・・・
マ「ん、これかい?ここに来る途中に見つけた人間の群れの肉。」
マンティスレビドは口元の牙とアゴを動かし、削り取るように人間の腕を食べている。
首元のショールは血で赤くベタ付いている。
マ「さてと、邪魔者は俺が狩らないとね...」
マンティスレビドは黄色い骨が見え始めた食べくさしの腕肉を投げ捨て、
両腕を重ね合わせ、大鎌を生成した。
Z「真騎、俺はこのカマキリの相手をする。
だから、ガトンの救助とゴボルタスの討伐を頼むぞ。」
A「難しいけど…やるしかねぇ!」
仮面ライダーアルターと仮面ライダーゼラムは二手に分かれた。
そして再び戦いが始まった。
…対ゴボルタス
ゴ「この程度で俺を倒せると...思っていたのか?」
A「思ってたさ。アイツが来るまでは。」
ゴ「今度こそ貴様を殺す...」
ゴボルタスが一歩踏み出す。
その時、ゴボルタスは動きが止まった。
ゴ「関節が動かん...石化状態が...まさか...」
ゴボルタスの左手,左脚が完全に石となっていた。
ガ「クックック...メドゥ星人の底力を甘く見たようですね...」
ゴ「貴様ッ...!!」
ゴボルタスは右脚で地面を強く蹴り、動かない左脚を削る勢いで引きずりながらガトンに接近した。
大鎌を右手だけで持ち上げ、大きく振りかぶる。
A「させるかぁ!」
仮面ライダーアルターはゴボルタスの左半身目掛けてタックル。
バランスを崩したゴボルタスは大鎌を地面に突き刺し、転倒せず耐える。
その隙に仮面ライダーアルターはガトンの横にセクターを呼び出す。
A「セクター、ガトンを守ってくれ。」
S「いいよー」
セクターはハエトリグサのような翼をテントのように広げ、ガトンと自分を包み込み守り始めた。
ゴボルタスは態勢を立て直すと黒いオーラを放ち、自身の大鎌を右手で砕いた。
そして、胸部の鉱石から黒いオーラの剣を抜き取る。
抜き取った剣からは血のような黒い液体が滴り落ちている。
ゴ「これで終わらせてやろう。貴様の全てを!」
A「...マキなら...俺なら勝てる!」
仮面ライダーアルターは剣を背の鞘に戻し、両腕からエネルギーブレードを生成。
サファイア色のエネルギーブレードはいつも以上に輝いて見える。
A「オラァァァァァァァ!!」
ゴ「グルアァァァァァ!!」
光と闇が衝突し、足元の瓦礫が吹き飛ぶ。
そして、雷鳴が地面を響かせた。
…対マンティスレビド
Z「お前の目的はなんだ!」
マ「目的...かぁ。言えないね。言っちゃうと...おっと危ない。」
流ちょうに話しながらも軽々しく翡翠色の大鎌を操るマンティスレビドはまさに新たな脅威である。
強風が吹くたびに揺れる王者の風格を示すマントには圧巻した。
マ「あ、でもこれだけは言えるよ。ボスと共に世界征服...フフ。」
Z「新たな侵略者...か。被害が広がる前に倒さねば...」
マ「俺を殺した所で何も変わらないと思うけど?」
Z「脅威は排除必須。手遅れになる前にな。」
マ「ふーん。」
マンティスレビドはその場から消えた。
跡形も残らず。
Z「…!」
仮面ライダーゼラムは辺りを見渡す。
マンティスレビドの姿はどこにも無いように見えた。
しかし、気付いた。景色が少し歪んでいるところに。
Z「まさか...」
仮面ライダーゼラムがそこ目掛けて大鎌を振り下ろす。
すると火花を散らしながら何かに弾かれた。
少し歪んだ景色はマンティスレビドがその色と同化した姿だった。
マ「油断すると思ってたんだけどな。」
マンティスレビドの大鎌も景色と同化し、何処から来ているのか分からない。
仮面ライダーゼラムは目と聴覚に精神を集中させる。
うっすらとズレて見えるマンティスレビドの腕。位置を把握し、マンティスレビドの大鎌を弾く。
マ「やるね。君も俺のおやつになるはずだったんだけどな~」
景色との同化が切れたのかもとの翡翠色に戻ったマンティスレビド。
しかし、ヤツの猛攻は終わらなかった。
マ「俺は蟷螂の力を持っててね。構えれば...もう君は動けない。」
