万歳風味な転生者たち、透き通る世界へ   作:NTK

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 職場の異動で遅れてすみません。
桜花祭編は2、3話くらいの予定です。

 今回名前ネタ、ニンジャ、忍者、その他諸々の要素があります。


第1.5章 お祭り騒ぎ・キヴォトスニンジャ爆誕
桜花祭〜ニンジャとにほんへを添えて〜


 百鬼夜行連合学院。大和総合支援学園と同じく複数の自治区が合わさって出来た学園であり、大和学園とは特に友好的な関係を築いている学園である。

 

 理由としては衣服や主に使用してる銃火器、文化が非常に似ている事が大きく、すぐに打ち解けることができ、他の学園より比較的早くに友好関係を築き上げていたのであった。桜花祭にしても昨年も当時のお祭り運営委員会から是非にと招待されており、今年も招待された事から互いの友好関係は良好であった。

 

「それで司令官、あのドラ猫はどうします?」

 

「こちらは犯人はわかっているが証拠がない。いや、調べれば出てくるだろうが、それだとイズナがあの猫を主としたままになり、先生を主と定めることが出来なくなるのは色々とまずい。忍術研究部にも入れなくなる可能性もあるしな。魑魅一座の被害を最小限にする方針でいこう。みんなにもそう伝えてくれ」

 

「了解です」

 

 現地に到着し、陰陽部との挨拶を終えたムサシとコハクは百夜堂へ向かう中小声で話をしていた。彼女らの持つ知識を用いればこのあとに起こる騒動及びその黒幕を最短で鎮圧することは可能ではある。証拠にしても、犯人がわかっているのならその周辺を徹底的に調べれば良い話なのでそれさえ掴めれば問題はない。

 

 しかしそれでは先述した通りの出来事が起こる可能性があるため、非常に歯痒いが事件発生後速やかに鎮圧して被害を抑えるやり方をとることにしたのであった。

 パヴァーヌにしろ、エデン条約にしろ今後起こる事件に関しても、最短でいく分には問題ないのだが、その過程での先生と当事者たちの繋がりの機会を失ったり、アリスに至ってはケイの存在を知らずに最終編に入ってしまうという最悪詰みとなる事態が起こる可能性があるため、大和学園としては必要なイベントを発生させるまではある程度静観し、不要な被害を抑えるやり方をする他ないのであった。

 

(大事なのは経験ではなく選択、とはよく言ったものだが…経験させないと詰む事柄が多いんだよなぁ…)

 

「あれ?ムサシ先輩だ〜こんにちは〜」

 

「ん?ツバキか。こんにちは。今日も修行部でパトロールかい?」

 

 道すがら修行部の面々と合流し、彼女らと会ったのならそろそろ…と考えてる間に銃声が聞こえ、何事かと向かうと案の定魑魅一座・路上流の者たちが百夜堂付近で暴れているのが見え、付近には先生の姿もあった。

 

「ムサシ先輩!」

 

「……わかった、合わせなよ」

 

 何かを期待するような眼差しでこちらを見るカエデにムサシは彼女の意図を察して頷くと、カエデは意気揚々と魑魅一座に啖呵を切った。

 

「そこまでよ、魑魅一座‼︎」

 

「な、なんだ?」

 

 その問いかけにムサシは腕を組んで高らかに答えた。

 

 

「なんだかんだと聞かれたら‼︎」

「答えてあげるが世の情け‼︎」

「世界の破壊を防ぐため」

「世界の平和を守るため」

「愛と真実の正義を貫く」

「ラブリーチャーミーな目付け役」

「ムサシ‼︎」

「カエデ‼︎」

「キヴォトスを駆ける大和と修行部の皆には」

 

「ホワイトホール白い明日が待ってるよ‼︎」

 

 

「"ム、ムサシ…?"」

 

「あ、先生どうも」

 

「毎回乗ってくれますよねムサシさん」

 

「意外とノリがいいですから司令官」

 

 突然の前口上に魑魅一座も先生も固まるが、すぐに我に返った魑魅一座が指示を飛ばしていた。

 

「クソッ‼︎大和の怪鳥が現れるとは…!まぁいい、イズナ殿出番だ!」

 

「了解でござ…あれ、ムサシさん?それに先生も⁉︎」

 

「"やぁイズナ。さっきぶり"」

 

「ドーモ、イズナ=サン。ムサシです」

 

「あ、ドーモ、ムサシ=サン。イズナでござる」

 

 知り合いに遭遇したことで戸惑うイズナだったが、ムサシからアイサツを受け、彼女も両手を合わせ、アイサツを交わした。アイサツは大事。古事記にも書かれている。

 やり取りからわかるように、ムサシとイズナは前からの知り合いであり、他の大和の面々とも交流し、先のアイサツを含めて色々なことを伝授(おし)えていたのであった。しかしそれは他の学園の生徒にも言えることであるが。

 

