俺ァ13✝サーティーン✝……長いな、サテだ   作:不審者γ

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ヴィラン襲撃

よぉ大将!俺だよ俺、十三だよ!

まあ十三とは言いつつ読み方はサーティーンじゃなくて十三(じゅうぞう)だけどな。

転生云々から時間が経つこと早何年か。俺ももう小学校に上がって結構時間経ってる。

いやぁ、ね。年下に合わせるのがあんなにキツイとは思わなかった。何で良い年したおっさん(中身)(精神年齢まだ20ちょい)が仲良くおままごとしなきゃいけねえんだよ。ジャンヌかリリカに…おっと電波が混線した。ポロでもいいぜ。

 

あと、‘個性’なんだが、なんか俺には個性因子?ってやつがないらしくて実質無個性ってことになってる。まあ個性っつーより能力なんだよな。コレ。

目の前でカード一覧をスワイプしながらそんなことを考える。

あ?何してんのかって?デッキ編集中だよ見りゃわかんだろ。他人にはカードホルダー見えねえけどな。

画面はまんまコンパスのデッキ編集画面。ただ、凸とかレベルとかいう概念がなくなってるから単純に効果を発生させる手札だけになってんだよな。だからぶっちゃけイェーガーもURイェーガーも大差なくなってる。やったぜ(URイエーガー難民)。

 

まぁ…んで、何の話だっけか。あ、年の話か。

まあそんなんで周りより達観してるせいもあって、友達と言える友達はほぼいねえ。まあいることにはいるが…2人くらい?

あ?少ねえなって?……

 _______

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 ‾ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄‾

 ヽ( ˘ω˘ )ノ <うるせぇアンサーぶつけんぞ!

   |  / 

   UU

 

「おーい、おーちーあまっ!」

っと、噂をすればなんとやら。

カード一覧を消して声の方に向けると、短い茶髪を振りながら走ってくるやつが一人。

……受け止める準備すっか。

 

「ほい!うけとめろー!」

そのままぴょーんと跳んで俺の方に落ちてきた。

……ったく。

 

「いよっ、と」

そいつをなんとかキャッチする。

こいつは高坂(こうさか)翔飛(しょうひ)。個性は跳躍で、めっちゃ高くまで飛べる。今んとこ最大5mくらい?で、物語の勇者に憧れてて、冒険と称して院内を練り歩いたりあっちこっち行くせいで院長先生からも問題児扱いされてる。

……うん、それは良いんだわ。それは。

でもさぁ、そうやって冠みたいなの被っておもちゃの剣持ってるとさぁ…

どう見てもドットじゃなくなったかけだし勇者なんだよなァ…!?ジャンプするし!たまに俺がキャッチ失敗して着地したときになんか衝撃波みたいなの出てたし!ちょっとふっとばされたし!!

何、四連攻撃の後に確定で雷落としてきたりすんの?オラァバクショでキャンセルだ!

 

「へへー、」

…まあとはいえ。同年代なんだけどなんかすっげえ懐かれてるみたいでさ。

俺より良いやついるだろ…なんでよりによって俺なんだよ、もうちっとまともな奴とつるんだほうが良いぜ?

なんてことを考えながら翔飛にグワングワンと頭を揺らされていると。

 

何処からともなく爆発音が聞こえてきた。

 

「………ん?」

この孤児院には火気系の個性持ちはいなかったはず。そんでもってそんな爆発案に近しい衝撃音を出せるほどの強化系個性持ちもいない。

 

「ッ!翔飛!逃げるぞっ、ヴィランだ!」

個性犯罪者。犯罪名的にいえば異能不法使用者。

まあ個性なんて言う超常能力を全人口の約八割が持ってるともなればそれを使って悪いことしようとするやつもいるよな!

……しかも、もっと言えば八割ってのは俺達の数代位上の世代と今の世代と平均してってことだから、俺等の世代で無個性ってのはそうそう見ない。

俺が知ってるのも緑谷出久、そいつだけだ。

が、翔飛がグッ、と俺の腕をつかんだ。

 

「あ!?」

 

「…ヒーローなら、勇者なら逃げないっ!」

 

「あ、おい!!」

馬ッ鹿!

爆発音がした方向に走っていった翔飛を認識して一瞬体が硬直した。

すぐさま後ろから追いかけると、3人のデカい男たちが見えた。

…なんで範◯勇次郎みたいな全く同じ体つきのムキムキマッチョマンが三人いるのかはこの際どうでもいい。

…いや、どうでもいいか…?

 

「おいこんなところに逃げ遅れたガキがいんぞ!」

「ちくわ大明神…!」

「捕まえちまおうぜ、見せしめだ…」

おい待てなんか変なのいたぞ。

 

「捕まる、もんかっ!勇者は逃げないっ!!」

と、おもちゃの剣を握り直して突撃していった。あんの、馬鹿っ!

