メタリックスターナイツ   作:模造品ザギさん

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海賊参上、相方は’’S’’

 真騎が男性の家にバイクで向かう最中...

A「腹減った~...」

騎「そんくらい我慢しなよ。」

A「イヤだよ~ん」

 アルター(バイク形態)は勝手に近くのスーパーの前で停まった。

A「頼むよ!ニンジン一本だけでいいからさ!」

騎「...あー、分かったよ一本だけね」

 渋々okした真騎。真騎はアルターから降り、スーパーの中へ入って行った。

 小走りでドアの前に向かって行き、ドアが開くのを待った。

騎「...あれ?」

 ほの暗い店内からうっすらと人影が近づいてくる。

 真騎はその場を離れ、遠くから様子をみていると「キ、キキギィィィギァァギィィィ...」

 金具が悲鳴を上げながら戸が開く。

 「お客さま...ここ、押し戸ですよ~...」

 痩せ細った男の人が真騎を弱々しい目で見つめる。

騎「あのー...店長さんですか?」

 すると、痩せ細った男性は一回頷き手招きをした。

 そして、店長は 「なーちゃんマーケットにようこそ...」とボソッと言った。

 その店長に招かれるがまま、店内に入ると目に入るのはガラガラの商品棚と

 誰も居ないレジ。そして黒いナニか。

 「さぁ...わずかながらも商品はそろっておりますので...良い買い物を~...」

 店長はデコボコした足元に足をとられながらも小学校の理科室にあるような

 窓際の椅子にちょこんと座り、そこから外を眺める。

 真騎は戸惑いながらも4つしかないカゴから一番色の残っているのを選び、

 スーパーマーケット内を歩く。

騎「アルターが欲しがってるのはニンジン...」

 足元に気を付けながらやけに広い店内を探す真騎。

 そうしているうちに野菜売り場らしきところを見つけた。

騎「お、あったあった...」

 思ったより野菜売り場は充実しており、ニンジン,ジャガイモ,タマネギ,キュウリ...と

 最低限の野菜は少量ながらも揃っていた。

 ニンジン2本とついでにキュウリを1本カゴに入れる。

 無人のレジに向かって行くと店長も察したのか立ち上がりレジに向かってきた。

 「これで、ぜんぶでしょうか...?」

騎「はい...どうかしました?」

 「えっ...まぁ、その...とりあえず148円...」

 ゆっくりと掌を出し、置いてと言わんばかりに近づける。

 真騎は財布から150円を出し、店長の掌に置いた。

 店長は自身の胸ポケットに手を入れ、おつりを取り出す。

騎「ここの野菜、結構新鮮ですね。」

 野菜の事を店長に話すと肩をすぼめながら言った。

 「...野菜だけ自家栽培なんですよね」

騎「ほへぇ~、だからこんなに立派に育ってるのか!」

 「あ、ありがとうございます...あっ...また来て...いただけますでしょうか...?」

騎「別にいいですが...ところで、どうしてこんなにここはボロなんですか?」

 店長は苦笑いしながらその理由を話し出す。

 「実は...このお店、婆ちゃんが開業した店で...2年くらい前までは...

  こんな不格好な店ではありませんでした...でも...ある日突然...アイツが...」

騎「アイツって...異星人?」

 「あの時...不気味な異星人たちが婆ちゃんの店の窓ガラス、床石を割って...

  レジの中のお金を全部持って行って...食品も大半を盗んで行きました...

  婆ちゃんはそのショックで死んじゃって...なんとか店を存続させようと

  僕は貯金と国からのお金を全部修理に費やして...でも足りなくて...

