クロスオーバー短編集:コンパスストレイドッグス 作:ぎんすた
この度、Pixivで投稿していたコンパスストレイドッグスですが、ハーメルンにも出すことにしました。
タグの付け方わからん。
あてんしょん!!
※この小説は作品の垣根を越えた且つ非公式の組み合わせを題材にした小説です。
※コンパス内クロスオーバー且つ、原作にない組み合わせが苦手な方はブラウザバック推奨。
一応キャラ崩壊注意
感想、誤字脱字コメなど気軽にどうぞ。
では、以上を踏まえて、なんでも許せる方はLet's Go!
最近、コンパスに来てから芥川の様子が変わった気がするのは気のせいだろうか。
この前バトルアリーナからの帰り道に見たときは、ミクちゃんとレンくんのぬいぐるみを抱えて、上機嫌に歩いていたし。
(気づかれて即効追いかけられた。)
つい昨日たまたま彼奴のスマホ画面を覗いたら、ミクちゃんやレンくんが歌う曲でプレイリストが埋まっていたし。
一昨日だって、彼女達と一緒にいる姿を見かけたような…。
あれ?思い返してみると、ミクちゃんとレンくんに関することばっかりだ!!
芥川、ミクちゃん、レンくん…この3人の組み合わせの関連性が全く思いつかない…!
バーチャルシンガーとマフィアだぞ!!相容れなさそうな組み合わせ!!
ジョーカーとならアウトローと黒外套だからまだわかるけど、
可愛い塊のあの二人と禍狗が?どういうきっかけがあったら、その発想に結びつくんだよ!!
ーーーーーーーーーーー
「敦先輩!それって芥川先輩が恋をしているってことですよね!」
「いや違うと思うぞ、アリス。レンきゅんもいたって話だろ。
私は芥川が『ミクレン推し』になったと見た」
「それはそれで意外だな」
僕はルブランにそっくりなカフェスペースのカウンター席で、コーヒーとカレーをごちそうになりながら、さっき思ったことをそこにいた蓮達に話した。
恋愛話かと思ってそわそわしていたアリスちゃんは、双葉ちゃんの推測を聞いて「恋の話じゃないんですか…」と落胆していた。
いや、普段から太宰さん太宰さんうるさい芥川が余程のことない限り恋をするってことも、僕は想像できないな…。
それにしても…
「推し?それって、マルコスがリリカちゃんの大ファンであるみたいに、芥川もミクちゃんやレンくんのファンになったってこと?」
「ぶっちゃけ言えば、そういうことになるな。
ぬい持ってたり、プレイリスト作ってたりするところみると相当ガチだぞ彼奴。
因みにプレイリストについては、彼奴がこの前ミクレンのオススメ曲ないかって聞いてきたから、私が好きなやつ何曲か薦めた」
此方をむいて、スマホの画面を見せながらドヤ顔する双葉ちゃん。まるで自分は知ってましたって顔…?
待てよ?
「…てことは、双葉ちゃん知ってたの!?彼奴があの二人推してること!」
「なんとなくな、私は元々そっち方面には敏感だからな。
まぁ私も、普段サブカルに疎そうな芥川がああいうのを聞いてくるなんてビックリしたし。
意外性っていう感じで、ああいう趣味があってもいいかもな」
双葉ちゃんはそう言って、座っていた椅子を回転させた。
意外性という言葉に僕は頭を傾げた。
「意外性か…」
確かに、ここに来てからは色んな世界のことを知るようになった。
芥川に新しい趣味が増えても可笑しくはないか…。
「ギャップあるって、魅力的ですね!蓮先輩みたいに!」
「そうだな」
双葉ちゃんの言ったことに、感露を受けたアリスちゃんが自分の意見を述べると、蓮がそれに賛同し、僕も確かにと体を傾ける。
「…今度、粉砕覚悟で本人に確かめてみようかな…」
「いいんじゃないか?彼奴なら、意外と素直に答えてくれると思う」
「蓮の場合はそうでしょ。僕相手だと絶対切り刻まれるよ」
「そこまで短気じゃないだろ、彼奴は。お前が正直に聞けばいいだけだ」
「そうかなぁ…」
そう上手くいくとは思えない。
僕はそう感じながら、芥川に真相を聞こうと思った。
ーーーーーーーーーーーーーーー
「…!あれって、芥川?」
翌日の夜、お風呂上がりにリビングに寄った僕はソファに座ってスマホゲームをしている芥川を見つけた。
邪魔しないように端に隠れて遠目から画面を確認すると、ミクちゃんやレンくんが登場する音ゲー『プロジェクトセカイ』をやっていた。
プロセカは最近シェアハウス内でも流行っているし僕もやってはいるけど、まさか芥川もやっていたなんて思ってもいなかった。
余程あの二人が好きなんだな…。
そうこう思っているうちに、芥川の目線がこちらへと向いた。
「…そこにいるんだろう、人虎。気を使ったつもりだろうが、気配でバレバレだ」
「…!」
バレてた…。気配で察する辺り流石だ。
僕は隠れていたところから出てきて、芥川が座るソファにもたれかかった。
「気づいているなら言えよ」
「ゲームに集中していた故、直ぐには動けん。貴様もそうだろう」
「それはそうだけど…。そのゲーム画面って、プロセカだろ。お前もやっていたんだな」
僕は芥川のスマホの画面を見やる。
画面にはスコアリザルドが映っていて、さらっとmasterでSランを取っている。
何気に凄い。
画面のミクちゃんが誉めるのもなんか納得できる。
「僕がプロセカをやって何が悪い」
「どこも悪くないよ。本当にお前がミクちゃんとレンくんのこと好きなんだなって思っただけだよ」
「…!」
すると、芥川は一瞬だけど驚いた顔になった。誰にも言ってなかったからか?
