転生少女は恋も未来も諦めない   作:紅琳檎

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彼女は既に誰かのヒーローなのですよ。

閲覧・評価・感想、ありがとうございます。


12.お茶会(背後で戦闘音)

[Side:明々装]

 

バランスよく2~4人で班分けをして戦闘不能・拘束を意識した立ち回りを共有する。

時間稼ぎのために出久と爆豪にはさっさと突っ込んでもらったので既に爆発音や悲鳴が響いている……「鎮圧」ことスタングレネードは本当に優秀だなぁ……あれだけ撃ち得な技も中々ないぞ。

 

「装さん、インカムはこちらでよろしいでしょうか?」

「うん、ごめんね面倒なこと頼んで。 よし全員傾聴。 あいつらはちょっと個性の使い方に慣れただけのチンピラだよ。 もちろん危険な相手ではある。でも所詮は烏合の衆だ。 見てみ、水系の個性と土系の個性と炎系の個性が並んでる。 互いの個性の把握すらできてない。 ってことはだ、少なくともわたしら1-Aが連携すれば完封できちゃうってわけ」

 

恐怖に竦んだこどもたちはもういない。

ここにいるのは、未熟でもいつかヒーローになる器の持ち主だ。

 

「そんで今回の戦闘のカギは、上鳴くん。 きみだ」

「俺? マジで? でも俺、「帯電」だから周りに味方いると……」

「そんなきみにはサポート科の発目ちゃんが30分で開発してくれたこれを授けよう」

 

テーザー銃というものがある。

電極代わりの針と銅線が繋がっており、電流によって相手を行動不能にする武器だ。

それを上鳴電気の個性をバッテリーとして稼働させ、範囲攻撃に指向性を持たせるサポートアイテム。

ぶっちゃけ本来の品だと人死にが出る可能性があるんだけど、流石に過剰な電流はカットするなど対策はしてある。

 

「きみの出力を把握しているわけじゃないけど、一般的に50万ボルトと数アンペアで革製ジャケットの上から無力化できるとされている。 その辺りの調整はできるかな」

「……おう、大丈夫だ!」

「その鋼線、超頑丈で切れないし電撃の通りもめちゃくちゃ良いから、壁や地面に撃ち込んで何人か巻き込んで戦闘不能にしてもいいかもね? そのためにお茶子ちゃんと組んでるんだ」

「任せて! やったろ、上鳴くん!」

「頼んだぜ麗日! これなら俺も強ェーぞ!」

 

よし、これで連携的に問題は無くなった。

他エリアで待ち構えていたであろうヴィラン達が徐々に広場に集まってきている、と障子くんと響香ちゃんから報告が上がる。

であれば、そろそろ始めてもらおうか。

 

「んーじゃわざわざ雄英にまで出張って捕まりに来た馬鹿どもに見せてやろうぜ。 雄英ヒーロー科ナメんなってさ! 1-A戦闘許可! 全員無力化でよろしく!」

 

威勢のいい返事とともに全員が散っていく。

わたしは戦闘しないこともないけど、状況次第では「崩壊」を相澤先生の「抹消」で無効化してもらうために「ワープゲート」周辺の監視をしなければならない。

まぁ何ができるってわけでもないんだけどね。

こうなると「解析」「装填」だけじゃなく、何か別のものが欲しくなる……高望みしすぎだけど。

 

「まぁ乱戦になると轟くんと上鳴くんが目立って強いよね。 サポート能力なら圧倒的にヤオモモちゃんと響香ちゃん。 梅雨ちゃんと透ちゃんは遊撃にポジショニングするだけで本人の素質より数倍の働きをしてくれる。 これは育てるのが楽しみだなぁ」

「オイ明々。 俺は緑谷と爆豪のことしか聞いてなかったんだが、だいぶ勝手をしてるな?」

「でも先生、何も言わず見てたってことは戦力差はもちろん分かってて放っておきましたよね?」

「まぁ……そりゃあな。 プロの立場から見れば、数人以外は本当にただの寄せ集めだ。 指名手配もされてないようなやつらに複数人で対処するなら、雄英に合格できる能力があれば特に苦労もしないだろう」

