コードギアス 狂王(偽)と狂犬が行くロススト 作:ミストラル0
一部独自解釈な部分もあります
ロスストにて水着マーヤちゃんGETしました
マーヤ・ディゼル………百目木*1、ガーフィールド*2と名が変わることがある日本人の父親とブリタニア人の母親を持つハーフの少女。
ブリタニアの日本侵攻時に両親を殺され、その当時に記憶を失ってはいるが、ブリタニアに馴染めず燻っていたのだが、シンジュク事変にて世話をしていた孤児の少女らを殺された事でブリタニアへの復讐心に火が着き、ルルーシュと契約を結んで彼の懐刀となった。
ルルーシュと同じくブリタニアとブリタニア人を区別してものを考えられ、ブリタニア人でも親しくなった者にはちゃんと接する事が出来るのだが、敵対する相手ならば一切の容赦しないという点と、ルルーシュの思考をある程度トレース可能な頭脳に作中でもトップクラスのスザクやカレンに匹敵する操縦技能と素の身体能力を持ち、いざとなれば自分の命すら平然と使い潰そうとする点からロスストのプレイヤー達からは“狂犬”と呼ばれていた。*3
また彼女には彼女を上回るやべー伯母がいるのだが、そちらについては別の機会に解説するとしよう。
しかし、あの警戒態勢の中であの公園で野営するのは危険だと判断し、別の野営地を求めて彷徨う事となった………と言えばカッコイイのだが………
「で、ここどこよ?」
元の公園に戻らなかった理由の1つとして逃げ惑う人々に押し流されてあの場を離れてしまったので、まだ地理を把握出来ていない俺は完全に迷子になってしまっただけなのでカッコ悪いにも程がある。
「せめて何か目立つ建物でもありゃ………ん?」
もうすっかり日も暮れていて暗かったので気付かなかったが、目の前の“門”には見覚えがあった。
「あれ?ここってもしかして………アッシュフォード学園?」
そう、ここは公には日本侵攻時に亡くなった事になっているルルーシュらを匿ったアッシュフォード家が運営するアッシュフォード学園だったのだ。
他にも生徒会長で理事長の孫娘であるミレイ・アッシュフォードが様々な
「運が良いやら悪いやら………って………そういや………飯食いそびれてたんだった………」
見知った(?)場所と知り、安心したせいか、意識が遠のいていく。
そう、研究所から多少資金を得ていた俺だったが、ちゃんとした衣服の調達で半分程使ってしまい、追加で資金を得る手段の無かった為に食事も日に3食摂ることもままならず、あの騒ぎで食いそびれた上に走り回ったもんだから限界を迎えてしまったらしい。
そうして俺はその場で意識を失った。
***
ーAnother Sideー
ゼロが世に姿を現した翌日。
マーヤはいつものように遅れて学園へと向かっていると、塀の傍に誰かが倒れているのを発見する。
「えっ?人が倒れてる!?」
慌てて駆け寄ってみるとその倒れている男性に目立った外傷等はなく、単に気を失っているようであった。
緊急時というので彼の持ち物を見てみるが、携帯は所持しておらず、財布にも紙幣と硬貨が少し入っているだけで身分証明書等は一切入ってはいなかった。
「身元を明らかにするようなものは何も持ってないみたいだし、救急車を呼ぶ理由にも………」
仕方なく休み時間なのを見計らって普段使いの携帯でミレイに連絡を取り、やってきた生徒会メンバーと共に彼をクラブハウスの一室へと移送する。
その後、昼休みに集まり彼の事について話し合う事になった。
「にしても彼、一体何者なんだろうね?」
「わからない。緊急時だから持ち物も検めてみたんだけど、身元を明らかにするものは何も持ってなかったから………」
「見たところ同い年くらいっぽいけどなぁ」
「で、どうするんですか?会長」
「ぱっと見はイレブンでもなさそうだし、悪い人じゃなさそうなのよねぇ………勘だけど」
「………兎も角、目を覚まさないと何も判断ができませんね」
丁度その時、集まっていた部屋の電話が鳴り、彼が目を覚ましたとの連絡があった。
「それじゃあ疑惑の彼に直撃インタビューね!」
「会長、疑惑って」
そして、一同は彼を寝せていた一室へと向かうのであった。
***
目を覚ますとそこは何処かの部屋のベッドの上であった。
周囲を見回してみると、上着等はハンガーに掛けられており、生活感はなくも殺風景というわけでもない客間のような部屋で、研究所の追手に捕まったとか、病院に搬送されたとかでもないようだ。
「おや?目がお覚めになったのですね」
そこへメイドのような人が入ってきた。
「あっ、はい………ところでここは………」
「アッシュフォード学園のクラブハウスの客間にございます。生徒の方が塀の外で倒れていたところをお見つけになりここまで」
「そ、そうでしたか………」
この人、咲世子さんやんけ!?
