メタリックスターナイツ   作:模造品ザギさん

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レビノイド、暴走

 

 ダイナ星人による銃乱射事件が起こった直後にあった一本の通報。

 通報から2分後、レビノイド部隊が動き出す。

 

レ隊「我らレビノイド兵は民間人の犠牲者0を目指し、対象を討伐する。行くぞ!」

 

レ兵ら「了解!」

 

 隊長の指揮の下、レビノイド兵一行は目的地の商店街へ専用の航空機で向かう。

 車内は殺伐とした雰囲気。

 個々で武器の手入れを行う中、一人のレビノイド兵が体の不調を訴える。

 

レ1「隊長、頭が痛いです...」

 

レ隊「頭痛くらい我慢しろ。自身の健康より民間人の命だ。」

 

 隊長はそのレビノイド兵の訴えを退け、離脱させることはなかった。

 

レ1「...体が...熱い...」

 

 そのレビノイド兵はとうとう足元にうずくまってしまった。

 その姿を不安に思ったもう一人のレビノイド兵が言った。

 

レ2「隊長、流石に彼は戦場に行ける様子では...」

 

レ隊「...お前ら2人スーツを脱げ。レビノイド兵失格だ。」

 

 隊長はそう2人に告げた。

 すると、1人のレビノイド兵はレビノイドベルトで変身を解除し、

 車両の後方にある非常口からパラシュートを装備し、外へ飛び降りた。

 

レ隊「お前もだ。その程度で動けなくなるなら、ベルトを置いてここから出ていけ。」

 

 しかし、うずくまっているレビノイド兵からの返事は無かった。

 不審に思った隊長は彼に近づき、肩に触れた瞬間...

 赤い光が彼を包み込み、レビノイド兵の面影を残しつつも別の存在へとなっていた。

 

レ隊「お前...一体何が?」

 

 突然、変貌したレビノイド兵が隊長の首を絞め始めた。

 周りで見て見ぬふりをしていたレビノイド兵たちは立ち上がり、

 制止しようと彼の腕を掴んだ。

 彼は隊長の首を絞めながら周りのレビノイド兵を振り払った。

 

?「俺に近づくな。コイツは俺に無茶ばかりを言ってきた外道。」

  

 彼は隊長のレビノイドスーツの顔の部分をみかんの皮をめくるように破り、

 手首から生えた管を隊長の鼻の穴に差し込んだ。

 

?「さいなら。」

 

 管から噴出された何かは隊長の鼻の中の奥深くへ入っていった。

 すると彼は隊長の首から手を離した。

 隊長に駆け寄るレビノイド兵たち。

 しかし、手を離されて大きく息を吸った隊長は咽始めた。

 

レ3「隊長大丈夫ですか!」

 

レ4「お前、隊長に何をした!」

 

?「何をって、毒だよ。アイツには苦しみながらもがきながら死んでもらわないと...」

 

 その通り隊長は泡を吹き始め、床を転がり始めた。

 そして変貌したレビノイド兵とレビノイド兵との乱闘が始まった。

 一分後...副操縦席に座っていたレビノイド兵が異常な騒しさに気付き、

 後ろの席に繋がる扉を開けた。

 目の前には咽ながら動けなくなっているレビノイド兵たちと隊長の顔で遊ぶ変貌したレビノイド兵。

 

レ5「お前...ゴホッ...なにゲホゴホォッ…」

 

 扉を開けた瞬間に凄まじい臭いが鼻に襲い掛かる。

 先程まで話せていたレビノイド兵は一瞬で咽ることしか出来なくなった。

 そして、この空気が運転席に入り込み...

 レビノイドの姿になっていなかったパイロットは席が止まらなくなり、操縦を誤ってしまった。

 そのまま航空機は上空を大きく回転しながら、瓦礫の山へと不時着した。

 

運「ゴホォ...ゲッゴホッ...」

 

 航空機は原型を保った状態で不時着による死者は出なかった。

 しかし...

 

?「さてと、俺は今日から自由だ!今までの鬱憤をどう晴らそうか!」

 

 変貌したレビノイドは操縦席側の出口から外へと出て行ってしまった。

 数分後、後続のレビノイド兵の乗った航空機が着陸し、倒れたレビノイド兵を救助した。

 そして、イージス社へと連絡が入った。

 

 ・・・3時間後。

 真騎は風凛に呼び出され、イージス社へと向かった。

 時間は20時を過ぎた頃だった...

