遊戯王5D´s  絆の物語   作:なおにぃ

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今回はライティングデュエル回です

今回まで、ダークシグナー編までで使用されたフィールド魔法『スピードワールド』を使用します
次回のライティングデュエル回から、『スピードワールド2』を使用していきます


レベル 25 Dーホイールライセンス取得試験

……ダークシグナーとの激闘で酷く傷ついた遊星達4人のD-ホイールは、治安維持局が責任をもって無償で修理した

 

修理が終わり遊星達4人はD-ホイールを返して貰ったが、4人は深影に呼び止められて部屋に連れて行かれた

 

 

 

 

 

「…それで、まだ何か用があるのか?」

 

「ええ、あなた達に来て貰ったのはD-ホイールを返す事だけじゃありません」

 

「どういう事だ?」

 

「…遊星・クロウ、あなた達はD-ホイールのライセンスを持っていないわね?」

 

「ああ、サテライトではそんな物を取る機会など無かった」

 

「あっても取らせてはくれねぇだろうしな」

 

椅子に腰掛けている4人を見ながら、深影は真剣な表情で話し続けた

 

「…確かに皆さんのおかげで、サテライトとシティは1つになりました

けどシティで暮らす以上、D-ホイールに乗るにはライセンスが必要不可欠…今のままのあなた達を、D-ホイールに乗せる事は出来ないんです」

 

「ちょっと待てよ!!

じゃあ何か、オレ達にD-ホイーラーを辞めろっていうのか!?」

 

話を聞いたクロウは、ガタンッと勢い良く席を立った

 

「落ち着けクロウ」

 

「取り敢えず、深影さんの話を最後まで聞こう?」

 

遊星とユキに宥められたクロウは、渋々と席についた

 

「深影、続けろ」

 

「はい、アトラス様

…さっきも言った通り、あなた達はこのネオドミノシティの功労者

なのであなた達3人のライセンスは此方で、何とか手配します」

 

「ホントか!?」

 

「はい

…ですが、それには実技試験に合格するという条件がついてしまうんです」

 

「実技…デュエルチェイサーズの試験官との、ライディングデュエルの事か」

 

「その通りです

既にライセンスを取得しているアトラス様は免除されますが、遊星達3人には試験に合格して貰う必要があるんです」

 

「ちょっと待ってくれ」

 

深影の話に、遊星が待ったをかけた

 

「どうしたの?」

 

「オレとクロウがライセンスを持っていないのは仕方が無い事だ

だが、ユキはシティ出身だぞ?」

 

「そうだよな、ライセンスは持ってるハズだぜ」

 

遊星とクロウの言い分に、ユキはバツが悪そうに視線をそらした

 

「……いいえ、ユキさんはライセンスを持っていません」

 

「はぁ!?

けどよ、Dーホイール持ってるじゃねぇか!!」

 

「─…ユキさんのライセンスは、精巧に作られた偽物です」

 

深影の一言に、遊星達3人はギョッとしてユキを見た

 

「治安維持局も、彼女のD-ホイールを調べて分かった事なの

…あなた、とんでもない事してたのね」

 

深影の白い視線を受けて、ユキは小さくため息をついた

 

「本当、なのか?」

 

「…そもそも、私のライセンスを手配してくれたのはディヴァインなの」

 

「アルカディア・ムーヴメントの総帥か!!」

 

「そう

けど私は、アルカディア・ムーヴメントを抜けた

あれこれと調べていく内に、D-ホイールのライセンスは16歳以上からしか取れない事を知ったわ

あの頃の私は14歳、直ぐにこのライセンスが偽物だって気付いた」

 

「じゃあ何で、直ぐに治安維持局に申し出なかったの!?」

 

怒鳴る深影を見ながら、ユキはどこか申し訳なさそうに続けた

 

「あの頃の私には、治安維持局は信じる事が出来なかったから

ゴドウィンが、何かを企んでいる事だけは調べがついていたから」

 

「ぅ……」

 

それを聞いた深影は何も言い返せずに黙り込んだが、咳払いをして話を元に戻した

 

「ゴホンッ…ユキさんの言う通り、ライセンスは16歳からしか取れないわ」

 

「じゃあユキは、もうD-ホイーラーに戻れねぇのか!?」

 

「…1つだけ、方法が有るわ

しかも、合法的なものがね」

 

「それは何だ?」

 

手元の機械を操作し、深影は部屋中のモニターに映像を写した

 

「これを見て下さい

今年に入ってD-ホイールのライセンス取得年齢を、15歳からにしようという動きが行われています」

 

「ならば十六夜がライセンスを取得する事に、何の問題も無いではないか」

 

「あくまでもこれは発案されているという状態です

各国は、試験期間を設けるという形を取りました」

 

「どういう事だ?」

 

意味が分からずに混乱しているクロウの隣で、遊星は納得したように話し出した

 

「─つまり、ユキはこの新制度のテスターになればD-ホイーラーを続けられるんだな」

 

