奈落2  ifストーリー もしも彼の兄が失踪したら   作:アズカバー

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我慢できずに妄想を走らせました。
アマリアさんが思ってたよりエーベルLOVEだったため急遽作成しました。
ほんの少し奈落Xネタを取り入れました。
ネタバレが嫌な方、奈落を知らない方、妄想系が嫌いな方はブラウザバック推奨です。

挿絵一枚増やして誤字や文章の訂正を行いました。
改めて報告しますと、この物語は作者の妄想です─不快に思う方はブラウザバックして原作奈落シリーズを遊ぶことを推奨します。




番外編:十王学園・学年実技試験

 

 

 

 

 

〈エーベル視点〉

 

 

『これより…学年実技テストを始めます』

 

校内放送と共に、それぞれ指定された場所に移動する。

 

「……学年実技テストか…さて」

 

学年実技テスト…十王学園は騎士団や王族、それに爵位持ちなどのいわゆる貴族が多く通う学園だ。

 

それゆえ学力はもちろん、武芸…詰まるところ戦闘スキルもある事が求められる…学年実技テストとは決まった対戦相手と自分の得意な武器で模擬戦を行い、先に三本取った方の勝ちというもの。

 

「……まぁ貴族連中はコネとか賄賂で不戦勝に……なんてことも珍しく無いらしいしな……そう言う連中ばかりなら、楽なんだがな」

 

貴族たちとて成績を欲しがるものは多い…文字通りどんな手段を使っても好成績を残そうとする奴、圧力をかける奴…それと真っ当に強い奴らは本当に困る。

 

俺の特技を力技で突破する奴らも稀にいる…そう言う連中には正面からやり合う羽目になるため、正直苦しい。

 

あと、怪我とかさせたら因縁つけられるなんて事あるらしいし…

 

……だか、手を抜くわけにも行かない…平民出身の者はただでさえ不利なんだ…少しでも好成績を残さなければ。

 

「目指すは学年一位だ…平民の出でこの学園のトップになって、特待生になる……そうなれば、好きな進路に進むことができる…金かけてるだけあって成績のいい奴には寛容だからなこの学園は」

 

それに、男女別に別れてるわけだしあの女と当たることはいだろ。

 

「…さて、俺の相手は……は?」

 

トーナメント用紙にははっきりと先ほど言ったあの女の名前が記されていた。

 

アマリア・フォン・ランスロード……と。

 

 

 

 

 

 

〈アマリア視点〉

 

 

 

この国の上流階級のバカさ加減には本当に呆れさせられる。

 

入学試験次席の彼が平民だからといって本来男女別の試験のものに私を入れるなんて……よほど庶民に成績で負けたくないのね……

 

はっきり言って、気に入らない。

 

「……自らのご子息では太刀打ちできない…故に私に頼ろう…と」

 

「い、いや…それは…平民にデカい顔をされるわけには行かないんです…たとえどれだけ優秀だろうと、あんな平民が貴方に並んで学年2位など…ランスロード家である貴方にとっても屈辱でしょう?──あのような庶民、本来なら我が息子と同じ学校にすら相応しくないと言うのに」

 

…この男は……さっきからベラベラと…馬鹿なのは知っていた事だけど、ここまで愚かだったかしら?

 

「……言っている意味がわかりません…実力に生まれも育ちも関係ありません…大切なのは、どう自分を磨いたかです。少なからずプライドのかけらもない貴方より彼ははるかに優秀でしょう…どちらにせよ、私がその話を聞く理由がございません……失礼します」

 

「…うぅ…こうなれば、奴を使って暗殺を…そうすれば我が息子を阻む存在は──「今なんと?

