この透き通る世界を俺は機械と骨でハッピーエンドにしてみせる 作:多趣味なオタク
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その結果、 ”どけ!!俺はお兄ちゃんだぞ!!!”より、サンズはアリスの兄となりました。選択肢が二つしかなくて申し訳ない...
さて、サンズはどのような経緯を経て兄になったのでしょうか
では、本編どうぞ。
さて、突然だがみんなが教育上よいゲームとして思い浮かべるものはなんだろうか
一般的なもので言えば星の数ほどある某青い猫型ロボットのゲームや、よくある料理シミュレーターのようなもの、あるいは二足歩行の動物たちと村や島を開拓する”あつまれ!”や”とびだせ!”といった枕詞がつくコミュニケーションゲームだろうか
まさか義務教育だと言わんばかりにフロムの洗礼を浴びせる人はいないとは思うが、アクションゲームもあるいは当てはまる場合があるかもしれない
しかし、俺はRPGゲームこそがふさわしいと思う。決められた道順があり、それに従い物語を進めていく。そしてその中でこの世界の常識に当たることを学び、それを現実に還元する
感覚的に言えば自分の手で絵本のページを開いていくようなものであり、それゆえに小さい子供でもとっつきやすくなっているように感じる
実際に目の前で困惑しながらもゲームを進行していくアリスの姿を見ていると、よりその考えが強度を増していくように感じた
いや情操教育でゲームっておかしくない!?確かに今はそういうものもゲームで出ているのかもしれないけれど、まずは絵本や物語を聞いたりするものじゃないのか!?てか最初にこんなクソゲーやらされたら価値観歪むぞ!!!
なにやら俺の中で騒がしい声が聞こえた気がするが、無視だ無視。そもそも銃社会な上に頻繁に銃撃戦が起こるこのキヴォトスでまともに生きることが難しいってか不可能だ
でもまあこのクソゲーをやらせることには異論しかないが
「うっ、な、なんだよぅ...」
「いや、よくこんなもん作れたなぁと。」
あ、今”ぷにぷに”にエンカウントして瞬殺された。アリスが剣しか持ってないのにスライムっぽい敵が銃持ってるのどうなんだ?銃は剣よりも強しってか、やかましいわ
「うーん、やっぱりぷにぷにの持ってる銃はアサルトライフルタイプじゃなくてハンドガンタイプの方が自然かなぁ?」
「気にするとこそこじゃないと思うけど...」
「序盤の敵が即死武器持ってるのヤバくね?」
どうやらクソゲーランキング1位の作者様は凡人とはかけ離れた感性をお持ちのようだ。デバックしろや
「...???」
ほらアリスも何が起こったのかよくわかってねぇよ!...あッ頭をコテンとしてる、かわいいね
「おい、こんなもんホントにやらせてていいのかよ先生。」
『いやあ...まあ、大丈夫だと信じよう。』
「そうか...先生がそう言うんだったらいいが...」
正直原作の知識があっても「これはどうなんだ?」と疑うくらいにはクソゲーなこの「テイルズ・サガ・クロニクル」というゲーム、はたして原作通りに事は運ばれてくれるだろうか...
そんなことを考えていると、どこかニヤニヤとした表情のモモイがこちらに向かい話し出した
「そんいうんだったらやってみれば~?あ、サンズじゃ難しすぎて無理か!ごめんごめん!」
「お姉ちゃん、さすがにそんな煽りじゃあ...」
「フゥー...」
『...サンズ?』
なにやら先生が心配そうな目で見ているが、俺は感じたままに話す...いや、宣言する
「やってやるよ...」
「何を~?」
「そのクソゲーを、アリスと協力してクリアしてやるって言ってるんだ!」
「それが終われば真っ先にモモイにレビューしてやるからな...震えて待ってろ。」
隣から『サンズー!?』という声がした気がするが、ケツイを抱いた俺には何も効果がない
さて、軽くひねるとするか...
「すまんアリス、ちょっとコントローラー貸してくれ。」
「...す、少しだけ、です...ゲームオーバーで交代、です...」
驚いた、返事はあまり期待していなかったのだがまさか返事を、それどころか条件を出してくるなんて...
「...なんだ?この感情は...これは...」
まさか、こんな感情をこのキヴォトスで抱くことになるとは思わなかったが...
