ドラゴンボール 双子のハーフサイヤ人   作:狼ルプス

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宇宙の帝王フリーザ

とうとうフリーザと対面することになった俺達。冷静そうなフリーザだが、とてつもない邪悪な気に加えて怒りを感じる。

 

「…ベジータさん」

 

「なんだ…」

 

俺はフリーザに聞かれないように小声でベジータさんに話しかける。このまま普通に戦ってもおそらく勝ち目はない。

 

「一つだけ聞きたいことが…俺と父さんはナメック星に来るまで修行をしていて死にかけたことがあります…仙豆を食べて復活した際以前より力が更に迸る感覚があったんです。ベジータさんも仙豆を食べた時も以前よりも比べものにならないくらい気も上昇していた…何か知りませんか?」

 

 

「……サイヤ人は死の淵から復活すると戦闘力が大幅にアップする。力が上がる原因は貴様もサイヤ人の血を引いているからだ」

 

「なるほど、サイヤ人の固有能力みたいなものか…ベジータさん一つ案があります…」

 

「…何だ…癪だが無策で闘うよりはマシだ…!」

 

「……あそこに居るナメック星人のデンデには治癒能力があります…」

 

「何だと…?」

 

チラリとデンデを見遣るベジータさん、俺が言っていることを理解し、状況が状況なのでベジータさんは…

 

「チッ…貴様の策に乗るのは癪だが…奴に勝てる可能性があるだけマシか!」

 

舌打し、それしかフリーザに勝つ手段はないと理解し案に乗ってくれたするとフリーザは俺たち達の前に着地すると恐ろしい笑みを浮かべた。

 

「全く初めてですよ…この私をここまでコケにしたお馬鹿さん達は…まさかこんな結果になろうとは思いませんでした…ゆ…許さん…絶対に許さんぞ虫けら共!じわじわと嬲り殺しにしてくれる!1人たりとも逃がさんぞ覚悟しろ!」

 

「悟飯!クリリンさん!デンデも離れて!ここは俺たちが…!」

 

「…ふん、本性を表しやがったな…やってみやがれ!今の俺がそう簡単にやられると思ったら大間違いだぞ!」

 

「くっくっく…何を言い出すかと思えば…どうやら私の恐ろしさを忘れてしまったようだね…ならば、思い出させてやる!」

 

気を解放するフリーザ、悟飯とクリリンさんに至っては完全に怯えている。

 

「とんでもない気だ…!普通にやったら勝てそうにないな…」

 

思わず引き攣った笑みを浮かべる俺にフリーザは嘲笑を浮かべた。

 

 

「当たり前だ…たった4匹の蟻が恐竜に勝てると思ったのか?」

 

「だからって…戦わない理由は無いだろ!!」

 

「その通りだ!俺とこいつの2人掛かりならば何とか勝てるぞ!」

 

「何?」

 

「「へ?」」

 

ベジータの言葉にフリーザと悟飯達の視線がベジータに向けられた。

 

「ほっほっほ…!何を言い出すかと思えば…」

 

「笑っていられるのも今のうちだ…俺とこの悟聖と言うガキはサイヤ人の限界を超えて更に強さを増している!それが何を意味するのか分かるか?つまり、俺達は超サイヤ人に近付いているということだ!貴様が何よりも恐れていたな!」

 

「ほう、隣のおチビさんはサイヤ人ですか。しかし誰の子か…まぁ、そんな事はどうでもいいです。それにしても良くそんな大法螺が吹けますね…超サイヤ人などと…くっくっく………いちいち癪に障る野郎だ!!!」

 

超スピードでベジータに迫り、殴りかかる

 

 

「グオっ…!あ…ガハッ!」

 

「ベジータさん⁉︎」

 

ベジータは腹を貫かれておりフリーザは手を引くとそのまま悟飯達の方へと蹴り飛ばした。それにおそらく今の攻撃はあえてわざと喰らったのだろう、ギリギリ即死は免れたみたいだ…

 

 

「次は君の番だよ!!」

 

「ふんっ!!(デンデ…ベジータさんを治してくれよ!!)」

 

俺はデンデがベジータを直してくれる事を祈る。デンデにとってはベジータもフリーザと同類、治癒する事を拒否しそうだが…2人が説得することに掛けるしかない!

