メタリックスターナイツ   作:模造品ザギさん

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勇気を胸に

 

 外が未だマスメディアの報道によってざわつく中、

 宇宙船内...

 

 炎を纏う石を操り、仮面ライダーキーレンを襲いに掛かる。

 しかし、彼の持つ金色のハルバートが全ての石を軽々と弾いている。

 

K「これがこの俺の実力よぉ!」

 

土「あら...なら、もっと大きな...」

 

 ザトルンの操る石がぶつかり合いながら徐々に塊になる。

 仮面ライダーキーレンはハルバートを構え、一気にザトルンに接近する。

 そして、一撃を与えようとした瞬間。

 

 「ガァァァン!」

 

 真横の岩石からもう一体の異星人が飛び出し、

 ヤツは仮面ライダーキーレンに体当たりをした。

 

K「うぉっ...!!」

 

 咄嗟にハルバートを盾に衝撃を緩和した。

 岩から飛び出した異星人は仮面ライダーキーレンの姿を凝視する。

 

?「...アノトキハヨクモ...!オレノナハタイt」

 

 キーレンの重く強力な一撃がヤツの肉体を斬り飛ばした。

 

?「グオァァァァマタカァァァァ!!!」

 

 壁に強く衝突した謎の異星人はそのまま光を放ち爆散した。

 そうやっている間に、ザトルンの燃える巨岩が完成してしまった。

 

土「これで終わりよ...メテオ!!」

 

K「なら...こっちも!」

 

 向かってくる巨岩が目の前まで迫った時、

 ハルバートを床に勢いよく突き刺し、30mほど高く飛び上がった。

 巨岩はハルバートに命中した瞬間に大爆発し、

 勢いの付いた燃える石が再び仮面ライダーキーレンに襲い掛かる。

 

K「こんな時こそ!」

 

 空中で背中からステラルソードを抜き取り、襲い掛かる石を破壊した。

 そして、その剣にある三色のボタンを適当に押し、

 空中からザトルンの胸部目掛けて斬りかかる。

 

土「速い...!」 

 

 ザトルンは咄嗟に床を踏みつけたが、何も起きない。

 なんせ、宇宙船の床なのだから。

 ザトルンは絶望した。

 

土「...!」

 

K「トドメだ!うおぉぉぉぉぉ!!」

 

 ステラルソードの一撃はザトルンの胸部を貫き、

 ザトルンは絶望した姿のまま爆散した。

 そして、閉ざされていた扉は開き、次への道が現れた。

 仮面ライダーキーレンはステラルソードをしまい、傷ついたハルバートを床から抜き取った。

 

K「あちゃー...おっと、急がねぇとな...」

 

 ハルバートについた煤を軽く払い取って、次の部屋へとつながる廊下に進みはじめた。

 そして、じっと1つの岩の後ろに忍んでいたゼラムはゆっくりと彼の後ろを付けていった。

 

 しばらく廊下を走ること2分...目の前に50段ほどの階段とその奥には

 いかにも終点らしき扉があった。

 

K「ここからが、本番ってとこか...あの時結構派手に動いたけど、マキは大丈夫か?」

 

騎「大丈夫だよ。少し体に衝撃があったくらいだし。」

 

K「ーッ…ふぅ…行くぜ。」

 

 1歩ごとに足音が響き、臨場感が増していく。

 そして、20段目辺りから足音にズレを感じ始めた。

 しかし、仮面ライダーキーレンは少し首を傾げながら、50段を上りきった。

 

K「...」

 

 大きな扉を右手でゆっくり押して開く。

 扉を開けたその先には、秋原社長が椅子に寄りかかり、眠っていた。

 

騎「縛られてすらない...?」

 

 少し違和感を覚えながらも秋原社長の元へ向かおうとした時。

 目の前で眠っていたはずの秋原社長の姿が消えた。

 

K「なんだ!?」

 

?「ようやく来たのね...

  コホン...私はバロス星人を束ねる首謀者...と言うのかしら?

  ...とにかく、私は貴方と決闘するためにこの男、秋原をさらったの。」

 

騎「...さっきまで居た秋原社長はどこだ!」

 

?「それなら...メルクア、彼を見えやすい位置に。」

 

 すると、奥から秋原社長を抱えて運ぶ異星人が...