 

そう、そうなのだ。

雄英・士傑のヒーロー科二大高校に入学できる時点で、個性も身体能力も同年代でトップである証なのだ。

ただのんべんだらりと暮らしてチンピラやってる一般人なんかとは既にスペックから隔絶していると言っていい。

単純にぶん殴られただけでも骨の2.3本は折れるだろうけどまぁ仕方ないよね、のこのこやってきて個性振り回したいなんて言ってるんだから。

 

「個性は身体能力です。 そして身体能力が個性に与える影響ももちろん大きい。 だから僕や相澤先生のように、戦闘向きでない個性でもある程度戦える身体になっていく」

「正しい意味での第六感なんていつの時代かに言われていましたけど。 個性を鍛えれば身体能力も自ずと上がっていくし逆もしかりなんて相互作用が面白いですよね。 だからこそビッグスリーの先輩のように生身で3m強もあるヴィランを殴り飛ばせるんでしょうけど」

 

「爆破」という個性の表層を使いこなす爆豪勝己。

「OFA」を超パワーだけとはいえ4割引き出せる緑谷出久。

「半燃半冷」で氷結を高練度で繰り出す轟焦凍。

「帯電」の出力の高さに目を見張る上鳴電気。

「蛙」「複製腕」「透明化」の異形型かつ常時発動個性の蛙吹梅雨、障子目蔵、葉隠透。

これだけでも正直お釣りがくるレベルなんだよな、本来。

 

「とりあえず問題はなさそうですね。 じゃあちょっと敵の首領とお話してきます」

「あ? おい待て!」

 

階段をぴょんと飛び降りて相澤先生の捕縛布を回避していく。

すまんな相澤先生、彼女の孫である青年を放ってはおけないのだ。

 

「なんで来た明々ェ!」

「いやごめん、こんな修羅場だと思ってなかった!」

 

脳無と出久・爆豪コンビで嵐みたいな戦闘の真っ最中だった。

いや死ぬ死ぬ死ぬ!

 

「爆豪は怪我無い!? 見えてる!?」

「ギリだ! フォローできんから寄るなよ!?」

「そーちゃん、ちょっとキツい! どのくらいで打撃通るかな!?」

「えーっと38%急所狙いで若干ってところ! ガチなら55%急所で300発前後かな!」

「バカみてーな耐久だッ! そりゃオールマイト殺しに来るだけある……ッ!」

 

問題があるとすれば、出久はまだ50%以上の出力では身体が耐えきれない。

すぐにぶっ壊れるわけじゃないけど、使えば使うほど、って感じだ。

最低でも機能停止まで55%300発か、いっそ100%2発とか……?

 

「とりあえず再生してるけど体力削れてるっぽいからそのうち機能停止はすると思う! 遅滞戦闘で凌ぐのも手だよ!」

「お前ェ何が見えてんだ!」

 

おっと危ない、勘がいいやつの前で話し過ぎたかな。

でもあのふたりなら脳無はとりあえず何とかなりそうだ。

ヤバかったら出久が前出るだろうし。

……さて、わたしはわたしの仕事をするよ。

 

「おい、おいおいおい……なんだよ、オールマイトのために用意したしたってのに、ガキふたりに完封されてんじゃん……」

 

まだ少し、少年のような雰囲気の残る声と、光のない瞳から滲み出る悪意。

わたしの「解析」と視線がかち合った瞬間。

 

『いいか、ヒーローというのはな』

 

振り上げられた、大人の、腕。

 

『他人をたすける為に、家族を傷つけるんだ』

 

まぼろし、が。

 

 

――――――――――

 

 

[Side:??????]

 

 

暗い。

夜の住宅街とはいえ、不自然なくらいに、暗い。

 

「僕もう、やだよ、モンちゃん」

 

男の子。

犬を抱いて、蹲った。

見ているだけのはずなのに、叩かれた頬が痛い。

……頬が痛む?

