深海棲艦…深海から現れたとされる謎の存在。人間に対して攻撃的である。(小学生でも分かる!国語辞書 小○舘 2031年発行
深海棲艦は今から10年前に突如として現れた謎の存在。現状最初に発見されたのは駆逐型イ級であり、ハワイ島を襲撃、占拠。それ以降も真珠湾、ミッドウェー海域、硫黄島等を占拠している。これにより船による貿易は難しくなり、奴らの攻撃によって輸送機が撃墜され空路を失った。そんな中10年前、漁船'さりな丸'と駆逐型イ級が衝突。その際イ級が轟沈し一人の少女が浮上してきたとされる。この際に浮上してきたのが'艦隊模倣型娘式兵器(通称艦娘)'である (深海棲艦と艦娘の歴史 自衛隊広報部2034年発行より1部抜粋)
"まもなく~鳥羽~まもなく~鳥羽~お出口は左側です"
1時間ほど電車に揺られ、読んでいた本を片付けながら窓の外の海に目を向けた。
深海棲艦。突然現れた奴らによって海も空も奪われた。しかし1年後に艦娘と言う私たちに協力してくれる存在の出現により少しずつだか取り戻しているらしい。さて、その艦娘は不思議なことに建造する事で生まれると言う。その建造方法に'人間'を利用するものがある。当初様々なメディアから人権の問題、非人道的と言われ批判されたが。内閣が様々な報酬を提示したら一斉に大人しくなった。そんな人を艦娘にする技術は全員が出来るという訳ではなく、適正を持った人だけが成れるというものである。しかも艦娘は1率してみな美人であったので、数多くのオタクがよく'青い鳥の呟き'で自身に適正が有ることを願う発言をしていたことを覚えている。そして、検査は無料であり、高3でありながら進路が決まっていなかった自分は試しに検査してもらった。すると見事に適正アリと診断された。親と話し合い、学校に連絡して正式に艦娘になることが決まった。クラスメイトからは祝いの言葉をもらったり、送別会を開いたりしてくれた。学校が離れた友人からも祝いの言葉をもらった。オタク気質の有る友人からは、艦娘になったら自撮りを送ってくれと言われた。もちろん出来ないこと承知で言ったのだろう。艦娘になると元となった人間の記憶や意識は艦娘には引き継がれない。また、どの艦娘になったかは家族にすら伝えられない。もちろん退役すれば記憶等は元に戻る。ただ、人を使った建造は強力な艦娘が出やすいらしく、それである程度は見極められるらしい。鎮守府に歩いている時、本心には凄く不安があった。自分が消える。自分で選んだとはいえ少々怖かった。でも、引き返すことは出来ない。自分、犬井金田(いぬい かなた)はその道を選んだのだから。