万歳風味な転生者たち、透き通る世界へ   作:NTK

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もんぺ着てるモブちゃんとかいたら良いよね

なら万歳エディション組み込んだ転生者集団が出てくるやつ書くか!

的なノリで書いたものです


プロローグ

 

・ー・ーー ・ー・ー・ ・ーーー・ ・ー ーー・ー・ ・ーー *1

 

(暑い…苦しい……気持ち悪い…)

 

ここがアビドス砂漠の何処かもわからない。当然だ、コンパスを忘れてくるという致命的なミスをしてしまったのだから。

持参した水と食料もとうの昔に尽き、とうとう熱中症を引き起こした彼女――梔子ユメは砂漠に倒れこんでいた。

 

ぐるぐると視界が回り、身体が上に下にと移動するような不快感が続くなか、死を意識し始めた彼女はぼんやりと考え事をしていた。

 

(このまま誰にも見つけられずに、干物みたいになるのかな…それは嫌、だし…誰かがたまたま来て助けてくれないかな…あはは、ダメだなぁ…そんな奇跡起きるわけないって、ホシノちゃんに怒られたばっかじゃん…)

 

暑さで思考が鈍くなっている自分を自嘲しながら、ユメは後輩の小鳥遊ホシノとの思い出を走馬灯のように思い出していた。

 

もっと彼女と一緒に居たかったなとか、次生まれ変わるなら鯨がいいかなとか考えていたその時であった。

 

「負傷者がいたぞー‼︎」「目標確認‼︎」「衛生兵、来てくれ‼︎」

 

(⁉︎)

 

複数の声が聞こえたかと思うとあっという間にユメは複数の少女たちに囲まれていた。彼女らの格好は少なくともユメの中では見たことのない服装であり、白い鉢巻に農家のような者が大半で中には緑の軍服を着ている者がいた。

そのうちの一人が彼女に竹の水筒を差し出した。

 

「飲めるか?」

 

「うん…あり、がとう…」

 

「飲んだらこれも食え」

 

ゆっくりと水を飲む彼女に少女は懐の容器から梅干しを取り出し、中の種を取り除きユメに差し出す。独特の酸味と塩気が口に広がり、多量の汗で塩分を失っている今の彼女にはとても美味しく感じたのであった。

 

(…あれ?この子…)

 

よくよく見てみると、水筒を差し出した人物に見覚えがあった。

アビドスに入学して少し経った頃、家の前で行き倒れてたのを保護した中学生くらいの少女にそっくりであった。

目覚めた時に自分の顔を見て妙に驚いていたようであったが、すぐに仲良くなったが数日後に『この恩は必ず返します』との書き置きと共に去っていったのであった。

 

「もしかして…あの時の…?」

 

「その通りです。あの時の恩、今こそ返します」

 

「輸送車両、到着しました!」

 

「よろしい、すぐに運び出せ」

 

「バイノハヤサデー‼︎」

 

担架に乗せられそのまま彼女らの車両に搭乗したユメは車内の冷房を感じながら、助かるんだと感じながら意識を手放した。

 

・ーーー・ ・ー・ー・ ー・・・ ・・ーー・ ・ー ー・ ーーー・ー ー・ーー ー・ *2

 

ユメを乗せた車両が遠ざかるのを確認した彼女らは付近にいる《捜索隊》を召集させていた。

 

「諸君、第一目標は達成された。続いて本隊は第二目標へ…」

 

《報告‼︎付近に異常反応があります‼︎注意してください‼︎》

 

通信からそのように伝えられた直後、地響きが鳴り、彼女らからそう遠く離れてはない所から白く巨大な身体をした蛇のような機械が地面から現れたのであった。

 

「あ、あれは何だ⁉︎」

 

『超巨大』

『強襲潜水』

『レーザー戦艦』

『シュトゥルムアラハバキ』

『接近‼︎』

 

「何だって?」

 

『超巨大』

『強襲潜水』

『レーザー…「じゃかましい‼︎」

 

「諸君、ちょうど目標が向こうからやって来た。これを倒さずしてより良きキヴォトスの明日はないだろう。一宿一飯の恩義のためにも、全力で叩き潰せ‼︎」

 

『了解‼︎』

 

「大和魂を見せてやる‼︎」

 

「奴に日本の土を踏んだことを後悔させてやる」

 

「違ァァう‼︎」

 

「では総員…着剣せよ‼︎

 

『着☆剣‼︎』

 

そう叫んだ彼女らは手持ちの銃器、三八式歩兵銃や64式7.62mm小銃に銃剣を装備させた。

 

「総員、突撃ィィィィ‼︎」

 

『ワァァーーッッ‼︎』

 

雄叫びをあげて超巨大(以下略)もといビナーに突撃していく彼女たち。

詳しくは省くが結論から言えば…

 

 

日本の勝利である

 

「バンザーイ‼︎」「バンザーイ‼︎」「バンザーイ‼︎」

 

「ヨシ‼︎運び出せー‼︎」

 

『オー‼︎』

 

その後、撃破したビナーをアビドス高等学校まで引き摺り、ホシノを驚かせたのはまた別の話であった。

 

ーー・・ー ・・ ・ー・ ・ーー・ー ・ー・ ーーー ーー・ー・ *3

 

