「お前に...力を...」
「...!」
またあの夢だ。真騎は目を覚まし、起き上がった。
そして、時刻を見ようとスマホに手を伸ばし、スマホを片手で持つ。
しかし、電源ボタンを何度押しても反応がない。
「...そっか、水浸しに・・・」
天井にぶら下がる蛍光灯の紐を引っ張り電気をつけ、壁掛け時計を見た。
「4時28分か。…もう起きるとするかぁ。そういえば...アルター?」
A「呼んだか?」
冷蔵庫の隙間から出てきた溶けたアルターは、
真騎の前まで行くと身体から蒸気を発しながら固まった。
「昨日はありがとう。」
A「え?あ、あぁどうも。ってそれだけ?」
「え?...じゃあ気になってたことがあるんだけど、聞いて...いいかな?」
アルターは腕を組み、「俺についての事ならなんでも聞いてくれ!」と言った。
「まず昨日見てて思ったんだけどさ、排泄とかできるの?」
A「あー、確かに気になるわな。食事はできるが、排泄は...しないな。
全てエネルギーに変換してるからよ。別に太陽光とか金属でもいいが、
俺にだって味覚はあるからなぁ。...ま、排泄はしないというかできない!」
「へー。」
A「なんだよ、話してやったんだからもっと関心持てよ...」
「じゃ、次の質問。はぐれた仲間って何人いるの?」
A「そーだな、確か...B...C...D...26だな!ちなみに俺はAだ!」
「なるほど、アルファベットの数だけ金属生命体が居るのか...」
A「しかも、だ。仲間ごとに能力が違うんだぜ?例えば、ボルメスクの能力は...ってあれ?」
アルターの前から真騎が消えていた。
開いたドアから風が吹き込み、真騎が外に出たことに気づいた。
A「本当に話を聞かないヤツだな全く...」
アルターは歩いて開いたドアから顔をのぞかせた。
そこには、2人の警官と話している真騎が。
K1「ん?」
A(ヤベッ…)
アルターは慌てて顔を引っ込め、冷蔵庫の隙間へ隠れて行った。
K2「どうした?」
K1「今さっき部屋の入口から誰かが...」
「あーたぶんアルターですよ。」
K2「アルター?外国のお友達か?」
「違いますよ。彼は...」
アルターはすぐそばに転がっていたスマホを真騎に向かって投げた。
「いてっ...?ちょっと待っててください。」
K1「あっ、はい。」
真騎は冷蔵庫前まで行き、アルターに向かって小声で「なんで投げたんだよ」と言った。
A「言い忘れてたがな、俺は今冤罪で警官どもに追われてんだよ。」
「どういうこと?」
ヒソヒソと声が聞こえる為、警官2人はドアから顔をのぞかせた。
K1「冷蔵庫と話しているのか?」
K2「おそらく異星人に襲われたせいで精神をやられたんだろうな。少しそっとしておこう。」
「とにかく、俺の事は警官には絶対言わないでくれ。俺も良いヤツは殺したくないんだ...」
「わかったよ。。じゃぁ、これを着て。」
真騎は再び警官の前に戻った。
「アルター!出ておいで!」
そして警察官の前に出てきたのはヒーローヘルメットとスーツを身に着けたアルターだ。
「今、文化祭の企画の練習をしててこのヘルメットを付けてるんですよね。」
K1「もうそんな時期ですか。」
K2「一応職務質問を...」
「いやいや、彼には職務質問など...」
K2「もしかすると、人間に化けた異星人の可能性もある。ちょっとそのヘルメットを脱ぎなさい。」
アルターはジェスチャーを使い全力で否定する。
K2「いや、でも脱いでもらわないと...」
「ダメです!今は素顔を見せたくないんですよ!アルターは!」
K2「ええい!これ以上拒否したら、公務執行妨害で逮捕するぞ!」
すると、警官の1人がアルターのヘルメットをがっしり掴んだ。
K1「先輩、やりすぎでは...」
K2「いいから、早くヘルメットを脱がせるのを手伝ってくれ!」
「ダメですよぉぉぉ!!彼はとっても恥ずかしがり屋で...」
K2「ぬおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
その時、ヘルメットがスポンと脱げ、警官2人はしりもちをついた。
K2「いったたた、素直に脱げば良かったものの...」
(やっちまった...俺のバカ!俺のバカ!...アルター?)