 

水「ここに座らせとけばいいよね?」

 

?「あぁ、そこなら私たちの決闘の邪魔にならない。」

 

水「ところで、ビルト様はどうして彼らと決闘するのですか?」

 

?「ノーコメントだ。...では、始めようか。真騎、そして金属生命体。」

  

 その言葉と共に、ビルトと仮面ライダーキーレンの周りが半透明な壁で囲まれた。

 そして、壁より外のメルクアは社長の見張りを始めた。

 

ビ「さぁ、かかってこい。」

 

K「...やるしかねぇ!」

 

 仮面ライダーキーレンはヤツに向けてハルバートを斬り下ろす。

 しかし、その一撃は軽々と躱され、気付いた時にはハルバートが凍てついていた。

 

K「なっ...!」

 

ビ「遅いぞ、動きが。」

 

 ビルトからの会心の蹴りが仮面ライダーキーレンの腹部に命中した。

 思わずハルバートを手放し、後ずさりしてしまった。

 

ビ「その程度か。」

 

 ビルトは凍てついたハルバートを強く握り、粉々にしてしまった。

 

K「俺のハルバートがぁ...許さんぞぉぉぉぉ!」

 

 仮面ライダーキーレンは背中のステラルソードを抜き取り、斬りかかる。

 ぶんぶん振り回すも、ビルトには全く当たらず、当たったと思えば一瞬で弾かれてしまった。

 

騎「キーレン落ち着いて!」

 

K「いーや、ハルバートの分までボッコボコにするまで...」

 

 真騎はキーレンメモリを抜き、今度はセクターメモリを差し込んだ。

 

S「うわぁ、なぁにここー?」

 

騎「頼むセクター。一緒に戦ってくれ!」

 

S「今ならまんぷくだしいいよー」

 

 仮面ライダーセクターの目の色が変わった。

 それを見たビルトは一瞬身構える。

 

S「いっくよー!」

 

 その言葉と共に、背中のハエトリグサのような翼が開き、

 宙を舞う。そして、仮面ライダーセクターの掌から黄色の弾が生成され始めた。

 

ビ「姿が変わったかと思えば、隙だらけの大技か...弱い。」

 

 ビルトは飛び跳ねると、仮面ライダーセクターの翼に光弾を放つ。

 すると、その光弾は翼に吸い込まれて消えていった。

 

ビ「!?」

 

 ビルトは一瞬驚いたが、すぐに冷静さを取り戻すと双腕に炎を纏わせる。

 再び飛び跳ね、仮面ライダーセクターの脳天を殴り、床に叩き落とした。

 その勢いで床にヒビが入り、破片が飛び散る。

 

ビ「もう終わりか?社長を助けたい気持ちは...」

 

 気づくと、仮面ライダーセクターはまだ力を溜め続けてたのだ。

 そして、次の瞬間に強力な光線が両方の掌から放たれた。

 

ビ「流石にまだ終わらないようだな...」

 

 ビルトは左手の掌から光線を溜めることなく放った。

 その光線は仮面ライダーセクターの光線と引けを取らないほど強力だった。

 双方の光線がぶつかり合い、明るく照らす中...

 

水「はぇえぇ...やっぱり、ビルト様は強いなぁ...」

 

 メルクアはその決闘に見とれていた。

 そして、秋原社長の座っているはずの椅子をチラ見すると、

 そこには秋原社長の姿は無かった。

 

水「あれれ...?」

 

 メルクアが辺りを見渡すと、一か所だけ怪しく開いた扉を発見した。

 得意の速さでその扉まで翔り、その部屋の中をしっかり見ると...

 そこには床で眠っている秋原社長が居た。

 

水「なんだぁ、計画の妨げになるようなことはしないでよね...」

 

 と、秋原社長に近づいた時だった。

 扉が閉まり、その扉の裏に隠れていたゼラムが飛び出し、メルクアの背後を狙った。

 

水「うわっと!」

 

 メルクアは一瞬にしてその一撃を避けた。

 

Z「秋原社長を返すんだ。死にたくなければな。」

 

 すると、メルクアは身体を水色に光らせ始め、怒り始めた。

 

水「嫌だよ!オマエが誰だか知らないけど、ぜっっったい計画の邪魔はさせない!」

 

Z「なら、全力でこちらも行かせてもらう!」

 

 ゼラムの鎌の斬撃がメルクアの腕を狙う。

 しかし、これまた一瞬で避けられる。

 