「そう、ライセンスは本物だから問題は無いわ

…ただし、定期的な実技試験などを受けて貰う必要が出てくるけれど……」

 

全員がユキの方に視線を向けた

 

「…深影さん、そのお話受けます」

 

「本当に良いの?」

 

「ええ、大丈夫です」

 

「…分かったわ、手配しておくわね

じゃあ、遊星とクロウはこれから実技試験を受けて貰うけど良いかしら?」

 

「構わない」

 

「オレもいいぜ」

 

ガタッと音を立てて、遊星とクロウは座っていた席を立った

 

「ユキさんは明日、午後から試験を受けれるように手配するわね」

 

「分かりました」

 

…その後、遊星とクロウは試験官を難なく倒してライセンスを取得した

 

 

 

 

 

 

 

……翌日の午後、遊星達は治安維持局のデュエルチェイサーズの練習場に来ていた

 

遊星達は観戦席に座り、緑色のライダースーツ姿のユキはD-ホイールのチェックをしながら試験開始を待っていた

 

やがてD-ホイールのエンジン音が練習場に響き、1台のデュエルチェイサーズのD-ホイールが飛び出してユキの前で止まった

 

「─よぉ、待たせたな十六夜妹」

 

聞こえてきた声とヘルメットを取った素顔に、遊星達は目を見開いた

 

《牛尾!?》

 

「あなたが試験官なの?」

 

「おうよ

言っとくが、手加減はしねぇぞ」

 

「臨むところ、負けないから」

 

「へっ、相変わらず口は達者だな

…これより、十六夜 ユキのライセンス取得試験を行う!!」

 

牛尾の宣言に練習場のデュエルレーンが起動していき,2人はスタート地点に立ちそれぞれデッキをセットした

 

【【デュエルモード オン オートパイロット スタンバイ】】

 

機械の声がなり2台のD-ホイールの前に信号が現れると2人はエンジンをふかして、信号が青になるのを待っていた

 

やがて信号が青になったと同時に、ユキと牛尾は走り出した

 

「「─ライディングデュエル、アクセラレーション!!」」

 

 

 

「あ、始まったわ!」

 

「頑張れー、ユキ姉ちゃーん!!」

 

観戦席で見ていた龍可と龍亜は、柵の前に立ってD-ホイールを見つめていた

 

 

 

 

 

(内側を走って第1コーナーを…!!)

 

レーンの内側を走るユキを、外側を走る牛尾がスパートをかけて追い抜いた

 

「えっ…!?」

 

「そんなに縮こまってたら、こんな風に追い抜かれちまうんだぜ!!

第1コーナーは貰った!!」

 

そのまま牛尾は第1コーナーを走り抜け、牛尾の先攻が決まった

 

 

 

 

 

 

「何やってんだよ、アイツは~…」

 

「牛尾さんの先攻が決まってしまったわ…!!」

 

「今のはユキのミスだな」

 

リンボは呆れアキが心配そうに言うと、隣に座っていた遊星が冷静に言った

 

「えっ…?

どういう……」

 

「臆病になりすぎたのだ

ライディングデュエルは、スピードの世界

スピードを活かせないようでは、勝機は無くなる」

 

「じゃあ、ユキ姉ちゃんはどうなるの!?」

 

ジャックの説明に悲鳴に近い声を出した龍亜に、クロウは笑いかけた

 

「なーに、まだ先攻取られただけだ

デュエルは始まってもいねぇよ」

 

「ああ…そう簡単に負ける程、ユキは弱くは無い」

 

 

 

 

 

 

 

牛尾 LP 4000

ユキ LP 4000

 

「そんなへっぴり腰で、このオレに勝てると思うなよ!!

オレのターン、ドロー!!」

 

牛尾 SC 1

ユキ SC 1

 

「モンスターを裏守備で召喚、カードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

「私のターン!!」

 

牛尾 SC 2

ユキ SC 2

 

「『ガスタの静寂 カーム』を召喚!!」

 

ユキのフィールドに、物静かな雰囲気の少女が現れた

 

ガスタの静寂 カーム

☆4 風属性 サイキック族 ATK 1700 DEF 1100

 

「カームで裏守備モンスターを攻撃!!」

 

ガスタの静寂 カームが持つ杖の翡翠色の宝石から放たれた風は、牛尾のモンスターを直撃した

 

「へっ、かかったな!!

オレのモンスターは『ゴロゴル』!!

コイツと戦闘を行った相手モンスターは、ダメージステップの終わりに裏側守備表示になる!!」

 

「えっ…!?」

 

1度破壊されたゴロゴルの破片がくっつき合い、ゴロゴロと転がってガスタの静寂 カームを押し潰して表示形式を変更して消えて行った

 

「─まだだぜ、罠発動『ブロークン・ブロッカー』!!

自分フィールド上の攻撃力より守備力の高い守備表示モンスターが戦闘で破壊された時に発動

同名モンスターを2体まで、デッキから表側守備表示で特殊召喚する!!

