怪人クモ女VS魔法少女   作:サイリウム(夕宙リウム)

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26:それぞれの特訓

 

【と言っても、ある程度予想は付く。幼子、言いたいことはあるでしょうが、まずは“蜘蛛”の言い分を聞きなさい。良いですね?】

 

 

“蜘蛛”はそう言葉を紡ぎながら、近くにいた蜘蛛を呼び寄せ煙管の交換を命じる。小さな蜘蛛たちがせっせと灰を取り出し交換しているのを眺めながら、“蜘蛛”は『後ほどいくらでも話は聞いてあげるから、とりあえず黙ってこちらの主張を聞け。』とヒマに言った。

 

 

「……解りました。」

 

 

その問いかけに、ヒマは頷く。

 

そもそも彼女に拒否権というものは存在していない。彼女がいる場所はクモの根城、そしてすでに変身アイテムはヒマの手の届くところに存在しているが、実力差を考えれば変身したとしても即座に殺されてしまうのが目の前の化け物だ。そんな圧倒的な強者に食事までご馳走されてしまっている。

 

たとえ今の彼女の心が“負”の方面に偏っていたとしても、十分な休息と暖かな食事によってある程度精神を持ち直している。家主の要求を拒みワガママをいうような少女ではなかった。

 

 

【まずは、この場所についてから説明でもしましょうか。幼子も理解しているように、貴女が気絶した場所と同じ、“蜘蛛”の家は他にもあるのですが……。寝ている幼子を変に移動させるのも可哀想でしたからね。適当に用意させました。服と寝台。気に入りましたか?】

 

「……はい。……あの、その。」

 

【? あぁ着替えですか? “蜘蛛”がしましたよ。制服、でしたか? そちらも一応洗っておきましたが、最近の幼子は面白い衣を着ねばならぬのですねぇ。】

 

 

配下の蜘蛛たちによって詰め替えられた煙管を受け取りながら、“蜘蛛”はそう言う。

 

“蜘蛛”からすれば着替えさせずにそのまま寝かせてしまえば制服に変な癖が付いてしまうし、睡眠の質も下がってしまう。故に着替えさせた方がいいが、流石に配下の蜘蛛たちに任せ全身に蜘蛛が這いまわっていたと聞けばかなりショックを受けてしまうだろう。

 

そのため同性である自分がやったのだが……、ヒマが羞恥を覚えてしまうのも仕方のない話。同性と言えど他人に素肌を見られたいものなどそういないだろう。

 

こういうのは何も気にしてないどころか、違う所に興味が向いているとした方が良いだろうと考えた“蜘蛛”は、十数年前自身も着ていたのにも関わらず、まるで初めて見たかの様に言葉を紡ぎ、興味深そうな視線を送りながら綺麗に畳まれた制服のリボンを持ち上げて見せる。

 

 

【ではまぁ、この程度にして。幼子が一番聞きたいことについて話しましょうか。】

 

「……はい。」

 

【あの時も言いましたが……、“蜘蛛”は貴女の兄を殺してはいません。その最後を見送りはしましたが、私が見つけた時はすでに虫の息でした。】

 

 

幼子からすれば信じられぬ、もしくは信じたくないことでしょうが。そう付け足しながら、“蜘蛛”は続けていく。内容としては、ほぼ真実を。バレてはならぬ部分だけ隠しながら、その経緯をヒマに説明する。

 

所用があり、県外に出た所たまたまヒマの兄を見つけたが、すでに死亡寸前。“蜘蛛”を単なる一般人と勘違いしたソレは“蜘蛛”に対し逃げるように述べ、更に金のロケットペンダントを手渡してきた。“蜘蛛”としてもそんな素晴らしい心を持つ幼子が死ぬのは面白くなく、せめてもの供養としてその下手人たちを殲滅した。

 

そしてそれが終わった後、ペンダントを届けに行ったに過ぎない、と。

 

 

【幼子たちの価値観であれば、確か殺めた相手の首を飾るのでしたか? 幼子が戦士であったと知っていれば首の一つや二つ、持って帰ったのですが……。粗方喰ってしまいました。ごめんなさいね。】

