ようこそ坂柳姉弟の学校生活へ   作:nonn0212

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入学式前の確信

桜が咲き始め、春の暖かさを感じられる季節。

俺、”坂柳 彼方”はとある場所に向かうバスに乗っていた。

 

『次は高度育成高等学校』

 

高度育成高等学校。政府の運営する未来を支えていく若者の育成を目的とした学校。今日から俺はこの学校で生活することになる。

 

「もうすぐ着くぞ。起きろ有栖」

 

そう言いながら横でスヤスヤと寝ているお姫様を起こす。

 

「・・・おはようございます。彼方くん」

 

そう言いながら目を擦り俺の名前を読んでくる彼女は、「坂柳有栖」俺の幼馴染だ。彼女は生まれつき足が不自由で杖を使っていないと歩くことができない。杖があるとはいえやはり一人では心配なので小学校の時から身の回りのお世話をしながらずっと一緒に生活している。

 

「これからの学校生活楽しみですね」

 

「楽しみだけど、クラスが分かれたら大変だな。身の回りの世話を他の人に頼めるかどうか」

 

今までは俺が側にいたから何かあっても対処できたが、クラスが分かれてしまったらそれができなくなってしまうかもしれない。

 

「ふふふ、その時はお父様に言ってクラスを無理やり変えて頂きましょう」

 

満面の笑みでとんでもないことを言い出す有栖。この子はこんなに幼くて可愛い容姿をしてるのに考えることはえげつないんだよな

 

「・・・・・えい!」ドン!

 

「痛っ!」

 

こいつ表情一切変えずに杖で足を叩いてきやがった

 

「何すんだよ!」

 

「今彼方くんが失礼なことを考えた気がしたもので。」

 

何この子いつの間にテレパシー使えるようになったんだ?

 

「なんで俺の考えてることがわかるんだよ」

 

「幼馴染の特権です」

 

先ほどと変わらない笑顔でそんなことを言い出す有栖、可愛い

 

そんな話をしていると高度育成高等学校の前にバスが到着した

 

「降りるぞ」

 

そう言いながら有栖に手を貸す。このやりとりももう慣れたものだ。

そのままバスを降りて校門をくぐり、クラス分けが貼ってある掲示板の元へ向かう。もちろん有栖の歩くスピードに合わせて

 

掲示板の元へつくと人集りができていた。みんな自分のクラスを確認しているのだろう

 

「クラス確認してくるから有栖ここで待ってて、人が多くて危ないからさ」

 

「ええ、お願いします」

 

有栖を待たせないようになるべく早く済ませようと確認を急ぐ

1ーA 坂柳有栖 坂柳彼方

俺たちの名前を見つけ同じクラスだったことに安心し、その場を後にする

 

「お待たせ、二人ともAクラスだったよ」

 

そう言いながらベンチに座っていた有栖の元による

 

「お疲れ様です。先ほどの心配は必要なかったですね」

 

「だな、じゃあ教室に向かおうか」

 

そう言いながら先ほどと同じように有栖に手を差し出す。

 

「行きましょう。お姫様」

 

「調子狂うのでやめてください」

 

その後、有栖の手を引きAクラスの教室まで来た

 

「座席は隣か」

 

「えぇ、彼方くんが隣で心強いです」

 

「それはどうも、まだ時間あるな。少し寝るか?」

 

「いえ、先ほど休ませてもらったので結構ですよ。それにこの状態では休めません」

 

「それはそうか」

 

俺たちが話しているのは、教室内に設置された明らかに多い監視カメラ

 

「これは何かありそうですね」

 

「同意見だな、明らかに見張っている感が強すぎる」

 

「今は様子見として大人しくしましょう」

 

そのまま待っていて十数分担任らしき先生が教室内に入ってきた

 

「全員席に着いているな。おはようAクラスの諸君。私は真嶋君たちの担任だ。この学校では、進級の際にクラス替えは行わない。よって3年間私が君たちの担任を務める。よろしく頼む。入学式が1時間後に行われる。その前に、この学校の重要なルールを君たちに説明しよう。これから配るものをそれぞれ後ろに回してくれ」

