じいさんの日常?   作:狗餓雷

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「ふわぁ~よく寝たわい、ん?」

 

違和感を感じて布団の方を見てみると

 

「すう~、すう~」

 

そこには、大和撫子を想わすような黒髪長髪の女性が気持ち良さそうに眠っていた

 

「これはどう言うことじゃ?」

 

「ん、う~ん」

 

「あ、起きよった」

 

女性は周りを見回すとこちらに気がついたのか、こちらによってきた

 

「あの~、ここは何処でしょうか~」

 

「ここは騎王学園なのじゃが」

 

「騎王学園~?知らないです~」

 

イラッ

 

お、落ち着くんじゃ、わし

 

「その前にお主、なぜわしの布団のなかにいたのじゃ?」

 

「さあ~、分かりませんね~」

 

「名前はなんと言うのじゃ?」

 

「わたしの~、名前ですか~それはですね~」

 

「なんでしょうか~」

 

プチッ

 

「なめたしゃべり方しやがって、ふざけたこと言ってんじゃねぇよ、おお!」

 

怒鳴りながこの女の頬を摘まみながら言った

 

「いたいれふ!、いたいれふ!やめれくらふぁい!」

 

そろそろ、いいだろう

 

「痛いじゃないですか」

 

 

「お主が変なしゃべり方をすからじゃろうが」

 

「だってこっちの方が話しやすいんですよ」

 

「知らんよ」

 

ペシッ

 

でこピンで黙らせる

 

「あいたーー!」

 

やかましいな

 

「とにかく、お主は何者じゃ?」

 

「何者と言われても何も覚えてないんですよ本当に」

 

「それは、まいったな」

 

「ひらめきましたよ! あなたにつけて貰えば良いんですよ!」

 

「わしにか?」

 

「そうですよ!名案でしょ!」

 

そうじゃな、とりあえず・・・ペシッ

 

「あいたーー!」

 

「何するんですか」

 

「お主は馬鹿か」

 

「何が?」

 

「何がじゃなかろうが、名前からお主の正体を解こうと言うのに名前をつけてどうするんじゃ」

 

「で、でも名前がないと不便だし」

 

「それは確かにそうじゃが」

 

「じゃあ、つけて!つけて!」

 

「しかし、わしがつけてよいのか」

 

「いいの! なんか・・・お父さんみたいな感じがするの」

 

最後のほうが聞き取れなかったが

 

「お主がいいと言うならよいが」

 

「うん♪」

 

「そうじゃな、伊藤絢嶺といのはどうじゃ?」

 

「伊藤絢嶺・・・うん!いい名前!」

 

「ありがとうお父さん!」

 

それはよかった・・・?

 

「お主今なんと」

 

「え、ありがとうって」

 

「その後じゃ」

 

「えっと、お父さん?」

 

「それじゃ!いつからわしはお主の父親になったのじゃ!」

 

「え、だって私に名前をくれたし、それになんかお父さんを見てると心がぽかぽかすんだもん!」

 

「だもんと言われても」

 

「だめ?」

 

「だめと言うわけではないが」

 

「本当!やった~」

 

「これからのことじゃ、わしの言うことを聞けるか?これは約束じゃ」

 

「う、うん」

 

「まず1つ、ここでの事を他言無用にすること。2つ、わしの言うことを聞くことこの2つじゃ守れるか?」

「うん、守るよ」

「ならば、わしはお主の父であり続ける。これから頼むぞ、絢嶺?」

 

「うん!お父さん!」

 

わしに言葉を返すとわしに抱きついてきた、わしはそれを受け止め頭を撫でた 

 

「ふわぁ#あたたかい♯」

 

すう~すう~

寝てしもうたか

 

「とりあえず布団に寝かせて」

 

コンコン! センセー

 

「どうしたのじゃ」

 

「どうしたじゃありません!」

 

「もう、時間がとっくに過ぎてますよ」

 

「そんなにか?」

 

「そうですよ、まったく・・・って、どうしたんですかその子は」

 

「ああ、さっき拾ってな」

 

「拾ったって、まあ先生だしあり得なくないですが、どうするんですか?」

 

「ここに置いてくつもりなのじゃが」

 

「だったらいっそう、その子も事務員にしますか?」

 

「できるのか」 

 

「もともと、ここの教師は少ないですから大丈夫ですよ」

 

「では、そうしてもらおうかのう」

 

「その子の名前は?」

 

「伊藤絢嶺じゃ」

 

「伊藤絢嶺・・・っと、それじゃあ私は戻りますけど、はやく仕事に入って下さいね!」

 

長谷川はメモ帳に絢嶺の名前を書き、部屋を出ていった

 

「さて、わしも仕事をするかのう」

 

机に目をやるとそこにはどっかのドラマ並みにプリントの束がそびえ立っていた

 

「初日からこれはちときついかのう」

 

そう呟きながら一枚目に手をつけた

 

「うむ、なになに『何度も何度も覗きをしてくる生徒がいますどうにかしてください』これは事務員の仕事なのかのう」

 

しかし、覗きか・・・赦せん!