マンティスレビドは大鎌を構え、まるで草木に生い茂る葉のように身体を左右に揺らし始めた。
仮面ライダーゼラムは攻撃に備え、すかさず大鎌を構えた。
目の前のマンティスレビドは奇妙な動きをしながらも的確に間合いを詰めてくる。
龍也は緊張感に襲われ、瞬きをしてしまった。
気付けば、目の前で構えていたマンティスレビドは首元を狙い大鎌を振っていた。
Z「しまった…!」
咄嗟にマンティスレビドの大鎌に自身の大鎌を盾にし、かろうじて防いだ。
大鎌同士が力で押し合わされ、カチカチというだけの金属音が耳を刺激する。
マ「これも防ぐなんて、君は俺が思ってた以上の実力者なようだね。おや、あれは...」
Z「あれが...黒いレビノイドか?」
二人の目線の先には秋原の変身したブラックレビノイド。
他のレビノイド兵とは違う威圧を放ちながらこちらへ向かってくる。
マ「おっと、俺とはここでバイバイだね。次こそ君を狩って脳髄啜ってやるからな!」
Z「おい、待て!」
マンティスレビドは背中に収納していた羽を広げ、空へと逃げて行った。
仮面ライダーゼラムはその姿を茫然と見つめていた。
横をブラックレビノイドが通り、仮面ライダーアルターとゴボルタスとの戦いが繰り広げられている方へと歩いて行く。
そして横を通り過ぎる少し前、秋原はかすれたような声で呟いた。
秋「ようやくこの時が来た...」
と。
Z「...ボーっとしてる場合じゃなかった。真騎、アルター。俺も行くぞ。」
仮面ライダーゼラムも仮面ライダーアルターとゴボルタスとの戦いが繰り広げられている方へと歩いて行った。
...対ゴボルタス
そこではゴボルタスの剣と、仮面ライダーアルターの双剣がぶつかり合っていた。
ゴ「まだ倒れんか!」
A「ここで下がってちゃ...俺は俺の夢を捨てた事になるんだ...!」
ゴ「たかが夢だど?バカバカしい!!」
ゴボルタスの剣が仮面ライダーアルターのエネルギーブレードを打ち消した。
もう一撃が仮面ライダーアルターの胸部を狙った時だった。
仮面ライダーゼラムの投げた大鎌がゴボルタスの胸部を斬り裂いた。
ゴ「ガアァァァァァァッ!!!」
A「ゼラム!」
「龍也さん!」
アルターと真騎の混ざった明るい声が暗い戦場に響く。
Z「よし、ラストスパートだ。行くぞ!!」
A「おう!!」
ゴ「雑魚共が…まとめて消し去ってくれるわ!!」
ゴボルタスは胸部を再生し、再び大鎌を右手に持つ。
すると、ゴボルタスは即座に鎌から波動を放った。
A「その攻撃なら...」
Z「二人で...!」
仮面ライダーアルターは金属の鞘から剣を抜き出し波動を受け止める。
そして、仮面ライダーゼラムは大鎌で斬り上げるように波動を受け止めた。
A「テリャアアァ!!」
Z「ハアァァァァ!!」
受け止められた波動は勢いを失うことなくゴボルタスに跳ね返された。
弧を描くような自身の波動を避けようとゴボルタスは大鎌を構えた。
しかし、左腕無しでは支えきれず、直に波動を受けた。
ゴ「石化の魔性さえ居なければ...このようなことは...?」
ゴボルタスの動きが止まった。
その目線の先にはブラックレビノイドが居た。
それを目にしたゴボルタスはアルターとゼラムに向かって強力な赤い光を放った。
その光を仮面ライダーアルターは直接見てしまった。
A「目の前が真っ赤に...」
Z「真騎!」
その隙にゴボルタスは立ち上がり、ブラックレビノイドにぎこちない走りで襲い掛かった。
大鎌を片手を振り上げた瞬間、ブラックレビノイドは光線銃をゴボルタスの胸部目掛けて放った。
雷鳴に匹敵するほどの凄まじい音が響き渡る。
ゴ「あの時の恨み...忘れ...」
ゴボルタスの胸部に大きく亀裂が入った。
そして亀裂が徐々に広がっていく。
ゴ「キ...キサマ...!!許さん...許さんぞぉぉぉぉぉぉぉぉアアアアアアアアア!!!」
ゴボルタスの胸部の鉱石が砕けた瞬間、亀裂が一気に広がり黒炎を放ちながら爆散した。
すると、空の暗雲がはじけるように消滅し、青空が顔を見せた。
A「何の音だ!?」
Z「...倒したのか?」
