コードギアス 狂王(偽)と狂犬が行くロススト   作:ミストラル0

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今回は後半パートがかなり元の話から弄る部分が出てきましたのでオリジナル展開となっています
ロスストをプレイしてマーヤを主人公にしてる人なら多分わかるんじゃないかなぁ………


PHASE 06 母と娘

学園での保護と黒の騎士団での活動という2重生活が始まってからしばらくは小悪党の悪事を世に晒す程度の小さな活動をチマチマと行っていたり、マーヤとシミュレーターの成績で競ったり、合流を装って襲撃しようとしていたブリタニア部隊をゼロがギアスで傀儡にしたりしていた。

大きな活動をするにはKMFや人員が足りないからな。

アッシュフォードでは猫に仮装してアーサーの歓迎会をしていたが、その時に河口湖で助けられた面々が他の生徒に色々質問攻めにされた話となった。

 

「そういえばライも噂になってるわよ?あのときのイケメンは誰なのかぁ、って」

 

「私も聞いた。この前のアーサーの件で見かけたって人もいて『何処の誰なの!?紹介して!』って………ライ、何やったの?」

 

「あ〜、あん時かぁ………ルルーシュに助っ人頼まれて俺もアーサーを追ってたんだが、そん時に出会した子にこうやって微笑みかけただけだぞ?」

 

そう言って同じように微笑むと皆が「あ〜」という顔をする。

 

「墜ちたわね」

 

「私達は普段からある程度見慣れてて耐性があるけど………いきなりそれをされたらなぁ………」

 

ミレイとシャーリーの言葉にニーナも無言で何度も頷いている。

 

「ライ、お前なぁ………」

 

「あははは………」

 

そんなこんなで日常は過ぎていく。

 

***

 

そんな中、チラホラと噂が聞こえてくるのは“リフレイン”という薬物。

過去の幸せだった頃の記憶に浸れるとかいうヤッベーもん。

しかも中毒性や副作用もあるそうだ。

そんなものが支配前の日本を懐古したい人々に横行しているというのだから黒の騎士団が動く理由としては十分だろう。

 

「ライ、お前は百目木と共にKMFで外の警戒にあたれ」

 

「OK、ボス」

 

ということでリフレインのバイヤーの拠点を襲撃する際に外の警戒としてやっと使える“俺専用”サザーランド。

専用とは言うが、黒やダークグレーに各部を塗装して肩に黒の騎士団のマークを刻んだだけなんだけどね。

そこらへんは今後敵の残骸とかからパーツ入手してカスタマイズしていく予定だ。

何?直に無頼とか回ってくるし、月下も出てくるだろ?

無頼に関してはグラスゴーの改造機でグラスゴーと性能差はあんま無いっぽいし、月下はロスカラの実質専用機であった先行量産試作型もロスストで蒼月としてリメイクされたから俺には回ってこなさそうだし、俺はこのサザーランドをチマチマカスタマイズするんだよ!

 

***

 

そして作戦決行となった。

俺とマーヤはそれぞれサザーランドと無頼で別方向の警戒を行っている。

すると………

 

『ライ!ナイトポリスが!』

 

「こっちにも来やがった………」

 

ナイトポリスとは警察に払い下げにされたグラスゴーのカスタム機の事で、ライオットシールドのようなものを装備しているのが特徴だ。

そんなナイトポリスが俺側に2機、マーヤ側に2機の計4機現れたのだ。

ゼロからも中にもナイトポリスが現れた事が報告され、カレンが対処していると言う。

 

『何でナイトポリスが………』

 

「警察との癒着だろうな」

 

『これだからブリタニアは!』

 

ゼロへの報告後に俺達はそれぞれ2機のナイトポリスを相手にする事になった。

その2機は盾を構えた1機目に2機目が後ろに隠れるように並んで突っ込んでくる。

 

「それで2機同時にやられるのを防いでるようだが………甘すぎる!」

 

俺は敢えてそのナイトポリスへと突撃し、スラッシュハーケンを1機目の盾に向かって射出し、それが刺さったのを確認するとサザーランドを軽くジャンプさせ、スラッシュハーケンを一気に巻き取る。

そうすると当然接地していない俺のサザーランドの方がナイトポリスの盾に刺さったスラッシュハーケンの先端側に引き寄せられる事になり、そのまま盾に向かってドロップキックをかまして1機目を蹴り飛ばす。

2機目は咄嗟に離れた事で難を逃れるが、1機目の方はお互いの速度も相まって盾を持っていた方の腕はもげ、胴体も衝撃を殺し切れなかったせいで酷い事になっている。

パイロットも衝撃で気絶してしまったようなのでもげた腕ごと分捕った盾を手にしながら2機目へとターゲットを変える。

 

『な、何なんだコイツは!?』

 

「何なんだ、と聞かれたら答えてあげたいとこではあるが………そんな余裕はねぇんでな!」

 

某ラブリーチャーミーな敵役の真似事はせず、2機目のナイトポリスにもげた腕を投げつけ、盾で防御した隙に再びスラッシュハーケンを片方だけ射出してナイトポリス本体に突き刺すと、そのままナイトポリスの周りを円周移動しながらアサルトライフルを発砲。