 

「ひっ!」

 

酷く怯えた様子で座っていた椅子から転げ落ち、目を泳がせながら距離を取り、て壁に背を張り付けている。

 

まるで追い詰められたドブネズミの様な有り様はひどく滑稽に写る。

 

「ふふふ…失礼ですね、人の顔を見て悲鳴を上げるなどと……先ほどのお話、受けて差し上げます……その代わり、先ほどあなたのおっしゃった「奴」につおてお話を聞かせてもらっても宜しいでしょうか?」

 

私と彼が釣り合わない(※言ってない)なんてふざけたことを宣ったときは、魔人の餌にでもしてしまおうかと思いましたが……

 

「……話してくだされば、私を下らないプライドのために使おうとしたことについて、不問にして差し上げましょう…今回の件もお受けいたしましょう。」

 

 

 

 

『まもなく、Dブロックにて試験を開始いたします…受験者の方は移動を開始し、控え室に集まってください。』

 

「それでは、また」

 

トーナメント用紙を見つめ、愛しい名前をつい指でなぞってしまう。

 

──いけないわね、彼のことになるとつい冷静さを欠いてしまう…反省しなければ…

 

「──でも、今日くらいは楽しんでしまっても良いわよね?」

 

彼が待つ場所に早足で向かった。

 

〈エーベル視点〉

 

試験管に確認したところ、本来の対戦相手が病欠らしく代行でアマリアが参加することとなった……とのこと。

 

「アマリア・フォン・ランスロード……」

 

入学成績主席、超難関と言われたこの学校の入学試験を満点合格した才女……才色兼備とはおそらく彼女のための言葉だろう

 

そんな相手が俺の対戦相手…

 

「……死ぬか?俺」

 

伯爵家、しかもあのランスロードの生まれだ。武芸に秀でて無いはずがない…なんならその辺の騎士団員より強い。

 

現に模擬戦を一度してもらったが、一方的に負けた。

貴族だから、女の子だからと遠慮していたのも確かにある…だが、それでも彼女の動きを目で捉えるどころか、初撃を見切ることすら出来はしなかった。

 

怪我させたりしたら…って考えるのも烏滸がましい程の実力差が彼女との間にある。

 

「……じ、辞退するか?あまりにもリスクが──いやそう思わせるのが狙いかもしれん…!」

 

平民の身分からしたら、話すだけでも恐ろしいのに…

 

考えをまとめようとすると、校内放送が聞こえてきた。まもなく始まる……と…手が震えてきた。

 

「…ひょっとすると、平民の出で入学成績二位の俺が邪魔になってアマリア自身が潰しに来た…という可能性がある……あるか?あんなお淑やかな人が──」

 

俺がトップになるのを嫌がる奴らはこの学園に教師も含めて沢山いる…それだけ平民は立場が…いや貴族の立場が大きすぎる。

 

もう少し、平等とはまでは行かないからせめて平民に優しくなりませんかね…具体的に言うと、学費完全免除とか

 

『生徒の呼び出しを行います…Dブロックにて試合を行う生徒は第二訓練場に集まってください。まもなく第一試合が始まります。』

 

──時間か。

 

「…考えるのは後だ…今はただ試験で勝ち抜くだけだ」

 

そんで、一位の表彰受け取ってウィル兄──兄貴に自慢してやろう。

 

 

 

 

 

 

 

『これよりDブロックの実技試験を開始しますが、その前にいくつかの…禁止事項を説明します。』

 

 

『一つ、目、喉といった深刻な怪我につながる箇所への攻撃は禁止です…二つ、武器が破損した場合は失格処分とします。三つ、どちらか一本取ったのなら、今立っている開始地点に戻り、改めて始めること。四つ、どんな事が起きてもこの試験にやり直しは出来ないため、後悔のないよう全力でぶつかる事!五つ、優者正しき十王学園の生徒として恥ずかしくない武勇と勇士を示すこと…以上!』

 

『両者、名乗り上げを──』

 

「…エーベル・アルフィーですよろしくお願いします(この威圧感…!手を抜いたら死ぬかもな)」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「アマリア・フォン・ランスロードです…よろしくお願いしますね…お互い頑張りましょう♪」

 

なんでこんな状況で笑ってやれるんだ?

 

『構え………初め!』

 

 

 

カンッ!と乾いた音が響いた。

 

「……ッ!?」(重ッ!?)