あれはb僕jwたしじゃなiのnni?

 

 

ぐずぐずと、抱いてるモンちゃん/犬が崩れていく。

これが個性/あれが「崩壊」か。

 

「「モンちゃん……?」」

 

わたsssの声。

b僕のk声。

 

「助け合えるきょうだいは必要ですよ」

 

おぞましい、こえ。

映るのは、『お父さん』。

 

これは、誰の記憶だ……?

 

 

――――――――――

 

 

[Side:明々装]

 

「装さん! 装さん!? 聞こえますか!? 気をしっかり!」

「やお、ももちゃん」

 

今のは、なんだ?

「解析」はあくまで視野内の情報として得られるものの予測・数値化する個性だ。

ひとの記憶など覗けやしない。

 

「ごめん、大丈夫。 状況は? わたしはどのくらい呆けてた?」

「ヴィランの勢いはだいぶ弱まってきました。 軽傷が数名ですが戦闘に支障はありません。 装さんは20秒ほど、手の装飾を付けているヴィランと見つめあって止まっていました」

「……なるほど、了解。 ちょっと気になることができた。 あの土砂災害のエリア手前にテーブルと椅子を2脚、創ってくれないかな」

 

ちょっと、腰を落ち着けて話すことができてしまった。

ヤオモモちゃんは少し迷っていた様子だったが、ずるんと胸元から創造してくれた。

ってかそれ体表面積以上のもの作るとコスチューム破れちゃうのね、ごめんね。

 

「……死柄木弔、本当に大丈夫ですか?」

「ああ……なんだ、今のは……誰なんだよ……わっかんねぇ……」

 

ガリガリと首を掻き毟る、死柄木弔を。

「解析」なんて使わず、今度こそ、真正面から目を合わせて。

 

「Hey、そこの白髪の青年さん。 ちょっとお茶しない?」

 

そうして、奇妙なお茶会が始まったのだ。

 

 

「わたしは入学して早々だし個性事故のせいで誕生日がはっきりしないんだけど、一応秋ってことになってるから15歳なんだよね。 死柄木さんはおいくつ?」

「あー……? 俺も分かんないな。 ただ19とか20くらいじゃないか」

 

周囲の戦闘に紛れて、どこか穏やかな雰囲気だ。

わたしはヤオモモちゃん、死柄木は黒霧を携えているものの、お互い明確な敵意は存在していなかった。

これは、やっぱり、さっきの幻覚はわたしだけじゃなくて。

 

「それよりあそこのプロヒーローたちは本当に来ないのか?」

「来ないよ。 それこそチンピラ全員確保してあの黒いやつも無力化するくらいまではね。 生徒想いのいい先生たちだよ」

「ふーん……俺、学校行ったことないからよく知らないけど、まだ1週間くらいなんだろ、入学して。 それでそんだけ信用してんの、ちょろいのか? お前」

「ちょっと気にしてんだから言わないでほしい所存」

「……ははっ、お前面白いのな。 ヴィランと普通に話してんじゃん」

「ヴィランって程じゃないでしょ貴方。 いいとこ、器物破損と凶器準備集合罪、不法侵入くらいでしょ。 前科があれば別だけどその程度じゃ固有ヴィラン名もつかないよ」

 

お茶を啜りながら脳無と戦闘している出久と爆豪を見る。

出久を囮に懐に潜り込んで爆豪の新技「収束」こと「徹甲爆破」で下から顎を撃ち抜き、ぐらりと傾く身体に出久のOFA55%の連打が突き刺さる。

内出血と筋断裂が見えてきたし、もう100発もぶち込めば行動不能にできるだろう。

 

「ところで、さっきの」

「……お前、見たのか」

「見た。 詳しくは分からないけど貴方の記憶だって、そう思った。 でも妙なんだ」

「……『俺だった』だろ、お前」

「そう。 『わたしだった』んだよ。 同一人物ってレベルで混ざり合ってたし、最後の……」

 

