この透き通る世界を俺は機械と骨でハッピーエンドにしてみせる   作:多趣味なオタク

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頭の中の構想部分をひたすらに書き続けているため、どこかしら違和感があると思われますが、温かい目で見守っていただけると幸いです。


では、本編どうぞ。


よお、はじめまして、だな?

 

「シャーレまで結構遠いな。あとどれぐらいだ?」

 

 

 持ってきていたスマホを開き、現在地から目的地までの距離を地図アプリで調べ、あと40分ほどかかるという事実に辟易しながらも歩き続ける

 

 

 さあハッピーエンドに向けて頑張るぞと意気込んだはいいものの、ミレニアムから意外と距離のあるシャーレに向かう道中、暇というか結構な時間があったのでストレッチがてら軽く走ってみたり、人目のないところでワープを使ってみたりなど、自分の体のスペックを確認してみた。結果おおよそ以下のことがわかった。

 

 

 

・体力はおそらく普通のキヴォトス人より若干多めなぐらい

 

・力...握力とかそういった力はキヴォトス人よりも小さい。多分前世の感覚と同じくらいだから一般人である先生と同じくらいだと思う

 

・”近道”はまだ使えない

 

・耐久力はキヴォトス人以下一般人以上

 

 

「なんというか、微妙な感じだな。」

 

 

 神秘を使ったサンズの能力のことを考えると高くも低くもない絶妙なライン。修正力様様というべきか、せっかく転生したんだから最強のレベルまで身体能力を高めてほしかったと愚痴を言うべきか。なんにせよ、本家ほどに貧弱でなくてよかった。

 

 次に、”近道”が使えないこと。これは2~3メートルほどの短距離でしかテレポートできないことに関係していると思う。そもそもの発動条件がただ念じるだけというものだから、何かしらもっと具体的なサインが必要なのかもしれない。指パッチンとか。もしできたらすごくかっこいいと思う。ていうかしよう。指パッチンで技を出すとか世界中の全男子の夢と言っても過言ではないのだから*1

 

 そんな決意を胸に抱きつつ、腰につけているホルスターに手をかけ、一つの拳銃を取り出す。このキヴォトスにおいて、彼も銃くらいは持っていたらしい。白と青色でコーティングされていること以外には特に何も特徴のないこの拳銃は欠損部分や塗装が剥げていないところを見るに、やはり彼は以前から銃をあまり使わなかった。いや、使う場面を避けていたのだろう。記憶の中にあるだけでも、この銃撃戦が四六時中起きるような世界で20もいかないほどしか銃を使っていなかったように思う。彼の神秘の力を使わずにそれほどの回数で抑えられたのは偏に彼の運の良さによるものか、それともこのミレニアムの治安の良さにあるものなのか...いや銃撃戦が何度も起こっている時点で治安がいいとは言い難いのだが

 

 

 そしてシンプルゆえのカッコよさを誇るこの銃をニヤニヤと眺めていたところ、周囲からの変人を見るような目に気付いたため、急いで銃をホルダーに入れ、人目のつかないような路地に避難してテレポート。この能力最高すぎる

 

 

 そのまま何事もなく先生のいるシャーレに到達...とはいかず、道中何度かヘルメットを被った女子生徒たちに絡まれてしまったが、視界の悪い裏路地に入ればこちらのもの。すぐさまテレポートを使い危なげなく避難ということを繰り返した。いやヒエヒエとかテカテカとかヘルメットの修飾語としてまず使われないような軍団しかいなかったのはなんなんだ?ネーミングセンスのない俺が言うのもなんだけどモチーフが全く分からない。わからないゆえの恐怖だけが襲ってきた。もしそれが目的だったのなら天晴というほかないだろう

 

 

 何分も歩き続けて、ではいざシャーレへ!とウキウキ気分でいたところに飛び込んでくるのは道路は荒れ果て、そこを先ほど見たようなヘルメットを被った女子生徒たちが我が物顔で闊歩する光景だった。

 

 

「世紀末じゃん...」

 

 

 前世からある程度の知識があるとはいえ、実際に見ると何とも筆舌に尽くしがたい光景だった。

 

 

 思わずその光景を瓦礫から頭だけを出して呆けて見ていると、ヘルメットを被った彼女たちの先に狐のお面を被った和服の女の子がいるのを見つけた。この秩序の崩壊した光景の中にいる和服の覆面女子という何ともミスマッチな状況に先ほど以上に呆けて見入ってしまっていると

 

 

キッ!