来やがれ、ゴロゴル達!!」

 

牛尾のフィールドに、青いゴロゴルが2体現れて牛尾と一緒に転がり始めた

 

ゴロゴル×2

☆3 地属性 岩石族 ATK 1350 DEF 1600

 

 

 

 

 

「へぇ、アイツ少しはやるんだな」

 

「今はユキさんのターンなのに、相手がドンドン有利になっていくわ…」

 

牛尾の技術にリンボは感心し、龍可は不安そうに呟いた

 

 

 

 

 

「くっ…!!」

 

「どうしたぁ!?

まだお前のターンだぞ!!」

 

「…カードを1枚伏せて、ターンエンド」

 

「オレのターン!!」

 

牛尾 SC 3

ユキ SC 3

 

「ゴロゴル1体をリリース、『手錠龍(ワッパー・ドラゴン)』をアドバンス召喚!!」

 

牛尾のフィールドの1体のゴロゴルが消え、顔が手錠のドラゴンが現れた

 

手錠龍(ワッパー・ドラゴン)

☆5 風属性 ドラゴン族 ATK 1800 DEF 1800

 

牛尾のフィールドに出てきたモンスターを見て、観戦席の遊星は反応した

 

「あのモンスターは厄介だぞ」

 

「どういう事?」

 

手錠龍(ワッパー・ドラゴン)は相手モンスターに破壊された時、攻撃力を1800下げる装備カード扱いとして破壊したモンスターに装備出来る」

 

「更に装備モンスターが破壊された場合、自身を自分フィールドに特殊召喚する効果も持っている」

 

「うわ、めんどくせぇ!!」

 

遊星に続いたジャックの説明に、リンボは露骨に嫌そうな顔をした

 

 

 

 

「十六夜妹、お前の裏守備モンスターの守備力は1100!!

簡単に倒せるぜ、ゴロゴルを攻撃表示に変更してバトルだ!!

ゴロゴルで裏守備のカームを攻撃!!」

 

手錠龍(ワッパー・ドラゴン)が口を大きく開き手錠の顎で噛み砕こうとした瞬間、ユキは伏せカードを開いた

 

「─罠発動『風霊術-「雅」』!!

自分フィールド上の風属性モンスター1体をリリースして、相手フィールド上のカード1枚をデッキの1番下に戻す!!」

 

「裏守備の状態とはいえ、十六夜のモンスターが風属性である事は牛尾はもう知っている」

 

「「表側表示」という指定が無いから、使えるな」

 

ジャックと遊星が話す中、ユキはD-ホイールのディスクを操作した

 

「私は風属性のカームをリリースして、手錠龍(ワッパー・ドラゴン)をあなたのデッキの下へ戻す!!」

 

罠カードから放たれた風が、手錠龍(ワッパー・ドラゴン)をデッキへ戻していった

 

「チッ…だがな、オレにはまだゴロゴルがいるんだよ!!

ゴロゴルでダイレクトアタック!!」

 

ゴロゴロと転がったゴロゴルは、勢いよくユキにぶつかった

 

「きゃあああっ!!」

 

ユキ LP 4000→2650  SC 3→2

 

「カードを1枚伏せて、ターンエンドだ」

 

「痛ぅ……私のターン!!」

 

牛尾 SC 4

ユキ SC 3

 

「─『Spーサモン・スピーダー』を発動!!

スピードカウンターが2つ以上ある時、手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚出来る

手札からレベル2の『サイ・ガール』を特殊召喚!!」

 

ユキのフィールドに、クリーム色の服にハンマーのような杖を持った少女が現れた

 

サイ・ガール

☆2 地属性 サイキック族 ATK 500 DEF 300

 

「更に『ガスタ・コドル』を守備表示で召喚!!」

 

ユキのフィールドのサイ・ガールの隣に現れた深緑色の鳥が、翼をたたんで青くなった

 

ガスタ・コドル

☆3 風属性 鳥獣族 ATK 1000 DEF 400

 

「─レベル3 ガスタ・コドルに、レベル2 サイ・ガールをチューニング」

 

ユキのフィールドで3つの光の球になったガスタ・コドルは、2つの光の円になったサイ・ガールをくぐり抜ける

 

「─大空に舞う大鳥よ 雷鳴と旋風轟かせ その力を振るえ

シンクロ召喚!!

─鳴り響け『ダイガスタ・ガルドス』!!」

 

ユキのフィールドに、稲妻を纏った杖を持つ少女を乗せた大きな鳥が現れた

 

ダイガスタ・ガルドス

☆5 風属性 サイキック族 ATK 2200 DEF 800

 

 

 

 

 

 

「ユキ姉ちゃんが先にシンクロモンスターを出した!!」

 

「このまま一気にいけるわ!!」

 

龍亜・龍可・アキの話を聞きながら、遊星は牛尾の伏せカードを見ていた

 

(…そう上手くいくだろうか……)

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前なら、そうやってシンクロモンスターを出して来ると思ったぜ!!」

 

「えっ…?」

 

不敵に笑った牛尾は、フィールドに伏せていたカードを開いた

 

「─カウンター罠『ディスコード・カウンター』発動!!」

 

「なっ…!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「…奴め、面倒なカードを入れていたな」

 

「やはりあのカードが入っていたか…」

 

ジャックと遊星が苦い顔をすると、龍亜は2人の顔見上げた

 

「ねぇねぇ!!

