ドラゴンボール 双子のハーフサイヤ人   作:狼ルプス

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伝説に対抗する為に

「お前に俺達のサイヤ人の力を全て託す…未来の悟飯!!」

 

「な、なに!こいつが⁉︎」

 

「お、オレが⁉︎」

 

まさかの指名に驚く未来の悟飯…何を驚くのだろうか。

 

 

「ハッキリ言うが…この中で一番最適なのは未来の悟飯、お前だ。俺達サイヤ人の力をお前に注げばとんでもない戦士が誕生するかもしれないんだ!」

 

「確かに…悟聖の言った通り、こん中ならオラやベジータ、トランクス、こっちの悟飯よりも、未来の悟飯が一番最適ちゅうわけだな……!」

 

「そう言うこと…アイツを倒すには、悟飯の潜在能力に全てを賭ける」

 

「悟飯」

 

「ピッコロさん…」

 

「そっちのオレも言っているだろうが…お前は強い。覚悟を持ってやれば未来を救うことも、そして奴を倒すこともできる筈だ!」

 

「……!」

 

「オレの言うことが信じられないか?」

 

「いえ、ありがとうございますピッコロさん!必ずオレが…アイツを倒してみせます!!」

 

ピッコロさんのお陰で未来の悟飯の緊張感が解けた。流石ピッコロさんだ…

 

「ふんっ…それでいい。オレはアイツの足止めをして来る…お前達はさっさと気を未来の悟飯に与えるんだ!!」

 

「ピッコロ…死ぬなよ」

 

「ピッコロさん…どうかご武運を!」

 

「無理はしないでくださいよ!」

 

「ふんっ、誰にものを言っている?そう簡単に殺されはせん」

 

ピッコロさんはアイツの足止めのため、1人で挑みにいく。

 

 

「よし、俺達は未来の悟飯にありったけの気を注ぐ。みんな…準備は?」

 

「ああ、いつでも行けっぞ!」

 

「ふんっ!」

 

「僕もいつでも大丈夫!」

 

「いつでも行けます。悟聖さん!」

 

 

「よし、始めるぞ!!」

 

俺は片手を未来の悟飯の背に触れ、向かいには父さんも片手を背に触れる。

 

 

「お、おい…まさか手を繋いでやると言うのか!」

 

「そうですよ。わからないんですけど…何故かこうした方がいい気がして…」

 

円を囲うようにその中に未来の悟飯に気を与えるやり方もあるが…不思議と繋ぐようにして気を未来の悟飯に注いだ方が気がするのだ。

 

「こ、このオレが…誰かと手を繋ぐなど…」

 

「別に父さんと手を繋げって言ってるわけじゃないんですから少しだけ我慢すればいいんですよ!トランクス、悟飯、ベジータさんの手を!」

 

「「わかった!/わかりました!」」

 

「き、貴様ら何を⁉︎」

 

悟飯とトランクスは強引にベジータさんの手を取り繋ぐ。

 

「すみませんベジータさん、今は時間が惜しいんです!!」

 

「すみません父さん、少しだけ我慢してください、お願いします!」

 

「〜〜〜ッ!!!くそおっ!!やればいいんだろやれば!!」

 

ベジータさんはヤケクソと言わんばかりに悟飯とトランクスの手を繋ぐ…これで準備完了だ!

 

「よし。父さん、悟飯、トランクス、そしてベジータさん!俺達の気を未来の悟飯に!」

 

俺はスーパーサイヤ人に変身する。

 

「ああ!いくぞ、悟飯!」

 

「はい!」

 

父さんとこっちの悟飯も同時にスーパーサイヤ人に変身する。

 

「悟飯さん。オレ達の力を受け取ってください!」

 

トランクスもスーパーサイヤ人に変身し、未来の悟飯に気を送る。

 

「これで負けたら、承知せんからな……悟飯!!」

 

ベジータさんも悟飯の名を呼びスーパーサイヤ人に変身し気を送る。

 

 

「みんなの思い、絶対に無駄にはしない!!」

 

未来の悟飯もスーパーサイヤ人に変身し俺達の力を受け取る。向こうではピッコロさんが時間稼ぎをしている…何とか持ち堪えてください…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあ……はあ…はあ…」

 

「くっ、何故だ…何故倒せない…!力は明らかにオレの方が上のはずなのに…」

 

「そんな事に拘ってると痛い目見るぞ?俺達はお前の計算で測れる程甘くはない…」

 

荒野からかなり離れた場所に2人が激戦を繰り広げていた。そこには赤い姿となった悟聖がありミラと戦っていた。

 