「父性...か?」
『アウトォーーー!!!!』
『サンズ!目を覚まして!!それだけはダメだよサンズ!!』
「...ハッ!す、すまん先生。あまりの嬉しさに意識が...」
先生に肩を掴まれグワングワン揺らされることで正気に戻った俺は、アリスの出した条件を承諾してゲームを開始した
「...サンズやっぱり壊れちゃってるよね?」
「シッ!ダメだよお姉ちゃん!サンズさんの心の傷は深いんだよ!」
...俺は何も聞こえていない
それから俺は、まだ少し横で怯えているアリスと共にゲームクリアを目指し協力体制を敷いて物語を進めていった
しかし、そんな俺たちの道を阻む
「あ、サンズそこお宝あるよ。」
「ん?そうか、ありがと...<GAME OVER>...は?」
「あーごめーん、そこ
「...まあ、そんなこともある
「罠だけに!?」
「......フゥー」
『お、抑えて!抑えてサンズ!』
「...ああ、大丈夫だ先生。それじゃ、頑張れアリス。」
「了承、”ゲーム攻略”を開始します。」
危ない危ない、危うく怒りが爆発しそうになってしまった。しっかり自分を律さなければ
そんなことを考えている間に、どうやらアリスは中ボスまでやってきていたようだ
「...!?!?なぜヒロインが母親で、それでいて前世の妻で、さらにその妻の元に、子供の頃に別れたきりの腹違いの友人がタイムリープしているのか...」
「いえ、そもそも”腹違いの友人”という表現はキヴォトスの辞書データに登載されていな...」
「エラー発生!エラー発生!」
「が、頑張ってアリスちゃん!あと少し、あともう少しだから!」
あまりの情報量の多さに半泣きで混乱しているアリスを、自分でももはや訳が分からなくなっているのか、同じように半泣きで応援するミドリ。そしてその後ろで満足げにうなずくモモイ
ホントに姉妹か?
「ふぅ...プロセスを回復。」
「これが、ゲーム...」
ここで「いや、違うぞ!ゲームはこんなもんじゃない!」...そう言えたのならどんなに良かったか。今頑張ってゲームを進めているアリスを見て、俺はそんなことを言うことはできなかった
「...あ。」
<GAME OVER>
そんなアリスを知ったことかと一蹴するようにして、画面には絶望が映った
「」ブワッ
「あ、アリスが泣いちゃった!」
「ど、どうするのお姉ちゃん!?」
「どうするのって...どうしよう!?」
どうすることもできずにワタワタしているだけの才羽姉妹を横にどかし、先ほどユズに提供した紅茶を紙コップに入れてアリスに差し出す
「お前ら落ち着け...よしよし、頑張ったな。ほら、お茶でも飲んで落ち着け。」
「んく、んく...はい、ステータス:絶望から平静に移行しました。これは回復アイテムですか?」
紅茶を飲んで無事に落ち着いた様子のアリスはあたかもそれが当たり前かのようにゲーム用語を用いて会話をする
う~ん...これはうまくいってると言っていいのだろうか?
「ん~まあ、あながち間違っちゃいないな。ゲーム風に言うとアレだ、MPを回復するアイテムだよ。」
「!感謝します。アリスはゴールドを出そうとした...しかし今アリスはゴールドを持っていない。どうしますか?」
「いやいや!そんなんいらねぇって!」
「しかし取引には対価が必要で...」
「いいんだけどなぁ...あ!じゃあ後でやってほしいゲームがあるから、それをやってほしい。これでどうだ?」
「アリスはクエストを受注した!取引を成功しました!」
嬉しそうな表情をしてテレビの前に陣取ったアリスは、またもやクソゲーという名の戦場に出向いて行った
途中から俺はゲームをプレイせず完全に見る側へと切り替わったが、それだけでもかなり大変な道のりだった
バグは比較的少ないが、バグに匹敵するほどの馬鹿げた難易度に苦しめられている様子を見ていると、どうしても口をはさんでしまった...指示厨のようなことをしてしまったのは反省点だな
とまあ、その後も山あり谷ありでゲームは進んでいき、一時間...もう少しした頃だろうか、アリスの目の前の画面には<GAME CLEAR>の輝かしい文字が浮かんでいた
「こ、ろ、し、て......」
巷でよく見る顔*1をしながら床に突っ伏す姿は、まさに満身創痍といった様子だった。まさしく勇者だな...
