妹転生?!ファンとしてお兄様を幸せにします! 番外編   作:tom200

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アニメ関連なのでこちらもUPします。
アニメでエンディングが変わり、真夜様の艶やかな衣装に頭がばーん!ってなって書いたお話。婚約者後の恋人未満の謎時空です。
別サイトでアンケートを募集した作品です。


エンディングパニック

 

休日、珍しくお兄様が休日で研究室に篭られ、水波ちゃんが家事を張り切り、私が趣味に没頭していた午後のこと。

四葉の偽装白猫便(現行ある宅急便屋さんに扮装しての配送)が到着しました。

とっても大きな箱で。

水波ちゃんもあまりの大きさにびっくり。私もびっくりだよ。

お兄様はお呼びしていないので地下から上がっては来ていない。

 

「…これは、お兄様には秘密にした方が良さそうね」

「…それは私にはわかりかねます」

 

そう言いつつも水波ちゃんの目は私の意見に肯定してくれているように思う。

だって、伝票が――義母より♡――なんですもの。

これは確かに偽装して送らないとちょっとアレだよね。身内ネタだからいいんであって他人を挟むことができないっていう。

 

「開けるのが怖いわ、水波ちゃん」

「とりあえずお部屋に運ばせていただきます」

 

あ、これノータッチ宣言だね水波ちゃん。…でも中に何が入っているかわからないものね。どんな危険物が入っているか。とはいえ四葉から私を害するものが送られるわけもない。一応探知機掛けてみたけど中身はどうやら衣服のようだし問題ないだろう、ということになった。

水波ちゃんは本当に置くだけで行ってしまった…寂しい…。

 

(でももしかしたらこれ趣味のお仕事の方かもしれないし)

 

そう思ったら見られたらまずいわけで。

仕方ない、と部屋の鍵をしっかりと閉めてから、心して箱を開ける。

 

「これは…お着物かしら」

 

箱を開けたら着物を包むのに使われるたとう紙が見えた。

その上に、お手紙。

中身を一読して、目を閉じる。

一年の時の初詣のお着物作りましたから和装もできることはご存じでしたものね。今回はリクエストだそうだ。

なんでも虫干しをしているところをたまたま通りかかり、今回送ったものが目に入り私にどうか、と思ったらしい。

ということは叔母様のおさがりらしい。…あの叔母様のダイナマイトぼでぃでお着物…それはそれは、見ごたえがありそうな。叔母様が着ている映像や写真はありませんか?同封はされてない。残念。

とりあえずどのような着物かチェックしてみましょうかね、と軽い気持ちで開いたのだけれど――

 

「おおう…」

 

おっと、イケナイ。深雪ちゃんじゃ決して言わない言葉が口から漏れてしまった…。

いえ、でもこれは言わせていただきたい。

 

「叔母様が着ているところが見たかった…」

 

あ、違う。間違えた。

 

「私にはまだこの色気は早いと思うのです…」

 

そこには、黒地に曼殊沙華が鮮やかに咲き誇る――え、これ真夜姉さまがお召しになったのです⁇それは大変艶やかなものになったのでは…?男どもの屍がごろごろ転がっていたのでは?(すべて毟り取られた男どもの幻影まで見えます…)

 

なのに赤襦袢の下ピンクです?え、エロ可愛い路線⁇なにそれ見たい。

あまりに『夜』を意識してしまうようなお着物に思わずトリップしてしまう。

 

(これは…いかな深雪ちゃんでもまだ早いのでは?早すぎるのでは⁇…でも、早いは早いで見てみたいのがオタク心というもの)

 

ごくり、とのどが鳴る。

 

「ちょ、ちょっとだけだから…肌に当てるだけ、だから…」

 

きっと、その着物には魔法がかかっていたのだ。

手に取ったら着ずにはいられない、そんな未知の魔法が。

 

 

 

 

本日着ていたのはまさにザ・文芸少女のような白いブラウスに青地のロングスカートだったのだが、その上から軽く羽織って襟を揃えてみる。

姿見で確認するのだけど、

 

(清純派が…一気に夜の蝶に…)

 

身売りされたのか、はたまた二面性があったのか。妄想は膨らむけれど、とりあえず――深雪ちゃん、まさかのお似合いです…どういうことなの。こんな大変お色気あふれるお着物まで似合ってしまわれるだなんて…。

 

(最近諸事情で色気増してたからかな…)

 

あ、違うよ?!お、お兄様とは婚約者だけどまだお返事していないと言いますか、まだ恋人になっていないと言いますか…え、エッチなことはアレ以来していないのだけど…その…朝と晩にき、キスをね、しているだけなのだけど、回数を重ねるごとにう、上手くなっていると…思うんですよね…うん。

って昼間からいったい何を考えているのか!

イケナイイケナイ。このお着物がアレなせいでちょっと色々とおかしなことを考えちゃってた。

慌てて着物を肩から下ろすのだけど…、肩で羽織る感じの、あのえっちぃの、見たいよね。オタクとしては。

実際あんな着崩ししないんだけど、ほら、ね?

………

やっぱりキチンと一から着付けてみようか。

念のため、水波ちゃんには着物が届いていたこと、しばらく着付けをして楽しみたいから一人にしてほしいこと。…お兄様にはシークレットでお願いします、とのことを端末から送った。すぐさま了承のメッセージが届いた。

来客があっても研究室から出てこなかったということは恐らく相当集中して作業されていることだろうからきっと夜まで大丈夫だと思うのだけど、念のため。

 

「じゃあ、さっそくお着替えましょう!」

 

久しぶりの深雪ちゃんコスプレ企画にテンションが上がり夢中になっていた私は、端末が震えたことに気が付かなかった――

 

 

 

 




この後三択で、端末が震えた理由を投票してもらいました。

①水波ちゃんやっぱりお仕事したいです(着付けさせて!)コール
②水波ちゃんからお兄様襲来予告アラーム
③到着から着付けるまでの時間も完璧把握。真夜姉さま

圧倒的に②かな、と思っていたら案外③が多くてびっくりした思い出。
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