ダッシュで翔飛の目の前に立つ。

 

「!」

と、目の前に拳が出てきた。

パチリ、と頭の中でスイッチが入ったような感覚に陥る。

 

「ディーバ!!」

反射神経ゲーム。

拳が目の前に迫ったその瞬間に半透明の黄色い障壁が展開された。

 

「…あ?」

「ちくわ、大明神!ちくわ大明神…!!」

マジでなんなんだお前。絶妙に渋い声でんなもん連呼すんな。

 

にしても…プリセットは元々オレの使ってたデッキになってるから…回復は無し、4カット、HSは使い方がわからないしそもそも二丁拳銃も持ってない。攻撃手段がない。…いや、まあバーゲンあるけどCT30秒超えだし…

そもそも自分の能力の使い方わかんねえとかある?大体最初から頭に叩き込まれてんのがテンプレだろうがっ…!

 

「ッ、と…無全天、!」

ディーバが切れた。すかさず無全天を展開して6秒間の猶予を作る。

 

「くッ、そ…!こいつ硬ぇ…おい竹輪(ちくわ)!なんとかしろ!」

待てそいつ…いやもう突っ込んでる場合じゃねえ!

 

「ちくわ…大明神!!」

と、地面から仏閣みたいたのがせり上がってきた。

……ちくわで作られてるやつな。

は?

 

「ちくわ大明神!!!」

「ッ!!」

と、ちくわが飛んできた。

いやまあ当たってもダメージは無いだろうが、なんか気持ち悪いから避ける…と…

 

「ッ、は?」

自分より外側に貼られている障壁にかすったらしく、無全天が割れた。

ッ、ブレイクか!

 

「竹輪の大明神を避けたのか…!?だがあの妙なバリアは割れたぞ!リーダーやれ!」

やっべ…!

 

「バーゲン、!」

4秒自動迎撃…CT的にはこのあと桃鍋切った後サイレントが切れたらディーバも無全天も上がるはず…なら回しながらなんとかなるか…!?

 

「っ、らァ!!」

と、筋肉ダルマの拳が俺に命中する。だが痛みはなく、ブレイクダンスみたいに右手で全体重を支えて…大きく蹴り上げた。

 

「どうだ…ッ!?」

あー駄目だ!基礎攻撃力が低すぎて大したダメージになってねえ!これなら桃鍋とバーゲン連切りすりゃよかった!

と。

 

「なぁに…やってんのぉ!!」

いきなり空間に人が現れた。

赤い髪を振り回しながらさっき殴りかかってきた奴に回し蹴りを食らわせた。

…こいつがオレのさっき言った友人の二人目。どのタイミングで来てんだお前。

 

「堕天君!高坂君!大丈夫!?」

隠気(かくれぎ)蔽夜(へいや)

個性は透明化で、そのまま、透明になれる。ただし使おうとしてから発動するまで2、3秒くらい時間がかかる。

赤いショートヘアと緑に近い目の女子な。ちなみに俺より二個上。

…うん、きららだこいつ!

何でオレの周りにはコンパスみたいな奴らしか集まんねえんだよ!スタンド使いか!?引かれ合ってんのか!?

 

「院長先生がヒーローに連絡したからもうじきヒーローが来る!早く逃げた方が良いよ!」

と、きららもとい蔽夜がヴィラン共に言い放つ…と。

 

「は、ふざけるなよ…ガキが3人程度、俺たちが手こずるとでも思ってるのか?」

ずっと黙ってた筋肉ダルマがなんか取り出して……え、あれ…

 

砲王(ほうおう)!やれ!」

ロケランっ!?

しかも、今オレと翔飛、蔽夜はほとんど固まった位置にいる…なら、防げるのは…

 

「ディーバ!桃鍋!」

連切りしてから蔽夜の前に躍り出る。

 

「え、っ」

翔飛と蔽夜を突き飛ばすのがギリギリ間に合って。

真横に黒が見えて───

 

「あ゙、ッ…!?」

ディーバが、割れて、爆発、が───

 

「堕天君…堕天君、!?」

「お、お、おちあまっ!はね、が…」

とっさに体回して背中向けたのが功を奏したか…幸い顔にはあんまりダメージはねえ…ふっ飛ばされて瓦礫に突っ込んだが…

あと背中が…死ぬほど熱い…なんか、軽い…痛い、か?やべ、わかんねぇ…

 

「…は、真っ向からアレを食らってそれで済むとは…硬さだけはやはり並外れているな、だがそれまでだ…」

何か言ってンな…だが…今はオレにゃ関係ねぇ…

頭に浮かんだ、言葉を──

 

「……堕天、変貌」




あれ…?なんか長いぞ…?途中で途切れた…?

《カード紹介》
ディーバ
正式名称 楽団姫 ディーバ
発動するためのタメ時間 無
CT 26秒
三秒間100%ダメージカット。
ただしガードブレイクを使われると割れる。

無全天
正式名称 【ロックマンエグゼ】ダブルストリーム
発動するためのタメ時間 無
CT 36秒
六秒間100%ダメージカット。
ただしガードブレイクを使われると割れる。ロックマンのコラボカードである。

バーゲン
正式名称 ミナ&ルナ&レナのバーゲンセール戦争
発動するためのタメ時間 無
CT 32秒
四秒間全ダメージ無効&同時に前方に300%の近距離反撃。
汎用型近距離反撃カード。
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