メタリックスターナイツ   作:模造品ザギさん

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コウサクセカイ ‐後編‐

 

 イージス社...対異星人本部でもあるこの場所は今、

 シャマー星人討伐の動きが見られ始める。

 そして、社長室の扉が開きマスクを外した一人のレビノイド兵が入って言った。

 

レ1「秋原社長、現地にレビノイド部隊を派遣しました。しかし...」

秋「なんだ?」

 レビノイド兵は座っている社長に近づき、部隊から送られてきた映像を見せる。

 

 映像...

 

レ2「うおぉぉぉぉぉ!!」

 レビノイド兵たちが一斉に巨大化したシャマー星人を斬りかかった。

 すると、シャマー星人は尻をレビノイド部隊の方へ向け...

シャ「ほっ...ブフォツ!!」

 屁をこいた。そして...

レ3「屁だと?舐めやがって...」

レ2「気にするな!やっちま...」

 ドォォォン!!と言う音と共に、映像は終わってしまった。

 

 …

 

秋「爆発する屁...か。なんだこのギャグマンガみたいな異星人は...」

レ1「拘束中のバロッサ星人からの情報では、ヤツはシャマー星人だと。」

秋「うむ。ところでだが、今の異常気象と何か関わりはあるのか?」

レ1「それが分からないんです。社長、アーテリドの出撃許可をお願いします。」

 社長は5秒考えた末...

秋「よし、いいだろう。」

レ1「ありがとうございます社長。」

 アーテリドの出撃が許可されたのだ。

秋「...もし、万が一のことがあれば私も行く。」

 レビノイド兵は目を輝かせて一礼し、研究所の方へ走って行った。

 座っていた社長は腰を上げ、窓から街を一望し再び席へ戻り言った。

秋「こりゃあ...また...異星人の駆除が間に合ってないのか...?」

 

 一方、真騎とアルターは寝転がるシャマー星人のすぐ側まで来ていた。

 

騎「そろそろ...アルター、行くぞ!」

A「おう!」

騎「変身!!」

 レビノイドベルトによるエネルギーで真騎は変身した。

A「今度こそケリつけてやろうじゃねぇか!」

 アルターレビドとなった真騎。

 通称:仮面ライダーアルター。

A「行くぜ!」

 アルターレビドは高く跳ね上がり、

 青く輝く双剣を縦に回転させながらシャマー星人の胴を斬りつける。

 しかし、

A「ありゃ、確かに斬りつけたハズだぜ?」

 シャマー星人の胴にはかすり傷一つついていない。

シャ「あれ~?」

 シャマー星人は起き上がり、アルターレビドに向かってデコピンを放つ。

シャ「えい」

A「うおあぁぁぁぁぁ...」

 アルターレビドはデコピンの衝撃により、何十メートルも突き飛ばされた。

 地面に衝突する瞬間受け身をとり、なんとか衝撃を緩和することに成功。

A「いってぇぇぇ...」

シャ「ギャハハハハ!見た目の割には結構よーわいんだね~!そうだ!」

 

 ヘリコプター内。

 

リポ「一人のレビノイド兵でしょうか、勇敢に巨大な異星人と...」

 その時、操縦士の目の前に青い手が。

操縦「なんだ!」

カメ「捕まったのか!?」

リポ「私達はどうやら捕まってしまった模様です...皆さんはむやみに...」

 

 ・・・

 

 シャマー星人は上空を飛んでいるヘリコプターを捕まえ言った。

シャ「構えて~投げたー!!」

 投げられたヘリコプターはボールのように回転しながらアルターレビドの方へ飛んでくる。

A「そのくらい斬撃で...」

騎「待って、ヘリの中に何人かいる。」

A「マジかよ...な、ならどうすりゃいいんだ?」

騎「えーっと...とにかく中の人を助ける...それだけ。」

A「...よくわかんねぇけど、俺流の方法で...!」

 アルターレビドは双剣をしまい、飛んでくるヘリの扉を掴んだ。

 そして、ヘリを掴んだまま大きく飛び跳ねると空中で扉を破壊し、

 中から3人を両脇と両手で掴んでヘリから脱出した。

 ヘリはそのまま地面に転がり落ち爆散してしまった。

 3人には複数個所ケガがあり呻くなか、アルターレビドはゆっくりと着地。

 すると、その様子を見かけたレビノイド兵の2人が近づいてきて言った。

レ4「彼らの救助に感謝する。」

レ5「その3人は俺たちの医療チームがどうにかするから大丈夫だ。」

レ4「ちなみに、ヤツは何をしても攻撃が当たらない。気を付けろ。」

 2人は負傷した3人を背負うなりして近くの医療キャンプへ運んで行った。

A「マキが教えてくれなきゃ気付かずヘリごとやっちゃってた。

  にしても、だ。攻撃も強けりゃ、あたりゃしない。どこに弱点があんだか...」

 攻撃しても何の意味もない。むしろ不利な事に気付いたアルターレビドは茫然としてしまう。

 

 その頃、アルターから1.7km先のシャマー星人は...