 

そしてフリーザは標的を俺に変え俺はそれを掴み止めた。

 

「はああああ…!」

 

俺とフリーザ は両手を組み合い、力比べの状態となる。

 

「………何!?」

 

「うおおお!!」

 

俺は気を開放し、フリーザを蹴り飛ばす。俺は一息つきながらフリーザを見つめる。体勢を立て直したフリーザは腫れた頬に触れながらニヤリと笑った。

 

「なるほど、超サイヤ人はともかくサイヤ人の限界を超えたと言うのは出鱈目ではないようですね。おチビさんの癖になかなかの戦闘力だ…」

 

「(ずいぶん余裕だな…何か隠しているのか?)」

 

フリーザの不気味な余裕の態度に疑問を抱く。

 

「変身しろ、フリーザ!どうせなら今すぐ変身して正体を見せたらどうだ!」

 

「ベジータさん!」

 

すると後ろには復活したベジータが立っていた。どうやら無事にデンデに治療してもらったみたいだ。

 

「なっ⁉︎ば、馬鹿な…貴様は少なくとも相当な重傷だったはず…な、何故だ…!?」

 

「ふん!教えるとでも思うか? 」

 

相当驚いているがすぐにフリーザ は冷静になる。

 

「…まぁ、どう復活したかはどうでもいいでしょう。しかし、良く私が変身出来る事を知ってましたね。どうして分かったのでしょうか?」

 

「変身って…フリーザも大猿みたいな変身が出来るのか?」

 

「宇宙人には必要に応じて姿を変える奴がいやがるんだ…オレ達サイヤ人のように特定の条件下で変身出来る種族や…カムフラージュのためや平常時に余計なエネルギーを消耗させんためにな。まあ、口を滑らせたザーボンのような下らん理由な奴もいやがるが」

 

「そんな奴らが…」

 

「なるほど、ザーボンさんからですか…余計な事を。私の変身はパワーが大きすぎて自分でも制御出来ないので変身を繰り返してパワーを抑えているだけです」

 

「恐れるな、ハッタリだ。俺達の大猿への変身ほど大きくは変わらんはずだ」

 

「そうでしょうか?良ーく見ておきなさい。私の変身も滅多に見られる物ではありませんよ。サイヤ人の住む惑星ベジータに攻め込んだ時に王と闘った場合も全く変身する必要もなく勝ってしまいましたからね…ベジータさん…あなたのお父さんも大したことありませんでしたね」

 

「と、父さんやサイヤ人の生まれた星を壊したのはフリーザだったのか…⁉︎」

 

「ち…!そんなことでいい気になるなよ…俺は王の力などガキの頃にもう超えていたんだ…!」

 

次の瞬間、フリーザの戦闘服がバラバラに吹っ飛んだ。

 

ジャケットを脱いだことで身軽になったようだが、まるで変化していない。

 

「何が変身だ…笑わせやがるぜ。そいつを脱いでただ身軽になるだけか?それなら残りの変身とやらも大したことなさそうだな!」

 

 

「ホホホ…私は後3回変身を残しているんですがね…

 

 

 

 

 

 

 

 

一気に見せてやる!!はああっ!!」

 

フリーザは気合いを入れ始めた。信じられないくらい気が上昇しはじめる。その衝撃で噴煙が発生する。

 

 

「べ、ベジータさん!フリーザの気が膨れ上がって…!」

 

「ま…まさか…こ…こ…こんなことが…」

 

「ば、化け物だ…俺たちが敵うわけない…!」

 

「あ…ああ…あ」

 

噴煙が晴れるとそこには姿がさっぱりしたフリーザ がいた。

 

 

「あ、あれが…フリーザの真の姿…のか?」

 

桁違いに気が上がった…こ、これはまずいかもしれない!

