転生少女は恋も未来も諦めない   作:紅琳檎

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箸休めに短いものをまとめました。
大体平均文字数の半分なので本当に書き散らし。

感想・評価・誤字報告ありがとうございます。
いつの間にかUAが雄英入試2回分を超えてました。
とてもうれしいです。
もちろんこれからもお待ちしております。


短編集「あの日あの時」

6.浮かぶってよりもはや飛翔 より。

 

 

「ランチラッシュのレストランってこれ?」

 

スマホで調べたお店を信号待ちのオールマイトに見せると笑いながら静かに首を横に振る。

 

「いや、グルメサイトには載っていないね。 ヒーローネットワークで公開されてるプライベートレストランさ」

「そんなものが!? ということはグルメヒーローたちはそれぞれ……!?」

「うん、まぁ大半は持ってるね。 ヒーローになってこそ得られる特典のようなものかな」

 

隣でオタクが発狂してます。

とはいえ、確かに飲食系で名を馳せるヒーローが大衆向けのものだけで満足するはずはないよね。

贅を凝らした、とまでは言わずとも、いい環境・食材・器具で最高の品に辿り着きたいって気持ちはとてもわかる。

 

「2年位前に雄英の校長、根津さんに誘われてね。 いやぁ私と言えどふらっと行って気軽に出せるような金額じゃなくて驚いたよ」

「えっ」

「は? オールマイトの財力で?」

「まぁ大体寄付しちゃってるからそんな高給取りでもないしね私」

「え、だって、え? それでもでしょ? 前に見た通帳の金額見間違えてないよねわたし」

「ヒーローの給料とか生々しい話はやめてそーちゃん!!!!」

 

「あの……えっと……八木さんって、おーるま……?」

 

 

『またしても何も知らない 緑谷 引子さん(41)』

 

 

――――――――――

 

 

7.教育委員会の霊圧が…消えた…?

8.Plus Ultra より

 

 

「我ら雄英高校報道部……」

「今年もピカピカの1年生がまぶしいッスね!!!!」

「オマエラ……でっかくなれよ……被服控除は戦闘服だけじゃねぇ……成長して小さくなった制服も適用される……!!!!!!!!!!!!!!!!」

「雄英だからってヒーロー科だけじゃねぇ。 入学式の主役は……普通科も経営科もサポート科も……全員だ!!!!!!」

 

彼らはジャーナリストを目指し雄英高校に入学し(何故?)個性を多用して完璧なカットで写真、動画を残し人々の記憶・記録を鮮やかに残すことに情熱を向ける、報道部の精鋭たちだ。

部員は50名を超え、文化部の中では吹奏楽部に次ぐ規模を誇る。

「望遠」の部長、「気配遮断」の副部長、「念写」の2年次期部長、「跳躍」の2年報道部エース。

人は彼らを雄英高校報道部四天王と呼ぶ(呼ばない、何故なら目立たず撮影するから)。

 

「1-Aが居ない……!? 担任は相澤先生!」

「グラウンドαだ! 急げ、一昨年と一緒で体力テストだ!!」

「俺、体育館上行くッス! 部長と「望遠」の合わせ技で汗の一粒すら輝かす、最高のカットをお届けするッスよぉ!!」

「根津校長の話が長くて助かる……! 体育館内の撮影は終了した! 急げ急げご家族の喜ぶ顔を想うんだお前らァ!!!!」

 

今日も彼らは雄英を駆け回る。

彼らの日常はヒーロー科以上に忙しいのだった。

 

 

『彼らはきっといつか、世界を救うカギになる』

 

 

――――――――――

 

 

11.ヒーローとしてのプロローグ より

 

 

「ワザ、とりあえず3つは仕上げてある」

 

……んん?

仕上げてあるってなんだ。

 

「おいおい個性の不正使用じゃんか……なにやってんのさ勝己……」

「うっせぇ、そもそも私立中じゃ授業で個性使用あんだろ受験対策で。 公立の俺らが出遅れる原因はそこだろ。 つかお前は許可ありで個性使い慣れとんの卑怯だろ」

「それ言われると弱い」

 

えー……?

そもそも外で個性使うのが1アウト、技の開発とかいう危ないことしてて2アウト、バレなきゃいいで3アウト交代なんだよね。

まァ今更かぁ。

 

「とりあえず仕様を書き出してくれる? 一応、わたしが実際に見てみて観測機とかの数値とかも書き込みたいからさ」

「ン」

「書いてきてるとは仕事が早いな!? 素直になったと思ったらそこまで変わるのきみ」

「今更取り繕う必要が無ェだけだ」

「随分とクレバーだ」

 

「収束:徹甲爆破」「拡散:ショットガン」「鎮圧:スタングレネード」と書かれたそれぞれの紙を見て、思わず天を仰ぐ。

 

「くっそ見ただけでわかる。 これ普通にプロまで通用するやつだ」

「あと大技が1つある」

「今日はこれだけにしようマジで、そこの個性馬鹿があっもうダメだノート取り出して聞く態勢じゃん」

 

 

『あの時ふたりで憧れたヒーローに、ひとりでなろうとしてたから』

 

 

――――――――――

 

 

12.お茶会(背後で戦闘音) より

 

 

「麗日! 頼んだ!」

「おっけー上鳴くん! いってこーい!」

 

塊になっているチンピラどもの横を過ぎるようにテーザー銃を撃つ。

壁に突き刺さるもなんのアクションも起こさないのを見て、チンピラどもはにやにやと笑ってやがる。

不発だと思ったかよ、これからだっての!

 

「解除!」

「放電、60万ボルトォ!!」

 

麗日の「無重力」で俺の重さを無くし、集団に向かって斜めに押してもらう。

そうすりゃワイヤーが絡みつくだろ?

一周回って纏め上げたら仕上げの電撃で一網打尽ってな!

 

「このクソガキ!」

「ばーか! 接近のが強ェぞ俺は! 無差別放電100万ボルトォォ!!」

 

轟の凍結や蛙吹、葉隠の奇襲でこっちに注目されてない。

ってことはタネが割れてなきゃまだまだ刺さるよな!?

 

「麗日、こっちのほう全員ノしちまおうぜ! 目指せ撃破スコア1位コンビ!」

「やったろ! なんか、思ったほどじゃないし!」

 

麗日も、というか全員度胸があってすげぇや。

俺と違うよなぁ……さっきの俺、ダサすぎたわ。

 

「さっきの。 上鳴くんが声上げてくれなきゃ、私も怖がったままだったよ」

 

不意に聞こえた声に、え、と振り向く間もなく。

 

「がんばろ!」

「……おう!」

 

なんかすっげーどきどきすんな!?

 

 

『初恋泥棒、麗日お茶子(だったらいいなって妄想)』

 

 




この世界のお茶子は
「学生の時なんかぼんやり好きだった女子」
1位です。
同窓会で「昔好きだった時期があるんだよなー」とか言われて顔真っ赤にしてほしい。
オラッ!!見せてみろその左手薬指の指輪をッ!!!!旦那を!!!!!横の席にッ!!!!!!連れてこいッ!!!!!!!!!!!!!!
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