 

シャ「アイツらどこに飛んでったんだろな~、まぁいいや。」

 と、公園の上で今度は広告の閲覧を開始し始めた。

 すると、突然上空が曇り始めた。

シャ「あれ、こんな低い雲なんてこれほ...」

 シャマー星人は突然姿を消してしまった。

 そして雲はだんだんと広がっていく。高度80mほどの...雲。

 雲の下にある街は一気に闇に包まれる。

?「...私は"ガス"だって言ったはずよ。」

 その声は1.7km先にいるアルターレビドまで届く。

A「暗くなったと思えば...その声、昨日の!」

ユ「...フフ。...昨日は楽しかったわホント。...でも、今日はもっと楽しくなりそうね。」

 そして、広がるガスは街を照らす多くの光を遮断していく。

 アルターレビドは走ってユピタの声のする方へ向かう。

A「な、なんじゃこりゃあああ!」

 そこにはシャマー星人並みの巨大な怪獣が生成されている。

ユ「...最初からこうすればいいことに気付いて無くてね。

  ...私の従者、"ユピタ・モンス"があなた達の星を破壊するのよ。」

 ユピタはユピタ・モンスの体の中に溶け込んでいく...

 そしてユピタ・モンスにユピタ特有の模様が色づき...

ユモ「...破壊、します。」

 とうとうユピタ・モンスは目を開いた。

 その瞬間、アルターに向かって殴りかかる。

A「まずいッ!」

 アルターは後方に跳ねて避ける。

 ユピタ・モンスの殴った地面は大きく抉れ、砕けたアスファルトが四方八方に飛び散る。

 すかさずアルターレビドは双剣を生成。

A「オォラァァァ!!」

 双剣を振り回し、乱舞する連撃でユピタ・モンスの手は傷だらけになった。

A「もういっちょ!」

 溜めて放った斬撃がその手を斬り落とす。

 断面からは黒に近い緑の煙が溢れ出す。

 しかし、斬り落とされた手はスライムのように動き、すぐに元の姿に再生したのだ。

A「え、えっ!マジかよおい...」

ユモ「...そんなんじゃ」

 ユピタ・モンスの拳が振り上げられる。

 そして、

ユモ「...何も感じない」

 凄まじい速度でその拳は地面を殴り、大量のアスファルトの残骸が飛び散る。

 さらには地面に大きなヒビが入り、水道管から大量の水が噴出し始めた。

 アルターレビドは先ほどの一撃を避けると目の前に襲い掛かるアスファルトを弾いた。

A「シャマー星人ん時と状況がほとんど一緒じゃねぇかよ...」

 アルターレビドが疲れを見せていると...

FA1「ターゲット発見。排除します。」

 一体のフレイムアーテリドが現れ、ユピタ・モンスに向かって攻撃を開始した。

A「なんだアイツ...?金属生命体じゃないようだが。」

騎「確かイージス社で開発された新兵器。この前火炎放射とかで散々な目にあったよ。」

A「火炎放射を放つのか、人間の技術の進歩は著しいな...まてよ...