アルターの顔は人間の顔になっていた。
K2「えーっと、どうして素直に脱がなかったのかな?」
A「ちょっと恥ずかしくて...それに、一回脱いじゃうと集中が途切れちゃうんですよね...」
K2「それはすまなかった。ところで、今の職業は?」
アルターは仮面を被り直し、淡々と職務質問に答えた。
K1「そこの大学、俺の兄貴が行ってたな~。」
K2「19歳の学生さんね。えー、それでは、北条さん。
異星人に襲われた際の事をお伺いしたいので、ご同行願います。」
「分かりました。」
警官の1人は真騎の前を歩き、パトカーまで先導した。
その後ろに居た警官が振り向いて、
K1「最近、バロス星人が人間に化けて襲ってくるから気を付けなよ。」
と言った。
そして、警官2人と真騎はパトカーに乗って警察署に行ってしまった。
アルターは部屋に入るとヘルメットをスーツを脱ぎ、少しばかしだが部屋の片づけをした。
畳を片手で引きはがしてベランダに斜めに積み重ね、下に敷いてあった湿った新聞紙を拾った。
A「なんだこの紙切れは?」
アルターは新聞紙をピシッと両端から引っ張る。
すると、持っていたところの新聞紙が千切れ、足元に落ちてしまった。
A「脆いなぁ...まぁ、地球人自体が脆いから当たり前か。」
アルターは乾いた敷布団の上でうつ伏せになり、眠りに就いた。
...数時間後。
A「あれ、開いてる?って、ん?あのマネキン。」
開いていたからと勝手に入ってきた風凛。
そして、玄関に置いてあった靴ベラを右手に持ち、アルターの腕をつんつんしてみた。
すると、すこしだけ動いた。
(まさか真騎はこの異星人に喰われて...)
風凛は恐怖を感じ、外に出ようとした。
ふと思った。
(待てよ。真騎は俺にドッキリを仕掛けようと...思ったより可愛いヤツじゃん!)
風凛は体を180度回転させ、アルターの方に近づいた。
「あれれー?なんだろーなーこの人形は。えいえい!」
アルターの身体を揺らす風凛。
そして、アルターをひっくり返そうと踏ん張った。
A「な、なんだ!?」
アルターはパッと起き上がり、風凛を見た。
A「マキと親しい人物...か。」
アルターは安心し、ゆっくり座った。
「あ、あれ?なんかもっとバァッ!!ってしてくるものかと...」
A「そんな事したら絶対腰ぬかすだろ。」
「そんな事ないから!なら、俺が今から真騎の腰を抜かしてやろうか?」
すると、風凛はアルターに飛び乗った。
A「何をする!悪い奴じゃないのは分かるが、加減ってもんがあるだろぉぉぉ」
「失礼なこと言うね!俺は今日の為に張り切って来たんだぞ!」
A(張り切って...?どういうことだ?)
「じゃ、そのマスクを脱いで...」
風凛はアルターの上に馬乗りになり、頭を強く引っ張った。
「なんて頑丈なマスク...かったい...外れない...」
A「いや、これマスクじゃないから!やめてくれ!こんな俺でも痛みは感じるんだ!」
アルターは風凛を退かそうと腕をギュッと握った。
「まさか、そういうテイでやれと...?」
すると、真騎が帰って来た。
「はぁ、思ったより長引い...」
真騎はコンビニで買って帰ったものを手から落とした。
「何やってんのぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
しばらくして...