「まさかムサシさんが立ち塞がるとは…でもイズナは諦めません!キヴォトス一の忍者になる夢のためにこの命令、果たして見せます‼︎」

 

「夢を追うその心意気、嫌いじゃ無いよ。もし私を前に日和るようなら君を軽蔑するところだった……全力でかかってこい‼︎

 

「はい‼︎お覚悟を、ムサシ=サン!イヤーッ‼︎」

 

「先生、イズナは司令官に任せて、魑魅一座の方を相手しましょう」

 

「"あ、あぁ…そうしようかな…修行部のみんなも協力して"」

 

「もちろんです‼︎」

 

 イズナがムサシにクナイ・ダートを投げたのを皮切りに戦闘が再開され、先生も色々な展開に戸惑いながらも指揮を執り、戦闘を開始した。

 先のアビドスでの戦いに比べれば魑魅一座は大した脅威でもなく、じわりじわりと数を減らしていくと、ツバキが大欠伸をした隙をついた一人が彼女にRPGを放った。

 

「"ツバキ、危ない‼︎"」

 

「ん〜?よっと〜」

 

パシッ

 

 なんとツバキはRPGの弾頭を素手でキャッチし、勢いのままクルリと回ると…

 

「え〜い」

 

「は?どわあぁぁあ⁉︎」

 

「"え、えぇ…?"」

 

 そのまま相手に投げ返したのであった。

これには先生や魑魅一座も困惑し、目を白黒させていた。

 

「発射されたRPG素手で投げ返したぞコイツ⁉︎」

 

「修行部め…一体どんな修行を⁉︎」

 

「ご飯食べて映画見て…寝るぅ…私の修行は、これで十分だよぉ…Zzz」

 

「そんな修行があるか‼︎」

 

 一方で、ムサシとイズナは別の街道にて交戦中であり、イズナが投げるクナイ・ダートや時折放つ銃撃をムサシが銃剣で捌いて反撃するといった事を繰り返していた。

 

「イヤーッ‼︎」「着剣‼︎」

 

「イヤーッ‼︎」「着剣‼︎」

 

「イィヤーッ‼︎」「着☆剣‼︎」

 

 このままでは埒が開かないと判断したのか、イズナは一気に距離を詰め右手を窄めるような形にして打突を行った。間一髪でムサシは躱すが、右手の当たった石灯籠は粉々に砕け、一泊遅れて破裂音が聞こえたムサシは冷や汗をかいていた。

 

(マジかよ…⁉︎音速越えの忍手・暗刃だと⁉︎習得(おぼ)えちゃったかぁ…誰だコレ伝授(おし)えたの……私だったわ)

 

「さぁ、まだまだいくでござるよムサシ=サン‼︎」

 

《イズナ殿‼︎今すぐこっちに戻ってくれ!こっちがあらかたやられて一時撤退する‼︎》

 

「むぅ…いいところでしたが、任務を放り出すわけにもいきませんので、これにてイズナはシツレイします!サヨナラ‼︎」

 

「それ、死ぬ時に言うものだよ…」

 

 懐から煙玉を出して投げつけ、イズナが撤退したのを見届けたムサシは百夜堂に戻ると、どうやら他のところにいた大和生徒も増援に来てたらしく何人か集まっており、その内の一人がカエデを撫でくり回していた。

 

「勇美ィィィィーー‼︎久しぶりだな‼︎勇美ィィィィー‼︎」

 

「ハ、ハンナ先輩ぃぃ…ちょっと苦しいです…」

 

 やたらとハスキーな声で再会を喜んでいる彼女は風霊(ふうれい)ハンナ。設立組の一人であり、見ての通りカエデ推しである。

 

「ハンナ、その辺にしておいてやれ。人的被害は無さそうだが…コハク、何でフィーナがシズコに正座させられてるんだ?」

 

「この子、乱戦のなかで狂弾舞踏会(ピストルディスコ)カマしてお店を破壊しかけたんですよ

 

「ピストルじゃ無いデス、機関銃(マシンガン)デス‼︎」

 

「どの道危ないでしょう‼︎店守るのに店壊したら意味ないでしょ‼︎」

 

「"と、とにかく詳しい話は中で聞こうか"」




カイ「みんな‼︎"麻薬(ヤク)"キメろォォ‼︎」
 ※なおシズコはかんしゃあ〜の正拳突きを実施してますし、調停委員会の皆さんは量産型尾形と化してます。

忍手・暗刃はミチルやツクヨにも伝授(おし)えてますが、音速超えはイズナのみで、ミチルは音速の半分、ツクヨは音速と同等です。

・風霊ハンナ
 銀髪の赤メッシュ、碧眼で元ネタは名前と行動からわかるとおりブレイバーン。カエデが呼べばセリナの如くいつの間にか現れるやべー奴。元ネタ的にお前メリケンやろって?うるせぇ。

 ちなみにですね、私、カエデは嫌いじゃないのですが…弟と名前同じなんだよね☆あともう一人弟と同じ名前のブルアカキャラいまーす☆
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