「アマツか…そっちも大変だったようだね」
「まぁね。それとアタシからの警告だけどさ、もしこれからの予知夢で、ベアトリーチェらしき人物を見かけても絶対に関わらない方がいい。ヘイロー破壊爆弾や司令官を撃った弾丸を造った協力者がいるんだ、そっちの予知夢に干渉してくる可能性もなくは無い」
「なるほど…肝に銘じておくよ」
1:副司令
完全に統合組や転入組がお通夜ムードなんですが…
このままだといつ保護したアリウス生徒たちに不満が爆発するか…
2:名無しの大和魂
鼻の下にハッカ油でも塗る?
ミズホ製のハッカから抽出したやつのがあったはず
3:名無しの大和魂
あー、『アブソリュート』ね
熟睡中のツバキちゃんも目がバッキバキになったやつ
4:風紀委員長
下手するとショック死しないか?
まぁそれは最終手段だ
問題は、カルバノグ一章がすぐ終わったからいつキリエが始まっても可笑しくないってことだ
5:名無しの大和魂
SRTが残ってるけど、それはそれとしてドラム缶パクった埠頭で裏取引があるから制圧する任務で先生がウサギちゃんたちと行ったけど、原作通りマニュアルでやって失敗したけどフォローして絆育んだって話だよね
6:名無しの大和魂
あとはガデラーザが暴れたけど制圧したんだっけ?
7:名無しの大和魂
デカルトな
あんなん暴れたらキヴォトス終わるわ
8:名無しの大和魂
内容もホームレス同士の飯の取り合いが激化した感じだし、カイザーが弱体化してるから子ウサギタウンの話もないしね
9:看護部長
それはそうと、しれぇの容態が心配だわさ
傷は最低限治ってるけど、出血が多かったからそれのダメージが大きいのかも
あと、体内に残ってた弾が悪さしてたのかもしれないだわさ
10:名無しの大和魂
ミレニアムの解析によると、神秘とは似て非なる何かが込められてたらしいよ
再現性はかなり低いから仮に流出しても量産は不可能なのが幸いだね
11:副司令
もし、このまま司令官が衰弱して亡くなるようなことがあったら……
12:風紀委員長
アリウスへの迫害が過去の比じゃないことになるな
13:名無しの大和魂
ベアおばも間違いなく処されるだろうが、それじゃダメだしな
14:副司令
う、うぅ…
15:間宮
副司令…
16:金田
割と司令官と付き合いが長いですからね
司令官と出会ったの、ヨウカさんの次でしたよね?
17:風紀委員長
まぁな
アイツがそう簡単には死ぬとは思えない。副司令、もう少し気をもて
18:副司令
総司令官……稲荷コハク……悪くない響きですね
19:風紀委員長
お い コ ラ
20:名無しの大和魂
今思ったんだけど、看護部長以外みんな司令官の周りのことを心配してるけど、司令官本人は心配してないよね?
21:大黒
だってよ…司令官なんだぜ?
あの人たらし、めちゃくちゃ人脈広いから本人が倒れた場合の問題が大きすぎるんだもん
22:名無しの大和魂
おまけに大本営のみなさん、シゴデキだし
業務が滞ってるからじゃなくて、このままじゃアリウスヘイトがアカンからはよ起きろって話の時点で…ね?
23:名無しの大和魂
司令官が倒れる前に権限副司令に渡したからその辺も問題ないしなぁ
24:名無しの大和魂
でもホントに死んだら国葬レベルなんだよな
費用はアマツ殿が出すとして…喪主は副司令?
25:名無しの大和魂
んじゃ風紀委員長がスピーチ的なやつやんのか
26:弓道部長
我々は一人の英雄を失った
しかし、これは敗北を意味するのか?
否ッ‼︎
27:ハンナ
人はァァァア‼︎平ォォ等ではないィィ…
28:名無しの大和魂
どっちも敗北エンドやんけ
29:吉田
遺体はどうする?
司令官、空飛ぶの好きだったし、最終編まで保存して本船から投げ落として流れ星にする?
30:金田
いや、中途半端に焼け残ったらマズイだろ
焼いたあと散骨すればいい
31:栗原
あの、勝手に死んだあとの話をするのは……
32:司令官
殺すな────‼︎
33:名無しの大和魂
うわあぁぁぁ⁉︎
34:名無しの大和魂
おわぁぁぁ⁉︎
35:名無しの大和魂
へあぁぁ⁉︎
36:副司令
司令官⁉︎
いつお目覚めで?