最後の、あの悍ましい声。

悪意を絞り出して煮詰めて結晶化したような、ドス黒い、それ。

今世じゃ聞いたことはないが、前世のアニメで、よく聞いたあの声。

 

「あの声には、覚えはある。 でも俺には……思い出せるような記憶がない」

 

疑念が芽生えただけでも儲けものだ。

記憶を見るなんて完全に想定外だし、なぜわたしと死柄木が繋がったのか、今は分からないが……彼がAFOに支配されないような楔をまずは1本、打ち込めた。

 

「幼少期の記憶がないのもお揃いだ。 なんだか仲良くなれそうじゃない、わたしたち」

「はっ、ヒーロー志望がヴィランとオトモダチってか。 そんな高尚な志持ったやつはLOLとかヴァロとかやんねーだろ。 意外とゲーマーなんだぜ、俺」

 

そこでふと、死柄木は両手にグローブを嵌めていると気が付いた。

黒の歪な指抜きグローブ。

死柄木が嵌めているのは薬指と小指だけ覆われたもので、親指部分の刻印に、非常に見覚えがあるものだった。

 

「LOLもヴァロもやるよ、わたしは。 というよりそのグローブ、使ってくれてるんだ。 もうちょっと安くしたかったけど、それ以上は難しくてさぁ」

「あ? ヒーロー志望がLOLとかやっちゃダメだろ……つーかグローブって「ライフライン」の最新のやつだぜこれ。 なんでお前、が」

 

LOLやってるやつに対してのヘイトスピーチが過ぎるんじゃないかな……?

それはともかく、「ライフライングループ」はここ2.3年で急成長したサポートアイテム会社のひとつである。

なんせ出資はオールマイト、設計はベストジーニスト、テストは「掌から指先までが個性由来」のヒーローと一般人計1万人という結構なプロジェクトを引っ提げ、そのネームバリューとマネジメント力で瞬く間に上場企業の仲間入りを果たした、今や世界に名を轟かせる大企業。

売り上げのほとんどは個性事故による被害者、加害者を支援するために使われており、社会福祉に特化している。

そのメインの売り上げを叩き出しているのが、この指抜きグローブ。

『安心と手を繋ごう。 ライフラインのセーフグローブ』という広告でお馴染みになった個性暴発防止のサポートアイテムだ。

 

「おい黒霧、ライフライングループのCEOの名前って憶えてるか」

「ええ、明々装、と……明々……?」

「はーいどうも。 ライフライングループCEOの明々装です。我が社の商品のレビュー聞いてもいいですか? 死柄木さん?」

 

にこりと笑いかけると、突然椅子を吹っ飛ばす勢いで立ち上がる死柄木。

ちょっとビビったしヤオモモちゃんが戦闘態勢に入ったから焦ったけど、顔を見れば警戒が霧散してしまった。

 

「おまっ、お前っ明々! これめっちゃ良いんだよ! キーボードもマウスも崩れねぇし、これ買う前に寝ぼけたまま何度サンドイッチ崩して食えなかったか……!」

 

うわぁ前世記憶含め過去一で生気にあふれた顔だァ。

いや気持ちはわかる。

普段の生活で一切気が抜けないのはしんどいもんな。

 

「でもさ、これ貴方の嫌いなヒーローがたくさん関わって生まれた商品だよ」

「……まァ俺もそれは分かってる。 初めはストレスで狂いそうだったけど、背に腹は代えられなかったからさ」

 

なんか、初めてヒーローってもんを知った気になったし。

そう小さく、言葉にならないほどの呟きを、わたしの目が読み取った。

「解析」でない読唇だったけど、それは間違いなく。

楔の2本目を、確信した。

 

「本免許じゃないけどわたしは特災ヒーロー免許を持っていてさ。 主な活動は個性事故への対応なんだよね。 その延長でみんなが手を繋げるといいなってコンセプトで開発してもらったんだ」

「ただのガキかと思ったけど、ちゃんとヒーローしてんのな。 さっきからそうだけど、お前本当に面白いな。 変わってるし」

 

……うーん、想像よりもAFOに懐いてない……?

