コードギアス 狂王(偽)と狂犬が行くロススト 作:ミストラル0
あまり執筆時間が取れず、今回も短めです
澤崎の一件の解決を経てスザクはユーフェミア様の騎士に戻り、俺も今回の戦果からコーネリア総督らの信頼を得る事が出来たのである意味澤崎様々である。
グロースター・カスタムやフロートシステムの使用感のレポートを出すついでにランスユニットやショットランサーみたいな武器があると便利だなぁ、って要望書も送ったところ、意外と盲点だったそうで特派の技術者達からも感謝されたが、「他にもそういうアイディアなぁい?」とロイドさんが少しうるさかったのとこっそりフロートシステムのデータコピーしてルルーシュ経由でラクシャータさんに送ったのでそのお詫びも兼ねて原理や可能かどうかは丸投げなアイディアをいくつか出したら「やっぱ君は
ちなみに廻転刃刀はサンプルとして一度回収され、充分データ取れたら返してくれるそうだが、絶対そのままでは返ってこない気がする。
そういやR2までの空白期にランスロットの試験量産機………ヴィンセントの開発プロジェクトとかあったはずだし、そこで声が掛かるかもしれないな。
そんなある日のこと………
「アッシュフォードの学園祭に行きたいから護衛につけ?」
「そうだ。ユーフェミア様の御要望でな」
親父殿から任務の詳細が伝えられたが、ここでその役回りが回ってくるかぁ………
「スザクをつけないのは彼には学生として学園祭を楽しんでほしいから、といったとこで、元々アッシュフォードに世話になっていた自分が適任という事ですか」
「その通りだ」
あとは俺ならある程度のトラブルは対処可能という信頼かな?
でも、今回の件はかなり面倒な事になるんだよなぁ………
ユーフェミア様もだが、爆弾の種多いんだよ、今回は。
カレンとスザクの問題に、扇とヴィレッタの件やルルーシュとナナリーの潜伏先がユーフェミア様にバレるとか、ユーフェミア様の来訪バレで大騒ぎからの特区日本の公表と………詰め込み過ぎだボケ!
下手すると俺もナナリーの正体知る*1羽目になるだろ!
イレギュラーに見舞われた時のルルーシュっていつもこんな感じなんかね?
「どうかしたのか?」
「いえ、何でもありません」
ということで学園祭に同行する事になった。
さて、どうしたもんか………
***
結局何も思い付かずそのまま当日を迎えた。
「今日はありがとうございますね」
「まあ、仕事ですから」
「む〜」
他にも護衛の人はいるが、直近での護衛は俺に一任され、他の人は周辺に危険な人物がいないかの警戒に回っている。
その為、必然的にユーフェミア様から色々話しかけられたりするが、護衛なんでこんな対応になるのも仕方ないと思う。
ちなみに俺も前の記念パーティーの時のようにオールバックに伊達眼鏡スタイルである。
服装はカジュアルなものにしているが、上着の中に折り畳み式警棒やトンファーを仕込んでいる。
どっちもロイドさんに頼んで用意してもらった特注品だ。
「それよりスザクを探すのでしょ?」
「そうでした!」
そうして学園祭を回りながらスザクを探していると、ユーフェミア様の前方不注意で車椅子の少女とぶつかってしまう。
「すみません!」
「こちらこそ………あら?その声は」
「ナナリー?」
「ユフィ姉様?」
車椅子の少女なんてアッシュフォードにはナナリーしかいませんよねぇ………
「それと………そちらにいるのはライさん?」
「あー、さっきのは聞かなかった事にした方がいいか?」
「「あっ」」
案外似た者同士なんだよなぁ、この2人って。
結局、他言無用を言い渡された。
この2人の再会は避けられなかったようで、ルルーシュとも合流して3人で話したい事があるとのこと。
その為、俺は一度直衛を離れて近辺の警戒に回る事になった。
「とはいえ、そこまで離れるわけにはいかないしなぁ………」
そんな事を考えていると、意外な人物と遭遇する。
「あら?貴方は」
「ん?貴女は確かマーヤの………その格好には触れない方がよろしいですかね?」
「もう遅いです!」
それは何故かアッシュフォード学園の制服を着たクラリスさんだった。
うん、コスプレ写真館とかやってるクラスがあってそこで着替えたのはロスストで知ってたけど、割と童顔なのもあって違和感はあまりないな。
「ははは、でも割とお似合いですよ?マーヤと並んでも先輩後輩に見えそうだ」
「もう!」
「ところでそのマーヤは?一緒だと思ったんですが?」
「ええ、生徒会の仕事があるとかで少し外してるの」
「そうでしたか」
となるとマーヤが倉庫のトラブルの方に向かってからロイドさんと遭遇する前ってとこかね?
