この透き通る世界を俺は機械と骨でハッピーエンドにしてみせる 作:多趣味なオタク
ガスターの扉に色!?
配信専用新エリア!?
いつまでも情報が完結しない...(特級呪霊)
Pルートサンズ戦BGMよかった。面白かったです!(n敗)
それはそれとして”サンズとのバトルで流れるかもしれない曲”どこ?ここ?
あの地獄のような第二次学力試験の後、俺が帰ってすぐ自室にこもって感情のままに日記を書きなぐり寝不足になるなどという後から考えてもこんな時期に何をやっているんだと言いたくなるバカなことをしたこともあったが、変わらずに俺たちは勉強を続けている
それどころか、覚醒したハナコという強力な味方つけたことにより講師役が三人になるという嬉しいイベントが起き、以前よりも増して効率的に勉強に精を出していた
だが今までよりさらに根を詰めて勉強する中では当然、大小さまざまな問題が多く起こった。例えば試験範囲が今までの三倍になったうえ、全員が九十点以上をとらなければならないというエベレストもびっくりの難易度の高さとプレッシャーに絶望し、癇癪を起こすコハルをなんとか宥めて元気づけたり...
「......もう!全然わかんない!無理ぃ!」
「おーおー、荒れてんなぁ......なぁ、ここらでいったん休憩するってのはどうだ?行き詰った時には甘いもん食ってリフレッシュが一番だ。そしたら今より
「グスッ...いらない!そんなの!私バカだもん!...こんなの私には最初から無理だったの!」
「まぁまぁ落ち着け、なんとここにはミラクル5000...」
「...え!?ミラクル5000って、あの!?」
『ミラクル5000??』
「まさか先生...知らないんですか?あのミラクル5000を!?」
『う、うん。そんなに有名なの?』
「ミラクル5000を知らない女性がいるなんて...いえ、そうですね。簡単に言えば、ミラクル5000というのはすっっっごく人気な、すっっっごく甘いケーキのことですね」
『そ、そんなに...』
「ええ、そんなになんです。私もペロロ様とコラボするという(ネット掲示板での)噂を聞き、事前にどんなものかと思い買いに行ったことがあるのですが...」
『ですが?』
「凄まじかったです」
『えぇ...』
「マンモス校のトリニティに在籍しているので、人混みには慣れたつもりでいたのですが...あれは戦争でした。私もペロロ様限定グッズ抽選会に参加する程の熱量でいれば、その形を見ることぐらいはできたかもしれません」
『そこまで!?それは...凄いね』
「はい、なので一部では伝説とまで言われているのですが.......本当によく入手できましたね!?ま、まさか転売品を!?」
「たしか...サクラコさんが欲しがっていたものですね?伝説とまで呼ばれているのは知りませんでしたが...」
「......の、風味がするグミだ」
「風味がするグミ!?」
「グミ...グミ!?」
「ケーキがグミに、ですか...なるほど、好きなところをイイとこどり、なかなか大胆な発想ですね♡」
『コハルとヒフミが宇宙猫みたいな顔してる...』
「??」
(アズサがグミとケーキとは何かがよくわかってなさそうな顔してんな...でも雰囲気が良くなったからヨシ!*1)
時には学習している内容をより理解するために必要な本を、俺が図書館まで取りに行ったり...