S「わあぁぁぁぁ...」
爆発の勢いは火山噴火のように大地を揺らし、周囲を高熱で包み込んだ。
あの時の爆発のように瓦礫は溶け、一枚の岩盤のように平たく成り果てた。
間近で爆発の熱を浴びたブラックレビノイドはピンピンとしていた。
秋「二人の協力のお陰で...最終兵器を駆使しヤツを倒すことが出来ました。
強力に感謝する。北条 真騎くん。それと...君は一体、誰かね??」
Z「名乗るほどのモノではございません。では...」
仮面ライダーゼラムはすぐにその場から消えていった。
秋「...まぁ個人情報は大切だし仕方ないか。
さて、真騎くん。私は君がこの戦いに協力してくれたことを本当に感謝しているよ。」
その頃...キーレンたちは
K「空が青くなっていく...勝ったのか?」
キーレンクラブの上空も暗雲が消滅し、青空が戻って来た。
キーレンは地下室へと続く階段を駆け下り、亜紀音と直斗に外の事を伝えた。
亜「戻った?空が?」
地下室に避難していた人たちもその声を聞いて続々と階段を上る。
外に出て空を眺めると、太陽がに人々の目に光を浴びせていた。
避難していなかった人たちは窓やドアから顔を覗かせ、光の方をじっと眺めている。
K「さっすがアルターとマキのタッグ!やってくれると信じてたぜ!」
亜「まるで春が来た時と同じような気分...」
直「もう冬間近なのに不思議だな。」
K「そうだ、アルターたちを呼んでここでパーティーでも開こうぜ!」
亜「いいんじゃない?」
直「なら、急いで準備しないとね。」
太陽はその光景をほほえんでいるかのように彼らを照らし続けた。
クラブの窓からひっそりと顔を覗かせていたラーナも太陽に優しくほほえんだ。
一方、真騎たちは...
A「こちらこそ、助けていただいてありがとうございます。」
仮面ライダーアルターは変身を解除した。
A「なんだか、あんま疲れなかったぞ?」
騎「それは俺と完全に一体化してたからじゃない?」
A「あぁ、確かに!やっぱ、俺とマキは運命共同体なんだなっ!」
秋「ハハハ...楽しそうで何より。よし、今日は特別に高級寿司屋を手配してあげよう。」
騎「良いんですか?」
A「寿司...?なんだそりゃ?」
騎「生魚の切り身を乗せた日本の料理だよ。」
A「気になるな...」
秋「まぁ、君たちは家に帰って休んでなさい。傷もあるだろうし。
寿司屋の大将が君の家まで来て色々見せてくれるだろうから楽しみにしてるといいよ。」
騎「分かりました!セクター!帰るよ!」
S「はーい。」
セクターはガトンを翼の中に隠した状態で一人で真っ先に家に帰って行った。
A「セクターおい!そこはマキと一緒に帰ろうぜ!?」
S「お腹空いたから先にかえってるのー」
A「まったく…あっ!冷蔵庫のニンジンだけは食うなよぉぉ!!」
騎「フフッ...なんだか一気に疲れてきちゃった...」
真騎はフッと前に倒れそうになるがアルターが支えた。
A「バイクは家に置いてきたか...なら俺がおぶってやる!」
騎「ありがとう。アルター。」
アルターは真騎をおぶうと背中にしっかりと固定した。
A「今日のマキはいつものマキを見てるような気がして良かったぜ?」
騎「なんこと?」
A「よーし、しっかり俺の首を掴めーっ!」
真騎はアルターの首を両腕でしっかり掴んだ。
A「レッツゴー!!」
そうして、真騎をおぶったアルターは青空の下を走り、家へ向かって帰って行った。
二人は3時間ぶりの太陽の光をやけに懐かしく感じたのだった。
・・・数時間後
日が暮れ、夜になったばかりの18時。
キーレンクラブには金属生命体含む多くの人たちが集まっていた。
クラブ前には寿司職人たちの乗って来た車と常連のバイク。
寿司職人たちはその雰囲気に圧倒されながらもカウンター付近で足踏みをしながら寿司を握る。
明るくエキサイティングな音楽がクラブ内を温めてきた時、
ステージ上にキラキラの衣装を着たキーレンが堂々と登場。
K「今日はこのキーレンが開催するスーパーキーレンパーティに来てくれてありがとぉ!