 

騎「レビノイド兵の暴走って...」

 

A「暴走か、前のアーテリドみたいな感じで社長が襲われたのか?」

 

騎「秋原社長は無事らしいけど、暴走した際に彼の種族していた部隊が死傷したらしい。」

 

A「なるほど、ならアーテリド超えは間違いないってことね。」

 

 バイク形態のアルターは夜の国道を爆走した。

 そしてイージス社前に到着すると、そこには2人のレビノイド兵が立っていた。

 その2人は真騎とアルターの姿を確認すると、近寄ってきて社長室までの護衛として同行してくれた。

 イージス社に近づいてから気付いた。壁にイージス社を批判する紙が貼られていたことに。

 しかし、急ぎの呼び出しであったため紙を無視して向かった。

 重苦しい空気の中、社長室の前まで到着した。

 

レ6「秋原社長!連れてきました!」

 

 レビノイド兵の1人が声を出すと、ピッと音が鳴り鍵の開く音がした。

 

レ7「入っていいぞ。」

 

A「俺は外で待ってるk」

 

レ6「今回はお前も呼ばれている。」

 

A「そ、そうか。」

 

 真騎が重厚な扉を押し開けると同時に2人のレビノイド兵は来た廊下を戻って行った。

 そして、扉の先には以前来た時と変わらない部屋に大きな窓から外を眺める秋原社長。

 

秋「来たか。まぁそこに腰でも掛けて。」

 

騎「は、はい。」

 

 真騎とアルターは同じソファに腰を掛けた。

 すると早速、秋原社長が口を開いた。

 

秋「園くんから聞いたと思うが、これから話す内容はレビノイド兵の暴走についてだ。」

 

騎「はい、多くの死傷者が出ていると聞いて急ぎで来ました。」

 

秋「うん。さて、今回の件に私は思い当たりがあってね。

  1ヶ月前から開発していたレビノイドベルトの強化版。

  『イージステラベルト』の試作品を研究施設に保管。

  そして1週間前に研究員1人を実験台として装着させてね...」

 

 ・・・1週間前

 

研1「それではいきます。」

 

研2「社長、始まります。」

 

秋「楽しみだね。」

 

 研究員1がそのベルトで変身を試みた。

 しかし、なった姿はただのレビノイド。

 

研2「見た目の変化はない...」

 

研1「今からパンチ力を測定します!」

 

 レビノイドに変身した研究員1はパンチ力計測機で測定。

 計測結果は4.2t。

 

研3「4.2トン...通常のレビノイドと特に変わらないですね...」

 

研1「次、キック力いきます!」

 

 それからも測定や検査が行われたものの、キック力は6tとこれも一般的なレビノイドと変わらず、

 他の能力も一般的なレビノイド並、もしくは以下であった。

 ある事ただ1つを除いて。

 

秋「なんということだ...」

 

 研究員たちは測定器具の片付けに入り、研究員1は変身を解除した。

 そして、そのベルトを私に渡してきた。

 私は怒りのあまり床に叩きつけてしまった。

 

 ・・・

 

秋「あの後、研究員は普通のレビノイドベルトとして兵に渡した。

  私の感情に任せた行動が1人のレビノイド兵の人生を狂わせた。」

 

 秋原社長は膝の上で拳を握る。

 その拳にはしわと血管が浮き上がっていた。

 

騎「...分かりました。俺が彼を助けます。」

 

秋「ありがとう青年よ。」

 

 秋原社長は大きく息を吐いて話を再開した。

 

秋「1つ懸念点がある...それが、理性を失っている可能性があるという事だ。」

 

騎「それはどうして...?」

 

秋「実験台となってくれた研究員の性格が明らかに変わった。短時間の変身だったが、

  敬語主体で笑顔が多かった研究員はタメ口の回数が増え、それにIQも20低下した。」

 

 その時、アルターは立ち上がって言った。

 

A「おいおい、流石に不備が多すぎやしねぇか?」

 

秋「金属生命体の君も分かってほしい...彼は私の犠牲者ではなく実験の犠牲者だということを。」

 

A「でもよぉ...」

 

騎「アルター、ここは一旦...」

 

 アルターは真騎の指に気付き、不満げながらも渋々ソファに腰をおろした。

 

騎「ところで、今暴走しているレビノイド兵の彼はどこに?」

 

秋「最近付けた探知機によれば、彼は今住宅街に...まずい。

  このままでは民間人に被害が出る...頼んだぞ北条くん、金属生命体アルターくん。」

 