37:司令官
今さっきだよ‼︎
川の向こうで前の私が必死に帰れコールしてたわ
お前ら好き勝手言いやがって…それはそうと、状況は…いや後で聞こう
その方が不自然にならなくて済む
身体の方目覚めさせるか
38:副司令
わかりました
39:大黒
あの……司令官、撃たれて『三日』で『復活』したんですよね?
40:名無しの大和魂
あっ
41:名無しの大和魂
あっ
42:名無しの大和魂
ブルアカ的に考えるとすごい事になるけど、我々は瀕死になって三日で復活した人って他にも知ってるしなぁ…
43:名無しの大和魂
不死身の分隊長殿か、馬小屋生まれか…
44:名無しの大和魂
どのみちベアは死ぬのは確定か
45:副司令
三日天下ですか
…短ぇ夢でしたね
ー・ー ーーー ー・ー・・ ・ー・・ ・ー・ー・ ・ーーー・ ーー・ *1
トリニティ内の病院の一室でセリナとハナエはムサシの点滴を交換していた。彼女の眠るベッドの側には見舞いの品や復帰を願うメッセージカードが山となっており、ムサシがどれだけ慕われているか見てわかった。
「今日で三日目…ムサシ先輩、まだ目が覚めませんね」
「あとは本人次第だそうですが…」
二人は軽くシーツを整え、部屋を出る前に一度ムサシの顔を見た。そのタイミングで、パチリとムサシの目が開き、普通に起きるかのように身体を起き上がらせたのであった。
「「ッ⁉︎」」
「………状況は?」
酷く冷静に状況を聞こうとするムサシに二人はしばらく口をパクパクとしていたが、ハナエが大慌てで病室から抜け出していった。
「団長ーーッ‼︎ミネ団長ーーッ‼︎ムサシさんが、ムサシさんが……生 き 返 り ま し たぁーー‼︎」
「死んでなァーいッ‼︎」
すぐにミネが病室に駆けつけ、ムサシの様子を見ると安堵した表情を浮かべていた。
「ムサシさん…目が覚めたんですね…!その、身体の具合は?痺れやどこか動かないとかは?」
「いえ、強いて言うならずっと寝込んでたせいで少し怠いくらいです。すぐにみんなに連絡を取りたいのですが…」
「あぁ、それなら心配いりません。ここはティーパーティの方が入院した時の部屋で、通信しても問題ないようになっております。ムサシさんの携帯はここに」
ミネから携帯を受け取るとすぐにムサシは各部長や中枢メンバーにグループ通話を行った。通話に出た面々はムサシの安否を尋ねる声を上げていくなか、咳払いをしたあとムサシは落ち着いた口調で話し始めた。
「みんな………私は帰ってきた‼︎心配かけてすまない。ここまでよく頑張ったな」
直後、画面が割れんばかりの歓声や啜り泣く声が鳴り響いていた。
ふと顔を見上げると、救護騎士団の面々も涙を浮かべており、ミネも口と鼻を手で覆っていた。
「ミネさん?」
「ずっと……心配だったんです…‼︎手は尽くしましたが、このまま目が覚めなかったら、どうしようかと……もう少し早く飛べたら、こうならなかったのではないかと、ずっと…‼︎」
「…ミネさん、貴女は私を全速力で運んでそのまま手術を行うという大それたことをしたのにも関わらずミスもなく手術を終えたと先ほどセリナから聞きました。それで文句を言う人は居ませんし、居たとしても私が言わせません。本当に、ありがとうございます。セナさんやコノミにも、同じことを言うつもりです」
ムサシ復活のニュースは連絡を受けたメンバーから瞬く間に広まり、クロノスも速報として伝えた結果、各自地区で喜びの声が溢れかえっていた。
当然それは、現在パトロール中の正義実現委員会の耳にも伝わっていた。
「そうか…ムサシの意識が戻ったか。ならパトロールを終えたらすぐに行く」
「すぐに行かないのですか?別に私に任せていっても問題は…」
「ハスミ、私が任務を押し付けて見舞いに行ったと知ったらアイツは間違いなく私をブン殴る。そういう奴だ」
「そ、そうですか……なら、そこの倒壊したビル内を見てくれますか?」
「…わかった」
のそのそとビルへ向かっていくツルギを見たイチカは不思議そうな顔をしてハスミに尋ねていた。
「あれ?あそこはさっき調べて何もなかったですよ?」
「…ツルギとムサシさんの関係性は周知されてますが、彼女は委員長で、しかも今は任務中です。泣いてるところは、見せるわけにはいかないでしょう。周りの者に、あそこに近寄らないよう伝えてください」
ビル内の奥まったところについて十数秒ほどしたのち、ツルギは壁にもたれて大粒の涙を溢して親友の無事を喜んでいた。