「なるほど、アルターをコスプレした俺と間違えてしまって...ww」
「もう!笑わないで!」
A「ホントひどい目にあったぜ...乗られるわ、頭引っ張られるわ...」
アルターは袋の中の弁当の蓋をを剥がし食べ始めた。
「ところで、アルターって異星人なんだよね?」
「金属生命体だってよ。今は俺と一緒に住んでる。」
「なんで住んでるの?」
「お礼...なのかな?アルターは俺の命の恩人なんだ。
バロス星人とか言うのから俺を助けてくれた。それに、足も治してくれたし。」
A「そうだそうだ!なのにあの仕打ち...そういや...フウリはマキとはどういう関係だ?
マキ記憶だけじゃどんな関係までかは分からなかった。予想は男友達ってところかな?」
「女なんですけど。」
「アルター、胸で判断しちゃダメだよ。声が高いかどうかで...」
風凛は真騎の頭頂をグーで殴った。
真騎の頭頂部には大きなたんこぶが出来上がった。
A「乱暴な地球人だな。フウリは。」
「なんだと!?テメェの頭をかち割ったるぞ!!」
「ま、まぁまぁ...アルターも...その辺にしときなって...へへ...」
A「そうだなー。そういや、フウリはあのレビノイドベルトの開発者の1人だろ?」
「ふー...ふー...そうだけど?」
A「実はな、マキにあげたあのベルトを改造して欲しくてな。」
アルターは胸部を片手で押さえて、そこから剣のようなものを取り出した。
A「これはココロメモリって言うヤツなんだが、今のレビノイドベルトには合わなくてな...
実は、一度警官のレビノイドを使ってマキと融合したんだが、一回の融合で壊れちまった。」
「そりゃ、既定のモノ以外を使うからよ。」
A「詳しく説明すると長くなっちまう。とりあえず、このココロメモリと...」
アルターは自分の身体を少し削り、空になった弁当の中に入れて風凛に渡した。
A「これを使って適合できるようにしてくれ。」
「はぁ?...でも楽しそうだからやってあげてもいいけど、何かいう事あるでしょ。」
A「...今の自分を誇れ。」
「...遠回しに貧乳って言うんじゃねぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
A「ギャアァァァァァァァァァ!!!」
(アルターもバカだなぁ...)
それから...数日後。
「はい!俺の最高傑作、【ギラシアベルト】!それと...借りてたココロメモリだっけ?返すね!」
「ありがとう、フーくん。」
「こちらこそ~。...ところで、アルターは元気?」
「実はとういと…」
真騎は冷蔵庫前に風凛を案内した。
「耳を澄ませてみて。」
「んー。」
そこからは蚊の鳴くような声でアルターが「フウリ怖いフウリ嫌だフウリ嫌い」と連呼している。
「アルター、大丈夫!フーくんはもう怒ってないから!」
「もういいよ。じゃ、俺帰るね!ばいび~!」
風凛はすぐに帰って行った。
「ば~い!...アルター、たぶん次からは出て来てても大丈夫だと思う。」
A「これでもう大丈夫か、いやぁ、でもあの時はホントに死ぬかと思った。」
「うん、フーくんはそのことがアレだからね~...」
A「ま、ベルトも改良してくれたしこれで俺たちは無敵だぜ!
じゃ、明日から早速行動開始だあああああああああ!!!」
と、冷蔵庫から出てきて手を挙げた瞬間、冷蔵庫を斬ってしまった。
「アルタァァァァァァァ!!]
一番印象に残ってるバロス星人を教えてー
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地のバロス星人 エルデ
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金のバロス星人 ヴェヌス
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火のバロス星人 マルス
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木のバロス星人 ユピタ
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土のバロス星人 ザトルン
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水のバロス星人 メルクア
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天のバロス星人 ウラヌス
-
海のバロス星人 ネプトゥン
-
バロス星主 タイタン
-
バロス星主 テティス
-
バロス星主 プロ―メ
-
バロス星主 モント