遊戯王5D´s  絆の物語   作:なおにぃ

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レベル 11 サテライトへ

「ゴドウィンはいつ来る?」

 

パトカーに乗って治安維持局まで来た遊星とユキは、牛尾の見張りのあるガランとした部屋で待たされていた

 

「そう焦るな、長官はお忙しいんだよ

そんなに退屈なら、長官が来るまでデュエルで可愛がってやろうか?

このサテライトのクズ野郎を倒せば、キングの称号はオレのモノだからな!!」

 

「……セキュリティには、ここまで救いようの無いバカがいたのね」

 

「何だとォ!!」

 

ユキの一言で頭に血を昇らせた牛尾を、ユキは冷ややかな眼差しで睨んでいた

 

「そもそも、彼のどこがクズだって言うのよ?

見た目も性格もデュエルの腕も、全て揃ってる滅多に見られない完璧超人じゃない

遊星さんに全てにおいて劣ってるからって言って、僻むなんてみっともないわよ」

 

「てめぇ、化け物のくせして偉そうに…!!」

 

「私、「化け物」なんて名前じゃないわ

……そんなにデュエルがしたいなら、私が相手してあげる…力なんて使ってあげる価値も無い

あなたなんかじゃ、遊星さんの相手には絶望的に力不足だし」

 

「─ヒッヒッヒッ、その通りですよ」

 

独特な気味の悪い笑い声をあげながら、イェーガーが遊星達の部屋にやって来た

 

「最もあなた如きにニューキングは勿論、彼女も負けるとも思えませんが」

 

「何っ!?」

 

「お待たせしました、長官があなた達を呼んでおります」

 

イェーガーに続くように、遊星とユキは牛尾を無視して歩き出す

 

歩き出して数歩してから、イェーガーは牛尾の方を振り返った

 

「あなたはジャックを病院から連れてきてください、ジャックにもお話があるそうですので」

 

「分っかりましたぁよう~だ」

 

やる気の無い返事を背中に受け、遊星達はイェーガーとゴドウィンの元へと向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

……サテライトが見える外で、遊星とユキはゴドウィンと対峙していた

 

「遊星・ユキ、君達に真実を伝えましょう」

 

「真実?」

 

ゴドウィンは海の向こうに見えるサテライトを見詰めて、ゆっくりと振り返った

 

「1つ聞かせてください

遊星・ユキ、君達は何故D-ホイールに乗るのですか?」

 

「お前に答える必要は無い」

 

「右に同じく」

 

ゴドウィンの問いに、遊星とユキは間髪を入れずに淡々と答えた

 

「この橋は、シティとサテライトを結ぶはずでした

遊星…あなたが自らの手でD-ホイールを作りあげ、海を越えてきた事に私は強い運命を感じます

いつの日か、この橋を繋ぐのはあなたなのかもしれませんね」

 

「お前の権力があれば、この橋を繋げられるはずだ」

 

「それはできません」

 

「理由は?」

 

「サテライトの災いをシティに繋ぐ事になるからです」

 

「サテライトの災いだと?」

 

「ゴドウィン…あなたは何を知っていて、私達に何をやらせようとしているの?

いい加減答えなさい」

 

「あなた達に本当の事を話すときが来たようです」

 

「お前の言う真実とは……コレか?」

 

遊星はゴドウィンに痣を見せ、ユキはソッと右腕を掴んだ

 

「そう…5000年に渡る赤き竜の伝説」

 

「そんなオカルトを信じろというのか?」

 

「この世界には、信じられないような不可思議な運命が眠っているのです

遊星・ユキ、君達も出会ったのでしょう?

未知なる力を持つデュエリスト、ダークシグナーに」

 

ゴドウィンから出た言葉に、遊星達は強く反応した

 

「ダークシグナーを知っているのか!?

