ドラゴンボール 双子のハーフサイヤ人   作:狼ルプス

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セルゲーム第二戦

 

「おめえの出番だぞ……悟聖!!」

 

「…うん!!」

 

「え…⁉︎」

 

「な…なんだと…⁉︎」

 

俺は父さんの指名に力強く返事をする。全員の視線が俺に向けられると俺はそんなこと気にせず靴を履き直す。

 

「あ、あの馬鹿、何を言ってやがるんだ…!自分の息子をみすみす殺す気か!」

 

「な、何を言ってるのお父さん⁉︎」

 

こっちの悟飯もまさかの指名に驚いていた。

 

 

「お、おい、音声は聞き取れたか?」

 

「は、はい!ご、ゴセイの出番だって言ってますが…」

 

「へ⁉︎ご、ゴセイ?ま、また知らん奴が戦うというのか?」

 

 

 

◇放送を見ていた一般人は…

 

『おめえの出番だぞ…悟聖!!』

 

「は…な、何言ってるんだあいつは…」

 

「や、やっぱり、さっき映ってたのは悟聖君だった…」

 

「なっ⁉︎ま、まさかあいつ、子どもに戦わせようとしているのか⁉︎む、無茶苦茶だ⁉︎子どもをみすみす殺そうとしてるのかあいつは⁉︎」

 

 

壱護はまさかの指名にそれは驚き悟空を批判していた。一般的に考えれば当たり前の事だが…彼らには常識など通用はしないのだ。

 

 

 

アイのいる児童養護施設では…

 

 

「え…い、今…悟聖って言った?」

 

「え、ええ…言ったわ」

 

「ふ、ふざけんじゃないぞ!!自分の子どもをみすみす殺そうとしてるのかあいつは!!」

 

「そ、孫くん…だめよ!!セルと戦ってはだめ!!」

 

「…(悟聖君!!)」

 

職員の人達も悟空を批判しておりアイはただ悟聖の勝利を祈っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

父さんはこちらに来て声をかけ俺の両肩に手を開く

 

 

「やれるな…悟聖?」

 

「もちのろん!それと、お疲れ様…父さん」

 

「へへっ、いい返事だ!」

 

父さんは俺の頭を撫でてくる。こう言う時にやめては欲しいが、まあ…父さんらしいかな…

 

「無茶を言うな悟空!貴様でさえ敵わなかったセルなんだぞ!悟聖を死なせるつもりか!」

 

ピッコロさんの表情は、心の底から俺の身を案じて父さんの考えを反対しているのが分かる。やっぱり神様と融合してから性格が更に丸くなったような…

 

「ピッコロ、悟聖…それに悟飯達はオラ達が思ってる以上に凄え力を持ってるんだ。考えてみろよ、悟聖に関しては3歳くれえから稽古をつけて…しかも、コツさえ掴めば直ぐにその技術を身に付けちまう。更にはオラ達のようにいろんな敵と闘った。そしてフリーザとの戦いの後、オラが地球に帰ってきた頃にはスーパーサイヤ人にも独自でなれてたんだ。オラがそれぐらいのガキだった頃はてんで大したことなかったさ…悟聖なら絶対にセルを倒せる…それを確かめるためにオラは一番手で出たんだ。もちろんオラもセルを倒すつもりで挑んださ…」

 

「で、でもよ…!確かに悟聖の戦いはお前を思わせるような戦いだ。素質だってオレ達も分かってるさ…だけど…ま、まだ子どもに任せるのはどうかと思うぞ悟空!」

 

「悟聖は悟飯達程にはいかねえが、元々潜在能力は高いのは知ってるだろ?この戦いを見てたこっちの悟飯に聞いてみっか?悟飯、さっきの父さんとセルとの戦い、凄すぎてついていけないと思ったか?」

 

 

「お…思わなかった…ふ、2人ともおもいっきり戦ってなかったんでしょ…⁉︎」

 

「セルはどうかは知らんが、父さんはおもいっきりやってたさ、つまりおめえはオラが手を抜いているように感じたんだろ?悟聖と未来の悟飯はオラの戦いを見てどう思った?」

 

「うん、父さんは間違いなく全力で戦ってた…じゃなかったらそこまで消耗もしない筈だろうし…それに、父さんは嘘つくのは下手だしね」

 

「ええ、オレも悟聖と同じ意見です」

 

「おめえら…半分はオラのこと貶してねえか?」

 

「そ、そうなのかお前達⁉︎」

 

「は…はい」

 

「……⁉︎な、なんだと…⁉︎ば…馬鹿な…あ、あんなガキ共が……」

 

俺達親子を除く父さんの内容の言葉に誰もが驚く中、父さんは俺の背に手を添える。

 

「父さん…?」

 

「セルを倒してくれ。地球は…おめえが守るんだ!」

 

