コードギアス 狂王(偽)と狂犬が行くロススト 作:ミストラル0
短いですが区切りがいいとこまで書けたので投稿です。
今回からナリタ連山お話となります。
マーヤの家出問題は未だに解決していないが、時は止まる事はなく、キョウトから数機の無頼や武器弾薬等の物資が黒の騎士団に届けられた。
当然、その中には指揮官機用の兜のようなものが付いたゼロ機となる無頼やエースであるカレンやマーヤの専用機となる紅蓮弐式や蒼月の姿もあった。
「………ライ、本当に良かったの?」
「ああ、蒼月にはマーヤが乗ってくれ」
ゼロの采配により原作通りカレンに紅蓮弐式、マーヤに蒼月が託されたのだが、マーヤは蒼月に乗るのは俺の方がいいのでは?とゼロに意見を出したのだ。
しかし、後々の事*1を考えて俺は蒼月に乗るのを辞退したのだ。
「俺にはサザーランドがあるし、代わりに送られてきた物資の中にあった面白い武器を貰ったからな」
その面白い武器とは廻転刃刀の事で、原作だと無頼改や月下四聖剣仕様等に装備されていた武装で、蒼月にもその亜種である廻転刃薙刀が装備されている。
その廻転刃刀が一振りだけ物資の中にあり、蒼月の代わりにゼロから俺に支給されたのだ。
さて、これらの物資がきたという事はコードギアスの分岐点の1つであるナリタ連山での戦いが近いという事だ。
ナリタ連山には先日も世話になった日本解放戦線の本拠地があり、その情報を掴んだコーネリア総督がその掃討作戦を行う事になる。
それを知ったゼロことルルーシュはそれに便乗にしてコーネリアを捕縛すべく黒の騎士団を率いて一大作戦を結構するというのが原作の流れである。
だが、ゼロの策によってナリタの街にも被害が発生し、それが偶々出張でナリタにいたシャーリーの父親の死因になるという悲劇も生む事になる。
そこから連鎖してC.C.がかつてギアスを与えたマオの暗躍等に繋がったりもするのだが………実はここに関しては劇場総集版でシャーリーの父親の死からマオの一件まで丸っとカットされていたりするので大筋の流れには大きな影響を与えずに原作改変が行える数少ないポイントだったりもする。
ロスカラやロスストでもマオに関しては主人公と接点が無いのもポイントである。
まあ、マオと敵対してもアイツの読心のギアス*2については対策が容易なタイプなのでどうとでもなる。
俺としてはロロの停止結界やビスマルクの先読みの方が厄介なくらいだ。
そんな事を考えていたらゼロと扇がナリタの話を始め、ナリタ連山へのピクニックが決まった。
***
翌日、俺はシミュレーターの置かれた部屋で何やら計算を行っているルルーシュに声をかけた。
「ルルーシュ、ちょっといいか?」
「何だ?」
「例のピクニックなんだが………最初の方で少し別行動させてもらってもいいか?」
「別行動?」
「俺の予想が正しいならルルーシュがやろうとしてる事って紅蓮弐式の輻射波動を使った人為的な土砂崩れを起こしてブリタニア軍の分断をやろうとしてんだろ?」
「………どうしてわかった?」
「その資料だよ。ナリタ連山の地形図だけならまだしも、地層に関する資料や水蒸気爆発の論文………あとは輻射波動の原理とか考えりゃな」
原作知識というのもあるが、そんだけの資料が並べばある程度は予想がつく。
「なるほどな………で、それと別行動がどう関係するんだ?」
「シミュレーションはもう?」
「こうだ」
既にブリタニア軍がどんな配置になるかも予測出来てるようで、俺が知る状況とほぼ同じデータが表示されていた。
「そろそろ説明しろ」
「悪い悪い………問題なのはこの土砂崩れの被害範囲だ」
「被害範囲?計算では………そういう事か」
そこまで言えば流石にルルーシュなら勘付いたようで俺の言わんとしていた理由にも気付いたようだ。
「お前はこの被害がナリタの街にも及ぶと言いたいのだな?」
「正解」
「そして黒の騎士団は正義の味方………その作戦行動で民間人に被害が出るのはまずい………だからお前は何らかの方法で住民の避難をさせようというのだな?」
「またまた正解」
「………お前、そういうところはほんと気が回るな」
「で、頼みたい事があるんだが………」
「避難を促す方法だろ?そこまで思いついたなら最後まで自分で考えろ!と言いたいところではあるが、お前にそこまで求めるのは酷か………」
「御理解いただけたようで」
「はぁ………今回は
「サンキュー」
よし、これでシャーリーの父親のフラグは折れそうだな。
後日、俺の行動は正式に作戦に組み込まれたのだった。
というわけでライはフラグをへし折りに行くようです
尚、このライとマオが接触するとマオの心がへし折られます
ルルーシュにとっては天敵のマオですが、このライはそのマオの天敵と成り得ます
具体的には説明しませんが、読心系の対策は割とあるので、知っていれば何とかなるんですよね
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