 

 

 と彼女の刺すような目線がこちらに向いた。その瞬間、俺はとっさに何を考える間もなくテレポートを使いその場を離れた。それからはただその場から離れることだけを考え、全力で走っていた。

 

 

 

「どうした?なんかあったのか?」

 

 

「...いえ、特に何も。私の勘違いだったようです。」

 

 

「そうかよ、じゃあ、そんなことより今日は頼むぜ?災厄の狐さんよ?」

 

 

「ええ、もちろん。それでは行きましょうか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 無我夢中で走り続けていると、見慣れたビルが見えてきた。おそらくここが先生が初めに訪れる建物。リン行政官が先生を初めて公表した場所だろう。

 

 

 全力疾走で乱れた息を整え、思考を整理する。先ほど見た和服の少女はおそらく狐坂ワカモ。矯正局?とかいう刑務所のようなところに収監されるほどの問題児で、破壊が趣味とかいうえげつない子だったはず。あの子はこの先、先生がシッテムの箱を受け取りに行く直前に出会い、そこで先生に一目ぼれをして以降先生に対しては友好的な態度をとり続ける扱いの難しい子(ヤンデレともいう)だ。

 よし、だいぶ落ち着いてきた。ワカモはこれからは同じ先生を守る仲間になる存在だ。怖がりすぎてはいけない。そう自分に言い聞かせる。そしてあらかじめ考えていた傘骰(サンズ)のキャラを意識し、薄笑いの表情を顔に張り付ける。

 

 そうしてこの世界の傘骰(サンズ)としてその建物に足を踏み入れる。

 

 

「~こんな状況で連邦生徒会長は何をしているの? どうして何週間も姿を見せないの? 今すぐ会わせて!」

 

 

 すると中から聞きなじみのある声が聞こえてきた。あの声は俺がこの世界にやってきたときにも聞いていた生徒会にあたるセミナーに所属している早瀬ユウカその人のものだろう。続いて長髪の、いかにも真面目そうな女子生徒が落ち着いた声色で話し始める。

 

 

「連邦生徒会長は今、席におりません。正直に言いますと、行方不明になりました」

 

 

 静寂が訪れた。彼女は何事もないかのように話し続ける

 

 

「結論から言うと、サンクトゥムタワーの最終管理者がいなくなったため、今の連邦生徒会は行政制御権を失った状態です」

 

 

 なるほど、きちんと俺の知っている通りに物語は進んでいるようだ。既視感しかない状況に俺はようやく一息つけた。何しろハッピーエンドを見ると言っても俺の知らない道筋で物語が進んでしまえば、もはやハッピーエンド云々の話ではなくトゥルーエンドさえも怪しいほどの世界なのだから。そうしてほっと一息ついている間に、いつの間にか先ほどの生徒が”先生”を紹介しているようだった。さて、これから何人もの女子生徒を墜としていくクソボケ野郎のスパダリ先生のご尊顔でも拝んでやろうと目を向けた。

 

 

 

 

 ──そこにいたのは

 

 

 

 全身をきちっとしたスーツで包み、いかにもしっかりして頼れる大人といった雰囲気を醸し出したどこからどう見ても女性の先生だった。

 

 

 

 

「ッスー」

 

 

 思わず天を仰ぎ見て、即座に持ってきていたサングラスをかける。現実を直視しきれなくなってしまった俺の脳内には例の”アレ”が思い浮かんでしまった

 

 

 

 

 

なんでだよーーーー!!!???*2

 

 

 

 

*1
過言

*2
Unwelcome School




やはり実際に執筆しているのと読むだけでは全くと言っていいほど文字数の価値が違いますね。次回もこれくらいの文字数になると考えられますので、ご了承ください。

ちなみにこの女先生はイケメン系です。理由は完全に筆者の”癖”です。

また、アンケートを実施しているので、投票のほうをよろしくお願いいたします。


そしてIKE.SP様、☆9の評価ありがとうございます!筆者のモチベーション向上につながるのでとてもうれしいです!

先生は転生主人公系?

  • 転生なんてしてない。普通の先生
  • undertaleを知ってる系の転生先生
  • ブルアカ履修済みの転生先生
  • どっちも知ってる系の博識転生先生
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