蜘蛛の痣を持った男を!?」

 

「あのダークシグナーと名乗った奴の力は、サイコデュエリストのそれを上回っていた…奴等は何なの?」

 

「奴等こそ、シグナーの宿敵…5000年の時を経て蘇った黄泉の魂を持つ者達

冥界の扉が開かれる時、シグナーとダークシグナーの世界を賭けた闘いが始まるのです」

 

「この世界を…」

 

「賭ける?」

 

「この地上が生まれてから5000年を周期に、シグナーとダークシグナーは闘いを繰り返して来ました

そして5000年の戦いで、我ら星の民は赤き竜の下、その僕たる6体の竜の力を借りて邪神をナスカの地に封印し、冥界の扉を閉じたのです」

 

そこで区切ったゴドウィンは、サテライトを見詰めた

 

「その後赤き竜は、体の一部の痣を6人の人間に封印したのです」

 

「(この痣がその封印……そしてダークシグナーの手に浮かんでいたのは、ナスカの地上絵…)

何故だ?

何故今、シグナーとダークシグナーの闘いが再び始まるんだ!?」

 

「それに何でサテライトが闘いの舞台になるって分かるのよ?」

 

「海馬コーポレーションの地下にあるモーメントはご存知ですね?

プラスのエネルギーを生み続けるゆえの永久機関…しかし、それが生まれるさらに前にサテライト最深部には第1号モーメントが存在したのです

 

17年前…モーメント研究部開発MIDSは、制御システムが不完全のまま第1号モーメントを始動させてしまったのです、シティの利益を優先させるために…そして、悲劇は起きました

本来プラスの回転を持つはずのモーメントが、マイナスの回転を始めたのです

 

その同時刻、ナスカの地でも凄まじいエネルギーの放出が起きていたのです

そのエネルギー量は、モーメントが放出したエネルギーとほぼ同じでした

ダークシグナーが現れる時、必ず冥界の扉も開く……5000年の時を経て、ダークシグナーの封印はすでに弱まっていたのです

旧モーメントは、冥界の扉となり始めた

私は5000年前の闘いが、再びこの地で蘇ると確信したのです

 

…冥界の扉を閉じるには、門番たるダークシグナーを倒さなければなりません

その為に私はフォーチュンカップを開催し、シグナー達の力を呼び覚ましました

シグナーの覚醒はその人間の深層心理を刺激する必要も有りましたので、多少強引なやり方もしましたが…」

 

「だからあの大会で私達の前に出て来たのは、あんな外道な連中ばかりだったと…」

 

ユキはどこか納得いったような不愉快なような、複雑な表情で腕を組んだ

 

「もし、ダークシグナーとの戦いに負けたら……?」

 

「世界は変わるでしょう

黄泉の国の法則にそった我々が『地獄』と呼ぶ世界に」

 

(オレ達が見たビジョン……)

 

「ちょっと待ちなさい…その事が分かっているなら、何でアンタはシグナーを覚醒させるだけで、サテライトの人を逃がそうとしないの?」

 

「そうだ!!

その闘いがサテライトで始まるなら、今すぐ住民を避難させろ!!」

 

「それは出来ません

サテライトの人間がいなくなれば、奴等は新たな生贄を求めシティへと闘いの舞台を移し、さらに多くの人を巻き込んでしまう」

 

「アンタって奴は…それが多くの民を守る義務の有る人のやる事なの!?」

 

「貴様!!

それを知りながらサテライトを作ったのか!?

サテライトの住人なら生贄になってもいいというのか!?」

 

「サテライトを救いたいですか、遊星・ユキ

ならば止めるのです、ダークシグナーを!!

君達シグナーの力で!!」

 

「私達が…?」

 

「待て!!

シグナーは6人と言ったはずだ!!