 

「……。」

 

【まぁ、正直に言えば……。幼子は信じようが信じまいが、“蜘蛛”は構いませんとも。あまり変わりませんし。“蜘蛛”としても幼子が構ってくれて面白いですからね。ふふふ。】

 

 

愛い愛いと笑いながら、そう笑う“蜘蛛”。

 

ヒマから見えるその姿は、変わらず化け物。少し冷静になって思考を巡らせることが出来る様にはなったが、やはりまだその言葉を信じることはできない。証拠が何もない以上、それまでの言葉が全て虚偽であるという可能性もあるのだ。

 

けれど同時に、この“蜘蛛”からすれば自分が胸に抱く恨みの感情すらも、何の意味のないもの。普段暮らしているただの人間と同じであると言うことを理解してしまう。真の強者、圧倒的な存在からすれば、下々の存在が何をしようと気にしない。むしろそれを小動物が可愛らしい反抗をしている様にしか見ていない、と。

 

 

(私たちが蚊とかを殺しちゃう様に、この“蜘蛛”も兄を殺したのかもしれない。けどたとえ私よりも強かった兄でも、“変身した私”よりは弱い。そんな蚊よりもうっとうしいだろう私を殺してないってことは……。)

 

 

そんな風に、考えを進めていくヒマ。けれどそれを遮る様に、“蜘蛛”が言葉を紡ぐ。

 

 

【そういえばですが、幼子? あの剣は一体なんなのです? 最近の流行りですか?】

 

「え……?」

 

【太刀筋は見抜いてくれと言ったものでしたし、相手を倒そうとする気概が一切ない。確かに幼子自体は頑張っていましたが……、もう少し真面な師を仰いだ方が良いでしょう。あぁそれと、後半の感情に任せた剣はただの獣でしたよ? 反省為さい。】

 

 

思わず、先の戦いを思い出してしまうヒマ。

 

彼女の根本にある技術は、剣道のもの。確かに相手を切り殺す技術ではなく、ある程度競技として体系化されたものだ。確かに真剣を持ちその技術を扱えば簡単に人を殺すことが出来るだろうが……。彼女はまだ中学生、才能があったとしても教わることが出来る技術には限界があり、そして『敵を殺すため』に教わったものではない。決して、実戦に強く合致したものではないのだ。

 

そのことは、ヒマも強く理解している。だからこそ定期的に行われる“九条恵美”との模擬戦や、クライナーとの戦いを経てより実戦に合致した剣を目指していたのだが……。長き時を生きた“蜘蛛”からすれば、お遊戯でしかないのだろう。更に実際、負の感情に支配されてしまった後の剣は、獣と言われても仕方のないモノだった。

 

 

【今の戦が起きぬ時代では仕方のないことでしょうが、戦士であるならばもう少し立ち回りなどを気にしなければなりませんね。……まぁそもそも。本当に私を兄の敵と思うのであれば、朝餉を用意されただけで心を開きかけている幼子が色々心配なのですが。】

 

「うぐ。……開いてなんかないです。」

 

【ふふ、愛い愛い。】

 

 

ヒマの様子を眺め、笑みを浮かべながら楽しそうに煙管を口に含む“蜘蛛”。けれど何かを思いついたようで、すぐに口からそれを話し、控えていた小さな蜘蛛たちに指示を送る。

 

 

【あぁそうだ。幼子、今日は学び舎を休むのでしょう? ちょうど良い機会です。最近は剣など使っておりませんでしたが……、暇つぶしに少し遊んでやりましょう。】

 

「……え。」

 

 

そう“蜘蛛”が言葉にした数秒後、小さき存在たちによって“蜘蛛”とヒマの元に真剣が運ばれてくる。そしてヒマには、彼女の変身アイテムである黒く染まったパールも同じように。

 

 

【疾く装束を整えなさい、幼子。始めますよ? ついでにその強い感情、御しきる方法も教えてやりましょう。】

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

 

「お二人とも、柔軟はしっかり行ってくださいね。“体の柔らかさ”は馬鹿にできませんよ。」

 

「「はいっ!」」

 

 

ふぅ……、ヒマさんの指導の後にアカリさんとリッカさんの特訓。体力的な問題はないですけど、精神的にはかなりくるものがありますね……。あぁどうも。最近ペットのあーちゃんから『ストーカーだけじゃなく拉致もするとかもう変態を越えた犯罪者じゃん』と言われてしまった怪人クモ女こと、九条恵美です。

 

 

(間違ってはないけどもうちょっと、もうちょっと優しい言葉に置き換えてくれませんかね……?)

