俺ァ13✝サーティーン✝……長いな、サテだ   作:不審者γ

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おひさです。
そしてまた雑に時間が飛びます。


入試

ようおひさ!

また時間が飛んでとうとう高校受験のお時間だぜ!

いやどう考えたって飛びすぎだろおい。

 

まああれから色々なことがあった…あぁ、まあ色んなことがな…

二個上の蔽夜は県外に出てヒーロー目指してやってるし、翔飛は同じ中学に通って、士傑高校のヒーロー科に入試に行く。俺は雄英高校に入試に行く…というかまあもう雄英の敷地内だが。

…あ?他にはって?以上だが?これ以上もこれ以下もねえよ。

 

まーまーともあれ。

俺がどこにいるかって?あぁ…それなんだが……

 

「……うーん、」

街なんだよな。

いや、雄英にはいるんだけどな、街にいるんだわ。

意味わかんねえって?俺も。

筆記試験は受けてまあまあそれなりの手応えって感じだったんだが、二次試験のための説明聞いたのよ。

そしたらなんか…町中での実技演習?みたいな感じでさ。町中に仮想ヴィランのロボットがいっぱい出てくるからソイツらぶっ壊してポイント集めろーみたいなの言われたわけ。そういう感じねー…

なんか強さとかそういうのに応じて1ポイントから3ポイントまでのポイントがあるってよ。

まあなんか0ポイントみたいなのもいるって言ってたが、まあ正直無視で良いだろ。ポイントついてねぇなら相手取る意味ないし。

 

で、そんなわけでその演習のためにスタンバイの場所で準備運動してるとこ。ちなみに服装はジャージな。

 

『はい、スタートー』

……ん?

…あっ、開始の合図か!!

 

「【桃鍋】!」

カードを切って会場内にダッシュ。

両手に双銃を出現させる。

 

「だいたいこういうのってカウントダウンとかあるんじゃねぇの?」

そんなことをぼやいていると。

 

「っとぉ!?」

ビルをぶっ壊して緑のロボットが出てきた。両肩にミサイルポッドみたいなのをつけてる。

肩にニーズヘッグの装備乗っけてんのかーい!?

 

「標的補足!ブッコロス!」

「おうおう、血気盛んだねぇ」

と言いつつポッドから放たれてきたミサイルを銃で撃ち落とす。

ゴミ浜(拳銃慣れしてたところ)での練習が役に立ってんな。

とはいえ…これ自体でロボットを壊せはしねえから……

 

「っと、それッ!」

ある程度弾いたところで急接近。当然撃ってくるが…

 

「【バーゲン】!」

声に反応して反撃準備が完了。ミサイルがあたった瞬間…

 

「ハッ!隙だらけだ!」

顔面みたいな場所を蹴り上げて頭を蹴り潰す。

…脆いな?これ全然カード使わなくてもいけそうだわ。

 

で、いろんなところ回ってやってみたところ、1ポイントは素手で余裕、2ポイントもちとキツイがまあ問題なし、3ポイントは桃鍋使って近接かバーゲンかってところらしい。

まあこの調子なら問題ねえだろ。ポイントも…ポイント…今何ポイントだ俺?やっべ、数え忘れた…まあ良いや。だいたい30くらいか?

と。

 

「んぁ?」

なんかいんな。

路地裏みたいなところで挟み撃ちされてるやつがいた。

 

「くっそ、ちょ、こっち来んな!!」

…頑張ってんな、ちょっと助けてやろう。

 

「おーい、大丈夫かー?」

「大丈夫じゃなさげ!」

とのこと。しゃーなしやぞー?

 

「おらっ潰れろ…喰らいやがれェ!」

ぐしゃ、と上から1ポイントの頭を殴って潰して、その残骸を横にいた3ポイントに当ててさらにバクショでビルにぶち当てて壊す。

 

「さ、サンキュー助かった!」

「おお、そっちのやつもうやったのか?すげーな」

四基くらいいたはずの1ポイントや2ポイントがまとめて再起不能にされてた。

 

「あー、俺の個性帯電でさ、触れたら勝ちなんだけど遠くからちまちまやられっと困るんだよな…」

「なるほどな」

そういう系か。放電じゃなくて帯電なら帯びるだけだから相手に電気流すにゃ触るしかないもんな。

そんなことを考えていると…

 

「…ん?なんだ?」

なんか地面が揺れてた。

地震…じゃないよな。なんか誰かが大技使ったとか…じゃねえな。なんか揺れでかくなってら。

 

「…な、なあ、離れたほうが良いんじゃね?」

「どこが揺れてるのかわかんねぇのにどこから離れんだ?」

「…確かに」

と。

ビルを引き裂きながら馬鹿みたいにでかいロボットが顔を出した。

 

「……あれ、0ポイントか?」

「1、2、3ポイント全部出きってるから多分そうだな」

若干顔が引きつってるそいつに言う。

いやー…プリントの乗せ方に悪意感じたね。んなの想定できるわけないじゃん。

 

「や、やべえってこれ!逃げねえと!」

「いや…迎え撃つぞ」

「はぁ!?」

あらかた()()()

0ポイントの存在意義。

本来なら、そんなもん配置する意味がない。あの説明してたDJみたいなやつもお邪魔虫、としか言ってなかった。

まあ別にそれこそマリオのドッスンみたいな役割程度なら良い。だが、それだけならこのデカさにまでする意味がない。

要するに。

多分裏審査的なやつだろう。

アレだ、書面上は0ポイントって書いてたけどちっっっっちゃくその前に10とか書いてて実は100ポイントでした~みたいなやつ。昭和のクイズ番組かて。

でも全然ありえる。

それかレイドボス的なやつで、戦ったやつの貢献度に合わせてポイントが上がるみたいな。

 