というかヒーローについての憎悪に取りつかれていない、っていうほうが正しいか?

どんな心境の変化があったのやら。

 

「そういえば聞いてみたかったんだけど、どうして雄英に攻め入ったの? オールマイトを殺すって言ってたけど、実際本当にやれると思って来てる?」

 

あー、と気のない返事をしながら椅子の前脚を浮かせてぎこぎこと体を揺らす死柄木。

ふんぞり返りながら虚空を見上げ、何かを思い出すように。

 

「先生、って呼んでる人がいるんだけど、ソイツに「オールマイトは弱っている。 平和の象徴なんて矜持を折るなら今だ」って雄英襲撃の計画を渡されたんだよ。 そんで裏のブローカーに人集めさせて……まぁゲーム感覚で楽しかったけどなぁ、そこまでは」

「来た時の名乗りが楽しげだったのは、そこまでは割とゲーム感覚だったから?」

「まぁそうだな。 と思ったらなんだよ、最近の学生ってあんな強いのかよ。 対オールマイト用に連れてきた脳無がたったふたりに完封されて……あーあ、ノされちった」

 

ついに脳無がエネルギー切れで行動不能になったのだろう。

振り返ってみれば広場には様々な方法で拘束されたチンピラが並び、ほとんど無傷な1-Aの面々が並んでいた。

……やべっ、全員から「なに敵の親玉とお茶してんだ」って顔で見られてる。

 

「……あとちょっとでオールマイト来るらしいけど、会ってく?」

「帰れるならもう帰りたいところだけどな。 逃がす気はないんだろ?」

「いや、全然帰ってもらっていいんだけど」

「……は?」

 

グローブの留め具を外して戦闘態勢に入ろうとする死柄木が目を丸くする。

いやまぁほら、今のきみらを捕まえてAFOが躍起になって行動を起こした方が被害が大きいんだよね。

それに今の死柄木に刺さった楔を自覚させるためにAFOには会ってもらわないと。

 

「相澤先生……イレイザーヘッドの「抹消」は時間制限がある。 お茶会中だしずっとワープ消されてただろうけど、今いきなり使えば貴方たちだけなら逃げられると思うよ」

「装さん、それは……!」

「ヤオモモちゃん、犯罪教唆してる存在が裏にいる場合、無理に捕まえて奪還ついでに留置所や刑務所を荒らされたら被害が増える。 今回は帰した方がいいんだ。 その方が足取りも追えるしね」

「それでいいんかヒーロー。 やっぱお前変わってるよ」

「嫌い?」

「いーや、面白いやつは好きだ。 今度LOLやろうぜ」

 

生徒の無事を確認するために相澤先生が目を離した瞬間、発動するワープ。

黒い渦に飲み込まれていく死柄木と黒霧を見て、にこりと笑いかける。

 

「じゃあね『TomuL@_Syndra』さん。 雪遊び衣装かわいいよね」

「……はッ!? おま、なんでID……」

 

言い切る前に消えていった。

いやぁ冗談だと思ってたのかな!

きみもスピナーくんも一緒に遊んだことあるんだよねぇわたし!!!

 

「……明々」

「わぁ怖い顔。 お疲れ様です相澤先生に13号先生。 オールマイトもいつの間に」

「全く! 敵の首領とのんきにお茶会とは! 肝が据わってるのも考え物だね!」

「そういうのはちゃんとしたプロがやるものですよ! 僕だって怒ってるんですからね!」

 

割と最適解を示したはずなのにめっちゃ怒られた、解せぬ。

と、まぁ初めての対ヴィラン戦闘は無事に乗り切れた。

そしてAFOに好きにさせないように準備を進めていた結果も、思わぬところから確認ができた。

少しずつだけど、確実に封殺してやる、AFO……。

 

「そーちゃん」

「明々、おいコラ面貸せ」

「あっあっ怖い顔。 ちょっと勘弁してもらえませんかまだ足がしびれてああああああまって引き摺られるとヤバいぃぃいい」

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