あのカードって、どんな効果なの?」

 

「カウンター罠 ディスコード・カウンター、前にオレも牛尾に使われた事がある」

 

「シンクロモンスターの召喚を無効にし、召喚されたシンクロモンスターをエクストラデッキへ戻して、素材となったモンスターを相手フィールドに特殊召喚するカードだ」

 

「けどよ、それならまた召喚し直せば良いじゃねぇか」

 

リンボの意見に、フィールドから目を離さずに遊星が答えた

 

「ディスコード・カウンターにはまだ効果がある

このカードを使った場合、相手は次の相手のターンのエンドフェイズまで、召喚・反転召喚・特殊召喚が行えない」

 

「何ィ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

デュエルレーンの中で同じ説明をした牛尾は、フィールドのダイガスタ・ガルドスを指差した

 

「オレはダイガスタ・ガルドスをエクストラデッキに戻し、素材のモンスターをお前のフィールドに特殊召喚する!!

表示形式はお前の自由だぜ」

 

「くっ…2体共、守備表示よ」

 

ユキのフィールドに、ガスタ・コドルとサイ・ガールが守りの体勢で戻って来た

 

「私はカードを1枚伏せて、ターンエンド」

 

「オレのターン!!」

 

牛尾 SC 5

ユキ SC 4

 

「『ヘルウェイ・パトロール』を召喚!!」

 

牛尾のフィールドに、凶悪そうなパトロール隊員が現れて牛尾の前を走り出した

 

ヘルウェイ・パトロール

☆4 闇属性 悪魔族 ATK 1600 DEF 1200

 

「怖……;」

 

ヘルウェイ・パトロールを見たユキが、素直な感想をポロリと口から溢した

 

「うるせぇ!!

ヘルウェイ・パトロールで、ガスタ・コドルを攻撃!!」

 

ヘルウェイ・パトロールが乗っているバイクの装備のマシンガンが、ガスタ・コドル向けて放たれる前にユキは伏せていたカードを開いた

 

「─罠発動『ゴッドバードアタック』!!

自分フィールドの鳥獣族モンスター1体をリリースし、フィールド上のカード2枚を破壊する

私はコドルをリリースして、ヘルウェイ・パトロールとゴロゴルを破壊!!」

 

「何だと!?」

 

ガスタ・コドルが燃えるようなオーラに包まれて、牛尾のモンスター達に特攻を仕掛けた

 

ヘルウェイ・パトロールのマシンガンを打ち消しながら3体のモンスター達は、ぶつかり合って纏めて弾け飛んだ

 

「チィ…!!

カードを1枚伏せて、ターンエンドだ」

 

「私のターン!!」

 

牛尾 SC 6

ユキ SC 5

 

「牛尾さんのフィールドはがら空きだけど……」

 

「ディスコード・カウンターの効果で、ユキはモンスターを召喚出来ねぇしな」

 

アキとクロウは悔しそうに、デュエルレーンを見つめていた

 

「…私はモンスターを裏側守備表示で召喚、カードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

 

 

 

 

 

 

「正しい判断だな」

 

「ああ、ディスコード・カウンターはモンスターをセットする事までは制限していない」

 

遊星とジャックは、ユキのやり方に頷いていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オレのターン!!」

 

牛尾 SC 7

ユキ SC 6

 

「墓地のヘルウェイ・パトロールの効果を発動だ!!

墓地のこのカードを除外して、手札から攻撃力 2000以下の悪魔族モンスター1体を特殊召喚する

オレは墓地のヘルウェイ・パトロールを除外して、手札から2体目のヘルウェイ・パトロールを特殊召喚!!」

 

牛尾のフィールドに、再び凶悪そうなパトロールが走り出した

 

「チューナーモンスター『ヘル・セキュリティ』を守備表示で召喚!!」

 

牛尾のフィールドに、頭にサイレンを付けた小さな悪魔が現れた

 

ヘル・セキュリティ

☆1 闇属性 悪魔族 ATK 100 DEF 600

 

「チューナーモンスター…!!」

 

「って事は、牛尾の奴…!!」

 

 

 

 

 

「─レベル4のヘルウェイ・パトロールに、レベル1のヘル・セキュリティをチューニング!!」

 

牛尾のフィールドで4つの光の球になったヘルウェイ・パトロールが、1つの光の円になったヘル・セキュリティをくぐり抜ける

 

「シンクロ召喚!!

