ドラゴンボール 双子のハーフサイヤ人   作:狼ルプス

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サイヤ人編
1話


 

...ん?

 

目が覚めるとここは何かの中の様だ。しかし、身動きがとれない。

 

ここは何処だろう。何かに包まれているような、やさしい感じ...体を調べていくと、臍の辺りに何か感触があった。しかも、手や足、身長が縮まっているような感じがした。

 

まさか、俺は赤ちゃんになっているのか!?他にも誰かがいる様な気がしたが今はそれどころではない。今まであったことを思い返すとオレは確か轢かれそうになった男の子を庇って事故で死んだはず…それ以降は全くわからない。気づいたらこの状態、状況を整理していると突然、苦しむ声が聞こえてきた。外に出される感じ...

 

「「おぎゃぁぁぁぁぁぁ!」」

 

そして、もう1人と一緒に生まれた。感情がコントロール出来ず、泣いてしまう。

 

「ちっちぇーな」

 

「あったり前だ」

 

そんな優しい声が聞こえた気がした。どうやら、双子らしい。

 

先に生まれた子は、悟飯、そして俺は、悟聖と名付けられた。そして母は、「チチ」父は、「孫悟空」 である。西遊記にでる孫悟空と同じ名前だ…けど、これで確定した。俺は転生したらしい。しかも、双子の兄弟として…そして片割れには人間にはない尻尾がついていた。

 

 

 

 

 

 

現在、オレは3歳になった頃オレは父さんから武術を教わっていた。

 

「いいぞ悟聖!もっとこい!」

 

「はい!」

 

オレは武術を習う事にした。なぜかって?理由は前世での後悔からだ。オレは、前世であの男の子を助けたこと以外何もできなかった……だから、今度は後悔しない様に生きたいと思ったからだ。

それに父さんは無茶苦茶強いし、気と呼ばれる力で手からビームを出したり空を飛んだりもすることも出来るらしい。オレは父さんから先ずは基礎を学んでいる。父さんに鍛えて欲しいと頼んだ時母さんから

 

『ダメだ!世の中 平和になったんだから、武術は必要ないだ!おとなしく育ってもらうだ!』

 

と猛反対されてしまった時期もあった。

しかし、それでも諦めずに時々勉強からバレずに抜け出して父さんに修行をつけてもらっている。

何回か怒られたが、諦めたのか最近になってあまり怒られなくなった。それを見た母さんが

 

『一日の課題をしっかり終わらしたら稽古してもいいだ』

 

と呆れながら条件付で許してくれた。悟飯は戦うのはいやで修行はしておらず勉強に集中している。将来の夢は学者だそうだ。すごい大きな夢だと感心したが…護身術くらいは身につけた方がいいと思うのも本音だ。

 

教わってしばらく経つけど、今じゃありえない動きも出来るようになった。

 

 

「タァァァ!」

 

「っ!オリァ!」

 

「ブッ⁈」

 

 

 

 

「いっ⁈し、しまった!」

思わぬ一撃に父さんは反撃し、オレは顔面にモロに喰らってしまい、弾き飛ばされた。

 

「い、いたたぁ…」

 

「ご、悟聖!大丈夫か?」

 

「だ、大丈夫、ちょっと顔は痛いけど…」

 

オレは起き上がり顔を抑えながら大丈夫と伝える。それを聞くと父さんも安心したように安堵の息を吐く。

 

「よかったぁ〜。たださっきはちょっと油断しちまったぞ……」

 

 

「それでも一撃も当てることもできなかった。だけどやっと父さんから反撃をもらったよ。でも、やっぱり強いなぁ…父さんは」

 

「お、そうか?」

 

父も誉められて嬉しいのか『へへっ』と笑う。

 

 

 

「悟聖、お前ぇもどんどん腕上げてくな!オラもウカウカしてられねぇぞ」

 

父さんは、オレを励ましながら手を頭に乗せて撫でてくれた。その大きな手はとても暖かく安心させてくれる。とても褒められオレは嬉しくなり思わず頬が緩んでしまう。

 

「……へへ……ありがとう」

 

オレ達は草むらに横たわり空を見上げる。ここは自然が豊かで空気がとても良い。その中オレは父さんにあることを聞く

 

「ねぇ父さん」

 

「ん、なんだ?」

 

「悟飯って鍛えれば父さんや昔戦ったピッコロ大魔王よりも強くなれるって本当?」

 

「悟飯か?ああホントさ!」

 

父さんは迷いなく答える。しかし、オレはその答えに疑問を浮かべる。

 

「でも、悟飯は戦うことが嫌いで学者目指してオレより勉強してるんだよ?」

 

「た、確かにそうだけんどよ……いつかはきっと戦ってくれるさ!」

 

「でも、あまり無理強いもよくないと思うけど…本人も嫌だって言ってるし」

 

「そ、そうだけどよぉ……まぁ無理強いはさせねぇけど」

 

父さんは少し頭をかきながら困った顔をしながら起き上がる。

 

 

 

「よし!そろそろ時間だから家に帰るか!チチ達も待ってるしな!」

 

「うん!」

 

オレも起き上がりその場で背伸びをする。

 

「よーし!じゃあ家まで競争だ!」

 

「うん!負けないぞぉー!!」

 

オレと父さんは家まで競走しながら帰路につく。

 

 

 

 

 

こうしてオレの日常は過ぎていく。オレはこの日常がずっと続くと思っていた……そう、この時までは……オレはまだ知らなかった。

 

この平和な日常が、壊されていくことに……




今作はドラゴンボールの悟飯の双子の兄弟系を書いてみました。

2人の兄弟関係は悟飯が兄で悟聖が弟になります。

読み方は悟聖(ごせい)と読みます。

悟聖のヒロインについて

  • 星野アイ 
  • 黒川あかね
  • 有馬かな
  • 寿みなみ
  • 不知火フリル
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