 

「…が…外見だけで実力を判断するなと言う良い見本だ…さっきの姿の方がずっと可愛かったぜ…」

 

「私を怒らせたご褒美ですよ…ふっ!」

片手を上げた瞬間、フリーザの足元を除いて小島が吹き飛んだ。

 

「しまった!デンデ!」

 

悟飯とクリリンさんは自分で避けられるだろうが、闘う力のないデンデはそうはいかない。周囲を見渡すとクリリンさんがデンデを抱えており悟飯も無事のようだ。

 

「ほほほ、今のはほんの挨拶代わりです。こんなことはサイヤ人にだって出来る…」

 

「挨拶代わりだと?そんな程度じゃがっかりするところだぜ…」

 

フリーザを挑発するベジータさん。しかし彼の額には冷や汗が流れていた。

 

「ほう、威勢が良いですねベジータさん?それともまだ実力を隠しているのか?まあいいでしょう…あなたには地獄を見せて差し上げましょう!!」

 

フリーザが指先から気功波を放つ。超スピードでベジータさんに迫りるが、フリーザの気功波を片腕で弾く…しかしベジータさんは片腕を抑えておりその威力はかなりの物とわかる。

 

「ほぉ、よく弾きましたね…」

 

「ずありゃー!」

 

俺はベジータさんをいたぶってるフリーザに殴り掛かるが、フリーザは俺の拳を片手で受け止めた。

 

「っ!!」

 

「それが君のパンチなのかな?本当のパンチとはこういう物ですよチビさん…!」

 

「がっ!?」

 

腹にフリーザの拳が入り、悶絶する俺はそのまま地面に叩き付けられる。

 

「この程度でダメージを受けないでくださいよ?お楽しみはこれからなんですから」

 

「「はーーーっ!!」」

 

俺の危機にクリリンさんと悟飯はかめはめ波と魔閃光を放つとフリーザに直撃し、この隙に距離を取る。戦闘力が俺とベジータさんより下の2人の攻撃などフリーザにとってはマッサージに過ぎない。

 

「そう慌てる事はありませんよおチビさん達、あの2人の後でたっぷりと遊んであげますよ」

 

「あ…あ…!」

 

「あ、ああ…だ…駄目だ…!」

 

あまりの実力差に悟飯もクリリンさんも戦意喪失してしまう。あの2人とっては次元がもはや違うのだろう。

 

 

「なら、これならどうだ!」

 

「…!(あの技、何処かで覚えが…)」

 

俺は片手に気を溜めてフリーザ に気弾を放つ。フリーザは片腕で弾き飛ばし距離を詰めると俺の脇腹を蹴り飛ばす。

 

「ぐっ…!」

 

「ほらほらどうした?まだまだお楽しみはこれからですよ?」

 

「ぐあ…っ!」

 

そして脇腹を押さえてるがすぐに蹴り飛ばされる。

 

 

「くっ…ううっ!」

 

 

「バン…」

 

「…!界王拳!」

 

追撃の気弾を放つが一瞬だけ界王拳を発動しなんとかかわす。

 

「くっ…(界王拳のギアを上げる余裕がない!)」

 

界王拳のギア上げをしようにもそんな隙を一切与えないフリーザに俺はただ回避することしかできない…なんとか距離をとって

 

「逃げられると思ったのかな?」

 

「なっ⁈」

 

一瞬で真上に移動して尻尾を叩き付けられ、地面に墜落しそうになるが、何とか体勢を立て直して着地し、上を見上げるがフリーザはいない。

 

「っ!?いない…」

 

「ここだ」

 

「っ!ずありゃ!!」

 

フリーザは背後を取り、俺は回し蹴りをするが…

 

「グオッ⁉︎」

 

フリーザの尻尾が俺の鳩尾にダメージを与えてくる。あまりのダメージに俺はお腹を抑えるしかなかった。

 

「ぐ…うう…があっ!」

 

俺は今度こそ地面に叩きつけられ、フリーザは足を俺の頭の上にのせる。

 

「ここまでだね…このまま安心して踏み潰されるといいよ」

 

「う…ぎゃあ…あああ…!」

 

頭を踏み潰されそうになり死を覚悟した時だった…

 

「よお」

 

「ん?グオッ……⁉︎」

 

後ろから聞こえた声に振り返った直後、顔面を殴り飛ばされてフリーザは吹っ飛ぶ。

 

「……う…うう、べ、ベジータ…さん?」

 