「うん…任された!!」

 

力強く俺は父さんに答える。未来の悟飯はサムズアップをして見送り、俺もそれを返す。

 

「ご、悟聖…」

 

「悟聖…」

 

「大丈夫ですピッコロさん、悟飯…俺は負けないから」

 

 

 

 

不安そうにしているピッコロさんと悟飯に俺は自信を持って言う。俺は何の迷いもなくセルと闘うためにセルの前へと降り立つ。

 

「クリリン、仙豆持ってるだろ?一粒くれるか」

 

「え!?あ、ああ…」

 

「サンキュー…セル!」

 

父さんはクリリンさんから仙豆を受け取ると、セルに仙豆を投げ渡した。

 

「そいつが仙豆だ。食え!」

 

「ば、馬鹿!お、お前何を!」

 

「奴は体力を消耗している。そんな闘いはフェアじゃねえし、消耗しているセルを倒したって悟聖は満足しねえ…」

 

「こ…こんな場合にフェアもくそも…!」

 

まさかの行動に一同は驚いているが、この場所じゃ声は聞こえないが全員が俺の方を見る。俺はただセルが仙豆で回復するのを待っているだけだ。

 

「馬鹿め、かっこつけすぎだ…その甘さが命取りになるのがわからんらしいな…だが、私は遠慮なく仙豆をいただくことにする。貴様はすぐにたっぷりと後悔することになるぞ」

 

「ほっほっ!」

 

俺は準備運動をしながらセルを待つ。セルは仙豆を食べしっかり味わいながら飲み込む。

 

「はあーーー!!」

 

「ど、どうなっても知らねえぞもう……!!」

 

「悟空…貴様のした事はどう考えても無謀だぞ!」

 

「大丈夫、悟聖は負けねぇ…今度は、オラが信じる番だ!」

 

「お、お父さん…」

 

「悟空さん…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「成る程…こいつはいいもんだ…」

 

 

 

 

セルの体力は全快となり先程の疲労もすっかりなくなり回復したようだし、準備運動はここまでだ。準備運動をやめ腕を交差させ今の状態から気を解放する

 

「はあああーーーーっ!!」

 

 

「なっ⁉︎」

 

「…⁉︎」

 

「こ、これは…⁉︎」

 

「あ、あれが悟聖なのか⁉︎こ、この凄まじい気は!!」

 

「(こ、この気は…さ、さっきの悟空さんを確実に超えて…!)」

 

「(ご…悟聖のやつ、どうやってあれ程の巨大な戦闘力を…そ…そんな馬鹿な…!!)」

 

「はは…まさかここまでとはな、オラ驚えたぞ」

 

「父さん、悟聖の力はまだまだこんな物じゃありませんよ!」

 

俺は気を解放し戦闘態勢に入る。さてと…ここからは世界をかけた真剣勝負だ…油断せずに行こうか…

 

「孫悟空の言っていたこともまんざらハッタリばかりではなかったらしい、だか…すぐに殺してやる!!反省しろ孫悟空!!お前の見当違いのせいで片割れの息子は死ぬのだ!!」

 

そう言うとセルは地面に降りてきて俺と向き合う…むかつくほど舐められてるな…今のセルの顔は正にそんな感じだ。

 

 

「……」

 

「生意気なガキだ。すっかりその気か… 幸運かもしれんぞ、真の恐怖を知った途端に死ぬことになるんだ」

 

「なら、俺を倒して証明してみろよ…お前の強さをな」

 

俺は手をくいくいさせ、セルに挑発しながら言い放つ。

 

「いい気になるなよ……小僧!!」

 

俺の挑発に敢えて乗ったセルの拳が繰り出されるが、俺はそれを片手で掴み止めた。

 

「この程度か?」

 

「チッ!」

 

「なら、こいつは挨拶代わりだ!!」

 

「ゴバァ…ッ⁉︎」

 

俺はセルの腹にボディーブローをかましそのまま掴んでいた腕ごとセルを持ち上げセルを地面に叩きつける。セルはすぐに立ち上がり距離を取る。

 

 

 

「ぐぅ…なるほど、孫悟空の言っていたことも満更出鱈目ではなかったようだ」

 

「……はっ!!」

 

「ぎっ⁉︎」

 

セルは口元の血を指で拭うと俺はそのまま気合砲をお見舞いさせる。

 

「ぐぐっ…いきがるな!!」

 

セルはブレーキをかけ、こちらに急接近し猛攻を与えるが、俺は危なげなくセルの猛攻をかわし続ける。

 

「くっ…すばしっこいやつだ。スピードだけは本気になってやるか」

 

「……!」

 

俺はセルのスピードが上がった事を即座に対応出来るように構える。セルが俺の眼前に迫り、危なげなくセルの猛攻を躱す。

 

「ち!ふざけやがって!」

 

