ネタ帳   作:春さん

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待ってないかと思いますがおまたせしました。


「非術師なんて皆殺せばいい」と呟いた。みんなの動きは停止した。

 

 

 

 

 

 

 

「非術師なんて皆殺せばいい」

 

 

 

 

 

 

私の小さな…冷徹な声がこの静かな廊下に響く。

 

隣で喋っていた後輩と同期は私の言葉を聞くまで喋っていたのだが、動きを止めた。

 

 

 

 

「先、輩?」

そう言っている後輩のドチート級の夢主。

 

「えっ」

「先生?なに、いってんの?」

「…は?」

私が副担任をしている生徒たち。

 

「………理央?」

私と同じ教師の五条。

 

この私の言葉が軸でまさかあんなことになるとは思っていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はいどうも〜!

人の命が簡単に死ぬ世界に転生した葉枝川(はしかわ) 理央(りお)でーす!!

初めは呪術廻戦に転生したと思うじゃないですか。それが違うんですよぇーこれが。

 

私が転生したここ(世界)、呪術廻戦じゃなくて夢術廻戦なんですよね。

 

なんでそれが分かるのかって???

うんうん、よく聞いてくれましたね。

 

 

それは───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ぱい、……先輩、」

 

あ、元凶の声が聞こえる〜!!

 

「理央先輩、どうしたんですか。体調、どこか悪いんですか?」

「……ううん。なんでもないよ。夜宵(やよい)

 

 

私がその声の方面…否、表面上だけの顔を向けるのは__

 

「体調悪かったらすぐ言ってくださいね。任務代わり行きますから」

 

__黒の長髪に金色のような目をしている後輩である。

 

 

「んーん、そこまでじゃないから大丈夫。ありがと」

 

私が夢術廻戦なのが分かった理由?もうなんとなく察せられただろう?そう…

 

こ い つ が い る か ら だ ★

 

いやね?この後輩が来るまでこの世界は呪術廻戦だと思ってたよ?

けど後輩(夢主ちゃん)が入学してきてから『あーここ夢術廻戦だわ笑えねぇ〜』ってなったんだよねぇハハッ。

ちなみにこの夜宵…栞奈月(かんなずき) 夜宵(やよい)の術式は【(ツキ)()神子(ミコ)】と言い、呪霊を祓う傍ら巫女をやってる子だ。

普段は主に月の神様から授けられる女神様の加護を受けた御札を使って呪霊を倒す。

それに容姿もめちゃくちゃ綺麗でただお風呂入っているだけなのにツヤッツヤの黒の長い髪だし金色のような瞳で…瞳もなにか効果があるらしい。

しかもナンパされるくらい美人だし……

私最強みたいな黒歴史全部詰め込んだような容姿だしさぁ!もうここまでで察すしかないじゃんかよ!!!夜宵がチート夢主だって!!!!!!

 

 

 

 

…まぁ、ちゃんとこの数年でいろんなことがあったけど。

 

あのクソガキの悟が教師になって、優等生の皮被ったクズの傑が百鬼夜行をして、悟と私が傑を殺して。

残念ながら原作改変はできなかったらしい。ま、知っていても改変するつもりはなかったのでいいか。

でも遺体処理は出来たのであの傑の身体にメロンパンは入らないだろう。つまり使えないってことだ。つーまーりー、夏油傑の死体なくて寄生できなくて困るんだろ?ざまぁないなメロパン入れの羂索がよ!!!!!

 

 

そして今現在、宿儺の器が入学してから一ヶ月が経過した。

時間が過ぎるのって早いなとしみじみ感じる。

 

 

なぜか原作とは違い、さっき九十九さんが来て私に傑と同じような原作の呪霊について話してたけど。

たぶんあれってあれだよね?えーと…闇堕ちした夏油傑に言った言葉?

 

確か、闇堕ちした傑が言ってたのは……

「非術師なんて皆殺せばいい」

だったっけ。確か、そうだった筈だ。

 

 

 

…あれ?なんかさっきまで煩かったけどやけに静かだな?

周りを見てみる。

 

「先、輩?」

驚くほどに青ざめているチートな後輩。

 

「えっ」「先生?なに、いってんの?」「…は?」

教え子たち。

 

そして……

 

「………理央?」

目隠しを片方取ってカッ開きながら瞬きすらしていない悟。

 

あーもしかしたこれあれか。口に出てたパターンか。

たまにやっちゃうんだよなぁ…。考えてたことが口に出るって言うか?

 

「…ごめん、冗談だから。なんでもない。…じゃあ、私任務だから行くね」

 

そう笑顔を貼り付けて退出したのだった。………いや、正直逃げたとも言う。

だってなんか皆こっちを見てくる顔がめちゃくちゃ怖いんだもん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…五条」

 

 

夜宵が僕の目を見る。

多分、理央が言ったさっきの発言のことだろう。

大丈夫だから、と夜宵に目を合わせた。

 

3人に向き直る。

 

「ほら、悠仁、恵、野薔薇。戻るよ〜。

 そろそろ任務なんだから」

 

よいしょ、と腰を上げる。

 

「葉枝川先生最近任務詰め込んでいるらしいですけど、大丈夫なんですか?」

 

座ったままの恵がそう言った。

悠仁たちも心配そうに見てくる。

 

「心配しないでよ皆。

 大丈夫、僕最強だから」

 

そう言ったのだった。

 

大丈夫、大丈夫。僕は最強だから。

だから理央は助けられる。

 

まだアイツのようにはなってない。隈も出来てない。食事も取れてる。

まだ……大丈夫。

 

 

本当に?

 

 

隈、出来てなかったか?見過ごしてたんじゃないか?

不安が頭を過る。

 

 

僕がこんなに理央に情を置いてるのは、理央の術式にある。

理央の術式は傑と同じ【呪霊操術】だ。

傑と大体は同じだけど、ここからが違う。

呪霊を飲み込む事に副作用が出るらしい。副作用の内容までは聞いてないけど、ね。

でも呪霊を飲み込んだ翌日は絶対に隈が出来ているので、精神攻撃系かと思っている。

あとで本人から効果とか聞かなきゃ。

 

「…今度は必ず助けてを言わせるからね、理央」

 

四人に聞こえないように、一人呟いたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん?術式について?

 

私の術式は【呪霊操術】で百鬼夜行で闇堕ちした夏油傑と同じ術式なの。

ただ違うのは、副作用があるということ。

といってもそんなに重いものじゃない。………いや、ちょっぴりだけウソ。精神的には重い。

具体的な副作用は、夢で五条先生に一生体術でボコボコにされるという夢を見るだけだから…副作用がないあのチート後輩(夢主ちゃん)ではない。

起きてても五条のしごかれた時の感触があったりして…ま、そのせいで術式使った翌日…つまり普段から寝てても寝れないことが多い。まあ一番は五条のしごきがやばすぎて寝てる気がしないんだけどね。

 

めっちゃ寝れねぇんすわーハハッ。

 

てか、なんでかさっき五条たちに副作用の効果聞かれたんだよ。『なにその話?効果とか知らないけど…』って答えた。

まあ真っ赤な嘘なんだけどね!!!

だって言えるわけないじゃんか、本人の前で夢で貴方にボコボコにされる夢を見て寝れなかったんですなんてさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






理央が勘違いされているのに気付くまで、あと─────


続きは原作軸からやってきた偽夏油さんが呪霊と一緒に持っていきました。
取り返すには?知らん。お金でも積めばくるよ、きっと()
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