そんな勇者を褒めたたえようと二人の
「すごいよアリス!開発者二人がいるからって3時間でクリアしちゃうなんて!サンズも途中までやってたけど、あんまり意味なかったしね!」
「お姉ちゃん、最後の一言が無ければよかったのに...でも、アリスちゃんの喋り方がゲームを進めるたびに増えていってるのは本当だ...!」
「もしかして、このままゲームを続けていけば...」
「「アリス(ちゃん)がちゃんと喋れるようになる...!?」」
「おお~」
姉妹の見事なまでのハモリに関心してしまったが、確かに二人のいうことは正しいと思う。実際に開始する前は無表情が続いていたが、今では感情表現が豊かになり、ちゃんと表情を作れているように思う
「勇者よ、汝が同意を求めるならば、私はそれを肯定しよう。」
「お、ちゃんと喋れてるな。正直不安しかなかったが、うまくいったようで何よりだ。」
「む!なんだよー!疑ってたの!?」
「妥当だと思うよお姉ちゃん...」
「み、ミドリまでー!?」
一通り落ち着いたところで、何かソワソワしていた開発者二人が意を決した様子でアリスに尋ねる
「こういうのを面と向かって聞くのは緊張するけど...」
「私たちのゲームはどうだった!?お、面白かったかな!?」
なるほど、二人は感想を聞きたくて落ち着きがなかったらしい。まあ開発者だし、感想を聞きたくなるのはもっともだろう。俺もこの前作った武器とかエンジニア部に意見聞いたしな
さて、アリスはどのように評価するのか...
「......」
「...説明不可。」
「え、ええーーー!!??」
「類似表現を検索中.......」
「も、もしかして悪口を...?」
「いや、さすがにそんなこと言わんと思うが。」
「...面白さ、というのは明確に存在...」
「おおっ!?」
「プレイを進めれば進めるほど...没入感....?...もう一度...」
(...もう一度...)
(ポロッ)
「え、ええっ!?」
「ど、どうして泣いてるの...?」
「決まってるじゃん!それくらい感動的だったってことだよ!」
「ええ...感動する要素あるかなぁ...?」
「いや、モモイの言ってることは正しいと思うぞ。多分アリスは初めて”達成感”を覚えて”余韻”に浸ってるんだと思う。」
「オイラもまあ、あれだけ言ったがいいゲームだと思うぞ。」
「!?さ、サンズがデレた!?」
「やかましい!...まあ、情熱が確かに伝わってきたよ。そんなゲームをオイラは悪いとは言わない...難易度は見直すべきだと思うが。」
「うっ...でもよかった!ちゃんと楽しんでもらえたみたいで...ありがとう!二人とも!!」
うおっ眩しっ...あまりの善良さに目を焼かれるとこだったぜ。こんなこともあろうかとサングラスを持ってきておいてよかった。ミドリからは不審者を見る目で見られているが...コラテラルコラテラル
「そこら辺の評論家よりも、二人の評価のほうが10000倍嬉しいよ!あー、ユズがこれを聞けてたらなぁ...」
「そうだな...丁度いい、俺がユズのー」
ギギーッ
「...ちゃ、ちゃんと全部見てたよ。」
様子を見てくる...と言う前に、ユズがロッカーから現れた
「「「!!??」」」
ん!?まだ保健室いるはずだよな!?確かに帰りが遅いなとは思っていたが、なぜロッカーの中に!?
突然ユズが出現したことに俺たちが驚いていると、それを無視するかのようにユズはアリスの元に行き、そして言葉を紡ぐ
「あ...え、えっと、その...」
「?」
「あ、あ.............ありがとう。」
「ゲーム、面白いって言ってくれて。もう一度やりたいって、言ってくれて...」
「...泣いてくれて、本当にありがとう。」
「???」
自分がなぜ感謝されているのかもわからず、ただただ疑問符を浮かべているアリスに、ユズはひたすら感謝を述べる
それは、自分たちが一生懸命作ったゲームを酷評され続けた彼女の心からの感謝だった
「面白いとか、もう一度とか...そういう言葉を、ずっと聞きたかったの。」
「ユズちゃん...」
ユズがアリスに対して感謝を述べた後、改めてユズが自己紹介をする。一年生なのに部長って大変だよな...
なんとか助力してあげたいが、今の俺はシャーレというとんでも権力に所属しているため下手に手を出すと色々なところから噛みつかれてしまう恐れがありそれはできない状況にある
もどかしいが、どうにもならないのが実情だ。権力ってやつは面倒だと感じる今日この頃
「ユズが仲間になりました、パンパカパーン!」
「...合っていますか?」
「ああ、うん。大体、そんな感じ...かな?」
なぜか聞き覚えのあるフレーズを口に出し、それについて確認を取っているのを見るとやはりまだ完全に習得することはできていないようだ。これからまた長くなりそうだな...