─来やがれ『ヘル・ツイン・コップ ジョー&キック』!!」

 

牛尾のフィールドに、2つの頭を持った狂暴そうな悪魔のパトロールが現れた

 

ヘル・ツイン・コップ

☆5 闇属性 悪魔族 ATK 2200 DEF 1800

 

「バトルだ!!

ヘル・ツイン・コップ ジョー&キックで、守備表示のサイ・ガールを攻撃!!」

 

ヘル・ツイン・コップ ジョー&キックのバイクに装備されているマシンガンが、容赦なくサイ・ガールを貫いた

 

「くっ…!!」

 

「酷ーい、あんなに可愛いのに…」

 

牛尾の攻撃に、龍可は不満そうに呟いた

 

「まだだぜ!!

ヘル・ツイン・コップ ジョー&キックは泣く子も黙る双子の野獣刑事、狙った獲物は逃がしはしねぇ!!

ジョー&キックの効果!!

このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った場合、このカードの攻撃力を800上げてもう1度攻撃出来る!!」

 

「何だそりゃァー!?

インチキ効果も大概にしろーっ!!」

 

効果を聞いたクロウが、驚いてデュエルレーンに向かって叫んだ

 

ヘル・ツイン・コップ ATK 2200→3000

 

「裏守備のモンスターを攻撃!!」

 

ヘル・ツイン・コップのバイクのマシンガンが、ユキの裏守備のモンスターを貫いた

 

破壊される寸前に見えたのは、緑色の鳥だった

 

「何だ…?」

 

「っ……破壊された『ガスタ・イグル』の効果

このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時、デッキからチューナー以外のレベル4以下のガスタモンスター1体を特殊召喚する

私はレベル4の『ガスタ・サンボルト』を特殊召喚!!」

 

ユキのフィールドに現れた稲妻を纏った薄緑色の狼は、ユキと一緒になって走り出す

 

ガスタ・サンボルト

☆4 風属性 雷族 ATK 1500 DEF 1200

 

 

 

 

「あれ?

ユキ姉ちゃんって、モンスターの特殊召喚を封じられて無かったっけ?」

 

「そういや、そうだよな」

 

的外れな事を言う龍亜とリンボに、アキと龍可は呆れたような眼差しを向けた

 

「あのね…ディスコード・カウンターの効果は、発動後の次の相手のターンの終わりまでよ?」

 

「もうその制限は終わってるから、ユキさんはモンスターを出せているのよ」

 

「「あ、そっか」」

 

呑気に言う龍亜とリンボに、アキと龍可は大きくため息をついた

 

「オレはこれでターンエンドだ

この瞬間、ジョー&キックの攻撃力は元に戻る」

 

ヘル・ツイン・コップ ATK 3000→2200

 

「私のターン!!」

 

牛尾 SC 8

ユキ SC 7

 

「チューナーモンスター『ガスタ・ガルド』を守備表示で召喚!!」

 

ユキのフィールドに、翡翠色の鳥が現れて青くなりながらもユキの隣を並走した

 

ガスタ・ガルド

☆3 風属性 鳥獣族 ATK 500 DEF 500

 

「─レベル4 ガスタ・サンボルトに、レベル3 ガスタ・ガルドをチューニング」

 

ユキのフィールドで4つの光の球になったガスタ・サンボルトは、3つの光の円になったガスタ・ガルドをくぐり抜ける

 

「─天空を走り巻き起こる風 その身に纏いて 深緑の翼をひらけ

シンクロ召喚!!

─飛び立て『ダイガスタ・イグルス』!!」

 

ユキのフィールドに、1人の男を乗せた大きな鳥が現れた

 

ダイガスタ・イグルス

☆7 風属性 サイキック族 ATK 2600 DEF 1800

 

「バトルよ!!

ダイガスタ・イグルスで、ヘル・ツイン・コップ ジョー&キックを攻撃!!

─ウィンド・オブ・ペイン!!」

 

ダイガスタ・イグルスが巻き起こした風が、ヘル・ツイン・コップを飲み込んだ

 

「ぐぅ…!!」

 

牛尾 LP 4000→3600

 

 

 

 

 

「よっしゃ、ようやくダメージだぜ!!」

 

「このまま一気に押しちまえーっ!!」

 

クロウとシンジは、ユキの応援に熱を入れ直した

 

 

 

 

 

「どう?

ご自慢の野獣刑事は倒れたわよ?」

 

「甘ぇぜ、野獣刑事はこんなモンじゃくたばらねぇんだよ!!

─罠発動『リグレット・リボーン』!!

自分フィールド上のモンスターが戦闘で破壊され墓地へ送られた時、そのモンスターを自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚する!!