 

 

現在私は、かなりハードなスケジュールを抱えている。

 

本職の方はある程度落ち着いてはいるのだが、“蜘蛛”としての活動と、“九条恵美”としての活動がとんでもなく忙しくてですね……。ちょっと聞いてくださいよ。

 

まず、“蜘蛛”としての活動。

 

主な業務としては現在廃ビルにて生活しているヒマさんのお世話と、指導がメインになっています。まぁ食事の用意や服の洗濯などは私がしますが、細々としたところは配下の蜘蛛たちに任せれば何とかなります。しかも謎に建築に凝り始めた彼らが廃ビルを大改造して浴場まで作り始めたため、かなり快適に過ごすことが出来ているでしょう。

 

家庭環境の問題や、アカリさんたちの手を振り払ってしまった手前、ヒマさんが家に帰ったり学校に行きたいと主張してはいるのですが……。まぁ上手くやっています。まだ完全に私、“蜘蛛”を信じ切ったわけではないみたいですし、お兄さんのことに踏ん切りがついたわけではなさそうですが、顔を合わせれば挨拶してくださいますし、ご飯のお礼も頂いていますからまぁいい関係を築けているのでしょう。結構甘やかしていますしねー。

 

 

(ま、剣の指導はかなり厳しくやらせて頂いていますが。)

 

 

デスカンパニーの怪人たちのものが主なデータになりますが、私がサルベージした機器の中に様々な戦闘技術の情報が収められていました。今までは素手で何とかなっていたため、武器を使用した戦闘技術の習得はしていなかったのですが……。

 

ヒマさんの指導をするのならば、必要です。

 

故にヒマさんとの戦闘の後に徹夜して頭に叩き込み、習得したって感じですね。ピレスジェットに敗れたと言えど世界征服一歩手前まで行った組織が保有していた技術です。少々ヒマさんにとって難しい技術が多いようでしたが、完全に習得することが出来なくとも欠片でも自分のものにしてしまえば、かなりの力を手に入れることが出来るでしょう。

 

 

(“負の感情”、ダークパールとしての力も、まだ完全ではありませんが制御できるようになってきましたからね。このままずるずると同じ生活をさせるわけにはいきませんが……。順調と言っていいでしょう。)

 

 

次、“九条恵美”としての活動。

 

こちらは基本的にアカリさんとリッカさん、お二人の指導をさせてもらっている形になります。出力差の問題にはなりますが、ダークパールとなったヒマさんに対抗するためには、今のお二人では力不足。故に特訓の強度を上げて欲しいという要望を受け、私が空いている日にはなりますが平日での指導もさせて頂くようになりました。

 

日によっては午前中“蜘蛛”としてヒマさんと接し、午後は“九条恵美”としてお二人と接しなければいけないので演技とか結構大変です。まぁ大人ですし、泣き言言わずやるしかないのですが。

 

して、成長具合になるのですが……。確かに実力自体はメキメキと向上していますが、長続きはしないでしょう。

 

 

(指導回数を増やし、メニューも増強。いわば無理をして短期的な成長を手に入れている状態。リカバリーこそ可能ですがこれを続けることは体に大きな負担を強いることになってしまう。……上手く休ませねばなりませんね。)

 

 

一応、こちらからも動き、出来る限りの休息は取らせています。お昼寝はもちろん、こちらで用意する食事もよりトレーニングに最適化させ、疲労回復に役立つ物をご用意させて頂いています。けれど精神的な負担の軽減には、限界があるようで……。お二人は隠しているようですが、やはり強い焦りと無力感を感じている様です。

