妹転生?!ファンとしてお兄様を幸せにします! 番外編   作:tom200

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感想でいただいたネタに触発されて書かせていただきました。
…恐らくイメージされたお話とは異なるでしょうが、パッと浮かんだのがこんなお話でした。

原作深雪と一卵性の双子で誕生してしまった夢主。
成り代わりではなく深雪の双子の妹。
そっくりだが、妹の方が父に似て若干たれ目。おっとり純和風美少女だが中身は妹成主と同じ。たつみゆ強火担。二人を幸せにするために奔走する。
お兄様、お姉様大好き!
幼少期に記憶が戻り、二人を幸せにするのが己の使命!二人を愛するオタクとして頑張るお話――かと思いきや…?


書きたいところだけ抜粋したお話です。読みづらかったらすみません。
夢主に名前があります。


IF深雪と双子の妹ネタ

 

 

前世を思い出した雪羅(せつら)は自分を覗き込む美少女に釘付けとなった。

 

(え…幼少期の深雪ちゃんやばっ!美幼女過ぎない⁇世界が守らなければならない愛らしさじゃない⁇)

 

人生一つ分の記憶が脳に甦った負荷により高熱で倒れた私を心配した双子の姉、深雪が半泣きになりながらずっとベッドから離れずに手を握ってくれていた。

 

「せっちゃん、せっちゃん…っ!」

 

え、最愛の姉を泣かせてるヤツ絶許では?――私か!

 

「ね、さま…」

「せっちゃん!!」

 

私の前でしか呼ばない愛称を目に涙を一杯浮かべて必死に呼ぶ姉の声に応えると、彼女は花が綻ぶように笑みを浮かべた。

 

(…このスチル、永久保存で…ロック機能は何処…?)

 

「おねえさま…なかないで」

「な、ないてないわ!私はせっちゃんのおねえさんなんだもの!」

 

(……幼女でツンデレとか最高かよ…!!)

 

「!せ、せっちゃん?どこかくるしいの!?」

「…だいじょうぶ…」

 

ただお姉ちゃんをしている深雪ちゃんに心臓をわしづかみにされただけだから、なんて言えるはずも無く。安心してもらえるように私も微笑み返すと、深雪お姉様はほっとして固く握っていた手を緩めた。

司波雪羅。そろそろ五歳になる女の子だ。

私には双子の姉がいて、それがこの司波深雪。天が創り給うた美の最高傑作にして、この世界の絶対的ヒロインである。

――そう、ヒロイン。

この世界は魔法科高校の劣等生という作品の中であり、私にはもう一人兄妹がいる。

司波達也。この世界の主人公にして、最強の力を持ちながらも、不運な人生を歩み、魔王として世界に君臨することを求められるヒーローである。

思い出す記憶によると、本邸と呼ばれる敷地から少し離れた離れで、美しくて時折ちょっと厳しいけれど大好きな母親、双子なのに私の方がお姉ちゃんだから、と引っ張ってくれる深雪、そして使用人のように離れて控えている兄と暮らしている。

兄達也は私たちとは別のお勉強があるようで、日中はいつも深雪お姉様と二人、幼いながらも勉強をしていた。

読み書きや、目に映るこのキラキラしたもの――サイオンについて学び、コントロールを徐々に身に付ける日々。

私たちは常に周りの大人たちに褒められ、楽しく勉強をして暮らしていた。

そして夕食時に兄がいない時があり、そういう時は大抵、疲れて先に寝てしまったと聞かされ、兄ばかり楽しいことをしているのではないか、と不満を抱きながらも大人たちの言う、私たちと兄は違うのだ、という言葉を鵜呑みにして作られた箱庭で幸せに暮らしていた。

私たちの『世界』が間違っているのでは、と気づいたのがつい先ほど。私が記憶を取り戻す前に見てしまった光景が原因だった。

今夜も夕食時に現れず、先に眠っているという兄を覗きに行こう、とお姉様と兄に与えられている部屋に向かい、そっと扉を開けて覗き込んだ。

そこには、布団にくるまり苦しんでいる兄の姿があった。鼻を突く変な臭い――それが消毒液だと記憶を取り戻して知った――と荒い呼吸に、怖いものなど何もなかった私たちは足がすくんだ。