1人足りないぞ!!」

 

「いずれ必ず現れます…必ず」

 

ゴドウィンの目の前にヘリが来て格納庫のハッチが開き、中には赤と薄緑のD-ホイールがあった

 

「私達の、D-ホイール…」

 

遊星達はヘリコプターに乗り込み、D-ホイールの点検をして発進の準備を始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「5000年の時を経て、人類は再び愚かなる儀式の塔を築き上げた

今度こそ我らが地上の覇者となる」

 

サテライトの旧モーメントには、4人のダークシグナーが集まっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……本当に良いのか?」

 

サテライト上空でヘリコプターのハッチが開きD-ホイールが発進する直前、遊星は隣のユキを見た

 

「当たり前です

あんな話聞いたら、もう知らん顔は無理ですし

それに…私は一応、あなたの仲間…ですし……」

 

ぎこちなく言ったユキに苦笑をもらした遊星は、スッと前を見た

 

「分かった、もう何も言わない……行くぞ、ユキ!!」

 

「はい、遊星さん!!」

 

ブォンッとエンジンが噴いて、2台のD-ホイールがヘリコプターから飛び出した

 

そのまま落下していく2台のD-ホイールは、平らな地面に物音をたてながら着地した

 

「…帰って来たんだな」

 

「…ここが、サテライト………誰っ!?」

 

背後に視線を感じたユキの声に遊星が振り返ると、崖の上に黒いDーホイールに乗った1人の男がいた

 

「Dーホイーラー……?

(スゴいマーカーの数…あの人は一体……?)」

 

警戒するユキを放って遊星はD-ホイールから降り、その男もD-ホイールから降りてきた

 

互いに向き合った次の瞬間、遊星はその男と互いの拳同士を合わせ始めた

 

「遊星!!」

 

「クロウ!!」

 

遊星はクロウと呼んだ男と、肩を叩きあいながら笑いあい出した

 

「久しぶりだな!!」

 

「帰ってきやがったか!!

ヘリが見えたんで来てみたが、まさかお前が乗っていたとわなぁ!!

しかもマーカー付きかよ!!」

 

「まぁな

…ついにお前のDーホイールも完成したのか?」

 

遊星はクロウの黒いDーホイールを覗き込んだ

 

「ああ、最高にクールな奴さ

こいつでお前もジャックもぶっちぎってやるぜ」

 

和気藹々と話す遊星とクロウを、完全に蚊帳の外にされたユキは頭の周りにガスタ・ガルドを飛ばしながら呆然と見つめていた

 

「(な、何この状況……?

あの人、遊星さんが言ってた仲間の1人……?)

…ぁ、あの~…遊星さん……?」

 

「「あ」」

 

おずおずとかけられたユキの声に、遊星とクロウは忘れていたような声をもらした

 

「すまない、ユキ」

 

「それは良いんですけど…そちらの人は、お友達ですか…?」

 

「遊星、お前女連れて来たのかよ!!

やるじゃねぇか!!」

 

「そういう関係じゃない

クロウ、彼女はシティでオレを助けてくれた女Dーホイーラーのユキだ

ユキ、コイツはオレの友人のクロウ」

 

ヘルメットを取りD-ホイールを降りたユキは、はめていた手袋を取ってクロウに片手を差し出した

 

「初めまして、十六夜 ユキです

よろしくお願いします、クロウさん」

 

差し出された片手を見つめ、クロウは動かなくなった

 

(……あれ?

失敗した…?)

 

「……お前、変わってるって言われねぇか?」

 

「え?

ええ、まあ……そこそこは」

 

ユキの返事を聞いたクロウは、盛大に吹き出して笑い出した

 

「クッ…ブハハハハハッ!!

面白ぇ奴連れて来たな遊星!!」

 

「…ああ、そうだな」

 

どこか呆れたような顔で小さく息を吐く遊星の隣で、ユキは再び呆気に取られていた

 

(な、何…?

この人、どうしたんだろう…?

嫌われた感じは、無さそうだけど…)

 

一頻り笑ったクロウは目に浮かんだ涙を拭って、ユキの手を握り返した

 

「クロウ・ホーガンだ、よろしくなユキ!!」

 

挨拶もそこそこに、3人はDーホイールに乗りサテライト内を走り出した

 

 

 

 

 

「久しぶりにお前と飛ばすと気分いいぜ!!」

 

「ああ、オレもだ」

 

遊星とクロウの後ろをついて行くユキは、クロウのD-ホイールを見つめていた

 

(遊星さんのもそうだけど、この人のDーホイールもしっかりしている…けど、何でDーホイールに翼が付いてるんだろう…?)