 

わしはプリントを持ち部屋に鍵を閉めて女子更衣室に向かった

 

女子更衣室に着くとそこには、竹刀や木刀、薙刀それらを持って武装した女子生徒が守陣を組んでいた

 

「そこの女子達」

 

わしの声に反応したのか一斉にこちらを向いた

 

「貴方は誰ですか?」

 

その中でも特に異才を放っていた者が前に出てきた

 

「少し覗きの件で話が聞きたくてのう」

 

「覗き!」ザッ!

 

その言葉に反応したのか木刀で抜刀術を仕掛けきた

 

「危ないのう、少し落ち着きなさいな」ピトッ

 

わしはそれを軽く、人差し指で受け止めた

 

「受け止めた!」

 

「今のは抜刀術か、人にすぐ斬りかかる、技が泣くぞい」

 

「うるさい!」

 

プチッ

 

「いい加減人の話を聴かんか!」

 

わしの剛声に彼女は、はっと目を覚ましたように周りを見回した

 

「落ち着いたか?」

 

「貴方は?私はいったい」

 

「これはどうゆうことだ」

 

わしが彼女の様子が気になっていると、近くにいた女子生徒らが近づいてきた

 

「あのすいません彼女は木刀をもつと周りが見えなくなるんですよ」

 

「確かにそうじゃな」

 

聞かないんじゃなく聞こえなかったのか

 

「とりあえずじゃ、わしは覗きが多いと聞いて来たのじゃが」

 

「はい、先ほどは失礼をしました」

 

「かまわんのじゃよ、それよりもこんなに守りが必要な相手なのか?」

 

「はい、何度も撃退はしているんですが諦めが悪くて」

 

「そんなにか、してわしは何をすれば良いのかな?」

 

「教師が出てくれば流石に覗けないと思ったのですが」

 

「確かに、じゃがもっと前に教師に報告はしなかったのか?」

 

「一度だけ、その時は回数は少なかったので、そのうち無くなる、とだけ」

 

「でも、ここまで多いと流石に我慢が出来なくなる子が出てきてしまいます、お願いします!どうか捕まえて下さい」

 

「わかったのじゃ」

 

わしは更衣室の周りを見回すと木の影に人影が見えた

 

「案外捕まえることは簡単かもしれんぞ」

 

「「「えっ」」」

 

女子たちの呟きを無視しながら、人影が見えた木の方に向かって歩いた

 

「そこに居るのはわかっておる、出てくるのじゃ」

 

わしが語りかけると木の影から二人の少年が出てきた

 

「お主らか、覗きと言うのは」

 

二人はやけにあっさりと自白した

 

「「は、はい」」

 

「あんたらね!こっちがどんだけ迷惑してんだか」

 

「「「そうよ」」」

 

「止めるのじゃ、なにかわしに言いたい事があるのじゃろう?」

 

「は、はい実は俺らが前に覗こうとしてここに来たら男が二人ほど更衣室から出てきたんです」

 

「それってあんた達より酷いのが居るってことじゃない!」

 

「確かにのう、してそやつらはどうしたのじゃ?」

 

「そのあとも何度も来ていたので、心配で様子をずっと見てきたんです」

 

「うむわかっぞ、そやつらの所にも行こう」

 

「「ありがとうございます!」」

 

「しかし、いくら心配だからと言っても覗きは覗きじゃ反省しなさい」

 

「「はい・・・」」

 

わしは二人の返事を聞き、周りのしているはずの女子生徒らに向けて言った

 

「主らも少し勘弁してやってくれんかのう」

 

彼女らはしぶしぶ了承してくれた

 

「さてわしは行きますかな、そこの二人少し聞きたい事があるのじゃ」

 

「何をですか?」

 

「もちろん、さっきお主たちが話した男二人のことじゃ、お主ら誰だかわかっているのじゃろ?」

 

わしは二人の居場所を聞き体育館の裏に向かった

 

「何処にいるのかのう、いたいた、そこのお主ら」

 

わしが見たとき一人の少年を二人がかりでいたぶっていた

 

「なんだよ、おっさん!」ゲシッ

 

「てぇめえもやられたいか?ああん!!」ゲシッ

 

二人はわしに言葉を返しながらも少年を蹴ることを止めない

 

「お主ら止めるのじゃ」

 

「なんだ、邪魔すんなよてぇめえもやるぞ」

 

「わしは止めろと言っておるのじゃよ」

 

