勇者のことが気になって仕方ないTS魔女さん   作:Mckee ItoIto

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(勇者パート)

 この物語には、たまーに隠し文字があったりなかったりします。
 前話、割とセーフなタイミングだったので師匠の尊厳は無事でした。よかったね!



なんか依頼を受けてくれた子が不穏な目でこっちを見てくる

・・・

 

 

 

<一方その頃の帝国農業ギルド>

 

 

「ボクは汎用人型農作業ゴーレム"AGRI v01b"なのだ。よろしくお願いするのだ。気軽にアグリちゃんと呼んでほしいのだ」

「……なんだこれは?」

「ええと、魔術院によるテスト報告はこちらの要求を全て大幅に達成しておりましたので、そのまま納入してもらったのですが……」

「特技は害獣駆除なのだ。ちょっとしたドラゴンくらいなら一捻りなのだ」

「そうか……いや意味がわからないんだが普通に無理だろう……というか何でゴーレムが当たり前のように喋ってるんだ……これは現実なのか……?」

「大丈夫です。私もあまり現実だと認めたくなかったですけど、バッチリ現実です」

「肉体労働も得意だし、暇な時のお喋り相手にもなるのだ。何でも言ってほしいのだ」

「そうか……そうか……」

「思考放棄しないでください。トップたるギルド長のあなたが依頼主なんですから責任取らなければ駄目ですよ」

「あ、ちなみにボクは人間で言う美少女みたいな外装だけど、えっちな機能は残念ながらついてないのだ。攻殻外装以外は人間と同じ柔らかさだけどおさわりえぬじーなのだ」

「そうか……えぬじーか……」

「……私、魔術院の魔神さんのこと得体の知れない怖い人だと思ってましたが、実は無駄に才能に溢れてるだけのただのバカなんじゃないかなって少し思い始めてます」

「あと、適当なナマモノを食べさせてくれたら肥料も作るのだ。だから生ゴミでも構わないからたまにご飯をお願いしたいのだ」

「そうか……肥料か……色々できるんだな……」

「高い買い物でしたからね。ギルド予算なので一概に比較できないとはいえ、私の給金十年分以上の予算を使ったんですから値段分は働いてもらわないと」

「まかせてくれなのだ! がんばるのだ!」

「そうか……是非とも頑張ってくれ……」

「ギルド長、そろそろ正気に戻ってください」

 

 

 

・・・

 

 

 

 夕日をバックに、王国とも引けを取らないような立派な城壁が見える。

 あれが帝国、か。実際に行ってみるのは何気に初めてだな……依頼では結構名前を見るのだが。

 というのも帝国が他国に出す依頼は大体素材収集系なので、帝国に出向く必要がないのだ。

 依頼品はギルドに提出したら納入を代行してくれるからな。というか個人でやると手続きが煩雑すぎて死ぬ。

 それ以外のはたまに調査系の依頼があるくらいだけどこれも報告をギルドが代行するし、実際に帝国に行ったことあるやつってのは意外と少ないんじゃないか。

 帝国が自国内のクエスト依頼を他国のギルドに流すことは、ほぼ無いし。例えば高危険度の魔物退治など、昔は多少あったが今は全然ない。

 精々が、輸出関連の護衛がちょくちょくあるぐらいか。信頼が重視される結構な高ランク依頼なので俺らにはまだ縁が無さそうだが。

 そんなわけで、実際に行く機会となるとこっちから依頼しに行くときくらいしかない。依頼関係なく赴くにはちょっと交通の便が悪いしな。

 

 そんな帝国の入国門には入国審査のためのかなりの人だかりができており、アリアが先行して入国手続きに向かっている。

 アリアは聖女見習いなので、準公人としてこういう時に便宜を図ってもらえるのだ。ちょっとずるい気もするが。

 でも当人は、使う必要のある権利は躊躇わず使うべきって言ってて、俺たちもそれもそうだなって納得してしまっているのもある。

 そういった関係でこのパーティは表向きアリアがリーダーのパーティだから、割と俺たちの影は薄かったりする。

 俺も聖剣を抜いたからといって、別に社会的な地位が上がったわけじゃないからな……。精々、冒険者の間で少し噂になった程度だ。

 法国だけはアリアを通じて色々支援してくれるようになったが、正式に勇者と認めてくれているというわけじゃない。

 現状は勇者見習いといったところだろうか……アリアは関係なく俺のことを勇者様と呼んでたが。でもそれは流石にやめてもらった。

 

 ……俺はまだ、勇者に相応しくないからな。今は、ただのアルで十分だ。

 