そして、思い出したのだ。隣で手を繋いでいるのが誰で、こんな粗末な部屋で一人苦しんでいる幼い男の子が前世で大好きだった主人公だということを。

 

 

――

 

 

あれから、現状を把握するのに一月を要した。

何故、原作に無かった私が生まれているのか。

それは――いざと言う時の保険だった。

私か深雪お姉様、どちらかが精神干渉系の魔法を有し、お兄様を止められる力を持って生まれることを望まれた。

そして姉はコキュートスという、兄の力でも抗うことのできない固有魔法を持って生まれた。

私も精神干渉系の素質を持ち特殊な固有魔法を持っているが、姉の方が強力だった。ただそれだけ。

顔もほぼそっくりで左右対称の顔を持っていることから私も完全調整体のようだった。

膨大なサイオン量は感情によって事象に干渉してしまうことがあり、記憶を取り戻した私は主に姉の感情のコントロールに気を配りながら、制御する術を身に付けていく。

大人しくしっかり者の姉と、やんちゃでおっちょこちょいな妹。これがこの家での私たち姉妹の印象。

二人はとても仲が良く、いつも一緒でべったりくっついている。

――しかし、それは五歳の誕生日を迎えてから少しずつ変化が見られるようになる。

 

(コントロールは大分できるようになった。後は――プレゼン次第、だね)

 

「お母様、少しよろしいでしょうか」

 

一人で母の寝室を訪ねるのは初めてだ。

姉の深雪は今日の昼、たっぷり駆け回ったので疲れて寝入っている。

私はずるをして魔法をこっそり使っていたので疲労はそこまでなかった――というのは嘘だけど、昼間にこっそり使用人用のコーヒーと思われるものを飲んでいたおかげで眠気が遠のいていた。

入室許可を得た私はいつもの無遠慮な態度を控え、今まで見せたことも無い礼を以て母と対峙した。

 

「ほんじつは、だいじなおはなしをさせていただきたく、まいりました」

「入りなさい」

「しつれいいたします」

 

母やベッドに腰掛けたまま、私は扉を背にしてカーテシーと呼ぶには烏滸がましい、まだ練習中のお辞儀をしてみせてから――

 

「来月の兄、達也の手術に私をお使いください」

「……色々と話しを窺わなければならないようですね。こちらにいらっしゃい」

 

何故手術のことを知っているのか、何をするのかわかっているのか、自分を使えとはどういう意味なのか。

母に問われるままに答える。

 

「手術につきましては、研究所に迷い込んだ時に固有魔法を使って聞き出しました」

「…貴女の固有魔法は精神を夢の世界に閉じ込め二度と目覚めることのない眠りに誘うものではなかったかしら?」

「閉じ込める前に魔法を強制終了させれば、夢現でおしゃべりが可能です」

 

この言葉に、今まで表情を変えなかった母が柳眉を逆立てた。

 

「魔法を強制終了なんてしたら危険だと教わらなかったかしら?」

「…ごめんなさい」

 

(美女のお怒り顔こわひっ!!)

 

心の中の幼女がギャン泣きするが、私の精神は大人だ。このくらい…涙目で耐えてみせる。

 

「…まあ、今は置いておくとしましょう。つまり貴女は夢現の状態にすることで相手の口を軽くさせ、聞きたいことを素直に話させることができた、ということかしら」

「はい…」

「それで達也の『実験』を訊いたのね?」

「はい」

「魔法演算領域を増やす実験に、貴女が何の役に立つつもりなの?」

 

冷ややかな声は私を突き放すように聞こえるが、私は逃げ出したくなるのを踏ん張って堪える。

先ほどは母は心配してくれた。だからきっと大丈夫、と。

母はまだ第一段階。この後にラスボス真夜様が控えているのだ。こんなところで逃亡など許されない。

 

「それは表向きの実験。実際の目的はお兄様の感情を奪う手術――兄を壊さないための手術でしょう?」

「………」

「違うと否定されても構いません。結果として変わりませんから。兄の魔法は強力ですが、人の身には負荷がかかりすぎます。常人であれば心が壊れるでしょう。だから、力を使うためには感情を無くさなければならない。

