メタリックスターナイツ   作:模造品ザギさん

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赤い弾道の終着点

 

 16時頃...

 1人のママチャリ戦士が動き出す。

 

龍「晴馬の言う通りなら...ここの角を左!」

 

 数分前...

 龍也の元に晴馬からのメールが届いた。

 寝転びながら確認すると、

 先ほど行った水族館近くの商店街での銃乱射の噂を事細やかに記してくれていた。

 龍也は起き上がるとママチャリの鍵を握りしめ、ゼラムと共に出発した。

 ・・・

 

Z「ここらは人気がないですね。そろそろ融合といきましょう。」

 

龍「分かった。頼むぜ!」

 

 ゼラムは融けると、龍也の肉体に絡みつき変身した。

 仮面ライダーゼラム...スターナイトとして。

 ヤツの姿が見えてきた...

 周辺には既に撃たれて亡くなったであろう人々が倒れている。

 

Z「なんだ?異星人か...?」

 

 ヤツはママチャリで向かってくるゼラムに気付いた。

 すると、何百もの銃口をゼラムに向け発砲した。

 

Z「...!」

 

 ゼラムは生成した鎌を回転させ、銃弾を弾きながら確実に距離を詰めていく。

 ヤツは一瞬発砲を止め、ママチャリ目掛けて発砲した。

 しかしゼラムはママチャリを踏み台に大きく跳んだ。

 ママチャリは撃ちぬかれバラバラとなったが、ゼラムの鎌がヤツの脳天に狙いを定める。

 

?「速いな。だが、これなら...どうだ!!」

 

 ヤツは全身から弾けるように銃弾を解き放った。

 その不意を突いた大量の銃弾はゼラムの全身に命中した。

 しかし、ゼラムの鎌の勢いは収まらない。

 

?「...ッ落ちねぇか。」

 

 ヤツは地面を大きく蹴り上げ、鎌を弾いた。

 鎌は大きく打ちあがり、ヤツはゼラムの鎌を破壊しようと銃を構える。

 わずか0.3秒。一瞬で鎌はゼラムの元へ戻った。

 放たれた銃弾は空を斬り、上空へと消えていった。

 

?「鉄屑がぁ...」

 

 ゼラムは鎌を構え直し、ヤツの頸部を狙った。

 地面を蹴り、一気に距離を詰め、鎌を振りかぶった。

 

?「気付かねぇか...撃たれたことに。」

 

 ゼラムはハッとしたが、そのまま首を落としにいった。

 突然、ゼラムの左腕に強烈な痛みが襲い掛かる。

 そのまま腕の手が抜け、鎌が手から抜け落ちた。

 

Z「いつ撃った...?」

 

?「これが我の極めた早撃ちよ。動きを止めたのが運の尽きだ。」

 

 斬られた撃たれたの痛みではない。

 まるで紙がビリビリに破られていくような粗く激しい痛み。

 それが左腕から消えない。

 

Z「怠った...こん...なとこで...」

 

?「さて、次こそ処刑だ。金属生命体。」

 

 ヤツは取り出した拳銃をゼラムの額に当て微笑んだ。

 なんの猶予も与えず銃弾を放った。

 薬莢がカランと落ちる音が響き渡る。

 

?「なんだと?」

 

 ヤツの撃ったものは切断されたゼラムの左腕だった。

 

Z「こんなとこで...挫けちゃヒーローなんてやってけねぇよ...」

 

 ゼラムの左腕は確かに無くなってる。

 しかし、切断面はゼラムによって塞がれていた。

 

?「自分の腕を自分で斬ったのか貴様...」

 

 ヤツはお構いなく銃弾の乱射を再開した。

 ゼラムは右手で鎌を掴み、その場で回転を始めた。

 銃弾が鎌によって弾かれている。しかし、現実は胸より下の体すべてに銃弾が命中していた。

 

?「やはり、ただの延命に過ぎない。驚かせるな。」

 

Z「...だと思うか?」

 

 ゼラムは鎌を思いっきり投げた。

 しかし鎌は空に向かって飛んでいくだけだった。

 

?「外したか。」

 

Z「・・・」

 

 ゼラムは鎌が飛んでいき、見えなくなるまで見守った。

 すると、ヤツはボロボロになったゼラムを見て言った。

 

?「なぁ、そんなに生きたいか?

  悪あがきを続けてまで?