「本当に効果はあるみたいだね...よし、そんなにRPGを面白いって思ってくれるんだったら、私がおススメのゲームがあるんだけど...どう?やってみる?」
お、ゲーム開発部部長のおススメゲームか。これならさっきの
そう思い安打した表情で事の成り行きを見守っていた俺は、次の瞬間盛大に咳き込むことになった
「いえ、アリスは”拒否”します。」
次は自分のおススメするゲームをしてもらおうと、アリスを同じ沼にハマらせようとしていた才羽姉妹、そして拒否されてしまったユズはピタッと固まってしまった
「あ~...どうしたんだアリス?もしかしてもうゲームは満足しちまったのか?」
俺以外に切り出せそうなヤツがいないために俺が聞いたが、これで「はい。」と言われたらこいつらどうなっちまうんだろうな...
俺の質問の後、数刻の”間”が空く。たった数秒に満たない時間だが、それが嫌に長く感じた。突如無音となった部室に、誰かの唾をのむ音が聞こえる
「...?いえ、アリスはまだゲームを開始できます。しかし、アリスは今パーティーメンバーのサンズからクエストを受注しています。なので今はできません。」
ズコーッ
さすがにそんなステレオタイプなことはしないが、なんかこう、気が抜ける感じがした
ゲーム開発部はゲームを嫌っていないことに安堵しただろうが、俺は原作のまま勧められそうになったことに安堵した。いやここで「はい。」と言われたらアリスに何させるか迷うわ!しかもそれ以上に原作から遠のくこと必至だったし...ホント良かったよ
「な、なんだ。そうだったの...はいって言われたらどうしようかと思ったよ...」
モモイが言った言葉に首を振って同意するミドリとユズ。そんなモモイたちにアリスは当然かのように自分の心情を語る
「いえ、ゲームに対するアリスの評価は高く、それに伴い期待も高くなっています。」
「あ、アリスぅ...!」
「そして、勇者...?いえ、僧侶サンズよ。クエストの内容を確認します。」
「クエストって言うと...ああ、俺がやってほしいゲームをやってもらうってヤツか。」
「はい。その通りだ我が友よ。では、それをなんとする?」
「なんかちょくちょく微妙な感じがするな...で、ゲームか。ちょっと待ってろよ?」
そう言って部室の中を漁る。たしかここら辺にあったはずだが...ゲームが多すぎて全くわからん。ちょっとココ汚すぎない!?(姑感)
「お、あったあった。ほら、これだよ。」
そう言って俺はアリスにそのゲームを見せる。その横からモモイがズイっと顔を近づけ、パッケージのタイトルを読み上げる。そして感嘆するかのように声を漏らした
「ほほお...これはなかなか王道のヤツだね。まさにシンプルイズベストってカンジだ。」
「そりゃそうだろ。いきなり変わり種のヤツやらせてもただ困惑するだけだぞ...そういうのは王道を知ってからじゃないと十分に楽しめないと思うが。」
「ま、まあ。ソレも一理ある...」
俺が取り出したのは
内容としては、王様から依頼された勇者が悪いことをする魔王を倒すという、本当にザ・王道っていうゲームだ。この星の数ほどゲームが存在する今、逆にこういうゲームが注目を浴びているのはやはりその内容が優れていることにあるのだろう。故に今回はこれをピックアップした
いや、実際はUNDERTALEをしてもらおうと何日か前から探し回ってたんだよ?でもないんだよ!!!どんなに大きい電気屋さんとかゲームショップ、果てにはインターネットやブラックマーケットまで探したけどいっっっっさい見つからなかった。なんなの?そこまでダメか?原作でも東〇Projectとかあったじゃん...
さすがに数日駆けずり回って見つけられなかったから諦めたが、また今度機会があったらまた探してみるつもりだ。
え?お前が作らないのかって?作れるわけないだろあんな神ゲー!発売から数年たっても新要素が見つかるんだぞ!!
「ああ、それと。休憩しなくても大丈夫か?あんまり長時間やってたら体に悪いぞ?こういうのは目だけじゃなくていろんなところに負荷をかけるからな。」
「バイタルチェックを開始...終了。現在、アリスの疲労度は14%。機能は十分です。」
「そうか、それならいいが...しんどくなったらいつでも止めていいからな?別にゲームは義務感でやるもんじゃないからな。」
ゲームをしてしんどいとかなったら本末転倒...というか、まず望ましいことではないだろう。まだまだ精神が幼いアリスにはそんなことになってほしくないし
「サンズの言葉をメモリーに記録します...完了。メモリーに記録しました。では、ゲームプレイシーケンスを開始します。」
「そこまでしなくてもいいが...ん?ゲームプレイシーケンス?」
なぜかメモリーに記憶とか大層なことを言われたが、それよりもゲームプレイシーケンスとは何だろうか?