力を使わねば兄に価値は無く生かしてもらえず、力があっても壊れてしまえば意味がない。――だけど、手術が成功しても人の心を失えばただの兵器になってしまう」

「――」

「お母様は、兄に心を残したいのでしょう?人として在るために。――私も、その考えが合っていると思います。兄に――達也お兄様に、心は必要です。私は、お姉様とお兄様、どちらも幸せになってもらいたい」

「貴女――」

「知っています。私が深雪お姉様の影武者として育てられていることを。いざと言う時私が身を挺して――命に代えても守ることを求められていることを知っています。それが私の存在意義です。

でも、私はそれでいいのです。それは私の望みでもあります」

「…」

「私の望みは二人の幸せ。二人が笑ってくれる世界。――だからお母様、貴女にも生きていてもらいたい」

「――何故、」

「お母様一人に無茶なんてさせません。私に精神構造干渉はできませんが、そこに至るまでにお手伝いならできます」

「…貴女はまだ5歳なのよ。魔法だってろくに使え――、なぜ、固有魔法を使えたの?」

「ご当主様にお願いしました」

「!真夜!あの子!!」

「実験を提案したのは私です。ご当主様は、許可を出してくださったのです――私が、お兄様たちを救いたかったから」

「…雪羅」

「……初めて、名を呼んでくださいましたね」

「!!」

「お母様は、お優しいから。自分を犠牲にしてでも子供を守ろうとなさったのでしょう?」

「私のどこが優しいというの…。こんな、私のっ!」

「お優しいですよ。こんな私を化け物と恐れず、こうして心を痛めてくださっている」

「でも、私は貴女を」

「名を呼ばなかった理由を、私は都合の良いように考えておりました。その答え合わせは術後、こっそり行いましょう。全て、無事に解決してから、二人きりで」

「ええ、そうね…」

 

 

――

 

 

情に訴え丸め込み作戦が成功しました!

いえ、騙したわけではないんですけどね。全て本心ですとも。でもこうでもしないと子供を実験になんて参加させないだろうから。それに、これに参加することで私は四葉の深部に関わりができ、これからの事件にも裏側から関わることができるかもしれないという布石にもなっている。一石二鳥!

深雪お姉様の影武者?大いに結構!むしろ自分から立候補したいくらいだ。深雪お姉様の安全は私が守る!もちろん、お兄様と一緒にね。

ということで真夜様とも話し合い、『実験』に携わることとなった。当然だけれど深雪お姉様は知らない。その間、お姉様はピアノを、私はバイオリンを習う時間だから部屋が別々でも怪しまれない。子供の指でバイオリンの絃を抑えるって大変だね…。

お兄様も手術台に乗る頃には意識を無くしているので私がいることを知らない。恐らく真実を知るのは原作通りの継承編になりそう。

 

 

そして演算領域拡張手術はほんのわずかに広げることに成功。お兄様は深雪お姉様への姉弟愛以外の衝動を失った。――そう、衝動だけ。

感情は元々幼少期からコントロールするよう躾けられ、衝動的な行動さえとらなければ多少感情があっても問題ないことを提唱。ご当主の実験結果がどうなるか見たい、もし何かあったらこの子が何とかする、と私がお兄様の監督官となった。

これにより、お兄様は分家から厭われつつも殺意を向けられるほどではなく、遠巻きにされるだけとなった。

お母様の手術後の経過もそこまで衰弱するものでは無いものの、お兄様同様衝動を抱けないようになったが、感情はあり、時折療養しに行くことはあるが、共に暮らせるようになった。

お兄様が気になるのに、周囲からの教えにより、あまり親しくできない深雪お姉様に、少しずつ歩み寄れるよう誘導しつつ、母と相談し、穂波さんのように内内でならガーディアンでも親しい間柄を築いていいのでは、と作戦に移そうとしたところで沖縄侵攻勃発。

この時暗躍しようとした私は軍に興味を持ったふりをして、お兄様に深雪お姉様を任せ、内部の暴走を食い止めようと動いたが、強制力により別の人物が襲い掛かり、原作通りの展開になってしまった。

そしてお兄様は怒り、穂波さんの死は免れなかった。

 

 

――

 