  なら、言え。他の金属生命体の居場所を。」

 

 ヤツは複数の銃口をゼラムの頭部に集中させた。

 しかし、ゼラムは鎌の飛んで行った方向を見たまま動かない。

 ヤツは一発ゼラムの右脚に撃ち込んだ。

 なおも動かない。それにゼラムから光は消えていった。

 

?「絶望でショック死か?なっさけねぇヒーローだな。」

 

 ヤツは動かなくなったゼラムに近づき、蹴り倒した。

 そして、胸部のコアを踏みつけ嘲笑った。

 

?「半殺しのつもりがやり過ぎたようだ。

  残りの金属生命体の居場所が聞けなかったのは残念だ。」

 

 ヤツは光の消えたコアを鏡のように使い、銃口の詰まりの有無を確認した。

 

?「...ん?」

 

 コアの反射で後ろから細い何かが飛んでくる姿が見える。

 ヤツは怪しみ、後ろを向いた。

 振り向いた時にはヤツの左腕が斬れていた。

 

?「ァァアアアアアァアアア!?」

 

 その正体は戻って来たゼラムの鎌だった。

 すると、倒れていたゼラムは目を覚まし、ヤツに鎌の追撃を与えた。

 明らかに動揺しているヤツに追撃が命中し、背中に切り傷を与えた。

 

?「待て...貴様...死んでいたのでは無かったのか!?」

 

Z「魂を鎌に移したまでだ...そのお陰でお前の腕を斬り落とせた...それに...」

 

A「次こそお前を倒す!」

 

 仮面ライダーアルターたちの援軍がやってきた。

 実は...少し前。

 

騎「庭に何かが...隕石?」

 

 真騎が庭を確認すると、そこには芝に突き刺さったゼラムの鎌が。

 

騎「なんで...?」

 

A「なんだなんだ?ゼラムの鎌じゃねぇか。」

 

 アルターはその鎌に触れた。すると、緑に光った。

 そして、鎌の柄から放たれた緑の光がどこかに伸びている。

 

A「なるほど...マキ、ゼラムたちがピンチだ。行こう。」

 

騎「分かった。」

 

S「みんなどこ行くの?」

 

A「ゼラムを助けに行くんだ。」

 

S「ふーん。じゃあいこー」

 

 セクターはセクターメモリに入っていった。

 そしてアルターはバイクと融合し真騎を乗せ全速力で緑の光の元へ向かって行った。

 ・・・

 

?「貴様は...あの時の鉄屑...」

 

S「ボクもいるよ~」

 

 すると、怪しい光に導かれたキーレンがやってきた。

 

K「もちろんこの俺もだ!!お前を倒してうちのクラブの平和をt...」

 

?「黙れ!!我は誇り高きダイナ星人...!ここでめげるほどヤワじゃねぇ!!」

 

 ヤツは突然、取り出した拳銃を口から吸収し始めた。

 

ダ「ここまで1匹追い詰めたんだ!0で終わってたまるかぁぁぁ!!」

 

 ヤツの全身の銃口から沸騰する青い血が溢れ出したのだ。

 そして膨張した筋肉からさらなる銃口が生成されていく。

 先程斬られた切り口からは新たな腕が生成された。

 

A「おいおい...何が起きてんだよ...」

 

S「きもーい」

 

ダ「キサマラァ…ゼッダイシケイシケイシケイダァァァァ!!」

 

 完全に冷静さが失われたダイナ星人。

 ヤツはもう何も考えていない。まるで獣のようになってしまった。

 

Z「くっ...俺はもうダメだ。あとは任せたぞ...」

 

 ゼラムはゆっくりとその場に倒れ込んだ。

 そしてヤツは全身から銃弾をぶっ放した。

 

A「マジのアルター、見せてやるぜ!」

 

 輝く2本のエネルギーブレイドが次々と強力な銃弾を真っ二つに捌いていく。

 セクターは飛び交う銃弾から再生した翼でゼラムを庇った。

 

K「キラーリと一撃。受けてみろ!」

  

 キーレンは銃弾の隙を狙い、銃口をハルバートで確実に潰していく。

 しかし潰れた銃口は一瞬で再生していく。

 

K「どうりで中々減らないわけだ...」

 

A「全く近づけない...スゴイ力だ...!」

 

 いくら銃弾を破壊しても弾は尽きない。

 それに銃口も一瞬で再生する。

 セクターの翼シールドも限界が来そうだ。

 その時、セクターは思い出した。ヤツの弱点を。

 

S「キーレン!きて!」

 

K「なんだよ!」

 

 キーレンはぜぇぜぇ言いながらも来てくれた。

 

S「じつはねーあいつのじゃくてん分かったかもしれない。」

 

K「マジか?」

 

S「じゃあ、ふきとばすから...その先にいるフォグナを呼んで。」

 

K「フォグナ...あの地面を操る!ん?待て吹き飛ばすだt...」

 

