コードギアス 狂王(偽)と狂犬が行くロススト   作:ミストラル0

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また時間が空いてしまって申し訳ない

今回は双貌のオズよりグレイルとトライアルの模擬戦のお話です
ロスストだとこの後は欧州遠征になるのですが、少し書きたいお話があるのでライ君は不参加となります

※一部文章に抜け等があったので修正しました


PHASE 25 杯と棍

ロンゴミニアド工廠………神聖ブリタニア帝国本国にある旧特派ことキャメロットの拠点であり、現在は新規プロジェクトの為に様々な試作改造機を製造している。

その実証試験として再生産されたランスロット・トライアルと、そのトライアルをベースにグリンダ騎士団筆頭騎士オルドリン・ジヴォン専用機としてカスタムされたランスロット・グレイルの2機による模擬戦が計画された。

この模擬戦、ランスロット量産化計画の実証試験という他に取り逃したテロリストの残存勢力を釣り上げる餌という側面もあり、発案者のシュナイゼル殿下とグリンダ騎士団の主であるマリーベル・メル・ブリタニアが参列している。

そんな試験会場であるロンゴミニアド工廠の試験場に向かうべく、魔改造された愛機(クラブ)と共に輸送機に乗ったのだが、そこにはもう1人乗客がいた。

 

「やっぱりあの機体は君のか、ライ」

 

「久しぶりだな、スザク………いや、今は枢木卿と呼ぶべきか?」

 

「表立った時以外ならスザクで構わないよ」

 

「ならそうさせてもらうよ」

 

それは欧州での任務(亡国のアキトでのアレコレ)を終えて帰国していたスザクだった。

そう、今回の一件はスザクとシュナイゼル殿下の考えた作戦であり、テロリストを含む会場の全員へのサプライズなのだ。

まあ、俺もそのサプライズ2号なわけだが………

 

「にしてもスザクのオリジナルに加えて俺のクラブ()トライアル(実証試験機)グレイル()だっけか?ランスロット祭りだな」

 

「そうだね………量産の為の試験だと聞いているけど」

 

「それだけなら俺はともかく、ナイト・オブ・ラウンズのスザクをわざわざ招集するわけがない………シュナイゼル殿下の狙いは“タレイランの翼”、その残党の後始末だろ?」

 

「シュナイゼル殿下からそこまで聞いていたのかい?」

 

「いや、キャメロットの新型量産機の開発チームへの招集だけだが、チーム発足直後じゃなくてこの時期に招集だろ?それにここ数ヶ月はあの人のとこにいたからな。それなりに情報は入ってくるさ」

 

「エニアグラム卿の………なるほど」

 

「まったく、ブラックリベリオン以降は外が騒がしいってのに内ゲバなんてな」

 

「………そうだね」

 

そうこう話している間に輸送機はロンゴミニアド工廠に着いたようで、そのまま騎乗待機を命じられた。

そして、タレイラン残党が現れたと同時に出撃命令が下る。

 

『君と同じ戦場は九州の時以来か』

 

「頼りにさせてもらいますよ、枢木卿」

 

『そちらこそ修行の成果を見せてもらうよ』

 

二手に分かれて試験場へと侵入した俺達。

グレイルのオルドリンは心配ないとしてトライアルのパイロットであるキンメル卿は作中では“突出したところのない平均的なパイロット”と言われる事が多いが、それはつまりブリタニア軍でも安定した能力を持つパイロットという事になる。

また、その中でもランスロット・トライアルを任されるだけの人物が弱いはずがない。

それにアロンダイトや遠近それぞれのカスタムタイプのサザーランドも見えたので殿下らの事はマーヤ達に任せてしまおう。

という事でスザクと共に敵のグロースターを撃破していく。

やはりランスユニットは使い易く、ランスを構えながら射撃ができるのは便利だ。

 

『な、何なんだコイツは!?』

 

とりあえず1機のグロースターをランスで貫きながら追撃にアサルトライフルを食らわせ、背後から迫ってきた2機にはランスユニットを一度手放してMVSを二刀流で斬り裂き、連結してダブルセイバー形態にして左手に持たせるとランスユニットを拾い変則二刀流で残りのグロースターを駆逐していく。

スザクも同じように盛大に暴れており、特に大きな問題もなくテロリストの掃討は完了した。

 

***

 

Another Side ロイド

 

結局、タレイランの残党は殿下が呼び寄せていたスザク君………枢木卿と(ラインハルト君)によって狩り尽くさてしまった。

 

「まさか枢木卿だけでなく、彼まで呼んでらっしゃるとは」

 

「あの機体(クラブ)もランスロットの一種だからね。彼もヴィンセント・プランに参加させようと思ったついでに枢木卿と一緒にサプライズ出演してもらったのさ」

 

「確かにクラブもトライアルの派生機みたいなものですし、彼も枢木卿やガーフィールド君と並ぶデヴァイサーですしねぇ」

 

少し前に彼がこのプランに参加するのは聞いていたけども、このタイミングに合わせてくるとは殿下も人が悪い。

欲を言えばこのままウチ(キャメロット)に欲しいところだけどねぇ………出自はどうあれ、彼の発想はコチラ側だからねぇ。

 

「キンメル卿共々出向という形だが、上手く使ってくれたまえ」

 

「わかりましたぁ〜」

 

やっぱりダメかぁ………

 

「では頼むよ」

 

その後も残党について色々話していたけど、僕としてはヴィンセント・プランに新たな楽しみが増えた事で一杯だった。

今回はどんな面白い発想を見せてくれるのかな?

 

Another Side Out

 

***

 

倒したグロースター等の片付けを手伝ってから皆の元へ行くとマーヤとスザクの話は終わったようだ。

 

「よっ、マーヤ………この3人が揃うのも久しぶりか?」

 

「ライ!?やはりクラブに乗っていたのはライだったの!?」

 

「驚いたよ、オーバーホールに出して返ってきたかと思えばこれ(クラブ)だぜ?」

 

「ロイドさんだね」

 

「ロイドさんです」

 

だよねぇ………

 

「つうわけでヴィンセントプランだっけ?そいつに本日付けで出向になった。しばらく世話になるわ」

 

「ええっ!?」

 

「さて、僕はそろそろ行かせてもらうよ」

 

そう言ってスザクは再びランスロットに乗り込み去っていった。

 

「まだなって数ヶ月ってのに忙しいんだな、ラウンズってのは」

 

「みたいだね」

 

そこへシュネーやレド、キンメル達がやってきた。

 

「ガーフィールド准尉、彼は?」

 

「あの青いランスロットのパイロットか?」

 

「本日付けでこっちに出向になったラインハルト・A・ダールトンだ。短い間だと思うがよろしく頼む」

 

「ダールトン!?という事は………」

 

「グラストンナイツの青い新星か………」

 

あ〜、ブラックリベリオンとかで結構暴れたし、呼び名の1つや2つ付くか………

そんなこんなで慌ただしい着任となった。

ロスストだとあと2週間程で初期量産試作型が完成して解散となり、コノエナイツの結成と欧州遠征となるが、余所者の俺はどうなることやら………




前書き通りヴィンセント(初期量産試作型)が完成したらライ君は別任務となります
そんな感じで数話書いたらR2に入ると思いますので、気長にお待ち下さい

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