 

その原因はもちろん、ヒマさんのこと。私からすれば安全圏で保護している彼女ですが、お二人からすれば未だ行方不明の先輩。自分たちが助けることが出来なかった、手を取ることが出来なかった相手です。彼女たちに付けた監視蜘蛛からの報告で、『特訓の時は出来るだけ考えないようにする』と彼女たちが決めたことは知っていましたが……、やはり顔に出てしまっています。

 

 

(休みを取らせるのはもちろんですが、一度、会わせた方が良いのかもしれませんね。両者ともに“私”が動くことが出来ますし、少し、調整しましょうか。)

 

「師匠! 準備体操と柔軟! 終わりました!」

 

「……はい、了解です。では始めて行きましょうか。」

 

 

思考を一旦止め、アカリさんの声にそう答える。

 

ヒマさんも、アカリさんたちも。現状が最上の状態ではありません、何とか形を保ててはいますが、いずれ限界が来ます。そして限界を超えてしまえば、待っているのは悲劇のみ。彼女たちも頑張っているのです、それを避けるために動くことができ、問題発生の元凶とも呼べる私が彼女達以上に励まなければならないのが道理でしょう。

 

そう考えながら、思考を彼女たちの師である“九条恵美”へと切り替えていく。

 

 

「お二人とも非常によく頑張ってくださっているので、身体能力の方は順調に伸びて行っています。勿論、技術的な面でもです。以前お教えしたものをまだ完璧ではないものの、形にはなっていると言えるでしょう。」

 

「え、えへへ。ありがとうございます! 師匠!」

 

「お礼もいいですが、まずアカリさんは睡眠時間を確保しましょうね?」

 

「うぐッ!」

 

「……アカリ? この前私言ったわよね?」

 

「おごッ! ……ぅう、解ってはいるんだけど……。」

 

 

気持ちは解りますが、それで自分が壊れては元も子もありませんよ?

 

確かにあまり大人のことを信用できないかもしれませんが……、すべての大人が悪だったり自分のことしか考えられなかったりという存在であるわけではないのです。SNSなどの発展によって、そういった“悪い面”だけが強く見えてしまっているというだけですから。

 

 

「こちらでも色々動いています、人探しをメインとしてらっしゃる探偵の方や、元警察の方にご協力して頂いています。お二人はヒマさんが帰って来た時に、笑顔で受け入れてあげることだけを考えてくださいな。……難しいとは思いますが、アカリさん、リッカさんなら出来るはずです。」

 

「……はい! 頑張ります!」

 

「エミさん。私達でも出来ることがあれば何でも言ってください。……あと、アカリが変なことしてた時も。全力で止めに行くので。」

 

 

ふふ。えぇ、もちろんですとも。

 

 

「さて、本題に戻りましょう。本日からはより発展した内容を行っていきます、簡単に言いますと“武器を持った相手の対処方法”と、私が多用している“イメージの具現化”の練習です。」

 

「……え、あれ私達にも出来るんですか?」

 

「もちろん、修練さえ積めばどんな方でも習得可能な技術ですよ。」

 

 

若干引きながらそう言って来るリッカさんに、そう答える。

 

確かにイメージの具現化は一見魔法の様な技術ではあるが、私達常人から離れた存在である者たちからすればかなり有り触れた技術の一つだ。まぁそもそもわざわざ具現化するよりも単純に殴った方が早いし威力も高いし、習得するまでかかる時間を他の特訓に費やした方が効果的なので、習得している者は少ないが……。使用者が居ないわけではない。

 

これは常人でも同じで、“一生かけてこの技術習得のため修練を続ければ”可能ではあるのだが、それをするよりも他のことをした方が効率的であるため、使用者がいないという形だ。つまり、アカリさんやリッカさんも使える。嘘は言ってない。

 

 

(というか、お二人の場合私よりも早く習得する可能性があるんですよね。)

 

 

