「彼方明日のご予定は?」
「明日は特にもないな。橋本にも何も言われてないし」
今日金曜日つまり明日は休みなわけだ。放課後何回か誘われたけど、今回は何も言われてない
「でしたら、明日は私に時間をください。デートしましょう」
有栖からいきなりデートのお誘い
「いいけど、何しに行くんだ?」
「せっかく学校から資金調達したので、私服などを買いたいのです。」
「いいよ。せっかくだし俺も何か買おうかな」
「でしたら明日11時にここを出ましょう。エスコートお願いします王子様」
「恥ずかしいからやめてくれ」
「あら?この間お姫様抱っこされた時も恥ずかしかったんですよ?」
これは、報復ですか?まだ怒ってます?有栖さん
「わかったよ。・・・早く寝るぞ」
「ふふ、照れてる彼方も可愛いですね」
その後いつも通り、布団に入って寝たけど有栖に「心臓の鼓動すごいですよ?」って言われた。勘弁してくれ
今日は朝早く起きた。有栖を起こさないようにそっと布団を出る。お昼用にサンドイッチを何個か作る。有栖の好きなたまごサンドを多めに作る。
作ったものを弁当箱に詰める。支度が終わった時に、有栖が起きてきた。ピンクのパジャマがはだけて肩が露出してる。
「おはよう有栖。」
「おはようございます。彼方」
今日も可愛い有栖の頭を撫でて支度するように言う
「ほら着替えて準備して」
準備を手伝おうと思ったら『外で待っていてください』と言われてしまった。大丈夫かな?転ばないかな?
そんなこと考えてると部屋から有栖が出てくる。白のワンピースに麦わら帽子とっても可愛らしい姿だ
「さぁ、行きましょ」
毎度の如く有栖と手を繋ごうとするが、今回は左腕を絡めてきた。こうしてると恋人みたいに見えるのかな?
「・・・どうかしました?」
「ん?いやなんでもないよ」
まず初めに有栖の服から見に行く
「彼方はどんな服が好みですか?」
「俺は、服の好みとかはわからないけど有栖の体のこと考えるなら今みたいなワンピースとか?」
「・・・・・質問を変えましょう。あなたがドキッとする服装はどんなものですか?」
あれ?有栖機嫌悪くなってない?質問の答え間違えたかな?
「・・・・・露出の少ないロングスカートとか?」
「今とあまり変わらない気がするのですが?」
「仕方ないだろ?ファッションは全くと言っていいほどわからないんだから」
「・・・少しは勉強した方がいいと思いますよ?」
そんな注意を受けながら有栖の服を何着か買ってショップを後にする。その後有栖はもう一件行きたい場所があると言い案内してもらうことになった
「ねえ有栖?」
「はい?なんでしょうか?」
「まさか、一緒に入れって言わないよね?」
「そのまさかです」ニコニコ
ん?何言ってるのこの子、ここ女性の下着屋だけど?絶対に入りたくないんだけど?
「さすがにここは勘弁してくれない?」
「ダメですよ。デートなんですからついてきてください。それに周りから見たら恋人みたいで良いではないですか」
とんでもねぇこと言い出したこの女、流石に周りの目が痛いって
「だいたい変えるほどサイズかわってん『彼方』あ」
気づいた時にはもう遅し、有栖が恐ろいくらい綺麗な笑顔でこっちを見てる。
「えっと有栖?」
「はい?なんでしょうか?」ニコニコ
「笑顔とっても素敵だよ?」
「ありがとうございます。いきますよ?」
わかった分かりましたから有栖、耳引っ張らないで取れる取れるから!!
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有栖が下着を選んでる間周りからの目が痛かったです。ちなみに今耳真っ赤になったどうしてくれるの?有栖?
「今まで思っていただけだったのに余計なことを口にするからですよ。結構気にしてるんですからね?」
「悪かったよ。でも今のままの有栖も十分可愛いけどな?」
「・・・・・そう言うことを軽々と口にするのはやめてください!」
その後も買い物を続け、気がつけば午後1時なので少し遅めのランチにすることにした
「この辺でいいかな?」
やってきたのは敷地内にある海の見える公園
「簡単にだけどお昼作ってきたよ。有栖の好きなたまごサンド多めに」
「ありがとうございます。いただきます」
昼食を終えて少しダラダラとする
「こうやってのんびりする時間もいいですね」
「そうだな、潮風が気持ちいい」
時間にして1時間ほどのんびりしていた流石に長くいすぎてもいけないので、そろそろ離れるか
「有栖そろそろ大丈夫そう?」
「ええ、大丈夫ですよ。お気遣いありがとうございます。」
「どういたしまして」
「このような気遣いはできるのに、余計なことを口走るのはどうにかなりませんか?」
「善処します」
そのあとは夕食やお弁当の材料を買いながら寮に帰宅した。
「夕飯を作るから先にお風呂とか入っちゃっていいぞ?」
「では、お言葉に甘えて」
有栖に先にお風呂に入ってもらっている間に夕飯の準備を始める
「ありゃ?ソースないじゃん」
仕方ないので買いに行こう。でもその前に、有栖に言っておかないと
コンコン
『どうしました?』
「有栖悪いんだけどソース買い忘れたから買ってくる、すぐ戻るけど一応鍵閉めておくね」
『分かりました。おきを』
急いで端末と鍵を持って部屋を出る。そんな多い量使う訳ではないのでコンビニでいいだろう。
買い物を終えて急いで部屋に向かう。有栖が食べるであろうプリンも一緒に買ってきた。
「有栖喜んでくれるといいけど」
そんなこと考えてると曲がり角から出てきた女の子にぶつかってしまう
ドン!
「きゃあ!!」
「おっと」
ぶつかった子が倒れる目に、なんとか抱え込む
「大丈夫ですか?」
「はい、ですが、あなたの荷物が・・・」
女の子を抱える際に自分の荷物を落としてしまったようだ。
「あぁ、大丈夫ですよ。それより怪我とかないでしょうか?」
見た感じ怪我とかはなさそうだけど
「私は大丈夫です。買ってきた本も無事ですし」
「ならよかった、すみませんでした」
「いえいえ、こちらこそそれでは」
そう言って本の入った袋を持った少女は去っていった
「いけね、早く戻らないと」
有栖の待ってる部屋に戻った時『遅すぎます』って言われました。