IS×仮面ライダーバトライド・ウォー (仮)   作:伊丹

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皆様お久しぶりです。


話の構成に大分苦戦して時間が掛かりましたが、最新話投稿します。





RIDE:6 ダリルVS一夏

時間は再び飛ばして放課後、第三アリーナ Aピット

 

 

 

今アリーナの観客席には、一夏とダリルの勝負を一目見ようと一年一組の生徒全員と話を聞きつけ他の生徒達生徒達で賑わっている。

 

そしてこのAピットには一夏、千冬、マドカ、束、刀奈、虚がいる。本当ならスコールとオータムもこの場にいるはずだったのだが、急ぎの仕事が入ったため不在である。

 

「結構人が集まってますね」

 

「それだけ注目度が高いということだ」

 

モニターを見た虚と千冬はそう言う。

 

「先輩もやる気満々って感じね」

 

刀奈が別のモニターに目をやると、フィールドではダリルが自身の専用機"ヘル・ハウンドVer2.5"を展開して待機している姿が映っている。

 

「ケイシーさんは代表候補で専用機持ち。本来なら一夏も専用機で当たるはずだったんだけど・・・」

 

「ごめんねいっくん。本当は専用機を用意するはずだったんだけど、政府と委員会のゴミどもがあんな鉄屑を送ってくるなんて」

 

束はそう言って一夏に謝る。

 

なぜ束が謝ったかと言うと、それはピットの隅に乱雑に置かれているISが原因である。

 

本当なら、一夏にはデーター収集を目的として束が専用機を用意するはずだったのだが、IS委員会と政府の間で話がもつれ、結果としてIS委員会側で一夏の専用機を開発することになり今日搬入されたのだが、束が念のためチェックしたところ余りにも欠陥多く性能も第二世代ISにも劣ることが判明したのである。

 

束としてはこんなガラクタに一夏を乗せるわけもなく、ピットの隅に放置しているのである。

 

「どうする一夏?訓練機を用意するが」

 

「いや、いいよ。これで戦うよ」

 

そう言って、一夏は千冬にある物を見せる。

 

「ソレで行くのか?」

 

「ああ。まだ使い慣れない訓練機よりもこっちのほうが動けるからね」

 

「一夏、ケイシーさんが待ちくたびれているからそろそろ・・・・」

 

「わかったよマドカ姉。さて・・・・行くとしますか」

 

そう言って一夏はピットの外に向かって歩き出す。

 

「一夏君、頑張ってね!」

 

「頑張って来い、一夏」

 

「ああ、行って来る」

 

刀奈と千冬に返事を返した一夏はピットを出た。

 

 

 

「おっ、来たな・・・って、お前ISは?」

 

ダリルは生身で出て来た一夏に驚く。

 

「ちょっと待って下さい。今準備します」

 

そう言うと一夏は手にしているラウズカード『チェンジマンティス』を前に突き出す。すると、それに呼応するかのように一夏の腰にカリスラウザーが装着される。

 

 

「変身!」

 

 

『CHANGE』

 

 

カリスラウザーにカードを通した瞬間、一夏は仮面ライダーカリスへと変身する。

 

「この前と違うIS!?お前、他にも持ってんのかよ!」

 

「さぁ、どうでしょうね」

 

「だったら、勝って聞くまでだ!」

 

ダリルは両手にショートブレードを展開し構える。そしてカリスもカリスアローを手にし構える。

 

 

『それでは両者・・・・・始め!』

 

 

千冬の合図と共に、ダリルはイグニッションブーストでカリスはダッシュして間合いを一気に詰め、互いの得物をぶつけ鍔迫り合いとなる。

 

「初撃を受け止めるか、やるじゃないか織斑!」

 

「先輩こそ!」

 

ほんの数秒拮抗していると、ダリルは左手のブレードを逆手に持ち替え、さらに両脚部にブレードを展開し猛攻に出る。

 

縦、横、斜めから繰り出される鋭い斬撃をカリスはアクロバットな動きでかわし、カリスアローで斬撃を捌く。そしてダリルがブレードを振り抜いた隙を突き、フォースアローを超至近距離で撃つ。ダリルは咄嗟にバーニアを吹かして強引に体をずらし直撃を避けるも衝撃で軽く吹き飛ばされる。