「…まぁこれが、あの人たち【大和総合支援学園】と知り合うきっかけだったんだよねぇ。ま、当時は無所属だったんだけどね〜」

 

「"なるほど。確かそのあと連邦生徒会と交渉して学園を設立したんだよね?"」

 

「そうだよぉ。その辺りは先生の方が生徒会から伝えられてるから詳しいでしょ?」

 

ホシノの言葉にシャーレの先生は頷いた。

 

「"そうだね。色々交渉してシャーレに近い権限を持って設立されたってリンちゃんが言ってたよ。あと、もうすぐ彼女らの一部がここに来るって連絡がきたよ"」

 

「先生が赴任してきた時は不良たちの鎮圧や事後処理で会えなかったからって顔合わせにわざわざアビドスまで来るなんて、律儀だねぇ」

 

・ー・・ ・ー・・・ ーー・ーー ー・ー ・ーーー・ *4

 

1:司令官

ようやっと本編始まるよ〜

 

2:名無しの大和魂

やっぱカイチョー行方不明になったか…

 

3:名無しの大和魂

仕方ねぇさぁ、俺たち含めて当日誰も何かしらの用事でカイチョーに会う事が出来なかったんだし

 

4:名無しの大和魂

てかなんでホントにあの要求呑めたのか今だにわからん

 

5:名無しの大和魂

それな

 

6:名無しの大和魂

もしかしたらシャーレ設立の足掛かりじゃないかって思うんだよ

 

7:名無しの大和魂

ありえないとは言い切れないのがなぁ…

 

8:名無しの大和魂

まぁ、これでヴァルキューレも多少動きやすくなったろうし、SRTも俺らが暴走した時の対抗措置として残るみたいだし、なんとかなるか

 

9:名無しの大和魂

てか借金色々あって無くなったけど、どうなるんだアビドス編

 

10:名無しの大和魂

何かしらの修正が働くんじゃね?

何にせよ俺らは大和魂で叩き潰すのみよ

 

11:司令官

にしても、私がユメ先輩に助けて貰えたのは良かったわ

アビドス救う大義名分が出来たし、時系列も知れたし

流石に四年前はビビったけど、準備期間が出来たのは大きい

 

12:名無しの大和魂

とにかく、俺たちの目的は綱渡りだった状況をより補強して、抑えられる被害は抑えて、救える奴はどんどん救う。それが我々大和総合支援学園の目的だ

 

13:名無しの大和魂

良し、そろそろ着くぞ

 

14:名無しの大和魂

さーて、先生の面は…アニ先?便利屋?それともゲーム部?

ご対〜面〜……

 

15:名無しの大和魂

…は?

 

16:名無しの大和魂

え?この見た目は…

 

17:名無しの大和魂

ちょっと待て…ちょっと待て…⁉︎

 

18:名無しの大和魂

おい、俺思うにこれは…

 

19:名無しの大和魂

ユメ兄先生かよォォォォ⁉︎

 

20:名無しの大和魂

ユメ生存ルートのユメ兄先生とな…?

 

 

*1
テンセイシャ(和)

*2
センパイタスケタ(和)

*3
ビナーナレシ(和)

*4
カオアワセ(和)




ユメ先輩の熱中症症状の描写は去年の私の実体験に基づきます(どうでも良い情報)

簡易的な説明

【大和総合支援学園】
連邦生徒会が転生者たちとの交渉の末に新たに設立した学園。
その名の通り、各自地区への支援を目的とした学園である。
彼女らの他に支援の名の下に廃校や退学などで行き場を無くした学生らを引き取った結果、それなりの規模の学園となった。
シャーレに近い権限を持ち、交渉内容にはヴァルキューレやSRTの立ち位置なども含まれるが詳細は後ほど。

【転生者たち】
転生した時の服装が旧日本軍服やもんぺだったから、という理由で万歳エディションな言葉を使うようになった。一応普通に喋れる。
なお、ちゃんと美少女ボイスである。
大勢でとは言えビナーを倒せる。詳しい実力はこれまた後ほど。

【先生】
本名 梔子 コチョウ(男)

苗字+女っぽい名前を少し気にしてるけどカミーユしたりしない。
名前の由来は『胡蝶の夢』

ユメ先輩が生きてるので、ちょっとおじさんが気まずいだけになってる。

【彼女らの影響の一部ダイジェスト】

正実モブ「わぁぁぁー‼︎」(銃剣突撃)
ツルギ「キェェェェ‼︎」(猿叫)(蜻蛉の構え)
不良s「トリニティ様の戦い方じゃない…」(絶望)

ヒナ「( ˘ω˘ )スヤァ…」(睡眠時間がめっちゃ増えた)
美食研「食事処でのテロは‼︎やめましょうよ!食材()がも"ったいだい‼︎」(ナニカされたようだ)

コタマ「二度とあの子らに盗聴しない…」(耳の治療中)
ウタハ「なんか閃いた」(コタマの事を聞いて)


元々ざっくりとストーリーを知ってて、アニメ、そしてここの二次創作をいくらか見てから入ってきたのでじっくりストーリーを見ながら進めるので気長にお待ちください。
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