これは肉体的な技量ももちろん求められるが、その根本は精神的な技術。つまり精神エネルギーの利用というものだ。変身後の話にはなるが、彼女たちは常に精神エネルギーを全身に纏い、戦っている。既に“精神エネルギー”という不確かな物を扱う感覚を得ているのだ。コツを覚えればすぐだろう。

 

 

「私は適性が無く上手く出来ませんが……、この道の達人となると火や水を具現化させたり、他の生き物を表したりすることが出来るようです。所感にはなりますが、私よりも得意そうですし……。いけるかな、と。」

 

「し、師匠が出来ないこと、私に出来る気がしないんですけど……。」

 

「あ、アカリに同意……。」

 

「ふふ、まぁまぁ。何事もやってみませんと。けれどまぁこちらは時間がかかりそうですので、まずは武器を持った相手の対処方法について指導していきましょうか。」

 

 

そう言いながら、話を進めていく。

 

今回私が上げたお二人への特訓内容だが、両方とも対ダークパール。そして対クラフトを想定している。扱う武器こそ違うが、両者とも武器持ちであり、お二人が戦う可能性の高い相手だ。

 

おそらくだが……、ヒマさんが彼女たちと再合流するためには、お二人が彼女を打ち破らなければならない。そう考えると、単に武器を持つ相手との戦い方を学ぶだけでなく、“共鳴”が切れたことによって低下した分の力を補わなければならない。

 

 

(そこで出てくるのが、“具現化”。早い話属性攻撃だ。)

 

 

“蜘蛛”としてヒマさんとの相手をしている間に気が付いたのだが……。現在の彼女の形態である“ダークパール”は闇属性っぽい攻撃を繰り出せるようだった。物理で殴り蹴り合う私からすればびっくりな攻撃であったが、ヒマさんが出来てお二人が出来ないと言うことはないだろう。

 

消耗こそ大きいようだったが、明らかに出力の向上が見受けられた。おそらく色的にルビーは炎、ダイヤモンドは水あたりになりそうだが……。覚えておいて損はない筈だ。

 

 

「さ、お二人とも。頑張ってくださいね。」

 

「「はい!」」

 

 





〇サルでも解る! ネオ・デス博士の怪人講座!(デスカンパニー製怪人・トビムシ男編)

はーはっはっ! ごきげんよう諸君! ネオ・デス博士である! 今日もサルに等しい貴様らの頭脳でも理解できるように“懇切丁寧”な説明をしてやろう! ……にしても我が最高傑作であるクモ女よ、娘たちの指導も良いがそろそろアンコーポや他秘密結社の怪人たちをどんどんと破壊しても良い頃合いではないか? やはり怪人クモ女という存在はもっと強く、素晴らしく、破壊的で……。っと! 講義中であったな、さて今回の怪人はトビムシ男! さて今回は我が最高傑作であるクモ女が剣の参考とした怪人の一人よ! さぁ基本スペックだ!

■身長:172.9cm
■体重:63.1kg
■パンチ力:15.5t
■キック力:33.0t
■ジャンプ力:390.9m(ひと跳び)
■走力:4.5秒(100m)
★必殺技:乱高下V字切り

この怪人の強みはなんと言ってもその“跳躍力”。クモの基本形態にはなってしまうが、この怪人のジャンプ力はそれを上回っているのだよ! 下半身に密集した跳躍器という器官がその秘訣よな。まぁその分それ以外のスペックはデスカンパニーの怪人として恥ずかしいレベルになってしまったのだが……。そこを素体自身の技術。剣術で補ったのよ!

跳躍器を上手く使い音速を超える踏み込みによって放たれる居合。そして飛び上がった瞬間と着地する瞬間に2度切り付けるその必殺技。そこそこな怪人と呼べるだろう! はーはっは! まぁピレスジェットとの対戦では初手で剣を毒で溶かされ普通に敗北したのだがな。うむ。

やはり武器などに頼らず、我が最高傑作であるクモ女の様に肉体だけで全てを圧倒するのが最適解よ! はーはっは!!!

ではな諸君! 次の講義まではもう少し真面な頭脳を手に入れておくがいい! さらばだ!




次回クラフトちゃん関連少しと、戦闘をやっていきます。

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