戻って来い、ジョー&キック!!」

 

牛尾のフィールドに、ヘル・ツイン・コップ ジョー&キックが守備表示で戻って来た

 

「この効果で特殊召喚したモンスターは、自分のターンのエンドフェイズ時に破壊されるがな」

 

「むぅ……カードを1枚伏せて、ターンエンドよ」

 

「オレのターン!!」

 

牛尾 SC 9

ユキ SC 8

 

「─『Sp-シフト・ダウン』発動だ

自分のスピードカウンターを6つ取り除き、デッキからカードを2枚ドローする」

 

牛尾 SC 9→3

 

スピードカウンターが減った牛尾のDーホイールは減速し、後を追っていたユキに追い抜かれた

 

「チューナーモンスター『ダーク・スプロケッター』を守備表示で召喚!!」

 

牛尾のフィールドに、黒いゼンマイのようなモンスターが現れた

 

ダーク・スプロケッター

☆1 闇属性 悪魔族 ATK 400 DEF 0

 

「─レベル5のジョー&キックに、レベル1のダーク・スプロケッターをチューニング!!」

 

牛尾のフィールドで5つの光の球になったヘル・ツイン・コップ ジョー&キックが、1つの光の円になったダーク・スプロケッターをくぐり抜ける

 

「レベルの合計は6、来るか……」

 

観戦席の遊星は、牛尾が出すモンスターを想像して眉をしかめた

 

「シンクロ召喚!!

─来やがれ『ゴヨウ・ガーディアン』!!」

 

牛尾のフィールドに、長い縄付きの十手を持った歌舞伎役者が現れた

 

ゴヨウ・ガーディアン

☆6 地属性 戦士族 ATK 2800 DEF 2000

 

「レベル6で攻撃力 2800!?」

 

「コイツはデュエルチェイサーズだけが使えるモンスターだ

行け、ゴヨウ・ガーディアンでダイガスタ・イグルスを攻撃!!

─ゴヨウ・ラリアット!!」

 

ゴヨウ・ガーディアンの縄付き十手が、ダイガスタ・イグルスに向かって飛んでいく

 

縄付きの十手に絡めとられたダイガスタ・イグルスは引っ張られ、ゴヨウ・ガーディアンに殴られて破壊された

 

「くぅ…!!」

 

「キッタネーっ!!」

 

ゴヨウ・ガーディアンの攻撃のやり方に、リンボは野次をとばした

 

ユキ LP 2650→2450

 

「うるせぇぞ野次馬!!

ゴヨウ・ガーディアンの効果発動だ!!

このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、そのモンスターを自分フィールドに表側守備表示で特殊召喚できる!!」

 

「えっ…!?」

 

「お前のダイガスタ・イグルスはいただくぜ!!」

 

牛尾のフィールドに、ユキのダイガスタ・イグルスが守りの体勢で現れた

 

「ッ…やられっぱなしじゃないわ!!

─罠発動『カース・サイキック』!!

自分フィールド上のサイキック族モンスターが相手モンスターの攻撃で墓地へ送られた時、その攻撃モンスターを破壊して、破壊されたサイキック族モンスターのレベル×300のダメージを相手に与える!!」

 

「何っ!?」

 

「ゴヨウ・ガーディアンを破壊!!」

 

カードから出た緑色の稲妻が、ゴヨウ・ガーディアンを直撃して破壊した

 

「ダイガスタ・イグルスのレベルは7」

 

「×300で、2100のダメージだ」

 

アキと遊星が言うと、緑色の稲妻は牛尾を襲った

 

「ぐわああああーっ!!」

 

牛尾 LP 3600→1500 SC 3→1

 

「クソッ

やってくれるじゃねぇか…カードを2枚伏せて、ターンエンドだ」

 

「私のターン!!」

 

牛尾 SC 2

ユキ SC 9

 

「─こっちもSp―シフト・ダウンを発動!!

スピードカウンターを6つ取り除き、デッキから2枚ドローする」

 

ユキ SC 9→3

 

デッキから2枚のカードを引いたユキは、伏せていたカードを開いた

 

「─永続罠『エンジェル・リフト』を発動!!

自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を、表側攻撃表示で特殊召喚する

私は墓地のサイ・ガールを特殊召喚」

 

ユキのフィールドに、サイ・ガールが戻って来た

 

「サイ・ガールをリリースして、『ガスタの賢者 ウィンダール』をアドバンス召喚!!」

 

ユキのフィールドのサイ・ガールが消え、大きな鎌のような杖を持った男が現れた

 

ガスタの賢者 ウィンダール

☆6 風属性 サイキック族 ATK 2000 DEF 1000

 

「ウィンダールで、ダイガスタ・イグルスを攻撃!!」

 

ガスタの賢者 ウィンダールの一撃が、牛尾のフィールドのダイガスタ・イグルスを破壊した

 

「自分のモンスター相手に容赦ねぇなぁ」

 

「あなたが勝手に奪っていったんでしょ!?

…ゴホン、ウィンダールの効果発動

このカードが戦闘でモンスターを破壊して墓地へ送った時、自分の墓地のレベル3以下のガスタモンスター1体を守備表示で特殊召喚する

私は墓地からレベル3のガスタ・ガルドを特殊召喚」

 

ガスタの賢者 ウィンダールの隣に、ガスタ・ガルドが守りの体勢で戻って来た

 

「カードを1枚伏せて、ターンエンド」

 

「オレのターン!!」

 

牛尾 SC 3

ユキ SC 4

 

「─永続罠『リビングデットの呼び声』を発動!!