 アリアとは聖剣を抜いた後にすぐ入った指名依頼で一緒になり、そこから流れでパーティを固定で組むことになったという間柄だ。

 俺より二つ年上で、聖女見習いという割には動きがかなり良く、中衛から後衛までこなせる回復役としてとてもよく働いてくれる。

 なんでこのレベルのヒーラーが今まで固定パーティを組んでいなかったのかが不思議に思うほどだ。

 欠点らしい欠点もない。まぁ……たまにちょっと距離が近いなって思うときもあって、戸惑うくらいか。

 回復の奇跡は直接触った方が効率が良いとか言ってよく身体を触ってくるのだが……どうにも非常に照れくさい。

 あいつの回復魔術は完全遠隔だったんだが、似たような効果なのに何が違うんだろうな。あれも実は触った方が効果高かったとか……だったら触ってるだろうからそれはないか。

 

 同じく最近パーティ入りしたベルは、なんかいつの間にか固定パーティ化していた。

 弓使いだけあり目もよく器用で、後衛としてかなり優秀な働きを見せてくれる。

 特に魔力を込めた遠距離攻撃は強力で、ワイバーンだって撃ち落とす。……いやいたじゃねぇかワイバーン一撃で落とす女。お前もだよ。

 まあ、それを言い出すとあいつは6歳の時にそれをやってるから更に凄いんだが。改めて考えるとあいつやっぱおかしいな。

 

 元々は元盗賊優男のドレイクと同じ助っ人メインの冒険者で、高難度クエストの助っ人としてドレイクが連れてきて、ベルだけが残ったといった感じだ。

 なんか聖剣の光が心地良くて離れがたいのだとかなんだとか。エルフってそういう習性があるのか……?

 

 見た目も言動も全然違うがどことなくあいつに似た雰囲気があって割と話しやすく、いい感じにパーティの潤滑油となってくれている有難い奴だ。

 そして今もアリアの手続きを待つ間、暇つぶしにだらだらと二人で駄弁っているところである。

 

「帝国って色々噂を聞くけど、実際どうなんだろうな」

「どうだろうねぇ。昔は大したことなかったよ。ここ2,3年で目覚ましく発展したって感じなのかな?」

「やっぱ、あの魔神ってやつの影響なんかね」

「いやホント、なんでそんな人が今まで埋もれてたんだろ。法国に来てくれてたらなー」

「まあ帝国だからこそってのもあるんだろうな。実力主義の国らしいし」

「弱肉強食の国ってやつね。か弱い少女な私はちょっとだけ怖いかなー」

「か弱い……? 少女……?」

「うん?」

「なんでもないぞ」

「しかし楽しみだねぇ。グルメな国になったとも聞くよ。いい肉料理とかお酒あるかな?」

「ベルってエルフなのにほんとエルフっぽくないよな……」

「ま、私ダークエルフだし? それに肉食べるエルフだっていますー。里だと菜食主義者が多いのは確かだけどねぇ」

「へぇ、やっぱりそういうのが好きなやつ多いのか」

「……いーや? むしろ本当は肉を食べたいってエルフ、多いと思うよ?」

 

 一瞬。表情がほんの少しだけ変わったのを感じた。

 無意識に、地雷を踏みかけたのだと悟ってしまう。

 

「……悪い。そういうことなんだな」

「お、察しがいいじゃん。里を抜けた私にとっちゃ定番のネタなんだけどなぁこれ」

 

 強要や疎外、差別に迫害。または、それに近い出来事。

 嫌な話だ。あいつは元気にやってるんだろうか。

 

「あと、エルフっぽいって私以外にはあんま言わない方がいいよ? 旅してるエルフには割と禁句だから」

「そうだな……ほんと無意識だった、すまん」

「ふふ、私はもう気にしてないんだけどねぇ」

 

 あっけらかんと笑う。

 きっと今まで色々あっただろうに、強いやつだ。

 

「じゃあ話を戻そ。いや帝国には依頼のために行くんだけど、やっぱご飯が一番楽しみかな」

「食い意地張ってんな……まあ俺も少し楽しみなんだが」

「いやぁ、法国料理は良くも悪くも素材の味だったからね。素朴な感じで嫌いではなかったけど」

「俺もあの味は嫌いじゃないな。ちなみに王国も素材の味を活かした美味い料理はあるぞ」

「お? 王国は行ったことないけどロクな話聞かない地獄にも光はあったんだね。こんど王国の依頼も受けてみる?」

「すまん、人生における飯の比重がデカそうなベルにはホント悪いんだが王国にはエルフ差別もあるんだ……」

「やっぱ王国クソだね……」

「まあでも、今度の食事当番の時に作ってやるよ」

「え、マジ? いやぁ、アルは優しいねぇ! 楽しみにしとく!」

 