 

「私の攻撃をすべてかわしての零距離射撃とは・・・・良いぜ、燃えてきた!!」

 

そう言うとダリルは上空へ飛ぶ。

 

するとカリスラウザーをカリスアローにセットして、一枚のカードを手にしてラウザーに通す。

 

 

『FLOT』

 

 

ハート4の効果『ドラゴンフロートフライ』を発動させ宙に浮き、ダリルを追う。

 

「追ってきたか、なら!」

 

ダリルは左手のブレードを収納するとショットガンを展開し、カリスに向けて撃つ。

 

カリスは銃撃をかわしながらフォースアローを放ち応戦する。そしてしばらく撃ち合いをしているうちにフォースアローの一撃がダリルのショットガンを撃ち抜き破壊する。

 

「まだまだ!!」

 

ダリルは壊されたショットガンを放り投げ、代わりにIS用コンバットナイフを展開し、カリスに接近する。

 

カリスはフォースアローを連射して牽制するが、ダリルはフォースアローの直撃をかわしながらカリスとの距離を縮める。カリスは自分の間合いに入ってくるダリルに向けてカリスアローを振るうが、ダリルはタイミングを見計ってかわすと左手のナイフをカリスに向けて投擲する。カリスは投擲されたナイフを弾くが、そのせいで体勢を大きく崩してしまった。

 

「もらった!!」

 

ダリルは、好機とばかりにイグニッションブーストで急上昇しカリスの上を取り、ブレードを振り上げる。

 

 

『CHOP』

 

『TORNADO』

 

 

だが、ダリルがブレードを振り上げたと同時にカリスが二枚のカードをカリスラウザーに通す。

 

 

『SPINNING WAVE』

 

 

カードコンボが発動するとカリスの体に風が集まり、それが右手に集中する。

 

ダリルはそれを見ての"マズイ"と直感し、強引にイグニッションブーストで一気にカリスへと急降下し渾身の一撃を振るう。カリスはその一撃を寸の所で避け、ブレードを振り抜いた際に空いた懐に風を纏った手刀が振り抜いた。

 

「うわああぁぁぁ!!!」

 

手刀一閃をまともに受け、ヘル・ハウンドのシールド残量が一気に0になる。そしてそのまま地面に落下し、ヘル・ハウンドが強制解除された。

 

 

『試合終了。勝者――――織斑一夏』

 

 

アナウンスで一夏の勝利が告げられると、観客席から歓声が沸き上がる。

 

その声援に答える間もなく、カリスは地面に降りると真っ先にダリルの元に駆け寄る。

 

「先輩、大丈夫ですか!」

 

「ああ、この通り大丈夫だ。しっかし、まさかあの攻撃をかわしてカウンターを極めて来るとはま・・・・お前、狙ってたのか?」

 

「いや~さすがにナイフを投げてくるとは予想外でしたた。対処が遅れたら俺がやられてましたよ」

 

「そっか。それにしたって私の完敗だ。まったく、とんでもない新入生が来たもんだ」

 

「俺はそんな大したもんじゃないですよ。先輩」

 

そう言うと、カリスはダリルに向けて右手を出す。ダリルはカリスの手を取り立ち上げる。

 

「じゃあ、そろそろ戻りましょうか」

 

「ああ、そうだな」

 

カリスは自分が出てきたピットに戻ろうとするが、ダリルはISを展開していないのに気付く。

 

「先輩?どうしました?」

 

「どうもさっきのダメージが響いてヘル・ハウンドが動きそうにないんだ。先に行ってかまわないぞ」

 

とは言われても、彼女を残して先の戻るのは一夏としては心苦しい。そこで一夏はある行動に出る。

 

「ちょっと失礼しますね。先輩」

 

「えっ?・・・ってうわぁ!?/////」

 

カリスは一度しゃがんでダリルを抱きかかえるようにして持ち上がる。いわゆるお姫様だっこである。

 

『『『『あああああああああっ!?!?!?』』』』

 

観客席から女子達の悲鳴に似た声が上がるが、気にしない。

 

「お、おい!?織斑!?恥ずかしいから降ろせー!!////」

 

お姫様だっこされているダリルは顔を真っ赤にしながらジタバタと暴れる。

 