「そうだ…その得体の知れない力を待っていたぞ!お前を倒し…オレが最強だと証明して見せる!!」

 

「…お前は確かに強い。だが、所詮それだけだ」

 

「なんだと?」

 

「お前はあのトワの命令を聞くだけで…拳からは己の意志を全く感じない…そんな己の意志のない奴に、俺は負ける気はしないんだよ!!」

 

悟聖は更に赤い気を放出し気を高めていく。気の上昇にミラは目を見開き驚いていく。

 

「こ、こいつ…この戦いでまた強くなるとでも言うのか…⁉︎」

 

 

 

 

「さあ…決着をつけようか…ミラ!!」

 

「くっ…!!」

 

ミラは更に力が上昇した悟聖を警戒しながら構える。

 

 

 

「父さん!!」

 

「パパ!!

 

すると別の方向から2人の少年少女が駆けつけて来る。

 

 

「“アクア”、“ルビー”…来たのか⁉︎」

 

「うん!こっちのやる事が終わってクロノアちゃんに頼まれて来ちゃった!!」

 

「俺達も加勢する!!」

 

その少年少女…少年の方は悟聖に似ており片方の瞳に星を宿し、少女は星野アイとそっくりで…少年同様に星を片目に宿していた。

 

「くっ…増援か…面倒な事を!」

 

「トワ、ミラ!!これ以上この時代を滅茶苦茶にさせないぞ!!」

 

「この時代の未来のためにも、あなた達を止めてみせる!!」

 

「(ここまでみたいね…)ミラ!ここは一旦引くわよ!」

 

「くっ……勝負は預ける。次こそは必ず貴様を倒してみせる…孫悟聖!!」

 

そうするとトワとミラは突如と消え、この場…否、この時代からいなくなる。

 

「………」

 

「くそっ!また逃げられた!!」

 

「コラー!この時代を無茶苦茶にしておいて逃げるなー!」

 

悟聖は赤い状態から元の姿に戻り力を抜く。

 

 

「ふう…」

 

「父さん!」

 

「パパ、大丈夫?」

 

「ああ、大丈夫だ。ありがとうな2人とも…お前達が来なかったら正直危なかった」

 

悟聖の額には汗がかいており相当ギリギリだったのが伺える。2人もその様子に心配し寄り添う。

 

 

「パパ…どうしてあれにならなかったの?」

 

「そうだよ父さん。あの変身ならミラを倒せたんじゃ…」

 

「…確かにあの変身なら倒せる可能性はあったけど、まだ完全にものにしてるわけじゃない。だが、仮にあれに変身したらその巨大な気でこの時代にいる悟飯とトランクス達にバレる可能性があった。だから気を感知されない“超サイヤ人ゴッド”を選んだんだ…俺を含め、余計な介入で歴史改変はこれ以上はまずいからな…当然、ミラを倒すつもりで挑んださ。それに、アイツも予想以上に強くなってるしな」

 

「そう言えば…最近ゴッドの上の変身が出来るようになったんだっけ?」

 

「ああ…まだ完全には慣れていないからな…今後の課題でもある。次こそは倒してみせる!」

 

【聞こえるかしら3人とも!】

 

すると脳内から女の人の声が響き3人はその声に応答する。

 

「“時の界王神様”、どうしましたか?」

 

【そっちは無事みたいね。トワとミラはどうなったの?】

 

「すみません、また逃げられてしまいました。厄介な奴を残したまま…」

 

【そう…わかったわ。取り敢えず悟聖君はこのままこっちに戻って来てちょうだい!また別の歴史で改変が起こってるの!今、悟飯君達も別件で手が空いてなくて…】

 

「了解です」

 

【それと今…向こうはとんでもない状況なの…】

 

「とんでもない状況?」

 

「何があったのクロノアちゃん?」

 

【それが…その時代の悟聖君達がブロリーを倒すために超サイヤ人ゴッドを作る儀式を行なってるのよ!!】

 

 

「「ええっ……⁉︎」」

 

「なっ⁉︎超サイヤ人ゴッドを作る儀式を⁉︎」

 

【しかも発案者はその時代の悟聖君よ!!どういう偶然かは知らないけど…いったい何をどうしたらそんな発想に至るのよ…】

 

「いや、それを俺に言われましても…あと、ゴッドになる人は誰かわかりますか?」

 

【ゴッドになるのはその時代にいる大人の方の悟飯君よ。…だけど、トワが別の歴史から連れて来たブロリーはトワによって強化されてるから現状超フルパワーサイヤ人かゴッドにならないと倒せないのは確かよ】

 

「と言う事は…」

 

