんだ。
朝食が終わって少し経ち・・・
「じゃあ行って来る。留守番よろしく」
「ああ、気をつけて行って来い」
一夏達はⅡ世とダークカブトゼクターに見送られ家を出る。
「ああ。じゃあ束さん、刀奈さん、またあとで」
「うん。またあとでねいっくん♪」
「ええ。一夏君もね」
家を出てすぐに、束・刀奈・虚・スーコル・オータムは別の用で一夏と千冬・マドカと別れる。そして一夏と千冬・マドカはIS学園へと向かった。
なぜ一夏がIS学園に行くかと言うと、それは一ヶ月ほど前に遡る。
事の発端は、一夏が通っている学校の社会科見学でIS企業の倉持技研に行ったことから始まる。
・・・・説明すると長くなるので簡潔に言えば、見学の最中に展示してあったIS"打鉄"に一夏が誤って触れてしまい起動させてしまったのである。それから政府とIS委員会らが色々と話し合いを行い、IS学園に入学することで一応の決着がついた。
そして今日はIS適正を測るための試験を行うために学園に向かったのである。
IS学園 第三アリーナ前
「一夏、ここで試験をする」
「ここって・・・第三アリーナじゃん。ここで?」
「そうよ。それと試験官がもういるわ」
一夏と千冬・マドカがアリーナのピットに入るとそこにいたのは・・・・
「あっ、お待ちしてました」
ISスーツ姿の"山田真耶"がいた。
「えっ・・・・真耶さんが試験官なんですか?」
「そうですよ一夏くん。よろしくお願いしますね」
真耶は一夏に向かってにっこりと微笑む。
「さて一夏、今回の試験は真耶との模擬戦だ。さっそくだが、そこにある打鉄に乗ってくれ」
「了解」
一夏は用意された打鉄に搭乗し、ラファール・リヴァイブに搭乗した真耶と共にピットを出る。
「それじゃあ、所定の位置に付いて下さいね」
真耶に促されて一夏は指示された位置に付き、真耶と対峙する。
『二人とも、準備はいい?』
「こちらは問題ありません」
「俺もだ。いつでもどうぞ」
『よし・・・・では始め!』
千冬の合図と同時に二人は武器を展開し、模擬戦が開始された。
二十分後・・・・
「模擬戦の結果だが、一夏の勝ちだな」
模擬戦が終わってピットに戻った一夏と真耶は、千冬から改めて結果を聞かされる。
序盤は一夏がISにまだ慣れていないことから真耶が押していが、時間が経つにつれて一夏が徐々に押し始め、終盤になって形勢が逆転しそのまま一夏の勝利で終わった。
「一夏くん強いですね~。ISを動かして数回目とは思えません」
「まあ、鍛えてますからね」
ISでの戦闘経験のない一夏が真耶に勝つことが出来たのは、今までしてきた鍛錬と仮面ライダーとして戦ってきた経験がうまく噛み合ったからだ。
「一夏、これで試験は終わりだ。私達はデータを整理してからここを出る。悪いがアリーナの入り口で待っててくれ」
「すぐに済むから、寄り道しちゃダメよ一夏」
「うん、じゃあまたあとで」
そう言って一夏は管制室を出た。
アリーナの通路を歩きながら一夏は・・・
「(一ヵ月後にはここに入学か。うまくやっていけんのか・・・・俺)」
とまあ、そんな事を考えながらアリーナの外に出ようとしたその時、
「ああ、そこの君。ちょっと待ってくれる?」
呼び止める声がしたので一夏は声がしたほうを振り向くと一人の教員が立っていた。
「何か用でも?」
「ええ、申し訳ないけどアリーナに戻ってもらえるかしら?計測し忘れた項目があるのよ」
「項目?・・・・・千冬姉達はそんなこt「いいから一緒に来て!」・・・?」
この急かすような物言いに一夏は怪しいと感じた。
「(なんか怪しいな・・・・確かめてみるか)」
そう考えた一夏は、この教員と共にアリーナに戻った。
一夏がアリーナ内に入ると、中央にラファール・リヴァイブを纏った三人の教員たちがいた。すると、一夏が出てきたアリーナのゲートが閉まった。
「これは・・・どういう事ですか?」
「どうもこうもないわ。汚らわしい男がISを扱えるなんて我慢ならないのよ!」
他の二人も"そうだ"とばかりに頷く。
この三人は、学園では有名な女尊男卑主義者で大半の生徒と教員からは煙たがられている輩である。
「それで、俺をどうするつもりで?」
「ここであなたには消えてもらうわ!」
そう言って、一夏にマシンガンを向ける。
「アンタら・・・・平気で人に銃を向けるのか!」
「ふん、男に銃を向けてもなんら問題なんてない!」
「大丈夫。織斑先生達には、あなたが私達を襲い"やむ得ず射殺した"って伝えておくわ」
そう言って教員達は笑い出す。おそらく、射殺された一夏を見て千冬達が絶望する顔を想像しているのだろう。
「(こいつら、そんなことしたって千冬姉達を騙す事なんてできないことわかってんのか・・・・・千冬姉達の手を煩わせたくないしな、ここは・・・・俺一人で片付けるか)」
一夏はポケットから携帯電話型マルチデバイス"カイザフォン"を取り出す。
「あら、織斑先生に電話でも掛けるの?でも無駄よ。このアリーナでは携帯は通じないわ」
そんな一夏を見て教員達は嘲笑う。けど一夏は無視して"9・1・3"とコードを入力する。
『Standing by』
「変身!」
一夏はいつのまにか腰に着けた"カイザドライバー"にカイザフォンをセットする。
『Complete』
電子音声が鳴るとカイザドライバーから黄色い光の線が一夏を包み込んだ瞬間、光が一瞬輝くと一夏の姿は変わった。