「先輩、大人しくしないと舌噛ますよ」

 

そう言うと、カリスはダリルを抱っこしたままBピットに向った。

 

その後、Bピットにダリルを無事送った一夏は変身を解いてAピットに戻ると、千冬達からお褒めの言葉とダリルをお姫様抱っこした事を問い詰められた。

 

余談ではあるが、さらにこの後に薫子が一夏にインタビューしようと追いかけ回したとか・・・・

 

 

 

それから少し時間が経って夕方。なんとか薫子を振り切った一夏は学園の正門に向かって歩いていると・・・

 

「おーい、一夏!」

 

一夏が振り向くと、オータムが駆け寄ってくる。

 

「オータムね・・・・オータム先生、どうかしたんですか?」

 

「おいおい、今は放課後だぜ。それにここにはあたしらしかいないから普段どおりしてくれよ」

 

「・・・分かったよ。オータム姉。それで、何か用があったんじゃなかったっけ?」」

 

「ああそうだった。お前にこれを渡すんだった」

 

そう言うとオータムは一夏に一本の鍵を手渡した。

 

「この鍵は?」

 

「お前の部屋の鍵だ」

 

「へっ?ちょっと待って、確か一週間は自宅通学のはずだろ?」

 

「それがよぉ、政府のオヤジどもがお前をすぐに寮に入れろってぬかしてきやがってよ、急遽決まったんだ」

 

「マジかよ・・・」

 

それを聞いた一夏は、右手で額を抑える。

 

「・・・・それで、一人部屋だよな?」

 

「いや、急だから部屋の調整が出来なくってなさ、相部屋になった」

 

「・・・・嘘だろ」

 

「心配すんな。同居人は・・・・行ってからのお楽しみだ」

 

「・・・逆に不安だ」

 

「まあそう言うなよ。荷物は千冬が用意して部屋に運んであるから、そのまま部屋に向かってくれ」

 

「わかった。オータム姉、サンキュー」

 

「おう。じゃあ、"また後"でな」

 

そう言ってオータムは立ち去った。

 

「ん?また後で?」

 

オータムが最後に行った言葉に妙に引っ掛かるも一夏は寮へと向かった。

 

 

 

 

 

「『1025』室ってここか・・・」

 

一夏は鍵に書かれた番号の部屋の前に立っている。そして一呼吸置いてドアをノックする。しかし、ノックしても反応がない。

 

「(・・・?まだ部屋に来てないのか?)」

 

そう考えた一夏は、鍵を差込みドアを開けると、

 

「お帰りなさい。ご飯にします?お風呂にします?それとも、わ・た・し?」

 

裸エプロン姿の刀奈がいた。それを見た一夏はドアを閉める。

 

「・・・・疲れてるのかなぁ。幻覚が見える」

 

いくらなんどもここまで疲れた覚えは・・・・・あるかもしれない。とりあえず気を取り直した一夏は、もう一度ドアを開ける。

 

「お、お帰りなさい////ご飯にします?お風呂にします?それとも、わ、わ・た・し?あうぅぅ///」

 

メイド服姿の虚が顔を赤らめながら立っている。そしてまた一夏はドアを閉める。

 

「・・・・どうやら重症のようだ。虚さんがあんな格好で出てくるわけがない・・・・」

 

そう自分に言い聞かせながら、一夏は意を決して三度ドアを開ける。

 

「お帰り。私にします?私にします?それとも、わ・た・し?」

 

「選択肢がない!?」

 

「あるじゃない!一択だけ」

 

「お、お嬢様!?////」

 

刀奈の一言にひどく狼狽する虚。この状況に一夏は頭を抱える。

 

「・・・・刀奈さん、虚さん、とりあえず着替えてもらっていいですか?」

 

一夏は何とか冷静を保ちつつ、刀奈と虚にそう言うのであった。

 

 

数分後・・・・

 

 

「それで?ルームメイトはお二人ってことですか?」

 

一夏は制服に着替えた刀奈と虚にそう尋ねる。

 

「そう。私と虚ちゃんがあなたのルームメイトよ。よろしくね♪」

 

「よろしくお願いします。一夏さん」

 

「ええ、よろしくお願いします。二人とも」

 