意識が朦朧とする中で見たのは、フリーザを殴り飛ばしたベジータの姿だった。

 

「べ、ベジータ!?」

 

顔を押さえながら立ち上がったフリーザが見たのはベジータが拳を振り抜いた姿だった

 

「油断しすぎたぜ…フリーザさんよ」

 

「ば、馬鹿な…貴様は少なくともそんな力は無かったはず…な、何故だ…!?」

 

「べ、ベジータさん…上手くいったんだね…」

 

「ふんっ、貴様の案に乗るのは癪だったが…悪くはない気分だぜ。それとフリーザさんよ、鼻血が出てるぜ?いい間抜けヅラしてるじゃないか」

 

おそらく悟飯かクリリンさんに頼み自身を半殺しにさせて、もう一度死にかけてデンデに復活させたのだろう。気の大きさがさっきよりも比べ物にならない。おそらく今の俺や父さんより遥かに強い。……挑発するように言うとフリーザの殺気が更に強くなる。

 

「……くっくっく…ベジータさん、あなたには本当にいちいち癪に障る事を…良いでしょう、今度はそんな口が二度と出来ぬよう跡形もなく粉々にしてくれるわ!」

 

「ふん、オレ達サイヤ人は死から立ち直る度に戦闘力を高めることが出来る!忘れたとは言わせんぞ!」

 

それを聞いたフリーザの表情が怒りから苦虫を噛み潰した物に変わる。

 

「いくら戦闘力を上げようが私を超えることは出来ませんよ?」

 

「サイヤ人を…戦闘民族を舐めるなよフリーザ!!」

 

ベジータさんとフリーザが激突し、互いに乱打戦に持ち込む。先ほどの実力の差が嘘のように拳と蹴りをフリーザに叩き込んでいく。

 

「(す、すごい…あのフリーザ と互角に…)」

 

 

「悟聖!大丈夫か⁉︎」

 

「悟聖しっかり!」

 

「ふ、2人とも…」

 

「待ってろ、すぐにデンデのところに連れて行ってやるからな!」

 

悟飯とクリリンさんは俺を抱えてデンデの元に連れていく。

 

 

「大丈夫ですか悟聖さん⁉︎すぐに治してあげますからね!」

 

デンデは治癒能力を使い、治療をしてもらう。ベジータとフリーザとは距離があるため治癒する時間に余裕にあった。

 

 

「……」

 

「悟聖!」

 

「よし!悟聖も復活したぞ!」

 

「2人とも…離れて」

 

さっきの俺じゃないようだ。まるで自分が自分じゃないように感じる。俺は3人を離れさせると気を解放する。

 

「はああああっ!!」

 

「す、すごい!」

 

「な、なんて気だ!今のベジータと同じくらいすごい気の膨れ上がりだ!」

 

「3人ともありがとう、行ってくる!」

 

俺はすぐにベジータさんの所に向かう。この戦いで瀕死から2回も復活して大幅なパワーアップを遂げたベジータさんはフリーザを追い詰めていく。

 

「ぐ…ぐぐぐ…っ!!」

 

「ぬううううっ!!」

 

空中で力比べをするベジータさんとフリーザ。パワーアップしたおかげでフリーザに力負けすることなく互角の比べ合いとなる。

 

「……ふっ」

 

「うおっ⁉︎」

 

体勢を崩させ、ベジータさんはフリーザの腹に蹴りを入れて上空に吹き飛ばす。

 

「だりゃりゃりゃりりゃっ!!」

 

フリーザにエネルギー弾を連射し、その衝撃で近くにある島の瓦礫や岩が吹き飛んでいく。

 

煙が晴れると、そこには体に多少の傷を負ったフリーザの姿があった。

 

「ふふふ、流石に今のは少し効きましたよ…」

 

「チッ…想像以上のタフさだぜ…」

 

大したダメージのない事にベジータさんは舌打ちする。フリーザはゆっくりと下降して着地すると再びベジータさんに突撃し、ベジータさんもフリーザに突撃した。

 

 

「ずあっ!」

 

ベジータさんの拳がフリーザの横っ面を弾き、よろめいたフリーザに怒濤のラッシュ攻撃を浴びせる。

 