  ごみを処分するお金も足りなくて...でも...なんとかやってこれてます...」

 店長は下を向いたまま真騎を出口方向に押して言った。

 「変な話しちゃってすいません...でも...少し気が楽になりました...」

騎「...次来たときはもっとたくさん買い物しようかな。」

 真騎はニンジンとキュウリを持ち、押し戸から外に出た。戸の金具は悲鳴を上げた。

 「うれしい...」

 外で待っていたアルターは店から出てきた真騎の手に持つニンジンを見るや否や

 バイクと分かれて真騎の手からニンジンを取り上げて2本同時に貪った。

騎「そんなにニンジンが好きだったのか。」

A「そりゃ、ここ地球に来て一目ぼれしちまう味だったからなぁ!」

 アルターはぺろりと完食すると、バイクとまた融合した。

 真騎はスーパーの窓から覗く人かげに向かって笑顔で親指を立てる。

 そして服で軽く拭いたキュウリをかじり、ヘルメットを被ってアルターに乗り去って行った。

 

 一方そのころ...祐奈は独房の中で静かにしていた。

賊「まだか...ウルトラマンはまだかー!

  兄ちゃんのカタキを取りたいのに...いつまで経ってもやってこない!

  こういう時には絶対ウルトラマンが現れて...人間を救うってのがオチだろぉぉぉ!」

 「やかましー」

賊「バロバロバロバロォ...」

 海賊宇宙人は不満げな声で独房の中の祐奈に話かけた。

賊「なんで俺の計画がこんなに上手くいかないか分かるかー?」

 祐奈は一言もしゃべらない。

賊「そうか、俺が怖いから恐怖で固まってるのか!

  ...恐ろしすぎて気を失ってるのか!バロロロr...」

奈「テメェみたいな渦巻キモキモ宇宙人が怖いはずがないでしょ。」

賊「バッバロッ?調子にのるなよぉ~!?」

 痺れを切らした海賊宇宙人は独房の鍵を開け、祐奈に掴みかかる。

 すると、祐奈はその宇宙人にタックルをかました。

 倒れている内にヤツの持っていた鍵を奪い取る。

賊「バロォ...バッまっ待ったぁぁ!」

奈「嫌よ。」

 祐奈は独房の鍵を閉め、出口に向かい走り出す。

賊「仲間ぁぁ!あの地球人をとっ捕まえてくれぇぇ!!」

 「えー、めんどい」

賊「クソォォォォォ!!!」

 祐奈は監禁部屋から逃げ出すことに成功。出るとそこは何の変哲もない一軒家。

 道も分からずとにかく走る。しかし、1分もしないうちに後ろの方からヤツの声が。

賊「バロバロバロバロ!!逃がさんぞー!?」

奈「もう逃げだしてる」

 「もー、おいてかないでー」

賊「仲間!アイツを捕まえろ!」

 「えぇー」

賊「はぁ...受け取れ!」

 海賊宇宙人はどこからか果実を取り出し、仲間に投げ渡す。

 その仲間は投げ渡された果実を丸呑み。

 「はいはい」

 さっきまでダルそうにしていた仲間はギアを上げ、一瞬でに祐奈の前方を立ちふさぐ。

 そして躱そうとした祐奈を両腕でがっしり捕まえた。

奈「離して...!」

 「ねーねー食べていい?」

賊「ダメって言ってるバロッ!コイツはウルトラマンを引き付ける格好の餌だからな!」

 「えー」

 

 一方...

 アルターの脳裏に電撃が走る感覚が。

A「ちょっと寄り道していいか?」

騎「ダメ、早く戻ってバロス星人のこと言わないと。」

A「頼む。俺の仲間が近くに居るんだ...」

騎「は、はぁ?」

A「OKって事だな!」

 アルターはアクセルを全開にし、先ほど通った道を逆走。

 車道を変更。そして、住宅街に侵入した。

 だんだんと蝶のような人影が...

A「おーい!」

 アルターが声を上げると...

 「ん?あっ!アルター!」

賊「誰だそれ?」

 「おれの親友だよ~!」

 海賊宇宙人の仲間は祐奈を抱いたままアルターの方目掛けて走る。

賊「バ、バロッサ!?おい!どこに行く!」

 そして...