よっしゃ、今日はこのキーレンがスーパーウルトラミラクルなダンスを見せてやるぜぇ!!」
キーレンは片手で逆立ちをすると、音楽のリズムに乗りながらブレイクダンスを始めた。
目にも止まらぬ閃光のような動きとダンスにクラブ内のテンションは最高潮に達した。
常1「キーレンカッコいいよー!!」
常2「さいっこうに輝いてるぜキーレン!」
常連たちがクラブ内を跳ね、踊り交わる中。
真騎とアルターは人の少ない入り口付近の少し落ち着いた場所に座り、寿司を食べていた。
A「キーレンにあんな動きが出来るだなんて驚いたな...」
騎「...今日はありがとうアルター。」
A「ん、急にどうしたんだ?」
騎「...あの時、ずっと一緒に戦ってくれて。」
A「今更なにいってんだっての。俺たちは最高の家族だろ?」
アルターは真騎の肩を叩き、グータッチを交わした。
騎「アルター...」
すると、セクターが割り込んできた。
S「ねぇ、寿司もっと食べちゃだめ?」
A「ダメダメ、これ以上セクターが食っちゃ他の人の分が無くなっちまう。
だから、あそこのテーブルの上に置いてあるパンでも食べて我慢してくれないか?」
S「ちぇー」
セクターは素直にテーブルに向かい、置いてあるパンを食べ始めた。
A「よし!こんなところで今日の振り返りをするよりかは、今ここで精一杯楽しもうぜ!マキ!」
アルターは立ち上がるとそっと真騎に手を差し出す。
その動かない表情は一瞬優しい笑顔に見えた。
真騎は頬をゆるめ、その金属の温かい手に手を差し出した。
そうして立ち上がった真騎は子供のように手を引かれ、クラブの人混みのなかへと消えていった。
・・・
レ1「瓦礫の撤去作業には残業代出ないらしいってな。」
レ2「はぁ、仕方ないか類を見ない事態だったし。」
レ3「噂なんだけど、警官よりも俺らの給料低いらしいぜ。」
レ2「嘘だろ?」
レビノイド兵たちが月夜の下で雑談を交わしながら瓦礫の撤去作業をしている時。
1人のレビノイド兵が何かを発見した。
レ1「なんだこれ?」
レ2「ただの石じゃないのか?」
レ1「だとしたら珍しい形だな。」
レ3「なんだ?その石?まるで鎧みたいだな。」
レ1「こっちにも一個あるぞ。」
レ2「こっちも同じだな。でも脚につけるやつか?」
レ3「破壊される前ここに石像でもあったんだろ。多分。」
レ2「これもとっととダンプに乗っけるか。」
レ1「そうだな。」
レ2「俺が両方持ってくわ。」
そうして、石は2個とも他の瓦礫と一緒にダンプカーに投げ入れられた。
レ2「よし、あとは~っと...」
突然石から黒い瘴気が飛び出し、レビノイド兵を背後から襲った。
レ2「なんだ?背中に蜘蛛でも入ったか?くすばいいな...」
そして、ゆっくりと黒い瘴気は1人のレビノイド兵の背中に埋もれていった。
一番印象に残ってるバロス星人を教えてー
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地のバロス星人 エルデ
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金のバロス星人 ヴェヌス
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火のバロス星人 マルス
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木のバロス星人 ユピタ
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土のバロス星人 ザトルン
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水のバロス星人 メルクア
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天のバロス星人 ウラヌス
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海のバロス星人 ネプトゥン
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バロス星主 タイタン
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バロス星主 テティス
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バロス星主 プロ―メ
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バロス星主 モント