「ダダダダダダダダダ!!」

 

そして最後の一撃で大きく吹き飛ばすとフリーザは体勢を立て直す。

 

「くっ!」

 

「ふん、まだまだこんなものじゃないぞ…!」

 

「…くっくっく……素晴らしい、素晴らしいですよベジータさん。少し前まで戦闘力1万8千がやっとだった君が最終形態となった私をここまで追い詰めるとは、このままでは流石に勝てないですね…」

 

「ふん、負け惜しみか?カカロットの力なんぞ借りずに貴様を葬ってやるぜ!」

 

「そうですねぇ。マックスパワーの約30…いや、20%、この力でベジータさんを宇宙のチリにして差し上げましょう」

 

「な、なにぃ⁉︎」

 

気合いを入れるとフリーザに紫黒のオーラが覆う。

 

「くそったれ!」

 

戦闘力を上げるわけにはいかないと言わんばかりにフリーザに気弾を放つが、フリーザの気の圧力により無効化される。

 

 

「ふう、残念でしたねベジータさん。さて、続きを始めましょうか」

 

「くそぉ、化け物め…!」

 

見た目の変化は全くないが気が異常と言っていいほど上がっていた。

 

「今の私は全てにおける力が少々上がっていますので…あっさりと殺されないよう…気をつけるんですね」

 

すると一瞬にしてフリーザの脚がベジータさんに迫り腹に直撃する。

 

「ぐっ!?お…ああ…!?」

 

「ひゃあ!!」

 

「クッ!!」

 

フリーザはベジータさんに防御をさせる余裕も与えず、どんどん強烈な一撃をくらわせていく。

 

「ホーホッホッホ…!!さっきの威勢はどうしたんですベジータさん?」

 

「ぐああああ…!!」

 

 

「ま、まずい!」

 

俺は速度を上げベジータさんを救出しようと気功波を放つ準備をすると…

 

 

 

 

 

「魔貫光殺砲ォォ!!」

 

 

見覚えのある気功波が背後を通り過ぎフリーザに迫る。

 

「え…今の気功波…」

 

「むっ!?」

 

咄嗟にギリギリでかわすフリーザ。そして俺とベジータさんの前に俺たちが知る人物が腕を組み立っていた。

 

「「ぴ、ピッコロさん!」」

 

ポルンガによって生き返った俺と悟飯の師、ピッコロさんがフリーザに魔貫光殺砲を放ったのだ。

 

「おやおや、誰かと思えばまだナメック星人が生き残っていたのですね。今までのナメック星人と比べて中々お強そうで…ですが、私には到底敵うとは思えませんが?」

 

「チッ、化け物め…」

 

完全に不意を突いた一撃であったにも関わらず完璧にかわされてしまった。

 

しかもフリーザにはまだまだ余力があるように見える。ピッコロさんが化け物と思うのも無理はない。

 

「き、貴様は地球にいたナメック星人か…!ドラゴンボールで何を願ったのかと思えばこんな雑魚を生き返らせやがって…」

 

「今は喧嘩腰になってる場合じゃないですよ!ベジータさんは下がって少しでも体力の回復を!」

 

「オレに命令するな!!貴様に言われんでもわかっている!」

 

ベジータさんは下がり少しでも体力の回復に務める。

 

 

「そちらのおチビさんも復活していますね。一体どのような魔法を使っているのでしょうか?」

 

「ふんっ、教えるものか…今度はこっちの番だ!!」

 

 

俺は気を高めパワーアップした状態で俺は…

 

 

 

「最初から飛ばしていく!!界王拳…12倍だあああ……!!」

 

 

「(な、なんて気だ⁉︎地球にいた時よりもパワーが桁違いに上がっている!)」

 

12倍界王拳を発動し俺は気を高めていく…今の俺ならまだまだ余力はある…フリーザの油断を誘うしかない。

 

「ほう…なかなかのパワーアップですね」

 

「やってみなきゃわからないだろう?ピッコロさん、来てくれて早々に申し訳ないですが、力を貸してくれますか?」

 

「……悔しいがここに来てやることがお前の援護か…強くなったな悟聖。それにお前ほどとはいかんが悟飯も…俺は嬉しいぜ」

 