 

真嶋先生は、パンフレットと学生証端末と呼ばれるスマホのような機械を配り出した

 

説明を聞いていると本校には独自のルールが存在し、全寮制で在学中に敷地外へ出ることと、外部との連絡は例外以外は取ることはできない。敷地内にはあらゆる施設が揃っている。敷地内の施設で必要なものをそろえろとゆうことなのだろう

 

「そして買い物には先ほど渡した学生証端末に保有されているポイントを使用する。1ポイントで1円の価値だ。この学校では”あらゆる物をポイントで買うことができる”。ポイントは毎月1日に振り込まれすでに、諸君の端末には10万ポイントが振り込まれている」

 

ポイントの仕組みと10万とゆう数字を聞いてクラス内がザワザワする。無理もないだろう。最近まで中学生だった生徒がいきなり10万などという金額を与えられたのだから

 

「支給額の多さに驚いたか。この学校は”実力”で生徒を計る。入学を果たした諸君はそれだけの価値があるということだ。特殊なルールは以上各自式には遅れないように移動したまえ」

 

そう言い残し真嶋先生は教室を後にした

 

「有栖どう思うこの学校のシステム」

 

ホームルームが終わり有栖と気になったことを話し始める

 

「そうですね、まだ確信はないですがこの学校は・・・いえ、ここでこの話をするのはやめておきましょう。ですがこの学校では退屈しなさそうとだけ言っておきます」

 

「そうか」

 

そう言いながら席を立つ

 

「どちらへ?」

 

「真嶋先生のところへ答え合わせに」

 

「ふふ・・・なるほど。」

 

「移動時間までには戻る」

 

「お願いしますよ?私のエスコートがあるのですから」

 

俺は手で丸の合図をして教室を後にする。向かう先は職員室

 

「失礼します。1ーAの坂柳です。真嶋先生いらっしゃいますか?」

 

「どうした坂柳、先ほどの説明でわからないことでもあったか?」

 

「いや、わからないことというよりは”確認”ですかね?」

 

”確認”の言葉を使った瞬間に真嶋先生の表情が一変する。

 

「・・・いいだろう。こっちに来い」

 

そのまま進路指導室へ連れてかれた。俺退学させられるのかな?

 

「それで””確認”とはなんだ」

 

「先ほど説明を受けたSシステムの内容、教室内やここにくるまでの監視カメラの数、明らかに普通の学校とは違う。それに説明の時に意味深の単語が多かったもので考えてみたんですよ。その結果いきついた答えが、毎月学校から振り込まれるポイントは10万ではない。生徒の学校生活の送り方や成績などで決まる違いますか?」

 

「・・・なるほど。ちなみにこの件に着いて他のやつに言ったか?」

 

「いえ、誰にも言ってないですよ。学校側もしられたくないでしょうから。でも有栖は気付いてるでしょうね」

 

「なぜ、学校側が知られたくないと思った?」

 

「知られたくなければ、まずあんな回りくどい言い方しないと思います。それに生徒が優秀なことは担任にとってもプラスなはず。なのに、あの場で詳しく説明をしなかったので隠したいのかなって思いました。出なければ外部との連絡を遮断する理由も分かりませんしね。」

 

「さすが入学試験を最上位で通過した二人といったところか、いいだろう明日坂柳有栖の方も連れてこい」

 

「分かりました。では僕はこれで入学式に向かいます」

 

「あぁ遅れないようにな」

 

そい言って真嶋先生の元を離れ有栖の待ってる教室へ向かう。時間にしてちょうどいい感じだ

 

「お待たせ有栖」

 

「お帰りなさい、彼方くん。どうでしたか?」

 

「明日またくるように言われた有栖も一緒に」

 

「???なぜ私もなのです?」

 

「多分俺が有栖も気付いてるって言ったからかも」

 

「・・・・・」ニコ

 

有栖が物凄い笑顔で見つめてくる。可愛いんだけど怖い

 

「後でオ・ハ・ナ・シですよ?」

 

「・・・はい」

 

 

 

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