「...となっています。ここの部分はあの本があると分かりやすいのですが...贅沢は言えませんね」
「ん?ああ、それならオイラが取りに行ってくる。こっからとしょん...図書館まではそう遠くないし、何より先生とハナコはみんなに教えてる最中だ。今やることがないのはオイラだけだからな」
「そうですね...それなら、お願いします。〇〇〇〇〇という名前の本です。おそらく委員の方に聞けばわかると思いますが...」
「了解だ。他はあるか?」
「それならば...先生?そちらは...ああ、わかりました。その範囲でしたら××××という本をお願いします」
「OK、その二つだな?サボ...じっとしてんのも飽きてきたし、行ってくる」
いい感じの死角でテレポートを使い、若干の時間短縮をして図書館にまでやってきた。テレポートは使わなくてもいいっちゃいいんだが、俺の代わりに勉強を教えてもらってるハナコをあまり待たせたくないのと、ここに来るまでに生徒たちからあまりにも視線が集中してくるのが怖かったから致し方ないと思う。まともに地理も知らない場所で道行く人みんなに凝視されたりひそひそ話されるのは恐怖以外の何物でもない
気を取り直し、洋画でしか見たことのないような巨大な扉をくぐって目的地の図書館に入った
「なんかハ〇ポタにありそうな感じの荘厳な図書館だ...蔵書数どうなってんだろ」
「あの、何かお探しでしょうか!?」
「びっっっくりした...ああ、〇〇〇〇〇っていう本と××××って本を借りたくて探してるんだが...」
「ああ、それらなら確か二つともあちらのほうにありますよ!よければご案内しましょうか?」
「頼む。にしても名前を言っただけで場所が分かるとか凄いな」
「えへへ...ここにある本は全て読破したので、ある程度はわかるんです。...あっ!申し遅れました!私図書委員会の円堂シミコと申します!」
「全て読破か、そりゃすごい...え、これの量を?」
「はい!」
「どんだけ時間かかったんだよ。ちゃんと寝てるのか?」
「実はどれくらいかかったかは覚えていなくて...時間を忘れるほどに読んでしまって、それで...」
「いつの間にかこの量を読破していた、と」
「はい...あ、でも分かりにくい部分は委員長に教えていただいたりたので、完全に私ひとりで読み切ることはできなかったのですが...」
「いやでも、この数の本を全部読み切るのは凄い。素直に称賛するぜ」
「ありがとうございます...あ、丁度このあたりですね。確かこことあそこに...ありました」
「助かる。これを受付の方に持っていけばいいのか?」
「はい、それで大丈夫です。それでは私はここで失礼しますね」
「ありがとう...って、行ってしまった...シミコは全部読破したって言ってたが、それなら委員長はキヴォトスの本全部読破とかしてるんだろうか...あんまり来ないだろうし、一度会ってみたかったな」
「あっ!委員長!またカーテンを閉め切って...!もう少し日の光を浴びてください!不健康ですよ!」
「や、やめてくださいシミコ...!今開けられたら...「換気のお時間ですよ!」ひえええぇっ!?」
また、数少ないリフレッシュの場面としてヒフミによるモモフレンズの
「さあさあやってまいりましたモモフレンズの時間です!今回こそはみなさんにペロロ様たちの魅力を深く知ってもらいます!」
『おおー』
「今回は誰の紹介だろうか...楽しみだ」
「また...?」
「また...みたいですね。ここまで熱中できる趣味があるというのは、純粋に羨ましいですね」
「(無言で小さいアクリル板を掲げる)」
「サンズ君、なんですかそれ...は...?」
「本当に何ですかそれ???」
「MF...?」
『MF...まさか、Momo Friendsの頭文字?』
「ご名答。この合宿中で
「疲労で頭が...」
「確実に疲れてますね」
『サンズ...今日は早く寝ようね』
「その可哀そうなものを見る目をやめてくれ...作り出したら引くに引けなくなったんだ。絶賛後悔中だよ」
「そうなのか?私はいいと思うんだが...」
「私も素晴らしいと思います!そこまで私の解説を楽しみにしてくれるなんて...I今日は私、頑張りますね!」
『ほ、ほどほどでよろしく...』
「はい!それではまずニコライさんについてですが、実は~~」
そうして時折息抜きも挟みながら模擬テストを繰り返して、全員合格できる場面も多くなってきたところで、ついに明日、最後の学力試験の日となった
前回のように突然の変更がないか掲示板に目を光らせるハナコに、睡眠不足によるものか、それとも疲労に蓄積かで若干うつらうつらとしつつも気合いっぱいのヒフミ。そして緊張のせいか完全に目がさえて興奮気味のコハルと妙に落ち着いているように見えるアズサ。全員が複雑な思いを抱えつつも、目指すのは試験の合格ただ一つ。それを胸に俺たちはいくつか言葉を交わした後、それぞれの布団に潜り込んだ