  確かユピタはガスを操る...ガスって大体爆発するよな?なら...」

 アルターレビドはFAに向かって叫ぶ。

A「その火炎放射ってのをヤツに放て!」

 FAは「承知」と言うと、胸部から火炎弾を放った。

 火炎弾は遠くまで飛んでいきヤツの顔面に衝突する。

 しかし、衝突した瞬間に火は完全に消滅してしまった。

A「...あれ?まさか燃えないタイプの?」

 そうこうしているうちに

 FAは発射の反動で動けなくなっている間にスクラップにされていた。

ユモ「...そんな炎じゃ私は消えないわよ。」

 エルデ・モンスは口を開き、紫色のガスを放ち始める。

A「色からしてヤバいガスじゃねぇかよ...」

FA2「有毒物質、焼却。」

 どこからか現れた二体目のFAが紫色のガスに向かって火炎放射を放つ。

 ガスに触れた瞬間、爆発を引き起こし連鎖反応でユピタ・モンスの顔が爆散した。

A「ナイス!優秀すぎだろ!」

 顔が吹き飛んだ状態でも動くユピタ・モンスは先ほどやって来たばかりのFAを

 同じようにスクラップへと変貌させてしまった。

 その間にユピタ・モンスの顔は再生してしまった。

 いくら破壊しても再生する姿にアルターレビドはただ斬りつけることしか出来ない。

A「もう疲れた...」

 アルターがメモリの中に戻り変身が解除されてしまった。

騎「えええええ!?ヤバいって...!」

 真騎は焦りながらもポーチからテキトーにメモリを取り出し差し込む。

騎「変身!」

 すると、ハイテンポな曲と共にキーレンがやって来た。

K「HEY!!行くぜ!」

 真騎はキーレンレビドに変身した。

K「実際に見ると結構デケェなぁ...まぁいい。」

 キーレンは得意のハルバートを生成し、巨大な腕目掛けて大きく振りかぶる。

 そして、ハルバートはユピタ・モンスの腕に命中した。

 しかし「プスッ」と音を立てただけで全然ダメージが入っていない。

K「あかんやん」

 案の定そのままタックルされ地面に叩きつけられた。

K「あかんやんけ!」

?「何してるの早く倒したってよ」

K「ん??」

 どこからか声が聞こえる。

?「これだからバカは...」

騎「シャマー星人か...?」

K「は?そんなわけ...」

シャ「あー、もういい」

 瓦礫の下からソフビ人形ほどの小さなシャマー星人が出てきたのだ。

K「マジかよ。」

シャ「ホント、バカだよねぇ~。こんなガスの塊すら倒せないなんてw」

K「んだと?削り下ろすぞ青豆。」

 シャマー星人は一歩下がって言う。

シャ「ほら、ボクが思うには~傷口から燃やせばこんな雑魚イチコロだよ。」

K「傷口かぁ...」

ユモ「...さっきから何独り言言ってるの?...ねぇ?」

 拾い上げられた岩石がキーレンレビドに投げつけられる。

K「ゴールデンハルバートの力ぁ!」

 飛んできた岩を砕き、ちっさいシャマー星人を見て頭を掻きながら頷いた。

K「なぁ、レビノイドの持ってる剣持ってないか?」

 キーレンレビドは融合中の真騎に問うと、ハルバートを持つ反対の手に生成される。

 そして、何を思ったか。その剣をハルバートの先端で穴を開け...

A「えっ、ちょっ...おい!!」

 ポーチ内のアルターメモリを無理やりねじ込む。

 すると、剣は今まで見た事のないほどゴツくなった。

A「なんか剣にされてる...俺...」

K「しばらくの我慢だ。まぁ、行くぜ。」

 キーレンは巨大な剣を構え、地面を蹴った。

 ユピタ・モンスの目の前にまで跳び上がったキーレンは言った。

K「アルター自体を受けてみろぉぉぉぉ!!」

 巨大な剣はヤツの脳天に突き刺さり、気付けば真っ二つになっていた。

 キーレンは着地してすぐFA(3)を両手で放り投げ、

 巨大な剣をバットのようにして大きく振りかぶった。

 球のように飛ぶFAは再生最中のユピタ・モンスの断面に衝突し...

FA3「ERROR:ERROR:ERROR」

 大爆発を引き起こした。

ユモ「イヤァァァァァァ!!」

 ユピタの断末魔と共に周りの木々はなぎ倒され、爆風で周囲が更地と化してしまった。

 空のガス雲は消滅し青空が戻って来たのだ。

K「おっしゃあ!!」

シャ「ホントバッカだよね~ホントにね~ギャハハハハ!!」

 巨大なシャマー星人が再び姿を現す。

K「あ!オマエ...最初からその姿に戻ることが目的で!」

シャ「バカな君達にもようやく理解できたのね~!」

 腹を抱えて大爆笑するシャマー星人。

 ...上空の何かが爆散した。

シャ「...え?」

 シャマー星人はまた姿を消した。

 そして...辺りは一気に暗くなり、ようやく夜が戻って来た。

K「あれ、消えた!アイツ...また姿を眩ませやがって...」

 キーレンレビドは変身を解除した。

騎「勝てたには...勝てたのか?夜を取り戻せたし...?」

K「じゃ、俺はクラブに戻る!またな!」

騎「じゃね!」

 キーレンは踊りながらクラブの方へと帰って行った。

騎「よし、俺も帰るとするか...ふぁああぁぁぁあ...」

A「ちょっとー。助けて?」

 真騎が振り向くとそこにはレビノイドソードにハマり抜けなくなったアルターメモリが。

騎「...」

 真騎はレビノイドソードを両手で持ちそのまま家にかえって行った。

A「出してくれぇぇぇぇぇ」

 夜の静寂にアルターの情けない声が広がるのであった。 

 そしてビル屋上の謎の一つの人影が二つの影に増え、月が隠れると同時に姿が消えたのだった。

 

 …翌朝。

 

シャ「うんしょ...どっこらしょい...ふぅ...ここでの生活は大変だなぁ~」

 どこからか取って来たチキンカツを運ぶシャマー星人。

 その臭いに釣られて...

シャ「!ワ、ワンちゃん...ほ、ほらお手!お手!お手ええええええええ...」

 その後のシャマー星人がどうなったかは誰も知らないのであった...

 





 バロス星人 ユピタ(怪獣体)→ユピタ・モンス
 
 全身をガスで固めることで実質無限大に大きくなれる状態のユピタ。
 攻撃手段は少なく、毒ガスや叩きつける,踏みつける程度だが、
 その分被害は大きく、毒ガスには1㎎あたり4人の人間を殺せるほどの
 猛毒成分が含まれている。表面は傷を負うとスライムのように動き、
 勝手にそして迅速に再生する。

一番印象に残ってるバロス星人を教えてー

  • 地のバロス星人 エルデ
  • 金のバロス星人 ヴェヌス
  • 火のバロス星人 マルス
  • 木のバロス星人 ユピタ
  • 土のバロス星人 ザトルン
  • 水のバロス星人 メルクア
  • 天のバロス星人 ウラヌス
  • 海のバロス星人 ネプトゥン
  • バロス星主 タイタン
  • バロス星主 テティス
  • バロス星主 プロ―メ
  • バロス星主 モント
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