【そっ。アクア君とルビーちゃんにはゴッド完成までの時間稼ぎをピッコロ君としてほしいの!ブロリーが相手だから危険を承知で頼む事になるけど…】

 

「……2人とも、どうする? 」

 

悟聖は2人にどうするか問う、その顔は父として心配している顔だった。

 

 

 

「俺は行く。アイツを倒す事で歴史を修正できるなら時間稼ぎの一つや二つこなしてみせる!」

 

「私もやる!ブロリーなんて、私たち兄妹のコンビネーションでこの時代のパパ達には指一本触れさせないんだから!」

 

「……わかった。2人とも、気をつけてな……」

 

【2人とも、くれぐれも無茶はしないように!】

 

「うん!行ってくるね!」

 

「父さんも気を付けて!」

 

そう言うとアクアとルビーは時の界王神に言われた通り、時間稼ぎをしているピッコロの元へ急いで向かう。

 

「よし…俺も行くか」

 

2人が行ったのを見届けた悟聖は、時の界王神から言われた時代に向かうため光に包まれ消えていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ピッコロさん!!くっ…!」

 

「落ち着け悟飯!今は未来の悟飯に気を与える事に集中するんだ!」

 

「で、でも…!」

 

「ピッコロさんの命懸けの時間稼ぎを無駄にするつもりか!余計に時間がかかるだけだぞ!」

 

俺達は今、5人で未来の悟飯に気を与えている。ピッコロさんは1人足止めをしておりピッコロさんは一方的にやられていた。こっちの悟飯は我慢ができず、いつ飛び出してもおかしくはなかった。

 

「悟飯!今のおめえが行ったところでアイツにやられるだけだ!!一刻も早く未来の悟飯にオラ達のパワーを多く与えるんだ!!」

 

父さんも少しキツめに言い悟飯を止める。

 

 

「ぐはっ…!!」

 

「フンっ!虫ケラが…所詮はその程度、どんなに足掻いてもオレには勝てん」

 

「へっ…言ってくれるぜ…本当の戦いはこれからだ化け物!!」

 

ピッコロさんは上に着ているボロボロになった道着を脱ぎ捨てアイツに攻撃する。

 

「はあっ!」

 

「ふん…無駄な事を…今ラクにしてやる」

 

 

「ぐはっ……!」

 

アイツは腕を振るっただけでピッコロさんを吹き飛ばしてしまう。

 

 

「ピッコロさん!!くっ、もう…もう我慢の限界だ!!」

 

悟飯は我慢できず飛び出してしまう。

 

「バカ野郎!!」

 

父さんも飛び出し悟飯の前に移動して殴り飛ばしてしまう。

 

俺は驚いたが未来の悟飯に気を与えるのをやめない。

 

「お…お父さん?」

 

「さっきも言った筈だ!今おめえが飛び出したところでアイツに返り討ちにされるだけだぞ!無駄死にするつもりか!!」

 

「そ、それでもぼ、僕は……」

 

 

『ご、悟飯…オレのは気にするな…』

 

「…!ぴ、ピッコロさん…」

 

『お前は未来のお前に気を与える事に集中するんだ!奴を倒せる方法はもう他にはないんだぞ!!わかったらサッサと気を未来の自分に与えるんだ!!』

 

 

「ぐぐ…っ、わ、わかりました…」

 

悟飯はこちらに戻り、再び気を与える事に集中する。おそらくピッコロさんがテレパシーで悟飯を押し留めたのだろう。

 

 

すると辺りが暗くなった。ピッコロさんのいる方を見るとアイツの手にはエネルギーが溜まっていた。くそっ!アイツ、ピッコロさんにトドメを⁉︎

 

 

 

「はあ…はあ…」

 

「これで…終わりだ。死ねぇ!!」

 

奴は容赦なく高密度のエネルギー弾をピッコロさんに向けて放つ。

 

 

 

「「はあっ!!」」

 

 

すると別方向からエネルギー弾が飛んできてアイツの放ったエネルギー弾にぶつかり空に逸らした。

 

 

「な、なんだ?」

 

「い、今の気功波は…」

 

「く、クリリン達じゃ…ねぇな」

 

「い、いったい誰が…」

 

誰もが思惑する中、別方向から飛んできた方角を見ると、そこには俺とこっちの悟飯と歳の近い少年少女がいた。

 

 

「よかった…なんとか間に合った!」

 

「ここからは俺達も力を貸します!!悟空おじ…悟空さん達は早く気を!!」

 

 

 

 

 

しかもその姿はスーパーサイヤ人だったが、体には稲妻が発生しており、俺と悟飯達と同じスーパーサイヤ人2の姿だった。

アイは筋斗雲に乗れるか乗れないか

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