「……」(早いわね…その辺の騎士よりよほど腕が立つ…期待通りの成長だわ)

 

押し飛ばされたが、槍をつっかえ棒にし体勢を維持する。彼女はこちらを見つめ何か考えているようだ。

 

「(彼のことだから次の手は…)」

「(さぐれ、彼女の思考を!)」

 

確かな隙を晒した筈だが、彼女は仕掛けて来なかった。

「……」(手を抜かれてる…追撃をもらっていれば負けていたが……舐められてるな…こちらが立て直すのを待ってやがる。ならその隙を突く!)

 

「…ふっ!」

 

相手の間合いにわざと入り反撃を誘うが今度は距離を取り、逃げられる…まるで手を読まれているようだ。

 

「(カウンターを読まれたか…なら次は防御を崩す!)」

「(守りを崩すために大きく踏み込み中段突き…を交わすのを見越して右足で蹴り…そして、槍を回し持ち替えて脇下から下段、いや下から顎を狙った切り上げね)」

 

こちらの攻撃をまるで予め知ってるかのように防ぎ、避け、逆にこちらに反撃を入れて──

 

「……!」

 

目前に木の槍先がすんでの所で止められていた。

 

あと、数歩前に出ていたら目が潰れていただろう。

 

「一本…ですね」

「…ああ」

 

 

彼女はこちらに微笑むと、開始位置へと戻っていった。

 

──三番勝負のこの勝負で、先に取られたこの状況…それになぜか向こうは俺の行動を全て予知してくる始末だ。

 

「ふぅ……キング以外取られたチェスをやらされてるみたいだ」

「おや、チェスをご存知なんですね…貴族間の遊戯だと言うのに…博識なんですね、エーベル君」

 

聞かれてた…さっきまでとまるで別人だな、普通の女の子に見える。

 

「…本でかじった程度だ…それにチェスなんてやろうと思えば紙と瓶で代用できる……庶民でも楽しめる立派な娯楽だ」

 

まあ、基本一人プレイだけど…悲しくなんてない。

 

「──なるほど…そう言う遊び方があるんですね…なら今度、一局しませんか?」

「えっと……遠慮しとく」

 

普通は引くか嘲るだろうに……変な女。

 

『開催地に戻ってください…始め!』

 

 

コイツは俺の動きを知ってるかのように動く……なら、こんなのはどうだ?

 

「……アマリアさん「アマリア…とお呼びください」…アマリア…俺はアンタの左腕を狙う」

 

「…わかりました…私はその攻撃を受け流して貴方の肩に薙ぎ払いを行います…」

 

…ブラフかも知れない攻撃にわざわざどう反撃するかまで言うなんて…どこまでこっちの狙いを把握してる…?

 

なんなのこの人?ひょっとして伯爵家はみんな同じことできるの?戦闘民族だったりす?のか?

 

「……わかった──はぁあッ!!!」

(不意打ちに地面を削り、小石をこちらに飛ばして目眩し…その後、宣言通り左腕の指関節を狙った反撃…)

 

「私に小細工は書きません…!」

 

こちらの予告通りの反撃をアマリアは飛ばした小石を槍で地面にはたき落とされ、宣言通りのカウンターが叩き込まれる。

 

ガード越しとはいえ、骨に響くほどのダメージを受け、地面に膝をついてしまう。

 

持ち手を地面に差し込むことでなんとか耐え、足払いを仕掛けるが、彼女は肩を踏みつけ真上に飛び、

 

「──はッ!!」

 

空中から突きを放つ。

 

「──こっちだって…読めてんだよ!!!」

 

真上から迫ってくる彼女の槍を腕と脇でガッチリ挟み込み、そのまま前に体重を倒して押し倒す。

 

「──えっ」

「はぁ…はぁ…はぁ…はは──一本だ…アマリア」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

【挿絵表示】

 

 

「……ハッはい」(顔が近いカオがチカイカオが──)

「……?」(思考が急に読めなくなった?なんで?それに顔が赤い…やはり、怒らせたか?服汚しちゃったもんな…)

 