というか、生徒の誰か………
「今、皆様に御連絡しましたので詳しい話はそちらの方々にお聴き下さい」
「あ、ありがとうございます」
それから数分して俺の寝かされていた部屋に生徒会の面々が雪崩込んできた。
「ほんとに起きてる………」
「思ったよりも元気そうじゃん」
真っ先に口を開いたのは警戒心MAXのニーナにリヴァルの2人。
「うん、倒れてたって聞いたけど、元気そう」
「………」
次に純粋にこちらの心配をしてくれるシャーリーにニーナと同様にこちらを警戒しているルルーシュ。
マーヤもその後ろにいた。
ナナリーはこのシスコンが素性も知れぬ人間に近付ける理由が無いので居ないのはわかってるし、カレンは病欠っぽいな。
「はぁい、目を覚ましたようで何よりだわ」
「あっ、はい」
そして、声を掛けてきたのは生徒会長のミレイ。
うん、警戒3、興味・好奇心2、心配1ってとこだな。
まあ、俺も同じ立場なら警戒するし、仕方ねぇか………
「申し訳ないのだけども身元確認の為に持ち物は検めさせてもらったわ」
「構いませんよ………何もわからなかったと思いますけど」
「そうね。財布にも貨幣だけで何も貴方に繋がるものは無かったわ………だから直球で訊くわね。貴方、何者?」
「会長!」
「大丈夫ですよ。俺が怪しいのは確かなんで」
ミレイのドストレートな質問にシャーリーが声を上げるも俺はそれを制止する。
「でも、多分貴方方が納得する答えを俺は持ってませんよ?」
「どういう意味?」
案の定俺の言葉に怪訝そうな顔をする一同に俺は告げた。
「お恥ずかしながら名前とここ数日前までの記憶しか無いんですよ、俺」
「「はっ?」」
嘘は言ってない。
言ってないのは前世の記憶があるって事くらいだが。
「それ、記憶喪失って事か?」
「そんな感じかと」
「軽っ!?」
「幸いお金はあったので数日野宿で凌いでたんですが、昨日の騒ぎで………」
その時、思い出した事で腹の虫が鳴いた。
「………飯を食いそびれまして、塀のところで生き倒れてたって理由です」
俺がそう苦笑して言うと、警戒するのが阿呆らしくなったのかルルーシュらの表情も険しいものから呆れたものへと変わる。
「咲世子さん、悪いのだけど彼に簡単なものを出してやってくれないかしら?」
「わかりました」
「何かすみません」
「仕方ないわ。もうそれほど残額も無い記憶喪失の人をこのまま放り出すのは気が引けるもの」
「自分で言うのもアレですけど、信じるんですか?」
「少なくとも貴方が私達を騙して悪さをしようって人には見えないもの」
そう言われてしまえば言い返す事が出来ず黙るしかない。
「で、名前は覚えているのよね?貴方の事、何て呼べばいいかしら?」
「………ライ。フルネームでは覚えてませんし、愛称や略称かもしれないのでちゃんとした名前とは言い難いかもしれませんが」
他に名乗る名前も無いので俺は“ライ”を名乗る事にする。
それにこの名前が妙にしっくりくる気がするのだ。
「ライね!ならライは私、ミレイ・アッシュフォードが保護します!この部屋もこのまま貴方が使うと良いわ」
「会長!?」
これは寝耳に水と“色々と”俺がここに住まうと不都合のあるルルーシュが難色を示すが、こう言い出したら止まらないのがミレイという女性の為、結局は言いくるめられてしまっていた。
何かすまん、ルルーシュ。
それから生徒会メンバーから自己紹介を受け、放課後にナナリー、カレンは後日紹介される事となった。
「そうか、俺を見つけてくれたのは君だったのか」
「ええ、登校してきたら貴方が倒れているのだもの、驚いたわ」
どうも俺を見つけてくれたのはマーヤだそうだ。
ロスカラとは色々と経緯が異なるが、こうして保護してもらえたのは幸運だな。
「とりあえず仮の身分証とかは私が何とかしておくからそれまでは大人しくしていてね」
「何から何まですみません」
「いいのよ、面倒を見るって言ったのは私なんだから」
こうして野宿生活を脱した俺はアッシュフォード学園にお世話になる事となった。
ちなみに名前はライ・アッシュで登録してもらった。
これは保護してくれたアッシュフォードのアッシュと髪色、そして………
燃え滓とはかつてコピーに己の居場所を譲ったとある男の自称に由来する。
俺はオリジナルではない上にギアスも持たない劣化複製品の失敗作だった存在に偶々憑依した一度死んだ人間だ。
なのでこの名前が今の俺には相応しいと思った。
勿論、皆には上2つの理由しか説明していない。
「ライさんですね。これからよろしくお願いしますね」
その夜、一応は同居人となるのでという事でナナリーを紹介されたが、後でルルーシュからは「妹に手を出したらどうなるか、わかっているな?」と釘を刺された。
うん、割と好ましい性格だし、声も好きな声優が担当していた事もあって好きなキャラの1人ではあるが、彼ら兄妹の背景を知っている以上、下手に関与すると後々面倒な事になるのも知っているので手を出す気は無い。
ロスカラだと彼女と進むルートもあるにはあったが、今の俺に彼女の全てを背負う度胸も覚悟も無いのでルルーシュの兄貴は安心してほしい。
***
そんなこんなで屋根壁のある拠点を手にした俺だったのだが………
「クッソ!ブリタニアの魔女め!」
「このままだとサイタマゲットーは………」
記憶探しと称してトウキョウ租界を回っていたはずが、サイタマゲットーに………しかも新たな総督としてエリア11に派遣されたコーネリアのサイタマゲットー殲滅作戦に巻き込まれていた。
「どうしてこうなった………」
アッシュがロゼのアッシュと被ったのは偶然ですw
元ネタは某RPGの燃え滓を自称していた彼に肖っております。
次回はサイタマゲットーでの話になります。
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