全員が寝静まった夜中、アズサは一人抜け出し、とある廃墟の中にいた。何をするでもなく数分ほど立っていると、やがて暗闇の中から一人の女性が姿を現した。それが自分の待ち人であることを理解し、相手もそれが分かったところで挨拶もなしに淡々と、感情のない声色での会話が行われた
「アズサ、計画の日が変わった」
「いつ?」
「明日だ」
「明日...?」
明日という言葉にアズサは動揺する。なぜなら明日は大事な試験日だ、これを欠席してしまったら今までみんなで頑張ったことが全て無駄になってしまう。努力した結果が無に帰すこと、そしていっしょに頑張ってきた皆を悲しませてしまうことが何よりも嫌だと、アズサは思った
「明日の午前中、約束の場で命令を待て。これは決定事項だ」
「......」
「明日になれば、全てが変わる。
「...わかった、準備しておく」
明日は大事な試験があるんだ、なんとか日を変えられないのか、と咄嗟に口に出そうとしたが、これがマダムから命令であり変更など許されるわけがないこと思い、絞り出すような声で了承する。今回の話はこれだけかと思いすぐさま帰ろうと身を翻したところでまた声が続いた
「ああ、それと...」
「?」
相変わらず感情のない...いや、自ら思考することを止め、ただひたすらに命令に従うような無機質な声で任務の内容が付け足された
「ターゲットの横にいる男も連れて来い。回収する。殺さず、生かした状態でとのことだ」
「!?ど、どうして...」
予想だにしなかったことに思わず声を上げる。それと同時に必死に頭を回し、なぜマダムが彼を必要としているのか、その動機について考えを巡らせた
──戦力を必要としている?
いや、彼の戦闘能力は高くない。それどころか低いまである。これは違う
──さらに人手が必要?
ならば彼のみを指定する必要はない。そこらへんの不良を捕まえて来ればいいだけの話だ
──今からスパイに仕立て上げる?
──捕虜としてこの後の”作戦”を優位に進めるため?
──人質にとり、先生に何かを要求しようとしている?
数多もの可能性を考えるがピンとくるものは何もない。結局、その理由には見当もつかないままだった
「マダムからの命令だ...これ以上の理由が必要か?」
「......」
目の前の少女からの射殺すような視線を受け、開きかけていた口を閉じる。おそらくここで目の前にいる少女に何を言っても無駄であろうことを理解したアズサは、一つ息を吐いた
「Vanitas vanitatum...忘れてはいないな?」
「...
「そうか...それでいい。では、明日」
「...ああ」
覚えている。すべては虚しいものだ。だが、それでも...
アズサはそれを胸に刻みながら、誰にも気づかれることもなくみんなの寝ている部屋へと帰っていく
「アズサちゃん...」
終ぞ、その背後からつけて来ていた少女に気が付くことはなかった
「...ンズ!サンズさん!」
「なんだよ...またか!?またなのか!?」
「残念ながら...」
気持ちよく寝ていたところで起こされるとかいう最悪のデジャブを感じながら目覚めると、そこには某電気ネズミのようにしょぼくれたヒフミがいた
何があったのかを聞いてみると、試験自体の変更点はなし。ただしエデン条約に必要な重要書類を保護するという名目で正実が試験会場を守る厳戒態勢に入ったと...
「つまり...試験会場に入れないし、無理やり入ろうとしたら正義実現委員会とやりあうことになるからそれはそれで問題になるってことか?」
「はい...」
「マジか...先生たちは?」
「今はとりあえずみんなで集まって状況を整理してます。ただ、コハルちゃんがかなり憔悴していて...」
「だろうな。はぁ...」
原作知識()からエデン条約については知っていたが、まさかその前の試験段階でこんなにも困難にぶち当たるとは思ってもみなかった。三回ミスったら終わりの試験で二度にわたる試験妨害...人の営みを少しでも理解してもらおうと強引にもケイをカメラに入れて連れてきていたが、ここまで人の闇の部分を見せつけられると、自分のこの判断が間違いだったかもしれないと思ってしまう
ため息を一つ吐いたところで、またもや前回と同じようにヒフミと共に先生たちと合流した。どうやらアズサは席を外しているようだ。気分転換に外の空気を吸っているのか、はたまたアリウスとの通信か...後者のような気がしてならないが、今はとりあえず情報の共有が先だ
「おーっす、ヒフミから聞いてはいるが、状況はどんなもんだ?」
『サンズ...まあ、良くはないかな。今みんなでどうするか話し合ってるんだけど...アズサを見てない?』
「見てないな。そういうことなら、ちょっと外探してくる」
寝起きで頭が働かないことを言い訳にして、早くもその部屋から退出した。空気が重すぎて寝起きにはキツイんよ...