「ピッコロさん…」

 

素直に成長したのを褒められ思わず頬が緩む。足手纏いを自覚しているのか離れている悟飯を見るとピッコロさんは笑った。悟飯もまた地球にいた頃より遥かに強くなっており、俺たちの成長を喜んでいた。

 

ピッコロさんはマントとターバンを脱ぎ捨て戦闘体制に入る。下がったのを確認しフリーザ と向き合う。

 

「行くぞ、フリーザ !!」

 

「ナメック星人達の無念、晴らさせてもらうぞ!!」

 

俺とフリーザの拳が激突し、周囲を揺るがす。12倍界王拳を駆使したことで戦闘力は上がっているがフリーザはまだ本気ではない。

 

今は互角の戦闘を繰り広げ出るように見えるが、持久戦に持ち込まれれば敗北はほぼ確定する。これは短期決戦となる。

 

「くらえフリーザ !!」

 

しかし、ここでピッコロさんの気功波によるサポートが入る。

 

「はっ!」

 

「ぐおっ⁉︎」

 

「だりゃりゃりゃりゃりゃ!!」

 

そのまま連打を与えてフリーザのを追い詰めていく。

 

 

「チィ…!いい気になるなよ!」

 

フリーザは距離を取り気弾の超連射を繰り出す。俺は界王拳の恩恵もあって難なくかわすが、フリーザに大きく劣るピッコロさんはそうはいかない。

 

「ぐっ!」

 

「ピッコロさん!」

 

俺はピッコロさんの前に立つと気弾を弾く。

 

「ホーホッホッホッ…いつまで持ち堪えられますかね…」

 

気弾の弾幕が更に激しさを増す。

 

「だだだだだだ…!」

 

全て弾いていくが、フリーザはまだ余力を残している上まだ本気ではない。このままではジリ貧だ。

 

 

「(悟聖!もう少し耐えろ!)」

 

ピッコロさんが俺の心に話しかけるとピッコロさんは額に指を当てて気を集中している。

 

「(わかりましたピッコロさん!)」

 

その意味を理解した俺はフリーザの気弾を弾き続ける。ピッコロさんは俺たちより劣るかもしれないが、技と頭のキレは俺たちの中じゃ一番いい。

 

「ホーホッホッホ!これで終わりです!」

 

指先に全ての気を収束させた気功波を放った。

 

 

「それはどうかな…?」

 

俺はピッコロさんの前から離れフリーザの気功波と向き合う。

 

「終わるのは貴様だフリーザ!!魔貫光殺砲オォ!!」

 

限界まで気を溜めたピッコロさん魔貫光殺砲がフリーザの気功波をを貫き破壊する。

 

「ちっ!小癪な真似を!」

 

流石のフリーザもまともに喰らってはまずいと思ったのか、慌てて回避する。そしてピッコロさんはニヤリと笑う。

 

 

 

「今だ悟聖…やれーーーっ!!」

 

 

 

「体持ってくれよ!15倍界王拳だあああ!!」

 

 

俺は限界を超えた界王拳、15倍界王拳を発動する。

 

 

「かーめーはーめー…!」

 

「なっ!」

 

ピッコロさんの考えはこうだ。自身の魔貫光殺砲を放ち避けられた場合、俺がフリーザの後ろに周り渾身の一撃をフリーザに放つという策だった。

 

 

「波ーーーっ!!!」

 

 

「うああああっ!!」

 

ゼロ距離のかめはめ波が直撃し、フリーザの悲鳴が響き渡る。フリーザの体はかめはめ波に飲み込まれそのまま海に向かい大きな水飛沫をあげた。

 

 

「はあ…はぁ…へへっ、どうだフリーザ!ち、地球人…甘く見るなよ」

 

俺は15倍界王拳のかめはめ波をフリーザに喰らわせることに成功した。だが、それでも依然とフリーザの気は健在だった…




今作ベジータも原作のナメック星編よりも戦闘力は上がっています。

悟聖のヒロインについて

  • 星野アイ 
  • 黒川あかね
  • 有馬かな
  • 寿みなみ
  • 不知火フリル
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