スラッシュハーケンが刺さっている状態でこちらがグルグルと回るもんだから身動きが取れないナイトポリスは撃たれるがまま。

トドメにスラッシュハーケンを巻き取りながらスタントンファーを展開してすれ違いざまにぶん殴ってナイトポリスを撃破。

脱出装置が作動していたが、コンテナ街だったのが災いし、コンテナの1つに脱出装置が激突してクラッシュした。

 

「ほんと呆れるほど有効な戦術*1だな、これ………というか、あのパイロット大丈夫か?」

 

ナイトポリスは無効化したので各パイロットの生存確認を行った後*2にワイヤーロープで拘束し、中にもナイトポリスがいたそうなのでとマーヤが中の応援に向かったのでマーヤ側の方のパイロットも同じように拘束して他のメンバーが戻ってくるのを待つ事にした。

その後、カレンの無頼がボロボロになってマーヤの無頼に担がれて出てきたり、中毒被害者にカレンの母親がいたりと色々あったが作戦は成功。

バイヤーはここだけではないだろうが、最大手のバイヤーであったそうなのでしばらくはリフレインが蔓延するのは抑えれるだろう。

 

「母親か………」

 

今世の俺には母親はいないが、俺のオリジナルであるライには何よりも護りたい母親と妹がいた。

けれども、ギアスの暴走で彼女らも死兵となり死んでしまった。

俺にそんな護りたい人は今のところはいない。

まあ、強いて言うならアッシュフォード学園の生徒会のメンバーくらいは何とかしてやりたいがな。

 

***

 

それから数日が経ち、カレンが母親とのわだかまりが解けたようで、その影響からマーヤも養母との関係改善をしようとしているらしく、今日は共に夕食の約束をしたそうだ。

 

「という訳で今日は………」

 

「いいって、せっかくその養母の人が時間取ってくれるってんだろ?行って来いよ」

 

「ごめん」

 

「気にすんなって」

 

昼にその話をされ、いつのものシミュレーター訓練も休むというマーヤに俺は気にするなと送り出す。

 

「………でも、確かこれって上手く行かないんだったよなぁ」

 

そう、この時は養母のクラリスが外せない急な仕事が入り、そのせいで待ち合わせに遅れるというトラブルがあるのだ。

更に雨も降ってきてしまい、マーヤはそれを言い訳にクラリスと向き合うのから逃げてしまうという話だったはず。

 

「他にも問題があった気がするんだよなぁ………」

 

確か、それで家に帰り辛くなって黒の騎士団の拠点で寝泊まりしだすんだよな?

で、ある日に拠点で寝泊まり出来なくなって扇の家に………

 

「………女子高生を家に連れ込むって普通に事案じゃね?」

 

これが男版主人公(マリオ)なら問題は無いのだが、マーヤは女子高生だ。

ゲームでは男女選択式主人公のシナリオ分岐が無かったからしょうがないとはいえ、流石にリアルだと問題だろ!?

あっ、雨降ってきたし!

てか、この雨でずぶ濡れになってるのを知ってて放置とか心臓に悪い事できっか!

自分のとルルーシュの傘借りてっと!

 

「ルルーシュ!ちょっと傘借りるぞ!」

 

「傘?お前自分のがあるだろ?というかこんな時間に何処へーー」

 

「詳しくは後で説明する!」

 

そうして俺は外へと駆け出した。

待ち合わせの場所はどっかの公園のような背景だったのは覚えてるが、正確な場所はわからない。

とりあえずと虱潰しに雨の中を駆け回ると、既にずぶ濡れになったマーヤの姿を見つけた。

 

「マーヤ!」

 

「………ライ?どうして………」

 

「いいからこの傘使え!それと小さいけどタオル!」

 

とりあえず問答無用で俺の傘をマーヤに押し付け、持ってきたタオルを頭から被せる。

 

「予報に無い雨だったから少し心配になったんだよ………とりあえず帰れるか?」

 

「………帰りたくない」

 

「だろうな………その顔、上手くいかなかったんだな?」

 

「………うん………クラリスさんが悪くないのは………」

 

「わかった。とりあえずクラブハウスに行くぞ」

 

「えっ?」

 

「帰らないのはともかく、そんな状態で放置なんて出来るかっての。せめて今夜はクラブハウスに泊めてもらえ」

 

「でも!」

 

「ルルーシュは俺が説得すっから!」

 

そう言ってマーヤの手を引きクラブハウスへと戻る間にルルーシュへと連絡してマーヤを今夜泊めてほしいと伝える。

 

『ディゼルを?何があった?』

 

「帰ったら説明する。今マーヤずぶ濡れなんだよ」

 

『………わかった。会長にも俺から連絡しておく』

 

「すまん」

 

『血相を変えて出て行ったかと思えばそういう事か………説明は後でちゃんとしろよ?』

 

「おう」

 

こうして俺はマーヤを連れてクラブハウスへと戻るのであった。

*1
某借金塗れの天秤の人の真似

*2
両者共に一応生存




という訳で濡れマーヤちゃんをお持ち帰りするライ君
次回もオリジナル展開挟みつつ進行します
いやほんとマーヤ連れ込むのは事案だろ!扇!
後にヴィレッタも連れ込んでるからやりかねない展開ではあったけどさ!

そんなこんなですが、感想等がありますと執筆の励みになります
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