そう考えているうちにアリスがこちらに近づいてくる...アリス...いったいどうしたというのだ?(親父ィ感)
「ベストポジションを選択...完了。これよりゲームを開始する!」
「...ん?」
「え、あ、アリスちゃん...?な、なんで...」
「なんでサンズの上にィーー!!??」
なぜか胡坐をかく俺の上にちょこんと乗っかってきた。この子今ベストポジションって言った!?
『ごめん!ちょっと仕事が長引いちゃって...え!?なんでアリスがサンズの膝の上に!?!?』
その時、先ほど急にリンに呼ばれて仕事をしていた先生が部室に入ってくる。その視線の先には俺とその上に乗っかるアリスが。タイミングゥ...
「その質問に答えよう、勇者よ。アリスはステータスに”妹”を追加した。これよりアリスはサンズのパーティに加入する!」
『「「「えーーー!!!???」」」』
「...マジか。」
その時、突然家族が増えたことやアリスが俺に怖がらなくなったこと、そして先ほどのハードなゲーム攻略などにより、俺の脳のキャパは限界を迎えていた
「...くッ!」
バタン
『サンズ?...サンズー!』
そうして俺は胡坐をかいている俺の上に座っているアリスにもたれかからないよう盛大にリクライニングをして頭を打ち付け、響くような頭痛と共に意識を失った
「?...!サンズが気絶してしまった!僧侶、僧侶はどこに!?」
「ま、また大変なことに...」
『いっつも騒動の中心にいる気がするな、この子は...』
ーオマケ
・仏の顔も三度まで(キャラ崩壊気味注意)
「あ、そこはボーナスステージだよ!」
「...次は信じていいんだな?」
「もっちろん!なんたって私は開発者だよ!?」
「まあ、わかった。信じて行くよ。」
「...なあ、これがボーナスステージか?」
「?そうだよ?ここは門番がいるけど代わりに超強力なアイテムがゲットできるんだ!」
「その門番が多すぎるんだが!?なんだよ一つのアイテムにつき門番十体って!しかも全員中ボスクラスの強さじゃねぇか!...あっ」
<GAME OVER>
「くそぅ...頼んだ、アリス!」
「はい、クエストを受注しました。開始します!」
ー数十分後ー
「...よし、やっとここまで来たぞ。...?なんだここ?」
「あ~そこは...」
「そこは超レアスポットだよ!よかったねサンズ!」
「ちょ、ちょっとお姉ちゃん...!確かにレアだけど、でもそこは...!」
「いいのいいの!間違ったことは言ってないんだし!それにこの前ボコボコにされたこと、まだ覚えてるんだから!」
「そこで反省しておきなよ...」
「へ~。そうなのか、じゃあレアアイテムとかある感じか?」
「そうそう!そこをまっすぐ行けばあるよ!絶対に死んじゃったりしないから!」
「怪しいな...まあ、行ってみるk<GAME OVER>......」
「プププ!まさかそう簡単にゲットできると思った?ざーんねーん!トラップ満載だよ!」
「...もう知らないからね、お姉ちゃん。」
「......」
「さ、サンズ?...サンズさん?」
「...ふぅ...」
「え、えっとぉ...」
「お前さぁ ひどいよ」
「なんで俺に嘘ついちゃうの?悲しいじゃん」
「終わったらちゃんといい点も悪い点も含めて、偏見なしにレビューしようと思ってたのによぉ?」
「クリアしたらちゃんとレビューしてやるって約束したもんな?」
「なのに、なんでこんな真似すんの?嘘つかれたら
「もうボコすしかなくなっちゃったよ」
「格ゲー、100タテしてやるよ。」
「ひ、ヒエー!!」
「ほら、逃げんな。さっさとやるぞ。」
「お、お助けー!!」ズルズル
「あーあ...」
「?モモイ、サンズがマップから消失。これはどうしたことだ?勇者よ。」
「すぐに戻ってくるから気にしなくても大丈夫だよ。あ、それよりもそこは~」
「ふむふむ、なるほど...」
おまんも義妹!おもんも義妹!こうして義理の妹は増えていきます。業が深いですね。
そして上がっていくサンズのオカン具合...ゲームやりすぎるなとか子供(アリス)慰めるとか、完全に家族の間合いに入ってますね。むしろ自分から入っている節まである。
741 様、誤字報告ありがとうございます!ディ・モールトグラッチェ
箕麟 様、
不吉な壁 様、☆10評価ありがとうございます!もう足向けて寝ません
カリアル 様、☆9評価ありがとうございます!
次回は「男の夢と新たなる出会い」ですお楽しみに!
最後に、筆者のモチベーション向上につながりますので、評価、感想、誤字報告のほど、よろしくお願いいたします。