 

一度、アマリアから距離を取り、開始地点に戻る。

 

「……やりますね、エーベル君」

「えっああ」(やっぱり怒ってる…顔真っ赤にしてるし……睨んできてるし……まぁ俺みたいな平民に一本取られるなんてさぞ屈辱的──)

 

「怒ってません…少なからず、私は貴方のことを平民だからと下に見ることは絶対にしません──私は貴方の努力を少なからず──知っていますから…だからエーベル君……」

 

「悪意に負けず…どんな手段を使っても、貴方の力を貴女を嗤った奴らに示してください。」

 

「……っ」

 

ちょ、調子狂うな…なんでこの人そんなまっすぐな目で小っ恥ずかしいこと言えるんだか…だいたい、俺の努力って何知ってるってんだよ…中学が同じってだけだろ……だって俺、ぼっちで平民で趣味と言ったら医学者と古い本を読むような変な奴だ…興味を持つどころか認知してるかも本来なら怪しい。

 

つまり、彼女の狙いは…これまでの発言含め、動揺を誘う策か。

 

「…策士だな」

「……」(本当に…鈍いですね…でも我慢です)

 

「そろそろ、始めるか」

「名残惜しいですが、そうですね」

 

こちらの動きが読まれ、常に彼女が先に行くならこちらはもう、力押しでの強行突破を狙うほかない。

 

「ふぅ──あぁぁああああ!!!!」

大地を踏み抜く勢いで前方に飛び上がり、落下の速度と体重を乗せた突きを放つが、バックステップで回避される。

 

そして刃の付いていない槍の部分、太刀打ちで殴られよろめいてしまう。

 

「ぐッ…まだ!」

「!」

 

まだ、負けられん!

 

 体系の不利をモノともせず俺以上の技術や予測力、これら全てはおそらく彼女の観察眼と経験則からくる物だ。

 

……俺と年も変わらないだろうに……ほんと、凄い人だ。

 

だからこそ、そんな彼女が経験したことない素っ頓狂でぶっ飛んだ方法を考えるしか

 

(まてよ?こんなのはどうだ?……ひょっとしたらこの策なら読めないだろうし、通じるかもしれん…いや、これしかない!アマリアに勝つには、この手しか!)

 

構えを解いて、彼女の方にゆっくりと歩いてゆく…少し体が強張るし、動機すら早くなってしまう。

 

(落ち着け…大丈夫、どうせ振られるんだ…何も意識することなんてない)

「……?」(何をする気でしょうか?…構えを解いてこちらに歩いてくる…それに先ほどまでの戦いの中での緊張感とは別の緊張が彼から伝わって──ああ、なんだ……そう言うことですか。)

 

「──アマリアッ!好きです俺と付き合ってください──」「時と場所を考えてからやり直して下さい♪」

 

スッパーン!!と閃光のように速く重い一撃が見事顎に当たり、体が崩れ落ちた。

アマリアさんの放った斬撃は、その日一番の打撃音がなり、エーベルはその場で一回転して地面とキスする羽目になった。

 

 

『Dブロックの試験勝者、アマリア・フォン・ランスロード…見事な勝利です…次の試合はGブロックで行われます…直ちに移動してください』

 

そうして俺の実技試験は呆気なく勝敗がついた。

 

(み、微塵も動揺していなかった……?な、なんで?眉間に皺どころか見惚れるくらいいい笑顔で、一瞬にして切り伏せられた?)

 

な、なんなのあの人……レベル違いすぎない?