 

「ユキー、ちゃんとついて来てるかー!?」

 

「は、はい!!

大丈夫でーす!!」

 

「サテライトはシティと違って道の整備がされていないから気を付けろ」

 

「分かりましたー!!」

 

クロウのDーホイールを見るのを止めたユキは、運転に集中し始めた

 

(2人共、優しい人達……)

 

 

 

 

 

 

……Dーホイールを止め、3人は瓦礫の上に座って話をしていた

 

「なるほど、面倒な事に巻き込まれちまったってワケか……」

 

「ラリー達の安全を確認したい」

 

「あの、話を変えてしまうんですがお2人共……サテライトってこんなにガランとしているんですか?

まだ、お昼過ぎなのに…」

 

話に加わりながら、ユキは静かで人は少ししかいない周囲を見渡した

 

「いや、いつもならそうでもない

……やけに人が少ないな」

 

「最近、おかしな連中が現れてな…見ろよ」

 

クロウが顎で指した先には、黒マントを羽織った謎の集団に付いて行く住民達がいた

 

「アレは?」

 

「あちこちで胡散臭い教えを吹き込んでは、住人達をサテライトの奥に集めてるって噂だ」

 

「サテライトの奥?」

 

「妙な具合になってきたぜ、サテライトもよぉ」

 

(まさか、ダークシグナーと関係が……?)

 

クロウの話を聞いた遊星とユキは考え込んでいた

 

 

 

 

 

 

 

……話を終えた遊星達は、遊星のアジトへD-ホイールを走らせる

 

アジトから数人の男達が出て来て、あっという間に遊星を取り囲んだ

 

「遊星っ!!」

 

「帰ってきたのか!?」

 

「何っ!?」

 

「遊星が!?」

 

「みんな無事だったか?」

 

「遊星!!」

 

D-ホイールを降りた遊星に、長い髪の少年が飛びついた

 

「オレ、遊星は絶対帰ってくるって信じてたよ!!」

 

涙目になった少年の頭を、遊星はそっと撫でた

 

「雑賀、アンタには礼を言わなきゃ」

 

「いいって事よ」

 

遊星の仲間達の後ろにいた雑賀は、微笑ましそうな笑みを浮かべていた

 

「よぉ、そろそろオレ達も仲間に入れてくれよ」

 

「この人達が、遊星さんの仲間……」

 

クロウとユキは、D-ホイールを降りて遊星達を見ていた

 

「クロウ……と」

 

「「「女ァ!?」」」

 

「えっ!?

女の子!?」

 

ユキを見た遊星の仲間達が一斉に絶叫し、ワンテンポ遅れて少年が叫んだ

 

「驚いたぜクロウ!!

お前だったのか?」

 

「今やサテライトでのDーホイーラーは遊星だけじゃないんだぜ」

 

「クロウにも驚いたけどよ……」

 

「遊星…お前シティで女作って連れて来たのか…?」

 

「やるな、遊星……」

 

「そういう関係じゃない!!」

 

少し声を荒げる遊星を見て、ユキは隣にいたクロウに声をかけた

 

「クロウさん…」

 

「ん?」

 

「サテライトって、そんなに女はいないんですか?」

 

「ああ、殆どいねぇな

サテライトで生きるのは、女にはキツいとこが有るんだよ」

 

「そうなんですか…」

 

「嬢ちゃんまでこっちに来るとはな」

 

騒いでいる遊星達を放って、雑賀がクロウとユキの隣に来た

 

「ええ、色々事情が有りまして…後で話しますね」

 

「分かった…ブリッツ・タカ・ナーブ・ラリー、遊星からちゃんと説明して貰えば良いだろ?」

 

いつまでも収まらない騒ぎに、雑賀が止めに入った

 

「そうだな」

 

「悪ぃな」

 

「ゴメン遊星…」

 

「いや、いい……彼女はオレがシティで事故にあったところを助けてくれた、女Dーホイーラーのユキだ」

 

「十六夜 ユキです、よろしくお願いします」

 

「遊星が世話になったのか、ありがとな

オレはタカだ」

 

「ブリッツだ、よろしくなユキ」

 

「ナーブだ」

 

「オレ、ラリー!!