騎「はい...!」

 

A「ぬー...やるしかねぇか!」

 

騎「秋原社長も研究頑張ってください!」

 

秋「分かった。」

 

 真騎とアルターは社長室を出て現場へと向かった。

 ...アルターはバイク状態の時に考えた。そして言った。

 

A「秋原社長はブラックレビノイドだよな?なんで自分から行かないんだ?」

 

騎「社長も暇じゃないんだ。それに故障してるかもしれないし俺は変に指摘できなかった。」

 

A「たしかにな。おっと、なんだか怪しい人影...?見えて来たぞ。」

 

騎「なんだかいい香...臭ッ!?」

 

 フルフェイスヘルメットを無視して鋭い臭いが鼻に襲い掛かる。

 真騎はギラシアベルトとアルターメモリを取り出し、変身した。

 

A「たしかにクセェ...なんだこの臭いは...」

 

 怪しい人影に近づくごとに臭いの強さが増していく。

 そして遂に住宅街の電灯が変貌したレビノイドの姿を晒した。

 

A「なんだ?ホントにレビノイドなのかアイツは...?」

 

 不気味な模様の羽にレビノイドの風貌を残しながらもまるで別人。

 その姿はまるで蛾のようだ。

 

?「ん?誰だ...夜は危ないよ。異星人がうろついてるかもだから...おや君は?」

 

A「お前、俺を知ってるのか。」

 

?「あぁ、知ってるとも。この星に突如現れた正義の味方!まさか、こんな形で会えるなんて!」

 

 彼は怪人の姿になっても理性が残っているように見えた。

 そして彼に接近を試みた。

 すると、背中の2枚の羽をばたつかせ、鱗粉をばら撒いた。

 

A「なんだよ急に...ってかっゆ!」

 

 全身にソワソワする痒みが襲い掛かる。

 

?「そっちから近づかれると警戒しちゃうじゃないか。」

 

A「ぬぉぉぉぉぉなんで痒いんだ~!」

 

?「俺の鱗粉は鋼鉄にも刺さるほど鋭くて服をすり抜けるほど小さいんだよ。」

 

A「ん~でも鱗粉なら...」

 

 アルターの体が赤く光り始めた。

 すると、一瞬炎が仮面ライダーアルターを包み込んだと思えば鱗粉が煤となって落ちた。

 

A「そのくらいの対策くらい、アルターにゃ簡単に見つけられるぜ!」

 

?「凄いじゃん、じゃあ俺は他を荒らしてくるわ!」

 

A「荒らす?あっ、そうだった!」

 

 彼は羽を巧みに操り飛んでいく。

 仮面ライダーアルターは彼に向かって青い刃を放ったが華麗に躱され、そのまま夜の闇へ消えていった。

 そして、真騎が一旦変身を解いた瞬間鼻を抉るような臭いが襲い掛かる。

 

騎「流石にヤバいって...!!」

 

 再度変身をし、なんとか鼻が死ぬことは無かった。

 変身してもしっかりと悪臭はする。

 変身してないときより1万倍はマシ。

 そしてふと気づいた。ここで少しながら騒ぎがあったのに窓からの野次馬が1人もいない事。

 怪しく思い、1つの家に名乗りながらノックした。

 しかし、反応がない。

 

A「あれ、変だな。」

 

 窓カーテンのわずかな隙間からその家の中を覗くと、3人家族が倒れている姿が見えた。

 まさかと思い、窓を突き破って侵入し生存確認を行った。

 3人とも既に死んでいた。

 

A「俺がアイツと茶番劇みたいなことしてたせいで…生存者の確認...いや、それより先に...」

 

 仮面ライダーアルターはレビノイド部隊に電話。

 そして家族3人の遺体に手を合わせ、先ほど彼が飛んで行った方角にバイクを走らせた。

 夜の闇の中でも彼の放つ強烈な悪臭でなんとなくどの方角へ進んでいたかがわかる。

 仮面ライダーアルターの心から彼に対する慈悲の気持ちが無くなった。

 

A「見つけた...!」

 

?「バイクの音が聞こえたと思えば、さっきぶりじゃん!」

 

 仮面ライダーアルターのサファイア色のエネルギーブレイドが彼の胴を掠る。

 

?「はぇ~...遊び相手かと思ってたのに。そっちがそうするなら、こっちだって本気で殺してやるよ。」

 