 セクターはキーレンに向かって極太レーザーを解き放った。

 キーレンは黄色い火花を散らしながら目的の山林地帯まで一瞬で飛んで行った。

 

S「やっぱり...こーれつかれる...アルター!マキ!なんとかたえて!」

 

 ・・・山林地帯。

 

K「あぁああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁ...よっと!着地に失敗したらセクターのヤロー...」

 

 キーレンは綺麗に着地し、山林の少し平坦な場所に降りた。

 そこにはもっこりとした土の山が2つ。

 

K「おーい、フォグナはいるかー?」

 

 キーレンは木々を揺らすほどの爆音でフォグナの名を呼んだ。

 すると、土の山の片方から何かが出てきた。

 

K「やっぱりそこに...あれ?お前...」

 

タ「ヤカマシイワ!!」

 

 出て来たのはバロス星主のタイタンだった。

 

K「やっぱり、急に飛び出してきて俺が一瞬で倒したヤツじゃん!」

 

タ「ム...マサカキサマ...ザトルンサマニヨビダサレタトキ...オレヲシュンサツシタヤロウカ!?」

 

K「たぶん合ってる。すまんが、今は戦ってる暇はないんだぜ。フォグナを探しててな。」

 

タ「フォグラダト?オマエモキンゾクセイメイタイナノカ??」

 

K「あぁもちろん。だから...ってフォグナのこと知ってるのか!?」

 

 タイタンは少し深い林の方を指さした。

 

K「そっちか、ありがとな!」

 

 キーレンがそっちに向かおうとすると、タイタンがキーレンの腕を掴んだ。

 そして言った。

 

タ「アノトキノオカエシジャアア!!」

 

 腕を掴んだまま、キーレンを地面に何度も叩きつけフォグナの居る林の方へ投げた。

 

K「あぁぁぁああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 タイタンの投石精度のお陰か木の幹には一度もぶつからずにまた少し平坦な場所に出た。

 しかし、着地しようとしたが顔から枯葉の山にダイブしてしまった。

 

K「あんのバロス星人...俺はただ反射的に岩を破壊しただけだよ...」

 

F「あれ、その声...さっきも微かに聞こえてたけど...キーレン?」

 

K「はっ...フォグナ!?」

 

 枯葉をのけて前を見ると、そこには顔だけひょっこりと出したフォグナが居た。

 

F「えっ...まぁそうだけど、こんな山林の中まで来てどうしたの?」

 

K「んー...久しぶりに会話したいのもあるけど...助けて欲しいんだ...」

 

 キーレンが今、商店街で起こっている惨状を足早に述べた。

 フォグナは深刻そうな表情をして言った。

 

F「俺の大切な仲間たちがそんな目にあってるなら...」

 

 フォグナは地面に潜り、どこかへ行ってしまった。

 

K「あれ...?と、とにかくダメだったって伝えないと...急げ急げ!!」

 

 キーレンは脚を車輪のように回転させながら山道を下り、商店街方面まで走って行った。

 ・・・商店街。

 

A「いくら強くなったとはいえ...強くなりすぎだって...マジで...」

 

ダ「グォアアアアアア!!」

 

 暴走状態となったヤツは全身から銃弾を放ちながらも仮面ライダーアルターに拳を振り下ろしていた。 

 仮面ライダーアルターは攻めに転じようとしても、銃弾が邪魔で守ることしかできない。

 

A「拳はこう...!」

 

ダ「グォァァァァ!!」

 

 ヤツの拳に斬撃を与えたが、拳による攻撃が一瞬減っただけで結果変わらなかった。

 銃弾による一方的な攻撃が続いていた時。

 突然、大地が大きく揺れ始めた。

 

A「なんだよ地震か!?」

 

 すると、ヤツの目の前の地面が割れ、そこから大量の土が吹き出した。

 その土はヤツに覆いかぶさり、生き埋めにした。

 

A「土が吹き出す話聞いたことないぞ...一体何が?」

 

F「ピンチと聞いて俺が来たぞ。」

 

S「あーっ、きてくれたー!」

 

A「新しい金属生m...フォグナじゃねぇか久しいな!!」

 

F「はは...」

 

 フォグナの登場に沸いていたその場だが、ヤツは10秒も経たずに土から這い出て来た。

 そして、再び乱射をしようと構えた。しかし、銃弾は全くでない。

 

ダ「...シマッタ!」

 

A「銃弾が飛んでこなけりゃただの暴走モンスター…ここからは俺たちのターンだ!」

 

ダ「イヤ...オレハマダヤレル...ヤレルンダァァァ!!」

 