 

「エーベル君」

「……なんだよ」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「とっても…有意義な時間でした♪」

 

そう、笑みを浮かべて手を差し出す彼女を見ると、不思議と先ほどまでの悔しさや無力感が払われてしまった。

 

「…えっと、すみませんでした…色々汚い手とか…服も汚して」

 

「……いいえ、貴方との試合は自分の課題を見つける事ができた、とても充実した楽しいものでした…よろしければランスロード家の方で貴方の進路をバックアップしますよ?」

 

「えっ、マジで?」

 

すげぇ美味い話だ…美味すぎてまた疑っちまう。

それに、負けた挙句コネで成り上がった所で意味がない──それは俺の努力の否定だ。

 

「……せっかくだけど、断らせてくれ…負けた挙句、勝った相手にそんなことしてもらったらさ──兄貴や親父にに笑われる。」

 

「…それだけは嫌だって顔に書いてありますね」

 

「そんな分かりやすいか?…まぁいいや…応援してるよアマリアさん──俺の分まで頑張ってくれ」

 

「──はい♪」

 

花のような笑顔を浮かべて彼女は去って行った。

 

少なからず、俺と言う個人を誉めてくれた数少ない人だ…ならせめて彼女の勝利を祈ろう。

 

「彼女の対戦相手は──クロイス……あのクロイス家か」

 

手強い相手だろうが、彼女なら問題なく勝ち抜くことだろう…彼女について詳しいわけではないしただの感だがな。

 

 

 

 

 

〈アマリア視点〉

 

 

 

 

 

「……♪」カチッ

 

『アマリア!好きです、付き合ってください──ビピッアマリア!好きです──』

 

「ふふっ♪」

 

彼の告白音声をこっそり録音して何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も再生する。

 

惜しいのは場所だ……贅沢なことだけど、もう少しムードのある場所で行って欲しかった…例えばデートの帰りとか

 

「エーベル君……あぁ…楽しかった♡…あの時間だけは貴方を独り占めにできる…あの瞬間だけは彼は私だけを考えて、私だけを見て、私に夢中になってくれる──なんて、なんて心地いいの…!」

 

こっそり持ち込んだボイスレコーダー…本来なら証拠を得るためや情報収集のために使うものだが、今回ばかりは特例だ。

 

彼からの告白音声……これを聞くのはもっと先だと思っていたけれど、まさかこんなに早く聴けるなんて…

 

今日は本当にいい日だ。

彼に愛を囁かれただけでなく…お、押し倒されて名前を囁かれるなんて……思い出すだけで幸福感すら感じる。

 

自分はここまで単純だっただろうか?それとも──あの試験で彼との対戦を見ていた教師陣や貴族達のホエヅラをみて胸が空く思いがしたからでしょうか。

 

だが、これで彼を下に見るものはもう居ないだろう。

 

「──ふふふ♪」(服に汚れがついてるわね──ああ、彼に汚されてしまったわ♪これは責任をとってもらわないと……ね?)

 

 

【挿絵表示】

 

 

『ア、アマリア様』

 

「!──どうかした?」

『こちら、事後処理の準備が整いましたが……その、お邪魔でしたか?』

 

「余計な気を使わなくていいわ…それより早速取り掛かって頂戴…私は人払いを済ませておくわ」

 

『はっ!』

 

部下たちに指示を出しながら、見回りを続ける。

今回捉えたのは金属を密輸しようとしていたならず者たち。…問題なく処分できた。

 

「あとは、奈落にいるあの男に学校の情報を渡すだけ……自分でも調べているくせに人使いの粗い」

 

『(それは貴方も言えないのでは?)』

「なにか?」

『なんでもありません!──ANT(アント)部隊、これより任務を遂行します!』

「よろしい…終わり次第連絡をよこすように…それともし、民間人に見つかる事があれば、D-001の使用を許可します。」

 

『了解!』

 

 

さて、奈落浮上計画まであと1年…フェーズ2に合わせるためにもあの男にはもっと働いてもらわなければ……それとS-003管轄の魔人の斧の完成段階を確かめなければ…

 

もし杜撰なな代わりをしているようであれば、一体誰が責任を取るのでしょうね?──オリバー管理長?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




終わり!
アマリアさん可愛い!特に浮気を疑って色々と危ない発想しちゃうところが本当に可愛い。

あと、好きな人のだめなら迷いなく命かけれるのは流石奈落主人公兼ヒロイン…頼むからエーベルとの約束教えてくれ

以上!作者からのコメントでした!気が向いた感想、共感コメントしてくださると嬉しいです。
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