オレの墓地から、モンスターを特殊召喚する!!

戻って来やがれ、ゴヨウ・ガーディアン!!」

 

牛尾のフィールドに、ゴヨウ・ガーディアンが戻って来た

 

「くっ、もう…!!」

 

「─更に罠カード『無謀な欲張り』を発動だ!!

デッキからカードを2枚ドローして、発動後2ターンの間ドロー出来なくなる

…『チェイス・スカッド』を召喚!!」

 

デッキからカードを2枚引いた牛尾のフィールドに、両腕にライトをつけた追跡のロボが現れた

 

チェイス・スカッド

☆3 地属性 機械族 ATK 1400 DEF 600

 

「まだ攻撃はしねぇぜ!!

─『Sp―シルバー・コントレイル』発動!!

スピードカウンターを1つ取り除き、自分フィールドのモンスター1体の攻撃力をエンドフェイズまで1000アップさせる!!

オレはゴヨウ・ガーディアンを選ぶぜ!!」

 

ゴヨウ・ガーディアンが、銀色の光を浴びて強くなっていく

 

牛尾 SC 3→1

ゴヨウ・ガーディアン ATK 2800→3800

 

「攻撃力 3800!?」

 

「この直撃を受けちまったら、大ダメージじゃねぇか!!」

 

「ゴヨウ・ガーディアンもだが、あのチェイス・スカッドも今は厄介なモンスターだ」

 

龍亜とクロウが叫ぶ隣で、ジャックは牛尾が新しく召喚したモンスターを見ていた

 

 

 

 

 

 

「今度こそバトルだ!!

ゴヨウ・ガーディアンで、ガスタの賢者 ウィンダールを攻撃!!

─ゴヨウ・ラリアット!!」

 

縄付きの十手に絡めとられたガスタの賢者 ウィンダールは、ゴヨウ・ガーディアンに殴り飛ばされた

 

「キャアアアッ!!」

 

衝撃でD-ホイールをフラつかせたが、ユキは何とか体勢を立て直した

 

ユキ LP 2450→650  SC 4→3

 

「ゴヨウ・ガーディアンの効果!!

お前のウィンダールはいただくぜ!!」

 

牛尾のフィールドに、守備表示にされたガスタの賢者 ウィンダールがゴヨウ・ガーディアンの十手に引きずられて来た

 

「次だ、チェイス・スカッドで守備表示のガスタ・ガルドを攻撃!!」

 

チェイス・スカッドの目の部分から放たれたビームが、ユキの隣のガスタ・ガルドを貫いた

 

「この瞬間、チェイス・スカッドの効果発動だ!!

フィールド上の守備表示のモンスターが戦闘で破壊され墓地へ送られた時、相手に500のダメージを与える!!」

 

「なっ…!?」

 

「喰らいやがれ!!」

 

チェイス・スカッドの両腕から出たマシンガンが、ユキに襲い掛かった

 

「くぅ…っ!!」

 

ユキ LP 650→150

 

 

 

 

 

「残りライフ、後150…!!」

 

「次に喰らったら、もう後がねぇぞ!!」

 

「牛尾の奴、あんなに強かったのか!?」

 

アキ・リンボ・クロウが叫ぶ中、遊星は無言でレーンを見つめていた

 

 

 

 

 

 

 

「ッ…ガルドの効果発動

このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、デッキからレベル2以下のガスタモンスター1体を特殊召喚できる

『ガスタ・スクレイル』を守備表示で特殊召喚!!」

 

ユキのフィールドに、緑色の栗鼠が現れて丸くなった

 

ガスタ・スクレイル

☆2 風属性 雷族 ATK 0 DEF 1800

 

「オレはカードを1枚伏せて、ターンエンドだ

この瞬間、ゴヨウ・ガーディアンの攻撃力は元に戻るぜ」

 

ゴヨウ・ガーディアン ATK 3800→2800

 

「私のターン!!」

 

牛尾 SC 3

ユキ SC 4

 

「─罠発動『ガスタへの祈り』!!」

 

「そいつは、前に使ってやがったカード…!!」

 

開かれた伏せカードの名前に、牛尾は反応した

 

「自分の墓地のガスタモンスター2体をデッキへ戻し、墓地のガスタモンスター1体を特殊召喚する

私は墓地のガスタ・コドルとガスタ・イグルをデッキへ戻し、墓地のガスタ・サンボルトを特殊召喚する!!」

 

ユキのフィールドのガスタ・スクレイルの隣に、ガスタ・サンボルトが現れて走り出した

 

「─レベル4 ガスタ・サンボルトに、レベル2 ガスタ・スクレイルをチューニング」

 

ユキのフィールドで4つの光の球になったガスタ・サンボルトが、2つの光の円になったガスタ・スクレイルをくぐり抜ける

 

「─光速を駆ける戦乙女よ 天空(そら)の加護を得て 平和への先駆けとなれ!!