「何故貴様がそれを?」
「ここ最近、ミクちゃんとレンくんのぬいぐるみ持ち歩いていたり、一緒にいたりしてただろ。双葉ちゃんに聞いたけど、それって、二人のことを推しているってことだろ?」
「チッ…双葉の奴か…。
…ある試合で、たまたまミクとレンと初めてチームを組むことになったが、その時にやたら絡んできた。
最初は鬱陶しく感じたが、二人からは悪意を感じられなく、無視する訳にも…かといって追い払うような真似をする訳には行かず、気づいたら最初に抱いた気持ちはどこかに行っていた」
「…!そういえば、そういう試合あったような…」
僕は数ヶ月前にあった、とある芥川が出たとある試合を思い出した。
ランダムでたまたま、芥川、ミクちゃん、レンくんがチームとして組まれた試合があって、バーチャルシンガーにマフィア所属の指名手配犯っていう意外な組み合わせだったから、勝敗そっちのけであの時はもの凄い話題になっていた。
「もしかして…それがきっかけ?」
「そうとも言えるな…。
僕はあの時、二人のことを知らなかった。試合の後どういう人物か調べていたが、そうしているうちに…」
「沼にハマったんだな…」
「それを知って、今更どうする」
「別に?意外だなって思っただけだよ。お前が太宰さん意外の人にも目を向けるようになったなんて…。お前も変わったよな」
「たわけ、僕の太宰さんへの気持ちは変わらぬ。あの二人が僕にとって、あの人と同等の価値ある存在だったしても」
「…前言撤回。やっぱ推しが増えてもお前はブレないな。
あ、ちょうど噂の二人が来たみたいだよ」
僕が後ろを振り向くと、ちょうど芥川を探していたらしいミクちゃんとレンくんが、とたとたと走ってきた。
二人は芥川を見つけると、「「あ!りゅうだ!!」」とすぐ彼の元へ駆け寄った。
芥川も嬉しそう。
「あれ、りゅうプロセカやってたんだー!しかもSランクだ!すごいよ!!」
そして、芥川のスマホの画面を見るなり、ミクちゃんはこれでもかというくらいの笑顔でSランクがとれてることを誉めた。
「俺、エリアアイテムのレベル上げサボってるせいであまりスコア伸びてないから羨ましいよ!」
レンくんもどこか嬉しそうだ。
「…このくらい大したことない」
芥川…口ではそう言ってるけど周りにお花浮いてるし、口角上がってるしで気持ち隠せてないからな…。
『我々の世界ではご褒美です』
って、いちいちスマホでチャット打つな!!そういうのは直接言えよ!直接!!
『僕、満足!』
…お前が嬉しそうで何よりだよ…。
僕は彼らの邪魔をしないようにリビングを去り、自分の部屋へ戻ったのだった。
ーーーーーーーーーーー
おまけ、アンダーカバーの衣装を着たよ!
本編後
ここだけ台本形式です。
ミク「ねぇ!りゅう!」
芥川「何だ?」
ミク「さっき私の新しい衣装届いたんだけど、見る?」
芥川「ああ」
ミク「じゃあ、ちょっと待っててねー!」
~10分後~
ミク「じゃーん!!かっこいいでしょ!看守がモチーフだって!」↑アンダーカバーの衣装を着てクルリと一回転し、凛々しい表情でかっこよくポーズを決めている。
芥川「!!」←さっきとのギャップに驚いて、目を見開いている。
レン「僕も着替えたよー!お揃いでしょー!」
↑千本桜衣装に着替えた。こちらもノリノリでポーズを決めている
芥川「…尊い…」
↑手元にあったスマホでミク達を連写しまくってる。しかも無言で
敦「…!芥川!?」←食堂に行くのでたまたま通りかかった。
この後、芥川の写真フォルダはアンダーカバー衣装のミクと千本桜衣装のレンで埋まるのだった。
後日
芥川(あの衣装は、アンダーカバーという曲の衣装だと言っていたな。どういう曲だ?)
~数十秒後~
芥川「何!?ミルグラムという作品の曲だと!?これはカバーで、原曲は別にあるのか!?」
芥川がミルグラムのことを詳しく知ることになるまで、あと僅か…。
芥川「悪くないな…アンダーカバー…」
この小説の元ネタはとある絵師さんの芥川、ミク、レンの3人組もといボカマフィ組のイラストです。
(絵師さんに使用許諾は頂いています。)
肝心の本人達の出番が少なすぎる件。
ボカマフィ組はいいぞ。