 仮面ライダーアルターは鞘から抜き取ったステラルソードにアルターの双剣エネルギーを溜めた。

 そして、青く光る刃を構えた。

 襲いかかってくるヤツの拳を一撃一撃確実に切断していく。

 

ダ「...ニゲル」

 

 ヤツの体が蜃気楼のように消えそうになった。

 しかし、フォグナがそれを阻止した。

 

F「地憤撃・マルチインパルス!」

 

 フォグナは地面に拳を叩きつけると、ヤツの真下の地面が隆起した。

 すると、ヒビが入りそこから大量の土や石が噴出した。

 ヤツの肉体が再び固まり、とうとう逃げることもできなくなった。

 

ダ「グ...ヌォォォォォ!!」

 

A「はぁぁぁぁぁ!!ファイナルアルタースラーッシュ!!」

 

 溜め込まれた青い刃の一撃がヤツの胸部を横に斬り飛ばした。

 ヤツの切断面から徐々にヒビが入り...

 

ダ「ザ...罪...ニン...ガァァァァァァァァァァァ!!」

 

 銃口から青い光を放ちながら爆散していった。

 そしてダイナ星人は倒された。

 

A「よし...」

 

 真騎は変身を解いた。

 そしてゼラムの方へと駆け寄った。

 

騎「...」

 

 ゼラムの姿は左腕を失いボロボロな姿だった。

 

F「ゼラム...俺の大切な仲間...」

 

A「いや...ゼラムがこの程度でやられたことは無い。よな...?」

 

Z「...あぁ」

 

 弱々しい声だが聞こえた。ゼラムの声が。

 

騎「良かった...とにかく病院へ!」

 

Z「いや、大丈夫だ。これだけ休めば...」

 

 ゼラムから緑色の光が溢れ、左腕が膜を突き破って再生した。

 

A「流石、俺以上の再生能力を持つだけある。すげぇなやっぱ。」

 

騎「龍也は大丈夫!?」

 

Z「龍也って...今はゼラムと龍也の意識も融合してる。

  だから、大丈夫だ。

  だが、やっぱり俺...まぁ龍也の方は完治してないから、ゼラムに治療してもらう。」

 

 二人の入り混じった声は状態以上に元気そうだった。

 そして遠くからキーレンの声が聞こえてきた。

 

K「ダメだったー!!すまねぇセクター!!」

 

S「んー?」

 

K「ハァハァ...あれ、いつの間にか終わって...居るじゃんフォグナ!」

 

F「まぁ...それじゃあ、俺はここで山林に戻るよ。

  あ、そうだったその前に...ここの土を戻さなきゃ...」

 

 フォグナは先ほど銃口を埋める際に放出した土石を操り、アスファルトの下に戻した。

 すると、セクターが思い出したかのように言った。

 

S「フォグナはマキにメモリはわたさないの?」

 

F「え、別にいいけど...」

 

 フォグナはスッとフォグナメモリを真騎に渡した。

 

F「でも、俺は戦いが好きじゃないからピンチ以外では使わないでよ。

  もし、俺がピンチじゃないと判断した場合は...どうしようかな...そうだ、生き埋め。じゃあね。」

 

 フォグナはそのまま地面に潜り、帰って行った。

 

騎「フォグナメモリ...家に置いとくだけにしとこうかな...」

 

A「結構フォグナもダークな部分あるからな。さてと...あれ、そういえばアレが今回居ないな。」

 

騎「あれ...って、はっ...」

 

 戦場を見て思い出した。

 ここで大量虐殺が起こってたことを。

 

 ・・・イージス社

 

秋「うーむ...」

 

秘「どされたのですか、社長。何かご不満でも...?」

 

秋「いや、どうやら今日何処とは言わないが大量虐殺が起きたようでな。」

 

 秘書は驚いた顔を見せながら話をする。

 

秘「そうだったのですか、それで、レビノイド部隊の派遣が遅れたのですか?」

 

秋「そうなんだが、1つ問題が起こってね...」

 

秘「問題...?事故ですか?」

 

秋「あぁ...レビノイド兵の1人が怪人化した。」

 

一番印象に残ってるバロス星人を教えてー

  • 地のバロス星人 エルデ
  • 金のバロス星人 ヴェヌス
  • 火のバロス星人 マルス
  • 木のバロス星人 ユピタ
  • 土のバロス星人 ザトルン
  • 水のバロス星人 メルクア
  • 天のバロス星人 ウラヌス
  • 海のバロス星人 ネプトゥン
  • バロス星主 タイタン
  • バロス星主 テティス
  • バロス星主 プロ―メ
  • バロス星主 モント
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