黒のボディーに腕と足に黄色の二本線"ダブルストリーム"が通り、ギリシャ文字でΧ(カイ)を模した紫色の人工複眼"エックスファインダー"を持つ鋼鉄の戦士。
"仮面ライダーカイザ"へと変身した。
「姿が変わった!?」
「IS・・・なのか?」
「うろたえるな!いくら姿が変わっても相手は一人だ。包囲して叩くぞ!」
教員達は一夏が変身したことに多少戸惑うもすぐに気を取り直し、武器を構えてカイザを包囲する。
それを見て、カイザは右腰に携行している銃剣一体型マルチウェポン"カイザブレイガン"を取り、カイザフォンにセットされている"ミッションメモリー"を抜き取ってカイザブレイガンに差し込む。
『Ready』
電子音声が鳴るとカイザブレイガンのグリップ下部からフォトンブレードが生成される。そしてカイザブレイガンを構えるとカイザは教員達に向かって行った。
待ち合わせした場所に一夏がいない事を心配した千冬とマドカは探しに向かった。すると、先程一夏をアリーナに呼び戻した教員が二人の前に現れて事の事情を話した。
話によると、彼女はあの三人に脅されて一夏をアリーナに呼び戻すように言われてアリーナに連れて行ったのだと。千冬達の脳裏にかつてモンド・グロッソで誘拐された時の一夏の姿が浮ぶ。千冬達は急いでアリーナに向かった。アリーナのゲート前に着いた千冬とマドカはゲートを開けようとするがロックが掛けられているため開かなため、二人はゲートを蹴り破って中に入った。そして千冬達がアリーナ内に入って目に映ったのは、カイザに一方的に叩きのめされている教員たちの姿だった。
「う、嘘だ!?こんなこと・・・有り得ない!?」
最後に残った教員は今の状況が信じられなかった。
いくら姿が変わったとはいえたった一人。数で勝り、さらにISで武装しているのだから自分達の勝つのが当前だと思っていた。
しかし現状は逆に自分達が一方的に叩きのめされ、彼女以外は戦闘不能に陥っている。自身もカイザの攻撃でスラスターが破損してうまく飛ぶことが出来ない状態にある。
カイザは一気に勝負をかけるために駆け出して教員との距離を詰める。教員は近づけさせまいとマシンガンを撃つが、カイザはジグザクに動いて銃撃をかわしながら近づき、カイザブレイガンを振るいマシンガンを真っ二つにした。と同時に胴体に蹴りを入れ、その反動で後ろに跳び距離を取る。着地と同時にカイザは、カイザブレイガンから左腰に携行しているマルチデジタルカメラ"カイザショット"に持ち替えてミッションメモリーを差し込む。
『Ready』
カイザショットをナックルモードにしたのち、教員に向かって再び駆け出す。
「く、来るなぁぁぁ!!??」
迫ってくるカイザに恐怖してか闇雲にブレードを振るう。カイザは冷静に太刀筋を見切ってかわすと、教員の懐に入ったと同時にカイザフォンのENTERボタンを押す。
『Exceed Charge』
カイザドライバーからフォトンブラットが流れ、右腕のダブルストリームを通じてカイザショットに注入される。
「はあっ!」
がら空きになった懐に必殺パンチ『グランインパクト』を叩き込む。
「きゃああああぁぁぁぁ!!!」
グランインパクトの衝撃で吹き飛ばされた教員は、そのまま壁に叩きつけられ気絶した。
「終わったか・・・」
そう言ってカイザは、カイザフォンを外して変身を解く。
「一夏!無事か!」
変身をといたと同時に後ろから千冬達が駆け寄ってきた。
「ああ、この通り無事だよ」
それを聞いて千冬達は安堵する。
「ねえ一夏、あの三人は気を失っているだけの?」
マドカは気絶している教員達を指差して一夏に尋ねる。
「ああ、もし本気で相手したなら今頃死んでいるよ」
「たしかにそうだな・・・・それで一夏、どうしてこういう事になったんだ?」
千冬に聞かれたので一夏は二人に事情を説明する。話が進むにつれ、だんだん千冬とマドカの表情が怒りに染まってゆく。
「・・・・一夏、先に帰ってくれ。私はあの三人を処k・・・じゃない"制裁"しなければいけないからな」
「姉さん、私も手伝うわ。・・・・一夏を襲ったことを後悔させてやるわ。フフフフ・・・」
・・・・二人から怒りのオーラが見える。
「わ、わかった。じゃあなにか美味いもの作って待ってるから・・・・」
「期待しているぞ。では行くぞマドカ」
「ええ。一夏、あとでね♪」
一夏に別れを告げ、千冬とマドカは倒れている教員達の首根っこを掴んで引き摺りながらアリーナをあとにした。
「・・・・気合入れて作らねぇとな。とりあえず買出しだな」
一夏も夕飯に使う材料を何にするか考えながらアリーナを出た。
あの後、三人は拘束され事情聴取された後に千冬とマドカによる"制裁"を受け地獄を見ることとなる。その後、学園をクビになったと一夏は聞かされた。
それから一ヵ月が経って四月、一夏は刀奈・虚と共にIS学園の入学式に出た。
如何だったでしょうか?
次回からIS学園に舞台を移します。
それと前に行ったアンケートの結果により、一夏は14歳で入学することとなるので、原作ラバーズ五人の出番はありません。
こんなスローペースの作品ですが、今後ともよろしくお願いいたします。
感想又は誤字報告ありましたらお願いします。(だたし、批判するだけは止めて下さい)
青春スイッチ、オン!