 仕込みとか割と手間で冒険には向かないんだが、たまにはいいだろう。

 ちなみに伝統的な王国料理には調味料という概念が存在しないので素材の味オンリーだ。

 なので料理の腕が思いっきり反映されて、王都の料理屋でも当たりを引くのは結構難しかったりする。

 まあ、あいつは甘いものとか味の濃いものが好きだったから、そもそも王国料理は苦手だったみたいだけどな。

 そういえばあいつは料理も得意だった。俺が教えた料理を俺よりも上手く作ってみせたりして。

 俺の飯より断然美味いから、二人で旅しててあいつが飯当番をする日は結構楽しみだったんだ。

 二人の料理を作り、二人の料理を色々なことを話しながら食べる。

 あいつは割と秘密主義だけど食事時は少し口が軽くなって、たまに知らなかった面を知ったりもする。

 そんな日々は、とても充実していたように思えるんだ。

 

 

──料理は魔術にも通ずるものがあるんだよ。

 

──だから、料理が上手なお母さんは魔法使いみたいだなって思えたんだ。

 

──そんなこと決して言えなかったんだけどね。まあ言わなくても結局同じだったんだけど。

 

──でも、そういった意味でいえばお母さんが私の師匠だと言えなくもないのかな?

 

 

 ……そんなこと言ってたあいつは珍しく少しだけ笑っていたっけか。

 いつもあまり変わらない表情。だけど言葉は感情豊か。大人しい外見と反して、愉快で楽しいやつ。

 あいつを恐れる必要なんてないのに。一度でも話せば、あいつがどれだけ人のことが大好きかってわかるのに。

 

 

 あいつは今、楽しくやれてるんだろうか。

 

 

「アルー? ちょっと、また妄想してんの?」

「……あ、すまん。てかクーは妄想じゃないって言ってるだろ」

「おや。私、妄想してたかどうか聞いただけでその子のことって言ってないけどねぇ。おやおやー?」

「……」

 

 無駄に神経を逆なでするような表情で覗き込んでくる褐色エルフ。

 くそ、男だったらその頭を叩いてやるのに……。

 

「お待たせしました」

「お、待ってたよー」

「どうだった?」

「問題なしです。さあ、行きましょうか」

 

 

 

 さあ、いよいよ帝国だ。果たして一体どんな魔窟が待ってるのだろうか。

 

 

 

・・・

 

 

 

「マジ、この世の楽園。私、帝国住みたい」

「おいしいですね……」

 

 食後の白い氷菓を食べながらご満悦のベルとアリア。いや目的忘れてないか……?

 あの後、宿屋に泊まる前にアリアがギルドで滑り込みの依頼を出し、そして一泊してからの昼時。

 昨夜は適当に済ませたから、ちゃんとした食事を取るのはこれが最初なんだが……。

 

「なんなのこれ、10年前の帝国こんなん無かったよ……これも魔神さまの恩恵……?」

「あるにはあったそうですが、とても高価だったものが冷却箱が開発されたおかげで安価になって市井に広まったようですね。とてもおいしいです……」

「マジで魔神さまさまじゃん。崇め奉りたい。女神様から改宗していい?」

「ちょっと私の立場的に良いとは……でもこれは法国の街にも是非広めたいですね……冷却箱の輸入を増やすよう要請しなければ……」

 

 いや確かに美味いが、二人とも絶対目的忘れてるだろ。このあと依頼の確認にギルドに行くんだぞ。

 とりあえずベルとアリアの器を取り上げて離してやる。

 

「ああ! 私のアイスクリンちゃん!!」

「アル様……?」

「ほら、さっさとギルド行くぞ」

「アイスクリンちゃん……」

「アル様……」

「……食べてからにするから、早くしろよ?」

 

 この世の終わりみたいな顔をされたから器をそっと戻す。いや、そんなにか……?

 俺はどっちかというとメインの挽き肉料理の方が美味かったが。あれまた食べたいな。夜も頼むか。

 

 ……あいつがいたら、あいつもたぶん氷菓子の方を喜ぶんだろうな。

 きっとあまり変わらない表情で、目だけ少し丸くして。いつか食べさせてやりたいものだ。

 

「ホント、アルはさぁ……まあいいや」

「……ん? なんだ?」

「いーや? 何でもないよ?」

「おいしい……」

 

 意味深な含み笑いをされたので気になるが、何だったのだろうか。

 

 あととりあえずアリア、早く帰ってきてくれ。

 お前が一応このパーティのリーダーなんだから……。

 

 

 

・・・

 

 

 

 帝国に着いて1週間がたった。依頼はすぐ受けてもらえたようだが、アリアが帝国の教会で色々用事が出来てしまい、予定が伸びてしまったのだ。

 仕方ないのでその間、帝国観光していたのだが……やっぱり凄いな帝国。冒険のために色々装備や道具を整えたりしてるが、特に最新の冒険用具が充実しててとても心が躍る。

 なんかこう、最新式って使うかどうかは別として心惹かれるものがあるよな。携帯式加熱調理器とか明らかに冒険に必須ではないんだが欲しい。まあ高すぎて手が出ないんだが……。

 

 買い物したり、食べ歩きしたり、忙しそうなアリアを労ったり、ベルと二人でギルドの簡単な依頼を受けてみたり。

 時間はあっという間に過ぎ、そんなこんなで顔合わせの日を迎えて件の魔術院へ向かう俺たち。

 

「結局、例の魔神とは会えなかったか」

「そうですね。でもその方より推薦を受けた優秀な魔術師が受けてくださると聞いております」

「へぇ、凄そうじゃん。どんな人だろうね?」

 

 魔術院の扉の前に立つと、自動で開いた。凄いな……どういう仕組みだ?