シンクロ召喚!!

─駆け出せ『ダイガスタ・スフィアード』!!」

 

ユキのフィールドに緑とオレンジの髪を靡かせ、片手に杖を持った少女が現れた

 

ダイガスタ・スフィアード

☆6 風属性 サイキック族 ATK 2000 DEF 1300

 

「ダイガスタ・スフィアードの効果

このカードのシンクロ召喚に成功した時、墓地にあるガスタと名のつくカード1枚を手札に戻す

私は罠カード ガスタへの祈りを手札に戻す」

 

(攻撃力 2000…狙いはチェイス・スカッドか……だが、残念だったな十六夜妹

オレの伏せカードは罠カード『ストライク・ショット』

自分フィールド上のモンスターの攻撃力を700上げる罠カードだ

コイツで返り討ちにして、次のターンでお前の負けだ

D-ホイールのライセンスは、そう簡単には取らせねぇぜ)

 

勝利を確信していた牛尾は、内心不敵に笑っていた

 

「─『Sp―スピードストーム』発動!!

自分のスピードカウンターが3つ以上ある時、相手に1000ポイントのダメージを与える!!」

 

「何っ!?」

 

「私のモンスター達を勝手に自分のモノ扱いした仕返しよ!!

喰らいなさい!!」

 

カードから放たれた稲妻を纏った風が、牛尾を直撃した

 

「ぐううううっ!!」

 

牛尾 LP 1500→500  SC 3→2

 

「─バトルよ!!

ダイガスタ・スフィアードで……ゴヨウ・ガーディアンを攻撃!!」

 

《えっ!?》

 

その宣言に、その場にいた全員が仰天した

 

「何考えてんだ!?」

 

「ゴヨウ・ガーディアンの攻撃力は、ダイガスタ・スフィアードより高いのに…!!」

 

「いや、何か考えがあるんだろう…」

 

「遊星…?」

 

リンボと龍可が取り乱す中、遊星は冷静さを崩さないでいた

 

その隣で、クロウは頷いていた

 

「そうでなきゃ、ユキがあんな事するハズがねぇしな」

 

 

 

 

 

 

 

「お前、自分が何言ったのか分かってんのか!?

自爆行為だぞ!?」

 

プレイングミスに怒鳴り散らす牛尾を、ユキは勝利を確信している顔で見つめ返した

 

「─…ダイガスタ・スフィアードの効果

このカードがフィールド上に存在する限り、自分フィールド上に存在するガスタモンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは…相手が受ける!!」

 

「何だとォーっ!?」

 

絶叫する牛尾を見下ろしながら、空へ飛んだダイガスタ・スフィアードは、ゴヨウ・ガーディアンに杖を向けた

 

「─ブレッザ・ペタロ!!」

 

杖先から放たれた2つの竜巻をゴヨウ・ガーディアンは受け止めたが、竜巻は跳ね上がり牛尾を直撃した

 

「ぐわああああっ!!」

 

牛尾 LP 500→0

 

デュエルの決着が着き、牛尾はD-ホイールからプシューッと煙が吹き出しながら停止し、ユキもD-ホイールを停止させた

 

「クッソ…あんな効果反則だろ……」

 

「あなたのゴヨウ・ガーディアンも似たようなものじゃない」

 

「言ってろ!!

まあ、とにかく……実技試験、合格だ」

 

「ふふ…ありがとうございました、試験官さん」

 

「何かムカつくな…」

 

冗談めいて言うユキに、牛尾はピクピクとこめかみを動かしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…試験が終わりユキが仲間達の元へ戻ると、龍亜と龍可が出迎えた

 

「ユキさん、お帰りなさい!!」

 

「ユキ姉ちゃん、カッコ良かったーっ!!」

 

「ありがとう、2人共」

 

両手で龍亜と龍可と手を繋ぐユキを見て、遊星達はユキと向かい合った

 

「…ユキ、1つ相談が有るんだ」

 

「どうしたの?

そんなに改まって…」

 

「─…オレ達と一緒に、WRGPに出てみないか?」

 

《えっ!?》

 

その誘いに、アキ達は一斉に遊星達を見た

 

「でも、確か大会は3対3のチーム戦のハズじゃ……」

 

「そうなんだけどよ、控えの選手がいねぇんだよ」

 

「ルール上、各チーム2名までならば控え選手を置く事が出来るからな」

 

「無理強いはしないが……」

 

遊星達の視線を受け、ユキは小さく頷いた

 

「…私でいいなら」

 

「ああ、よろしく頼む」

 

「こちらこそ」

 

遊星とユキは握手し、ユキは遊星達のチームに入る事になった




きっとこんな話も、アニメにはなっていませんが有ったハズです…よね?
ジャックはキングになる前にライセンスを取ってるでしょうけど、遊星とクロウはそうはいかなかったでしょうし…そろそろ、アニメの方にも入っていこうかなと思っています
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