「ラインハルトくんだったかしら?」
「ライで構いませんよ。親しい人にはそう呼ばれてますから」
「そう、じゃあライくんはどうしてここに?」
「一応仕事ですかね。この学園祭に来たいという要人の護衛や周辺警戒です」
「それ、言ってもいいのかしら………」
「というかよく俺ってわかりましたね?髪型とか変えてますし」
「実は前にマーヤに写真を見せてもらった事があってね」
「なるほど」
あ〜、記念パーティーの時か。
会長が集合写真撮る時に変装したバージョンも撮りたいとか言い出して撮ったやつ。
「さてと、俺はそろそろ仕事に戻ります」
「ごめんなさいね、お仕事中に………」
「いえ、また機会がありましたらその時は色々話しましょうか」
「ええ」
***
『まもなく始まります!世界一のピザ作り!』
クラリスさんと別れ再び周辺警戒を行っていると、リヴァルの声が放送から流れてくる。
となると、ルルーシュ達はあそこか………
少し急ぐか。
インカムで他の護衛と連絡を取り合いつつ、ルルーシュ達の姿は確認できるが声は聞こえないくらいの距離で待機しておく。
「あれ?ライ?」
「ニーナ?どうしてここに?」
そこで今度はニーナと出会した。
この後の事を考えると、ここで出会したのはある意味で良かったかもしれん。
「私は今は特に仕事がないから………」
「そっか」
「ライはどうして学園に?」
「あ〜………まあ、簡潔に言えば護衛だな」
「護衛………それってもしかして!?」
直ぐに護衛対象が誰かを察したニーナが詰めてくるが、生憎今はダメなんだよなぁ………
「悪いが今は会わせられないからな」
「どうして!?」
「というかそれで前に取り押さえられたんじゃなかったか?警護担当の知り合いに聞いたぞ」
これはマジ。
俺もユーフェミア様の護衛に割と付くから知り合いになってて、ニーナがユーフェミア様に会おうと出待ちした件は聞き及んでいる。
「うっ………」
「ユーフェミア様がとりなしてくれたから良かったものを………下手すると逮捕どころじゃ済まないからな?」
「はい………」
「で、俺も今はその護衛の仕事の真っ最中な理由………わかるな?」
「うん………」
目に見えてションボリしてるが、この後の事を考えるとなぁ………
そんな事を考えていると、ユーフェミア様の帽子が宙を舞い、ユーフェミア様だと気付いた人々が騒ぎ出す。
「ユーフェミア様!?」
「ニーナはここにいろ!俺が行く!」
「う、うん!ユーフェミア様をお願い!」
そうして他の護衛と同様にユーフェミア様のところへ向かうが、押し寄せる人々が邪魔で近付けない。
ならば!近くにいたガタイの良さそうなお兄さんの両肩に手を置き、そのまま倒立する勢いとハンドスプリングで人波を飛び越え身体を捻ってユーフェミア様と人々の間にスーパーヒーロー着地で降り立つ。
ちょっと足が痺れたが、インパクトのある登場で人々が一瞬静止する。
一瞬ではあるが、その一瞬が稼げればいいんだよ。
「ライ!?」
「スザク!ユーフェミア様を!」
「ユフィ!」
そこへ丁度良いタイミングでスザクがガニメデでユーフェミア様を掬い上げる。
さっきチラッとガニメデが先回りしてるのが見えていたからな。
そこからは原作通りユーフェミア様はテレビ局を通じて“特区日本”の設立について公表を行った。
“特区日本”………一部の地域限定でブリタニアの管理下ではあるがナンバーズではなく日本人としての扱いを取り戻すという融和政策。
ユーフェミア様は単に日本人の扱いを良くしたいという想いで打ち立てた政策だが、シュナイゼル殿下からしたら未だにブリタニアに楯突くテロリスト達反抗勢力の正当性等を奪い、民衆を味方にする事で瓦解させる一手にもなると賞賛していたものだ。
だが、俺はこの“特区日本”が失敗する事を知っている。
式典でのルルーシュのギアスの暴走さえ止められれば………というIFはロスカラにて俺のオリジナルが実行してはいたが、後にそれがアニメ2期のR2の放送にて皇帝シャルルが計画する“ラグナレク”を阻止出来なくなる詰んでしまった世界となるのだと判明してしまうのだ。
ここまできてしまったら俺にできる事は無いに等しい。
もしかしたら何かユーフェミア様を助けてラグナレクを阻止する方法があるのかもしれないが、俺には思い付かない。
だから彼女と親しくなりたくはなかったんだけどなぁ………
もし、ルルーシュやスザクに全てを明かす日が来たのならば、3発ずつくらい殴られるのは覚悟しておこう。
残念ながらウチのライ君では血染めのユフィは阻止出来ません
というのも今回やナリタの時に書いてはいるのですが、ウチのライ君がギアスを発現した場合の能力がロスカラのライと異なるからです
また、事前にルルーシュの
なので賛否はあるかと思いますが、ライ君はユーフェミアを見捨てる選択を選びました
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