よろしく、ユキ!!」

 

「え、ええ…よろしくね、ラリーくん」

 

ブリッツ達のフランクさやラリーの純粋な眼差しに、ユキはただただ戸惑っていた

 

そこに、頭上から拡声器の声が響く

 

『─見つけたぞ、クロウ!!

セキュリティだ!!

大人しく出て来い!!』

 

「余計な客まで連れてきたみてぇだな」

 

「セキュリティって、クロウさんが何をしたって言うの…?」

 

不愉快そうな声を出すユキに、クロウはケラケラ笑いながら頭を掻いた

 

「へへっ

セキュリティの倉庫にチョイと盗みに入ったばかりなんだよ」

 

(それは、追われても文句は言えないわ…)

 

頭上から落ちてきた球体から、プシューッと音をたてて白いガスが吹き出した

 

「やべ、催涙ガスだ!!」

 

「オレに任せろ!

ダイダロスブリッヂで落ち合おうぜ、オレのアジトがある」

 

『クロウ、大人しく出て来い!』

 

『もう逃げられないぞ!!』

 

Dーホイールに乗ったクロウは、地下から一気に駆け上がった

 

「奴だ!!

逃がさんぞ、クロウ!!」

 

セキュリティのトラックから出た小型機械が、クロウの追跡を始めた

 

「少しはやるようだな…ん?」

 

クロウが横を見ると、通りの向こう側からD-ホイールに乗った遊星とユキが近づいてきた

 

「遊星・ユキ!!」

 

「オレも少し遊びたくなった!!」

 

「私もDーホイールですから、こっちから逃げるしか無いのでお供します」

 

セキュリティはフィールド魔法 『スピード・ワールド』を強制発動させ、強制的にデュエルを開始させた

 

「タッグフォースルールでデュエルを始める気か?」

 

「2人で1人分のライフを共有するルールだな

おもしれぇ…遊星、久しぶりに組もうぜ!!」

 

「ああ!!

ユキ、オレ達にしっかりついて来てくれ!!」

 

「分かりました!!」

 

「「「「─決闘(デュエル)!!」」」」

 

遊星&クロウVSセキュリティ達のタッグデュエルが開始された

 

 

 

……セキュリティ達はスピードカウンターを封じて守りを堅めつつ、効果ダメージで確実に遊星とクロウのライフを削って行く

 

だが、遊星とクロウの連携の前に呆気なく倒された

 

デュエルに勝利した遊星達は、そのまま逃げて切った

 

「やったな、クロウ!!」

 

「シティに行って、腕を上げたようだな!!」

 

「まぁな」

 

拳を合わせる遊星とクロウの後ろで、ユキは唖然としていた

 

(強い……遊星さんが強いのは知ってたけど、クロウさんも負けず劣らずの強さ……)

 

「なぁ、ジャックはどうしてる?

あいつサテライト出身ってバレて、行方をくらましたらしいな」

 

「えっ!?」

 

「あの人が!?」

 

クロウの話に、遊星とユキは目を見開いた

 

「お前、2年前の事恨んでるのか…?」

 

(「2年前」……ジャック・アトラスが、遊星さんを騙したっていう…)

 

「恨みなどしない

アレはジャック自身が選んだ道だ、誰にも止める事は出来ない

オレは信じている…奴はドン底に落ちようと、必ず這い上がって来る」

 

「そうだな、アイツはそういう奴だ」

 

「ジャック……」

 

空を見上げる遊星の後ろを走るユキの表情は暗かった

 

(遊星さん、あんな目にあってもジャック・アトラスを信じてるんだ……そんな風に信じられる人は…私にはもう……)

 

3人はダイダロス・ブリッジへDーホイールを走らせた




ようやくクロウの登場です
5D´s……いや遊戯王のキャラの中で、私はクロウが一番好きです、言い切ります

さて、そろそろ次のデュエルを書く為に資料集めないとなー…
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