わしは拳で体育館の外壁を殴った、それだけでわしの拳を中心に外壁すべてにヒビが入り崩れ落ちた、幸いに体育館を使用している生徒はいなかった

 

「もう一度言うぞ止めろ」

 

二人は今何が起こったか理解できずにいたしかし、二人は直感か野生の感がこの老人に逆らってはいけないと感じた

 

「は、はい、すいませんでした~」

 

「ごめんなさい~」

 

二人は一目散に逃げ出した

 

「後は富蔵に任せるとして、お主大丈夫か」

 

わしは先ほどまでいたぶられていた生徒に声をかけた生徒はすでに気を失っていた

 

「保健室に連れていくかのう」

 

生徒を担ぎ上げた

 

「失礼するのじゃ、先生はおられるか」

 

わしが保健室に入るとベッドの後ろからふわふわした感じの女性が出てきた

 

「は~い」

 

「この子を見てもらいたいのじゃが」

 

「わかりました~」

 

「わしはこれで」

 

「運んでくれてありがとうございます~」

 

「いいのじゃ、その子にすまないと言っといて下さい」

 

「 ? わかりました~」

 

わしは校長室に向かった

 

ー校長室ー

 

「どうしたんですか先生?」

 

「いやな、虐められていた生徒を助けたのじゃがその・・・」

 

「もしかしてまた何か崩したのですか!」

 

「そ、そのじゃな、体育館の外壁をすべて」

 

「貴方って人は毎回脅すのはいいんですよ力の加減をしっかりしてください」

 

「その、すまなかったのじゃ」 

 

「はぁ~わかりました、体育館のことはこっちで何とかしましょう」

 

「助かる、して虐めをしていた方じゃが」

 

「そちらはすでに手をうってあります」

 

「助かるのじゃ」

 

「あっ後で書類を届けますのでそっちはお願いします」

 

「うっ、わかったのじゃ」

 

「それじゃ、事務室に戻って書類が来るのをまってください」

 

わしは校長室を出て事務室に向かった

 

先生が出ていった後ぞっと疲れた様子で机に伏せていた

 

「先生は何でこうめんどくさい事をやってるんですか」

 

ー事務室ー

 

「お父さん早く帰って来ないかなぁ」

 

長谷部絢嶺は弦來が帰って来るのを待っていた

その時、扉の開く音した

 

「今、帰ったぞ」 

 

わしが部屋に入ると絢嶺が飛びついてきた

 

「おっと」

 

「お父さん!お帰りなさい!」

 

「うむ、ただいまじゃ」

 

わしは絢嶺を抱き抱えながら机に向かった

 

「何処に行ってたの?」

 

「生徒の依頼で悪さをしていた輩をちょっともぎってきたのじゃ」

 

「すご~い」

 

「じゃろ」

 

「他には、他には?」

 

「その後にな・・・・・・

 

伊藤一家のお話タイムは続く

 

その時、旧校舎にて女三人、男二人が話をしていた

 

「部長、行きなり呼び出して何かあったんすか」

 

 

「そうですね、呼び出しと言うは初めてですから」

 

 

「少し厄介な事が起きてるの」

 

「リアス、厄介と言うのは」

 

「イッセー、貴方のお爺さんがこの学園に来たわよね」

 

「うっ、はい来ましたが」

 

「実はね、虐めを受けていた生徒を助けたらしいの」

 

「それは、良いことじゃないんですか?」

 

 

 

「問題はその虐めをしていた生徒を脅かすためだったかも知れないけど体育館の外壁を全損させるなんて」

 

「じいちゃん・・・また、面倒な事を」

 

「それは凄いですね、しかしいくら教師でも武器の持ち込みは禁止では?」

 

「そう、そこがなぞなのよ」

 

「部長、俺にとっては全然不思議じゃないっすよ」 

 

「イッセー、それってどうゆう」

 

「じいちゃんは武器をほとんど使わないんです、たぶん素手でやったんだと」

 

「そんなこと、人間には無理よ、学園の建物はすべて魔力結界で守られているのよ」

 

「だとしたら、その結界をどうやって破ったんですか」

 

「そこがわからないのだから明日直接聞こうと思うの」

 

リアス部長が一誠君をまじまじと見ていた

 

「えっなに!ま、まさか部長!」

 

「一誠、貴方には伊藤先生をここに連れてきてもらいたいの」

 

「それってじいちゃんに俺が悪魔って教えるってことですか!」

 

「必要があるなら、ね」

 

「で、でも」

 

「これは貴方にしか出来ないの頼むわよ」

 

「そ、そんな~」

 

つくづく運のない一誠であった

 

そして騎王学園に大きな嵐が来ようとは誰も思わないのであった

 

 

 

 

 

 

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