「ムサシぃ……!良かった……本当に、良かった……‼︎」
コハクは業務を終えてから向かうとの連絡が届き、その間に軽い身体検査を受けた結果、三日間の昏睡で多少体力と筋力が落ちてる以外は特に問題はないとの事であった。
「それとお腹の傷ですが…恐らく一生、残るものかと…」
「あぁそれなら気にしませんよ。向かい傷なら武人の誉ですよ」
「ムサシさん…その、強がりじゃなくて本気で言ってるのはわかるのですが、もう少し気になさったらどうです?」
「そうは言いましても…」
「それと、正義実現委員会から連絡で、ツルギさんはパトロールを終えたら見舞いに行くそうです」
「だろうね。もしパトロール放り出して来たのなら、迷わずブン殴りますよ」
「えぇ…」
その後、ミカとナギサが病室を訪れ、念の為人払いを済ませた後、ムサシが撃たれてからのことを説明し始めた。ムサシは話を聞きながら、メリニのファインプレイや各自治区の救援に感心すると同時に、あの時自分が死亡していれば非常に危険なことになっていたなと痛感していた。
ミカについてだが、クーデターを起こしていない事もあり、厳しい目で見られる事もなく、襲撃の規模からしてミカがアリウスと接触する前から計画したものだということがアズサや保護したアリウス生徒の証言で判明したこともあり、彼女に責任はないと判断されたが、当の本人はムサシが死にかけたことを気にしていたのであった。
ずっと俯いていたミカであったが、我慢の限界だったのか、ポロポロと涙を流しながらムサシに抱きついたのであった。
「ぐぇっ」
「ごめん…ごめんねムサシちゃん…‼︎私が、アリウスと関わらなければ…私がムサシちゃんに補習授業部のことをお願いしなきゃ、あんな目に遭わなかったのに…」
「……」
「ミネちゃんから聞いたよ…お腹の傷、ずっと残っちゃうって…‼︎私のせいで、ごめんなさい……‼︎」
ふと、背中をポスポスと叩かれ、ムサシが気にしないでと慰めてくれているのかと思ったが、何か様子がおかしいなと感じていると、ナギサの慌てた声が聞こえてきた。
「ミカさん‼︎締まってます、締まってますよ‼︎」
「ミ……放し……し、死…‼︎」
「あ」
ミカが手を離すと、ムサシは深呼吸を複数回行い息を整えると、改めてミカに向きなおった。
「ミカさん、貴女は何も悪くありません。どのみち連邦生徒会の警護で来る予定でしたし、撃たれたことに関しても、ヘイロー破壊爆弾があるなら同様の技術で造られた弾丸があると考慮しなかった私の落ち度でもあります」
「悪いのは貴女の善意を踏み躙り、アリウスの子らにあんな真似をさせたうえ、自分の手を汚さずにサオリに殺人をさせようとしたベアトリーチェです…彼女だけは、絶対に許すつもりはありません…‼︎」
自分に向けられたものではないとはいえ、ムサシの怒りの眼差しにミカとナギサは思わず後ずさっていった。
その後二人と入れ違う形でコハクが来訪、ムサシの意識が戻るまでにカルバノグが終了したことを告げると、ムサシの制服と装備一式をサイドテーブルに置いたのであった。
「よく持ち込みを許可してくれたな?」
「自分の装備が側にないと落ち着かないだろうからって言ったらあっさりと許可してくれました」
「なるほどな……で?わざわざ私の装備を持って来たってことは…何かあるんだな?」
「…二日後、先生が仕事でトリニティを訪れます。貴女の見舞いはその時に行くそうです。そしてその日の夜…トリニティで調印式以来の『雨』が降るとの予報が出ました」
「……キリエか」
「そうでしょうね。幸いその日は私が当番なので上手いこと先生に発信機を付けますので、それを当日辿ればいいかと。ヨウカさんもその日休みなのでたまたま見かけたという建前で同行させます。どうせ止めても行くのでしょう?」
「当たり前だ。あの女、ダリの時計みたいになるまで殴らなきゃ私の気が済まん。どちらかと言えば、私が脱走したと知ったミネさんの方がよほど恐ろしいね」
「最悪、尿瓶は覚悟したほうがよろしいかと」
「やだぁ…」
他の自治区からの見舞いやリハビリを行なっていった二日後、ようやくその日が訪れたのであった。
しれっと語ってますが、ムサシと初めて会ったのはヨウカです。その辺の話はそのうち書きます。
無事にムサシが復活し、関係者たちのメンタルも回復しました。
体調が万全でない中のキリエとなりますが、むしろパワーダウンしてる分多く殴れるので本人的には良い模様。
次回、ムサシ脱走‼︎ミネ怒りの大追跡‼︎