 彼は手首の管の2本の触手を伸ばし、仮面ライダーアルターの脚に巻き付いた。

 その先端から大量の粉を顔目掛けて噴射した。

 すると、仮面ライダーアルターは再び赤く光ると毒の粉を焼き尽くした。

 ついでに脚に巻き付いた触手を背中から抜き取った剣で斬り落とした。

 

?「・・・なら、ここの住民全員をさっきみたいに毒殺しようじゃんか!」

 

  先程切断した触手が再生し、その触手の1本1本が住宅に入り込んでいく。

  

A「軽々と命を奪うなよ...」

 

 仮面ライダーアルターは真騎とリンクし、戦闘能力を向上させた。

 そして、毒が噴射される前に彼の手首を切断した。

 

?「ギャアアアアアアア!!待って待って。斬られた...手が...!」

 

 彼は完全に怖気づき、羽を使ってそそくさと飛んで逃げて行った。

 怒りに刈り取られた仮面ライダーアルターは羽を狙い、青い刃を飛ばしたがまた躱された。

 

A「逃げられた...完全に倒すには...蛾の習性を持つなら...キーレン...!」

 

 ・・・

 

?「はぁ、はぁ...手が無くなった...でも俺なら再生できるそのはずだ...!!」

 

 ピカンと後方から強力な光を感じた彼はその方角へ振り返った。

 少し離れた所に凄まじいほど明るい光源がある。

 

?「なんだ...?とても安心できる...少しくらいなら寄ってもやられまい。」

 

 彼は光に魅せられ、地面に降りた。

 その光源をじっと眺めていると...羽を切断された。

 

?「・・・!?しまっ...」

 

 振り返ったそこには...

 

A「これで終わりだ。」

 

 仮面ライダーアルターのサファイア色の刃が紫色に染まった。

 

?「お...俺は...ただ...今までの復讐を...したか...った...」

 

 彼の胴体の切断面が光り始め、爆発した。

 

A「こんなフレンドリーなヤツでも、軽々しく命を奪うなんて信じがたいな...」

 

K「もう帰っていいか...?臭いし早く帰りたい。」

 

A「いいぞ。ありがとな。」

 

K「そいじゃ!」

 

 キーレンは帰って行った。

 そして、あの悪臭が徐々に消えていく。

 真騎は頃合いを確認して変身を解除した。

 

騎「なんだか、罪悪感が残るけど...とりあえず秋原社長に報告。」

 

A「そうだな。さっきのヤツ、性格は良さそうだったけどな...人間って分からないぜ。」

 

 そして2人はイージス社に向かい、秋原社長に先ほどの出来事を説明した。

 

秋「蛾のような能力...一体何がその能力を目覚めさせたのか...

  そういえば、君が死んだと思っていた3人家族生きてたらしいね。」

 

A「マジ?」

 

騎「良かった...」

 

秋「大量に吸い込んでなかったから少し脳にダメージがあったが、

  人間としては全然問題のない範疇らしい。早めに伝えることって大事だねやっぱり。」

 

A「ホント、気付けて良かったぜ...」

 

騎「さてと、今日はこの辺で帰りましょうか。」

 

秋「ここに泊まらなくて大丈夫か?」

 

騎「大丈夫です。」

 

A「危険なヤツは俺がブッ倒すからな!」

 

秋(仲が良いな...まるで本物の兄弟のようだ。)

 

 真騎とアルターは夜22時にイージス社を出て帰って行った。

 その後・・・

 

秋「さて、私も寝るとするか...」

 

 社長室の右の壁が変形し、そこからベッドが出てきた。

 その上で横になり言った。

 

秋「はぁ、大変だな...」




モスレビド

レビノイドが変化し、蛾の能力を持った怪人と化した姿。
鱗粉を使った攻撃を得意とし、臭い鱗粉。怪しい鱗粉。猛毒の鱗粉。
と、トリッキーなヤツ。
性格は良さそうだが、怪人化によって少し歪んでしまった。

一番印象に残ってるバロス星人を教えてー

  • 地のバロス星人 エルデ
  • 金のバロス星人 ヴェヌス
  • 火のバロス星人 マルス
  • 木のバロス星人 ユピタ
  • 土のバロス星人 ザトルン
  • 水のバロス星人 メルクア
  • 天のバロス星人 ウラヌス
  • 海のバロス星人 ネプトゥン
  • バロス星主 タイタン
  • バロス星主 テティス
  • バロス星主 プロ―メ
  • バロス星主 モント
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