 アルターは停まるとバイクと分かれた。

A「セクター!!」

S「アルター!ひっさしぶり~!」

騎「こいつがアルターの仲間の1人?」

A「そうそう!って、セクターお前一体何してたんだ?」

S「実は~...」

賊「おおっと回想には入らせないぜ!」

A「あっ!バロッサ星人じゃんか!」

 バロッサ星人はどこからかルガノーガーの右腕を取り出し、装着。

 熱線をアルターに向かって放つ。

A「うぉっ!」

 咄嗟にエネルギーブレイドで防ぐ。

バ「おい!アルターとか言ったな、ウルトラマンは何処だ!」

騎「ウ、ウルトラマンって空想特撮の??」

A「バロッサ星人よぉ...この地球にウルトラマンは存在しないぜ...?」

バ「バ...?マジか?マジなのか?」

A「マジ」

 バロッサ星人はルガノーガーの腕をしまう。

 しばらく黙り込んだ後...

バ「もうどうにでもなれぇぇぇ!!」

 どこからか緑色の瓶を取り出し、栓を抜き手を突っ込んだ。

バ「あ、あれ?」

 緑の瓶をひっくり返して瓶底を叩く。

バ「ジュランの実...はっ!」

 

 回想...

 

S「おなかすいたー」

バ「これで我慢してくれ。」

 ジュランの実残り4個。

 数分後

S「おなかすいたー」

バ「これで最後バロ。」

 ジュランの実残り2個。

 祐奈逃走時

バ「仲間!アイツを捕まえろ!」

S「えぇー」

バ「はぁ...受け取れ!」

 ジュランの実残り0個。

 

 ・・・

 

バ「しまったぁぁぁぁ!!」

 バロッサ星人が一人で絶望してる時。

 真騎,アルター,祐奈,セクターはというと...

A「アイツどうしたんだ?」

S「さーね」

騎「強化アイテムが切れてたとか」

奈「変な木の実みたいなのがあの中に入ってた気が」

A「ならジュランの実だろうな」

奈「いい加減離してくれない」

S「あ、ごめーん」

 セクターは祐奈を離した。

A「...倒しとくか?」

S「バロッサ星人食べていい?」

A「いいんじゃない?」

 セクターは絶望しているバロッサ星人の上から襲い掛かり、口を開き丸呑みにした。

S「満足~♪おっ!」

 セクターの口から何かが飛び出した。

 それは20㎝ほどまで小型化したバロッサ星人だった。

騎「うわ~ちっさい...でも、このサイズなら警察に引き渡せそう」

バ「バロッ!??」

 全速力で逃げるバロッサ星人を真騎は拾い上げ、そのまま警察署まで連行。

 そして...

 男性の待つ家にチャイムが鳴り響く。

 男性は小走りで廊下を抜け、ドアを開けた。

 そこにはヘルメットを被った祐奈が...

男「よかったぁぁぁ...」

 男性は祐奈を抱きしめ泣き崩れる。

 祐奈は男性の背中をさすながら「ただいま」と言った。

アナ「速報が入りました。女性を拉致・監禁した疑いで写真の異星人が逮捕されました。」

 祐奈は男性と一緒にリビングに上がり、テレビの前に座った。

 映像は切り替わり、警察の用意したアクリルの水槽の中に入れられたバロッサ星人が映される。

バ「バロッサァァァァァァ!!バァロッサァァァァァァ!!!」

 シャッター音と共にバロッサ星人の嘆きが聞こえる。

 映像は切り替わり、アルターと真騎が映しだされる。

騎「俺たちはこれからも活動し続けるので、応援よろしくお願いします!」

A「そうだそうだ!俺はあの時の犯n」

アナ「次のニュースです...」

男「...ホントにありがとな真騎、アルター...」

奈「うん...あっ、ところでお金は?」

男「もう戻って来たよ。明日からあの家と車を直さないといけないから。

  しばらくここでお泊りさせてもらうよ...大丈夫、ご両親は1週間後に帰って来るからさ。」

 

 一方...

A「これで俺は町中を堂々と歩けるな!」

騎「よかったじゃんアルター。そういえば、セクターはどうしてバロッサ星人となんか...」

S「あー、言い忘れてた...」

 

 回想...

 

金「ありったけの金をもらいましょう!!」

 ヴェヌスが男性の家の中で金を奪っている中。

S「はぁらへったぁ...なにこれー?」

 セクターは池の中の鯉を1匹を丸呑みにした。

 それから残りの鯉4匹全て...