三人そろって一高入学。この後はほぼ原作通りの流れ。

逆らおうとしたら強制力が働いたことで、妹は二度と失敗はできない、と慎重に動くようになる。

この時には四葉の暗部の一部隊のリーダーになっていた。お兄様の暗殺の仕事はいくつか肩代わりしている。このことをお兄様も深雪も知っているが、深くまで携わっていることは知らない。あくまで四葉の依頼を受けているという認識。

次期当主候補の姉を支えるポジションで、公私共に支えられて嬉しい!と妹は大好きなお姉様の為に頑張る!と隠しもしない。「お兄様、お姉様、大好きです!」が口癖。二人も純粋に好意を寄せてくれる妹が可愛い。

お兄様も深雪にしか衝動は抱けないが、妹が周囲と同列になることは無い。感情はあるから原作と違い深雪の次に大事だと思っている。

家族仲は良好。だが、母は沖縄後、体調を崩しやすくなり、達也の誕生日後の五月の連休前に死去。

父との関係は悪化する。(元々空気みたいなものだった)

 

 

――

 

 

そして、慶春会前日――

 

お兄様と深雪が兄妹ではなく(ということは妹もそうなのだが)二人は婚約者になると告げられ、妹は内心大いに喜びガッツポーズを決めるが、二人は複雑。

お兄様は、原作のように深雪を妹として愛しているつもりだったので。

深雪は――お兄様を異性として愛しているのは私だけではなく妹も同じはず、と。

深雪は自身が嫉妬深いことを知っていたが、妹に対しては抱いたことが無かった。なぜなら無意識下に妹は自分のものだと思っていたから。兄が好きなのも当たり前で、愛されるのも当たり前。奪われるとか考えたこともない。離れることなど考えられなかった。

お兄様と二人きりにされ、深雪の出した結論は――

 

「お兄様、あの子と三人で仲良くすることはできませんでしょうか?」

 

それは、深雪が自分だけがお兄様に愛されるのは妹が可哀想だという純粋なる想いと、三人で愛し合えばいいじゃないという非常識極まる考えによるものだった。

そして達也にモラルはない(公式)。深雪が望めば周囲の目など関係ない。後は妹が頷けば達也はその関係を受け入れる。

ってことで妹を呼び出して。

 

「そういうことだから、せっちゃん。三人で幸せになりましょう?」

「ちょ、ちょっと待ってくださいお姉様!なにが、一体、どうなってそんな結論に!?お兄様も止めてください!」

「決めてしまった深雪はもう動かない。それはお前が一番知っているだろう?」

「お兄様諦めないで!お兄様が言えばお姉様だって――」

「せっちゃん?私の望み、叶えてくれないの?」

「お、お姉様の望み?」

「私はお兄様を愛しているわ。お兄様も、私を愛してくださってる。私は今とても幸せだわ。これも貴女のおかげよ」

「お前が俺たちを気にかけてくれていたから、俺たちはお互いの気持ちに向き合えることができたんだ」

「でもね、私たちは気づいたの。二人での幸せでは物足りない。――私たちはずっと三人だったのだから、三人でいることが幸せなんじゃないかって」

「そ、それは、…二人の愛の巣に、偶に遊びに行くだけじゃ、駄目なの?」

「ねえ、せっちゃん。貴女もお兄様のことを愛しているでしょう?そして同じくらい、私のことも愛してくれているのよね?」

「それは!兄妹愛であって!」

「せっちゃん。兄妹は兄にときめいて動揺したりしないわ」

「!」

「双子だもの。貴女の気持ちは分かるわ。貴女は異性としてお兄様を愛してる。だから、――誰とも結婚をしない約束を叔母様と結んだのでしょう?」

「…叔母様が、話したのね」

「ねえ、せっちゃん。私はとっても嫉妬深いの。お兄様を誰かに取られるなんて絶対に嫌。だけど、貴女は別。貴女は私の半身。そして私の愛する人。――貴女にも幸せになってもらいたいの」