水「私は最速のバロス星人なの!!オマエが私に攻撃できるわけないのよ!」

 

 メルクアは凄まじいスピードと跳躍力で部屋中を駆け回り、ゼラムを翻弄する。

 

Z「速すぎる...」

 

 その姿を見たメルクアはその速度のままゼラムに会心キックをおみまいした。

 その一撃はゼラムの背中に命中し、衝動で前に倒れてしまった。

 しかし、すぐに起き上がり目を光らせる。

 

Z「そう来るなら…こうだ!」

 

 ゼラムは鎌を構え、動かなくなった。

 メルクアは動かなくなったゼラムに軽く蹴りをする。

 しかし、何も反応しない。

 

水(チャンスじゃん!)

 

 そして、メルクアが天井を強く蹴り、マッハ5で蹴りかかって来た時だった。

 

Z「来た...」

 

 ゼラムは鎌の刃をメルクアに向けた。

 一瞬にしてメルクアは真っ二つになった。

 斬れた右半分と左半分の距離が少しずつ開いていき、床に叩きつけられた。

 

水「あ゛...あ゛...」

 

Z「秋原社長は返してもらう。」

 

水「ぜっ...たい......にがさな...」

 

 そして、真っ二つになり動けなくなったメルクアを無視。

 ゼラムは秋原社長を担いで部屋を後にした。

 

 一方...

 

S「もう力がぁ~...」

 

 光線のぶつかり合いが続いており、仮面ライダーセクターの体力も限界に達していた。

 光線の力も徐々に弱まっていく。

 そして、光線は止まりビルトの光線が迫って来た。

 

S「それなら~...」

 

 そして、翼で光線を吸収し始めると、ビルトは察し光線を止めた。

 

S「あぁ...おなかがすいたよお~」

 

 そして、セクターはココロメモリの中へ戻ってしまった。

 

ビ「...厄介なヤツだったが、体力の限界が来たか。」

 

 ビルトは少し息を切らせながらも余裕を見せる。

 そして、真騎はインキュロスメモリをギラシアベルトに差し込んだ。

 しかし、今は昼の12:40…

 

I「ひっ...」

 

騎「俺も怖い...でも、一緒に頑張ろう...!」

 

I「無理...」

 

 即答だった。

 そして、インキュロスはココロメモリに戻って行った。

 

ビ「...?」

 

 ビルトは困惑しながらも、一旦空中に居るのをやめた。

 

騎「なら...」

 

 真騎はアルターメモリを差し込む。

 

騎「頼むぜ...アルター!!」

 

A「おっしゃあ!...まだ疲れが...でもやるしかねぇ!!」

 

ビ「ようやく、本気を出すのか。全力でかかってこい!」

 

A「うぉぉぉぉぉぉ!いくぜぇぇぇぇ!」

 

 仮面ライダーアルターの双腕のエネルギーブレイドがいつにも増して輝く。

 先手を仕掛けたのは仮面ライダーアルターの斬撃だ。

 翔りながら放たれたその連撃はビルトに命中した。

 しかし、全て当たるだけで傷一つ付いていない。

 

A「嘘だろ...?」

 

ビ「アイスハンセン!」

 

 氷の刃が仮面ライダーアルターに迫る。

 回転するその刃は徐々に速度が増していき、

 仮面ライダーアルターのエネルギーブレイドに触れた瞬間、腹の方へ跳ね返って来た。

 その氷の刃は強靭なその腹に大きく傷をつけた。

 

A「ぐああっ...いってぇな...」

 

ビ「まだ終わらんぞ。」

 

 左腕から炎が噴き出し、強力な炎の渦が放たれた。

 傷を負い、動きが鈍っていた仮面ライダーアルターは避けることを忘れ、

 エネルギーブレイドで必死に防いだ。

 炎が分散され少し威力は落ちたものの、

 変身者の真騎にとってはかなり負担が大きかった。

 

A「おい、マキ。大丈夫か...!」

 

騎「熱い...なんだか...サウナにいる気分だよ...」

 

 仮面ライダーアルターは一気に態勢を崩し、倒れ込んでしまった。

 

ビ「はぁ...本気で来い。それでも戦士か?まぁいい。社長がどうなってもいいなら...」

 

 ふと、秋原社長が居た椅子を見ると、だれも居なかった。

 

ビ「バカな...」

 

A「隙を見せたな!」

 