「だりぁっ!!」

 

確かに先程とは段違いのスピードだか、充分に対応できる。俺は一瞬の隙を見てセルに強烈な蹴りを顔面に叩き付ける。

 

「ぐっ…!」

 

 

「おりゃっ!!」

 

俺の蹴りが炸裂し、セルは若干怯み距離を取る。

 

「ふんっ!」

 

「おっと」

 

俺はすかさずセルに接近して腹に膝蹴りをかます。

 

「ごほっ……!」

 

「だあっ!」

 

「ぐおっ!?」

 

更に俺は回し蹴りで追撃する。そしてそのままの勢いに乗せ肘打ちを繰り出し、セルの顔面を捉え吹き飛ばす。

 

「はあっ!」

 

「ごはっ!?」

 

セルはそのまま岩山に叩きつけられ、その衝撃で崩れた瓦礫に埋もれる。

 

 

 

「……な、何という事でありましょうか!少年があのセルを圧倒しております!!こ、これはもしかしたら…セルを倒してしまうのでは!」

 

 

 

 

 

◇アイのいる児童養護施設

 

 

「す、すごい…」

 

「ご、悟聖君…あ、あんなに凄かったの?」

 

「も、もしかしたら、本当にセルを倒してくれるんじゃ…!」  

 

「……か」

 

 

「あ、アイちゃん?」

 

 

 

 

「か……かっこいい…!」

 

施設の職員は悟聖の力の一旦を目の当たりにしそれはもうおったまげていた。アイは今まで見た普段の悟聖とはまた違う一面や姿、初めて見る悟聖の戦いに星の瞳を輝かせていた。その片方の瞳は白から桃色に変化していた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「す、すげえ…」

 

「す、すごい…あのセルが一方的に…!」

 

「ば、馬鹿な…こんな事が!」

 

「ご、悟聖のやつ、もしかしたら本当にセルを倒せるんじゃないのか!!」

 

俺はそのまま再び構えを取りセルを待ち構える。

 

「ぶるああああっ!!」

 

セルは気合で瓦礫を吹き飛ばしゆっくりとした足取りで歩いてくる。

 

 

 

「…くっ…調子に乗るなよ小僧、まさか本気でこの私を倒せると思っているのか?」

 

「ああ、倒せるさ」

 

セルの言葉に対して俺はハッキリと断言する。セルはその言葉に目を見開き驚いている。

 

「…⁉︎ふふふっ、大きく出たな…では見せてやろう、この私の恐ろしい真のパワーを……かああああ!!」

 

一瞬動揺したが、セルはすぐに笑みを戻し体に気を充実させどんどん上昇させていく。セルの気によって地球全体が揺れていた。

 

「(気が膨れ上がって充実していく。ついにフルパワーでくるか…)」

 

 

「はあああーーーっ!!」

 

次の瞬間、セルが気を解放したことで周囲に凄まじい暴風が吹き荒れる。

 

「ば、馬鹿な…セルは今まで本気じゃなかったのか⁉︎」

 

「そ、そんな…なんてやつだ!」

 

「つ…ついにセルがフルパワーの闘いを見せる」

 

「ち…地球全体が震えるような、も…物凄い気だ!!」

 

 

 

他の人達もセルの気の上昇に戦慄しており格の違いを思い知っているのだろう。

 

「どうだ…これが本気になった私だ…」

 

「それがお前のフルパワーか…なら俺も見せてやるよ…お前が今まで見たスーパーサイヤ人の変身じゃなく…スーパーサイヤ人を超えたスーパーサイヤ人の姿をな!!」

 

「なに?」

 

 

「はあああ!!」

 

俺は今の状態から更に気を解放し徐々に気を高める!

 

「な、なんだ⁉︎この異常な気の上昇は⁉︎」

 

「お、オレ達がしてきた変身とは…明らかに何かが違う⁉︎」

 

「トランクス、よく見ておけ…次にお前が目指すべき姿を!!」

 

「いよいよか…見せてもらうぞ悟聖、未来の悟飯と到達した…スーパーサイヤ人を超えた…真の姿を!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「うおおお……はあっ!!」

 

 

俺はスーパーサイヤ人2に変身する。俺の身体からは普通のスーパーサイヤ人にはない稲妻が迸り、髪も更に逆立っている。

 

 

 

「これが…スーパーサイヤ人超えたスーパーサイヤ人の姿…スーパーサイヤ人2だ!!」

 

俺はセルを睨みつける。今の俺の姿を見てかなり驚いているのと信じられないような目で見ている。

 

 

「ば、馬鹿な…こ、こんな事が…」

 

セルはまさかの事態に動揺を隠せていない…だが、ここからは俺の全てをぶつけるだけだ…

 

 

「さあ…決着をつけようか!!」

アイは筋斗雲に乗れるか乗れないか

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