「っ!」

「だから、ね?一緒に三人でしましょう」

「………いやいやいやいや!だからってその考えはおかしいでしょうお姉様!?」

「おかしくないわ、ねえ、お兄様」

「お兄様も!深雪お姉様を愛していらっしゃるのでしたら止めてください!」

「あらせっちゃん。お兄様は私を止めたりしないわよ」

「どうして?!」

「だって、お兄様もせっちゃんを愛しているもの。――私と同じくらい」

「……え?」

「賢いセツなら、俺がこの話を止めていない時点で気付いていると思ったんだがな」

「…一体、何を…」

「せっちゃんは混乱しているのですから、気付かなくても仕方がないかと」

「そうだな。畳みかけるなら今か」

「?!ちょ、お兄様?!何故私を持ち上げ――どこに向かうのです!?」

「この奥に私たちの布団が敷かれているのよ」

「三人が横に並んでも十分な広さがある、な」

「ふふ、楽しみだわ。せっちゃんはどんな風に乱れるのかしら」

「俺は深雪も気になるんだが?」

「まあ、お兄様ったら。やきもちですか?深雪のファーストキスはお兄様にお譲りしますので、せっちゃんのファーストキスは譲ってくださいませ」

「…仕方ないな」

「(何が!一体!どうなってるのー!?)」

 

 

 

…力尽きました。

 





設定としては、妹はスペア兼影武者。
固有魔法は系統外魔法「オネイロス」。由来は夢の神。ギリシャ神話のヒュプノス(眠り)とタナトス(死)の兄弟。
永遠に夢の世界に精神を閉じ込める。コキュートスと違い、全ての活動を止めるわけではないので放置すれば死ぬ。魔法を使うのは夢を見せる時だけなので眠ってしまえば魔法を使われたのかが普通の魔法師にはわからない。特殊な眼や、読み取ることができる人であれば別。外部からはどうあっても目覚めさせることはできないが、夢を打ち破ることができると目を覚ますことはある。だから深雪のコキュートスより低く見られるが、汎用性はこちらの方が高い。
幼い頃は強制終了する形で相手を夢現状態にして「素直になんでもおしゃべり」させることができるが、魔法は本来発動したら強制終了はできない。無理やりやったのでかなり負荷がかかっていたが、お兄様に協力してもらい新たな魔法を作ってもらったおかげでかなり負荷を減らせた。それでも負担はかかるのであまり多用はできない。
聞かれた本人は夢見状態なのでしゃべったことに気付かない。…便利すぎでは?
四葉の暗部に関わり、幼い頃から裏で活動していた。と言っても初めは情報部がメイン。成主同様組織を作り、中学に上がる頃には実働部隊も作った。元犯罪者やあぶれ者がメイン。初めは恐怖で心をぽっきり折ってからの勧誘。YES or Dead?皆yesを選んで飼いならされる。主人としては悪くないし給料も良い。真っ当に生きるのも悪くない、と更生する。人間狂ったものを見ると正常に戻る。
黒羽姉弟のようにお仕事の名前があり、『アツキ』のあっちゃんと呼ばれる。(呼ぶのは深雪のみ)雪羅の名をひっくり返すと羅刹となり、二人を守るために鬼神となる覚悟からきている。悪鬼羅刹の「アツキ」ちゃん。呼びにくいので「ツキ」と呼ばれることの方が多い。ヤミ、ヨル、ツキ。語呂も良いしまとまりが良い。
お兄様も深雪お姉様も大好き。二人が仲良くしていることが至上の喜び。二人の為に身を粉にして働く。
そこまでされているとは知らないが、妹の真っ直ぐな愛情は二人にも心地よく、三人でいるのが幸せ。
恐らく深雪が妹であったなら譲ろうとしなかった。双子でも姉だから、一緒に分け合うことにした。
お兄様は二人が離れることを嫌だと思った。二人にはいつまでも並んでいて欲しい。二人への愛は同列ではないが、愛する深雪に許可を貰って抱けるくらいには好意がある。モラル?そんなもの持っていたら生きていられない。衝動とともに失ったものの一つ。
深雪の嫌がる姿を見ることは心が苦しくなるが、雪羅が嫌がる姿は兄妹揃って興奮するらしい…。深雪と見間違うことは無いのだが、この時ばかりは衝動が雪羅にも揺れ動く。恐らく双子であり、母の掛けた術が兄妹愛だからこれだけ近くで触れ合うと判定が甘くなる…?ご都合主義。

これ以上書くと長くなってしまいますので、この辺で。面白いネタをありがとうございました。


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