ビ「…!」

 

 仮面ライダーアルターが手に持つステラルソードが光り輝いていた。

 ビルトが気をとられている内にボロボロの体を起こし、

 ステラルソードにある空洞にインキュロス,キーレン,セクターのココロメモリをはめ込んだのだ。

 

A「じゃあ、行くぜ...!最後の一撃...!!」

 

 ステラルソードから莫大なエネルギーが放たれ、その力すべてをビルトにぶつけた。

 ビルトは避けることはなく、ただ茫然として立っていた。

 ビルトの肉体に触れた瞬間、火花が飛び散り凄まじい音を放つ。

 

 「届け...この一撃!うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

騎「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 5人の声が重なった瞬間、ビルトの胴にヒビが入り一撃が肉体を貫いた。

 そして、ビルトはゆっくりと後ろへ倒れた。

 

A「...勝ったのか?」

 

騎「...そうっぽい。」

 

A「よっしゃあぁぁぁ...いててててて...」

 

 傷を負い、痛む腹部を押さえるアルター。

 完全に勝った。ビルトを倒した。と思っていると...

 

ビ「負けたよ。」

 

A「生きてる!?」

 

 仮面ライダーアルターは再び剣を構える。

 すると、ビルトは立ち上がり手を差し出した。

 仮面ライダーアルターは困惑するも、強く握手をした。

 

ビ「私たちの仕事はもう終わった。もう帰るよ。」

 

騎「仕事...?」

 

ビ「それはだ...」

 

 その時、宇宙船が一気に揺れ始めた。

 

ビ「なんだ!?」

 

 ビルトが外の映像を確認すると、ミサイルでの攻撃が始まっていた。

 そして、近くにはレビノイド部隊の姿が。

 

ビ「...君たちは逃げろ。」

 

A「お、おう...」

 

騎「貴方も逃げなくていいんですか!」

 

 すると、ビルトは宇宙船の外壁を拳で破り、即席の非常出口を作り出した。

 

ビ「私は宇宙船を守り抜く。ここは私の大切な家でもあるからな。」

 

 そして、ビルトはその出口から仮面ライダーアルターを投げ出した。

 ふと、ビルトの方を見ると、左腕の炎で穴を溶接して修理していた。

 

騎「ビルト...」

 

A「おい、着地するぜ!衝撃で気を失うなよ!」

 

騎「分かった...!」

 

 仮面ライダーアルターはビルトとの決闘に勝利し帰還した。

 振り返り、空を見上げると大量のミサイルがビルトの宇宙船を攻撃し、

 数秒後...宇宙船は木っ端みじんに爆発した...

 

騎「...え」

 

A「思ったより、いい奴だったな。ビルトは。もしかすると、俺らを鍛えてくれたのかもな。」

 

 すると、大量のマスメディアの記者が仮面ライダーアルターに近づき、

 質問、そして「今の気持ちは?」など…

 

騎「寂しい...のかな」

 

 そう言って、仮面ライダーアルターは、マスメディアの海を飛び越え、

 走ってイージス社へと向かって行った。

 近くの木陰...

 

Z「悪は滅んだ...のかな。」

 

 ゼラムメモリが龍也に話しかける。

 

龍「バロス星人の脅威は終わったはずだな。

  でも、他の異星人にはまだ気を付けなければならない。

  俺たちの戦いも...まだ終わりそうに無いな...」

 

Z「タツヤは俺の仲間が分かったのか?」

 

龍「仲間?」

 

Z「もう一人の人間と一緒に戦ってた。

  アルターとセクター,キーレン,インキュロス。」

 

龍「知らないな...」

 

Z「俺、アイツらに久しぶりに会って話したい。」

 

龍「そうか、なら共闘した時...だな」

 

 こうして、バロス星人との戦いが終わった...のかもしれない。

 まだ、真相は闇の中...

一番印象に残ってるバロス星人を教えてー

  • 地のバロス星人 エルデ
  • 金のバロス星人 ヴェヌス
  • 火のバロス星人 マルス
  • 木のバロス星人 ユピタ
  • 土のバロス星人 ザトルン
  • 水のバロス星人 メルクア
  • 天のバロス星人 ウラヌス
  • 海のバロス星人 ネプトゥン
  • バロス星主 タイタン
  • バロス星主 テティス
  • バロス星主 プロ―メ
  • バロス星主 モント
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