ブルーアーカイブ 曇り空はやがて晴れ渡る   作:智也0424316

4 / 13

前回のあらすじ

救われた。


第4話 昼寝

 

 

あれから、アリスに仲間宣言をされて私は…エンジニア部を訪れていた。

 

 

『…こんにちは。』

 

 

「おぉ。アオ。久しぶりだね。」

 

 

この人はエンジニア部の部長さんの白石ウタハさんだ。私の銃のメンテも良くしてもらっていたんだけど…。

 

 

『ウタハさん…今日はお願いがあって…来ました。』

 

 

「…君が言いたいことは武器を作ってください…かな?」

 

 

『…!?』

 

 

「そう言うと思ってね。ほらこれ。」

 

 

そこには私が前使っていたハンドガンがあった。

 

 

『どう…して?すてた…はずなのに…』

 

 

「捨てたのをたまたま見ていてね。もし君がもう一度必要としたときのために強化改修と改造をしておいたんだよ。」

 

 

『ウタハ…さん…ありがとう。』

 

 

「気にしないで…あぁ…そんなに泣かないでくれ…。」

 

 

珍しくウタハさんは困っていたがまぁ…いいよ…ね?

 

 

 

〜そして数日後〜

 

 

『ウタハさんから開発室に来てくれって言われたけど…なんだろう…?』

 

 

私は開発室前のドアを叩く。

 

 

コンコン。

 

 

『ウタハさん。私です。』

 

 

「あぁ。入っていいよ。」

 

 

開発室の扉を開く。

 

 

『…それでウタハさん。私に渡したいものって?』

 

 

「あぁ。これだよ。」

 

 

そしてウタハさんが見せてくれたものはショットガンだった。

 

 

『…これ…ショットガン…ですよね?』

 

 

「あぁ。その認識で間違いないよ。」

 

 

『…それ…元はウィンチェスターですよね?』

 

 

「その通り。ただ中身も外見も全部改造、改修させてもらったよ。」

 

 

『これ…本当にもらっていいんですか?』

 

 

「もちろんだよ。それは君専用にエンジニア部の技術の結晶を集めて作ったものだからね!」

 

 

『…でも…開発資金とかは…?』

 

 

「それに関しても無問題だよ。セミナーの二人が全面的にバックアップしてくれてね。なんならもっといいものを作ってあげてくれと言われてね。」

 

 

『ユウカ…さん達が…?』

 

 

「ゲーム開発部の子達からも言われたよ。絶対にアオちゃんを守れる武器にしてください!ってね。」

 

 

『…そう…ですか…。』

 

 

…私は改めて自分がちゃんと愛されていることに気付かされた。

 

 

『…じゃあ…ありがたく…これは受け取らせてもらいます。』

 

 

「もしメンテナンスに困ったらうちにくるといい。完璧にメンテナンスしてあげよう。」

 

 

『なにからなにまでありがとうございます。ウタハさん。それでは失礼しますね。』

 

 

「またね。アオ。」

 

 

そして私はまずセミナーの部室へ向かった。

 

 

コンコン。

 

 

『アオです。』

 

 

「アオ?開いてるから入っていいわよ。」

 

 

『失礼します。』

 

 

「あら。アオちゃん。」

 

 

『ノアさん。お久しぶりです。』

 

 

「それで…ここまで来たってことはそれのお礼かしら?」

 

 

ユウカはアオに大事そうに抱きかかえられたショットガンを見た。

 

 

『…はい。その…ウタハさんから色々聞きました…私の武器のために二人が協力してくれたって。』

 

 

「いいのよ。あなたは気負いすぎ。素直にありがとうの一言でいいのよ。」

 

 

『…はい…その…ありがとう。ユウカ。』

 

 

「……。」

 

 

ユウカがポロリと自分が愛用しているペンを落とした。

 

 

『ゆ…ユウカさん?』

 

 

「アオ。もう一度呼び捨てして。」

 

 

『へっ…?』

 

 

「早く!」

 

 

『ゆ…ユウカ?』

 

 

「…か…可愛い!」

 

 

私はぎゅっとユウカに抱きしめられた。

 

 

『ふぇっ!?ユウカさん!?』

 

 

「さんなんていらないわ!呼び捨てでいいのよ!」

 

 

『ちょっ…!?』

 

 

「ふふっ。ユウカちゃん?私もいいですか?」

 

 

後ろからノアさんにふわりと抱きしめられた。

 

 

 

『ノアさん…!?』

 

 

「ノアさんじゃなくて…ノア…ですよ?」

 

 

『あ…ぅぅ…。』

 

 

そしてセミナー二人組から気が済むまで抱きしめられた。

 

 

『うぅ…えらい目にあった…。』

 

 

そして疲れ果てた私はゲーム開発部の部室へ向かっていた。

 

 

そして私はゲーム開発部部室のドアをあけた。

 

 

ガチャッ!

 

 

「…!アオ!来てくれたんですね!」

 

 

そこにはアリスがいた。

 

 

『アリス。こんにちは。』

 

 

「はい!こんにちはです!」

 

 

『アリスは元気いっぱいだね。』

 

 

「アオは疲れているように見えます!」

 

 

『あぁうん。…ちょっとユウカ達に撫でられすぎてね…。』

 

 

「なるほど…それならアリスが癒してあげます!」

 

 

ぎゅっ!

 

 

私はアリスに抱きしめられた。

 

 

『アリス!?』

 

 

「大丈夫です!アリスにおまかせです!」

 

 

そしてアリスに抱きしめられるとそのまま二人で寝転がらされた。

 

 

『…アリス…。』

 

 

…そして私は…アリスの胸の中で眠りに落ちた。

 

 

 

〜数時間後〜

 

 

 

「あなた達…そろそろ作品作らないと…」

 

 

ユウカがそう言いながら扉を開くと…。

 

 

「しーっ!」

 

 

モモイが慌ててやってきた。

 

 

「どうしたのよモモイ。私は進捗を確認しに…」

 

 

「今眠り姫たちがねてるの…!」

 

 

モモイはヒソヒソという。

 

 

「…眠り姫?」

 

 

ユウカはそっと部室を覗くと…。

 

 

『スー…』

 

 

「…zzz…」

 

 

 

眠り姫が二人いた。

 

 

 

「モモイ。片方もらっていくわね。」

 

 

 

「待って待って!だめだよユウカ!」

 

 

 

モモイは必死に止めていると…。

 

 

『…んぅ…?』

 

 

「「あ…」」

 

 

眠り姫の一人が起きてしまった。

 

 

 

『モモイちゃん…?誰か来てるの…?』

 

 

「私よ。アオ。」

 

 

『ユゥ…カ?』

 

 

その瞬間ユウカは流れるようにアオをお姫様だっこしてさらっていた。

 

 

「仮眠室に行こうね。」

 

 

『ん…。』

 

 

 

そして二人は仮眠室の奥へと消えていった。

 

 

 

 





次回第4話 休息
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。