とりあえずアテもないので適当に建物周辺を見て回ろうと部屋を出てすぐ廊下を曲がり、そこの出入り口から出ようとしたところでコツコツと遠い後ろの方から一人分の足音が聞こえた
すぐに俺は壁を背にして息を潜めた。そのまま顔を出さずに足音だけを聞いていると、どうやらこちらの方にやって来ているらしい。位置的には足音の先に先生たちのいる部屋があり、その延長線上に俺が居るイメージだ
そのまま足音を聞き続けていると、やがてそれは部屋のあたりで止まった。深呼吸するような音がして、その人物がドアノブを捻る──その前に無言で角から飛び出した。無論、銃を構えながらいつでも骨を出せるように万全を期した状態で。そうまでしないと下手人の侵入を防ぐことはできないからだ
そうして臨戦態勢で拝んだヤツは......アズサだった
「まあ、うん。そりゃそうだろうな。襲撃犯が一人でやってくるはずがないもんな...はぁ」
そう一人呟いて納得した瞬間、足に一瞬力が入らなくなってしまい膝からガクッと崩れそうになる。慌てて地面に手をつき体勢を整えるが、どうやら緊張がほぐれて力が入らなくなってしまったようだった
最近、先のゲヘナの件など自分が死にそうになる場面が多々あったこともあり体が
何はともあれ俺の目的であるアズサが無事戻ったため、俺は来た道をすぐさま引き返して部屋の前にまで戻っていく。そうして扉の前までやってきたため、警戒を解くためにもまあ一応ノックでもしておこうかと珍しく気をきかせて右手を掲げていると...
「......トリニティの裏切り者は、私だ」
──何をしてんの!?
...なぜか世紀の大告白が行われていた
驚愕して頭が真っ白な状態で硬直している俺のことなど知らずに、流れるようにして告白されていくアズサのこれまでとセイア襲撃の件。そして...トリニティにやってきた真の目的。それを名探偵かのように解き明かしていたハナコが、他人の話と言いつつ同調しながらも自身の過去を包み隠さず話して...
え、俺戻れなくない?
なっなん、え?なんで俺が居ない間にそんな重要な話をしているの?俺いないんだよ?まさか異性がいないほうが話しやすいわー(笑)っていう心理状態がそうさせたの?じゃあ俺入るわけにはいかないじゃんどうすんだよコレ...ホントどうすんだよコレ!?
もっとも ラクなてきさん
Q.俺の霊圧は生きていますか?
回答(一件)
K.Kさん
A.死んだんじゃないの~?
もっとも ラクなてきさん
FUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUC!!!!!
脳内で発狂劇場を繰り広げる傍ら、ドアの向こう側では続々とすごい話が聞こえてくる。襲撃は試験開始時刻と同時刻とか、このメンバーならトリニティ程度半日で転覆できるとか...転覆!?特級術師かなにか?
その後結局俺は戻るタイミングを失ってしまい、戻ることができるのは一通り中での話が終わったと判断してから...約十分後だった
この後部屋でめちゃくちゃケイに愚痴った
・時系列がややこしいため補足
アズサ外出、同時刻にハナコが追跡
↓
アズサとサオリの会話終了、ハナコは一足先に帰宅
↓
ハナコ帰宅、掲示板で情報を知る
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サンズ君起床、アズサを探しに行く
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アズサ帰宅、サンズ君締め出される←今ココ
次回戦闘回です。ナギ様が「あはは...」されます(ネタバレ)
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sacma 様、兵器スキー 様、ハシビロコ 様、☆9評価ありがとうございます!