こうして三人は挨拶を済ませる。

 

「さて、挨拶も済ませたことだし、とういうわけで一夏君!着替えましょうね~♪」

 

すると刀奈は一夏に飛び付き、そのまま押し倒す。

 

「か、刀奈さん!?何が"というわけで"なんですか!?」

 

「何って?着替えるんだから制服を脱がせなきゃいけないでしょ?大丈夫、お姉さんに任せなさい♪」

 

そう言うと刀奈は一夏の上に馬乗になり、服を脱がせ始める。一夏も抵抗するが、刀奈の手はそれをすり抜けて一夏が着ている制服とシャツを脱がした。

 

そんな光景を見て、虚は顔を真っ赤にしながらあたふたしている。

 

そして刀奈の魔の手が一夏のズボンに差掛かろうとした時、

 

「こうなったら・・・・光家直伝"笑いのツボ"!」

 

一夏はフリーになっている右手の親指を立て、刀奈の首筋を刺す。

 

「あはははははははっ~!?!?!?」

 

すると刀奈は突然笑い出し、一夏の上から転げ落ちる。

 

「お、お嬢様!?大丈夫ですか!?」

 

「ああ、心配ありませんよ虚さん。少し待てば収まります」

 

そう言っている間にも刀奈は笑い続けている。

 

「・・・・まさかこれが役に立つ時が来るとは」

 

一夏は自分の右手を見てしみじみそう思った。

 

 

ガタゴトガタゴト・・・・・

 

 

どこからか、ガタゴトと音が聞こえる。

 

一夏は笑いが止まらない刀奈を無視して、音のするほうを見ると、千冬が用意した一夏の荷物のトランクがガタガタ動いている。

 

一夏はトランクを開けると、中からⅡ世とダークカブトゼクターが飛び出てきた。

 

「ぷっはぁぁ~やっと出られた」

 

「・・・・(コクコク)」

 

「Ⅱ世!?それにダークゼクターも何でトランクの中に?」

 

「・・・・千冬に無理やり詰め込まれた」

 

この一言に、一夏は何かを察した。

 

「そうか・・・痛かったか?」

 

「ああ・・・・危うく握り潰されるところだった」

 

その時の状況を思い出したのか、Ⅱ世は縮こまりガタガタ震えている。よく見ると胴体に何ヶ所か少し凹んでいる所がある。そして隣にいるダークカブトゼクターにも多少凹んでいる所がある。

 

 

コンコン・・・・

 

 

すると、ドアをノックする音がする。

 

「一夏、いる?入るわよ」

 

そう言ってスコールが部屋に入ってくる。しかも格好がいつも家で過ごしている時のバスローブ姿である。

 

「スコール姉・・・って学園でもその格好かよ」

 

「あらいいじゃない。今はプライベートな時間よ」

 

確かにそうではあるが、目のやり場に困るから自重して欲しい。と、一夏は心の中でそう思う。

 

「そうかよ・・・で、何か用でも?」

 

「ええ、久しぶりにマッサージをしてもらおうと思ってね」

 

そう言うとスコールは一夏の手を掴み、自分の方へ引き寄せると、一夏の顔をその豊満な胸に押し付ける。

 

「むぐぐっ!?////」

 

いきなりのスコールの行動に一夏は顔を真っ赤にして困惑する。

 

「新学期の準備とかで忙しくって、肩かと凝っちゃってね。お・ね・が・い・ね♪」

 

スコールはそのまま一夏を連れて

 

「じゃあ二人とも、一夏を借りるわね」

 

部屋を出て行った。

 

虚は急いで追いかけたいところだが、今だに笑いが止まらない刀奈を放っておく訳にもいかず、追いかけることが出来なかった。

 





如何だったでしょうか?

一夏はこの後どうなったのやら・・・・


感想又はアドバイスがありましたらお願いします。(ただし、批判するだけはやめて下さい)


これで決まりだ!


それと作者が投稿しているもう一つの小説IS×Devil May Cry(仮)ですが、執筆中のデータを入れたUSBメモリを壊してしまい、ただいま再編集している最中なので投稿にまだ時間が掛かります。

最新話を楽しみにしている皆様には申し訳ございませんが、もうしばらくお待ちください。




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