バ「バロバロ...人質さえいればウルトラマンは必ずやって...バロ?」

S「うまそうだなー」

バ「バッバロッ??俺は食べれると毒だぞ!」

S「毒は効かないから大丈夫~」

バ「...そ、そうだ、これをやるから邪魔しないでくれないか。」

 そう言って渡したのはジュランの実。 

 セクターは大喜びで1つ食べ、バロッサ星人の後をついて回るようになった。

 ...

 

S「まぁ~ジュなんちゃらがおいしくてつい~」

A「なんだよそれ!ほんとお前は何でも食べるなぁ...」

騎「そうだ!」

A「どうしたマキ?」

騎「一旦メモリ内に戻ってくれない?」

A「オッケー」

 アルターがメモリの中へ入って行く。

S「あげるー」

騎「え、あっセクターのココロメモリ?」

S「そーだよー」

 セクターはメモリの中に入り、アルターメモリと同じポーチ内へ入って行った。

騎「最寄り駅に電車が来るまであと5分...」

 真騎はポーチを揺らしながら走り、駅へと向かう。

 そして、電車に乗りアパート前の駅で自転車に乗り換えた。

 

 ...数分後。

騎「ついた...」

 なーちゃんマーケット前のがら空きの駐車場に自転車を停め、店内に入った。

 「また来てくれたんですね...ありがとうございます...」

騎「ちょっと手伝いたいことがあって...」

 真騎はポーチ内からセクターメモリを取り出し、セクターを店内に出した。

 「...ロボット?」

S「うわぁ~なぁにここ~」

騎「セクター、向こう側の食べ物全部食べていいよ!」

S「え、ほんと!やった~!」

 セクターは店内を駆け回り、古くなった調味料や生ものを口に放り込んでいく。

騎「あそこの野菜は食べちゃダメだぞー!」

 「あの...!」

騎「大丈夫。ただ掃除してるだけだから。」

 「それは分かってます...だから...」

騎「あとこれ」

 真騎は懐から10万円の束を取り出し、店長に渡した。

騎「石タイルと食品の入荷費、自分の好きなことに使っていいよ。」

 店長は手を震わせながら10万円を受け取った。

 そして、返した。

騎「えっ、いいよ別に」

 「お店の再建は自分の力だけでやりたいんです。だから、お金はいりません。

  ただ、お客様に商品を買ってもらうことが僕にとっての幸せなんです...」

S「もうなくなったよー...」

騎「じゃあ、これから野菜はここで買うようにするよ。約束する。」

 「ありがとうございます...」

騎「セクター帰るぞー!」

S「はぁーい」

 セクターはメモリの中に入り、真騎は店内を出て行った。

 そして、自転車をこいで帰って行った。

 「がんばらなきゃ...!」

 

 …宇宙に浮かぶ謎の球体内では

?1「何?エルデとヴェヌスが?誠か?」

?2「はい、双方地球で行方不明に...」

?1「地球人め...よし、報復といこうじゃない。行っておいで。マルス。」





・金属生命体セクター (S)

 'S’の頭を持つ金属生命体。
 扇状の翼を持ち、逃げるターゲットを見つけると上空から
 奇襲をしかけ口を広げ丸呑みにする。
 消化といっても、溶けるわけではなく対象の質量をへらしていく。
 途中逃げ出せば助かるが、逃げ出さなければ消滅してしまう。
 消滅する際に発生するエネルギーを吸収するが、ビタミンは吸収できず、
 個体(球状)にして排出する。

一番印象に残ってるバロス星人を教えてー

  • 地のバロス星人 エルデ
  • 金のバロス星人 ヴェヌス
  • 火のバロス星人 マルス
  • 木のバロス星人 ユピタ
  • 土のバロス星人 ザトルン
  • 水のバロス星人 メルクア
  • 天のバロス星人 ウラヌス
  • 海のバロス星人 ネプトゥン
  • バロス星主 タイタン
  • バロス星主 テティス
  • バロス星主 プロ―メ
  • バロス星主 モント
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