「いや、いやいやいや!?無理だろアレ!ビル一個なぎ倒してんだぜ!?見たろ!?」

「逆に聞くが…あの程度から逃げてヒーローになるつもりなのか?」

ごちゃごちゃ言われても困るんだがなぁ…正味俺一人じゃ決定打に欠けるからこいつの個性が必要なんだが…まあ煽っときゃええやろ。

 

「っ…!」

「だがまあ…俺一人でアレを倒すのは多分無理だろ。ならどうするか…周りの助力が必要だ」

「っ………だーー!わーった!やってやるよ!もうポイントはそれなりに稼いだ!良い働きしたらちょっとは優遇してくれるかも知んねえし!」

おう!それでいい!

 

「んじゃ作戦伝えるぜ…とは言ってもそんな難しいことじゃない。お前、足元に向かって特攻して最大電圧ぶっ放せ。それで勝てる」

「………はぁ!?」

「おぉっと、勘違いしないでほしいぜ。その間お前が敵からダメージを受けることは絶対にない。そして電圧の不足もまずない。お前もっと電圧上げれるだろ?」

「い、いや…上げれるけど上げすぎると頭までショートしてアホになんだわ」

「じゃあ後でそれも治してやるよ」

カードホルダーを開いてデッキを組む。3分なんかとっくに過ぎてるからな。……よし、これで良いな。

 

「な、治すって…」

「心配すんな、もしお前が敵から攻撃食らったり作戦が失敗したら後で腹切ってやるよ。頼むぜ、ヒーロー」

「いや、腹は切らなくていいけど…わーった!やってやんよ!」

ちょっろ。

いや良くないな。こいつなりに覚悟決めてくれてんだ。

 

「俺は上鳴電気!お前は!」

「?…あぁ、俺ァ堕天十三だ。んじゃ………ここから突っ走れ上鳴ッ!俺は後ろから見てる!」

「いや、いやいや…」

「ホイ行けっ」

「のわぁっ!?だーーー!」

路地から0ポイントの方に蹴り出すと、半ば破れかぶれに走り出した。

それを()()()走って追従する。

まあ後ろから見てるって言ったしな。

 

んで、この状況を打開する方法だが…まあ簡単な話、さっき言った通りなんだよな。

 

「……ここだ、【お母さん】【マジスク】【タイオワ】」

カードの連切りでタイオワの隙をなくしつつ、0ポイントの防御力を0にまで下げて行動速度を極限まで落とし、さらに上鳴の攻撃力を超強化する。

…本来タイオワは味方の攻撃力、なんだが、まあそこら辺の区切りは俺がどう思ってるかってところみたいで、俺が味方だと思えば味方に区分されるらしい。

そして、攻撃力、の基準なんだが…実は明確じゃない。

割と適当で、攻撃意思を持った行動の威力上昇、なんだわ。つまり別に筋力が上がったりするわけじゃない。でもなんかバフをかけられた、っていう感覚はある。ソースは俺と翔飛への実験。

つまり、別に電撃で攻撃をしようとしてもそれにバフはかかるわけで…

 

「!喰ら、えぇェェエエエ!」

動きが鈍り、のろのろと手を伸ばすロボットの真下で上鳴は両手を振り上げ、叫びながら両手を振り下ろした。

同時に凄まじい閃光と轟音が鳴り響き、0ポイントをもはや雷撃のような電撃が包みこんだ。

 

「っはは、やべー」

数秒続いた光から目を逸らし、周りに巻き込まれた人がいないのも確認して上鳴の方に駆け寄る。

 

「無事かー?」

「う、うぇーい…」

「ぶふっ」

な、なんかいたんだが…!

金髪だし服装もまあ、見た通りだからこいつが上鳴なんだろうが…何こいつ…っ…骨格から変わって阿呆になってんじゃねえかっ…!!

 

「つ、【月…っくくっ……」

やべえ宣告ができねぇっ…!

 

「あー笑った…【月夜叉】」

全体回復効果。

脳への負荷でアホになるならそれを回復させれば大丈夫だろうってことで。

 

「はっ!戻った!」

「よ、よう、おかえ…ぶふっ、」

「お前笑いすぎじゃね…?」

違うっ!俺のツボが浅いわけじゃないんだっ…!相性が…相性が悪いんだっ…!!

プスプスと焦げた0ポイントの横で爆笑する俺と微妙な顔の上鳴、それと唖然とする他の受験生っていう構図の中で実技試験は終了した。




《カード紹介》
お母さん
正式名称 おかあさんだーいすき
発動するためのタメ時間 無
CT 26秒
前方7.5マス(15メートル)、80°の扇型の射程内の敵の防御力を12秒間0%に減少。
尚こんな名前だがカードの絵柄は死人みたいな白い美人さんと複数の黒い骸骨が描かれてるやつである。

マジスク
正式名称 ドリーム☆マジカルスクエア
発動するためのタメ時間 無
CT 47秒
前方4.5マス(9メートル)、80°の扇形の敵の全行動速度(移動速度やカード発生速度等含めすべての行動速度)を4秒間50%に減少。
尚こんな名前だがカードの絵柄は紫色の禍々しい魔法陣みたいなやつである。

タイオワ
正式名称 創霊の加護 タイオワ
発動するためのタメ時間 短
CT 65秒
仲間全員の攻撃力を9秒間150%に上昇。
鬼畜ロボ<CT長いんだから150%に上昇じゃなくて150%上昇にしてくれればいいのに…
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