 ベルも不思議そうに無駄に扉を出入りして……いや受付の人、迷惑そうに見てるからやめような?

 

「……いらっしゃい。ご用件は?」

「本日面談予定のアリアとそのパーティです。エステルさんをお願いします」

「はい、はい、えぇと、第二面談室へどうぞ。右手側廊下の手前から二番目の扉です」

「ありがとうございます」

 

 かなり広いエントランスから廊下に入り、扉を開ける。

 そこにいたのは、年若い少女。俺と変わらないくらいか、もしかしたら年下かもしれない。

 この子が、依頼を受けてくれた魔術師? 凄腕というには若すぎないか……?

 もしかしてこの子はその助手とかで、本人はまた後で来るとかか……?

 

「はじめまして、聖女見習いのアリアとその仲間です。本日はよろしくお願いいたします」

「どうも、私は魔術師のエステルです。気軽に名前で呼んでくれてかまいません」

 

 どうやら本人だったらしい。余計なことを言わないでよかった。

 

「早速、依頼内容の詳細をお話したいのですが……」

「あ、大丈夫ですよ。報酬面も依頼難易度も特に問題無いので。あとは現地に行ってから、ですねー」

「……とても話が早く助かります」

「それで、こっちの人たちが……」

 

 少女が俺たちに視線を移す。ベルを見て、俺を見て……なんだ? 二度見されたんだが。

 一瞬固まり、少し視線を泳がせ、目を閉じ。

 

「……なるほど」

 

 何がなるほどなんだ……?

 そしてベルをもう一度見て、アリアをまた見て、最後に俺を見て。

 

「なるほど」

 

 いや、だから何がなるほどなんだ。

 

「えーと、俺はアル。隣がベルだ。よろしく頼む」

「えっと? よろしくね?」

「先ほど名乗りましたが、エステルです。よろしくお願い……します」

「……」

「……」

「……」

 

 なんだ、なんで俺をジッと見てくるんだ……?

 妙な緊張感が走り、アリアは静かに、ベルは少し戸惑いながらこちらを見守っている。

 謎の静寂はしばらく続き……。

 

「あの……、一つだけよろしいでしょうか」

 

 ようやく俺から視線を外した少女が、アリアと向き合う。

 

「依頼を受けるにあたって条件を付けさせてください」

「……なんでしょうか?」

「模擬戦、してくれませんか?」

「……唐突ですね」

「あの魔力鍵はかなり高度です。その先は相応の危険が予測されます。私が鍵を開けたことでみなさんに何かあると寝覚めが悪いので、実力を見ておきたいんです」

 

 ……確かに唐突だが、それもそうだ。

 依頼は鍵を開けるところまで。そのあと付いてくる義理はこの少女にはない。

 なので自分が帰ったあとで自分がやったことにより犠牲者が出たとしたら確かに気分は良くないだろう。

 

 それはわかるのだが……なんかやたらこの少女から敵意のようなものを感じるのだが……気のせいか……?

 

 聖剣はさっきからピカピカと光ってやる気を見せているように思える。

 問題ない、というかむしろやりすぎないか気を付けた方がいいくらいだろう。

 うーん……まあ少女の言うことにも一理あるしな。

 

「俺はいいぞ」

「私も大丈夫だよー」

「……私は、何かあったときのために後ろに控えさせていただきます」

「ありがとうございます。魔術試験場が空いてるはずですので、そちらに向かいますね」

 

 少女が不敵に笑って俺を見上げる。

 いや、俺この少女に何かしたっけ……?

 

 

 

 

 

「本当の魔術ってものを、見せてあげます。楽しみにしてくださいね?」

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

「エステル大丈夫かな……単独のフィールドワークは初めてだし、やっぱりちょっとくらい様子を……」

「邪魔するぞ。茶を頼む」

「……ようこそ。どうぞおかけになってください」(いや普通に邪魔なんだが? やっぱこいつ暇なのか?)

 

 

 

・・・

 




聖剣ちゃん「お?敵?魔術師?戦う?斬っていい?ダメ?そっかぁダメかぁ……」(ピカピカ)






(明るいラブコメにしてはこの主人公たちの矢印、ちょっと湿ってない?)(いや、気のせいか)
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