ドラゴンボール 双子のハーフサイヤ人   作:狼ルプス

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束しサイヤの力

「あ、アイツらいったい…」

 

「あ、あの2人の姿…スーパーサイヤ人⁉︎」

 

「ば、馬鹿な…あの姿は、あのガキどももスーパーサイヤ人を超えていると言うのか⁉︎」

 

「(あ、あれは…同じスーパーサイヤ人2だか、完全にレベルが違う⁉︎いったい何者なんだ?)」

 

 

「………」

 

「………」

 

「未来の悟飯?トランクス?」

 

「そ、そんな…ど、どうして⁉︎」

 

「な、何故2人がここに⁉︎」

 

 

2人は信じられないものを見ているように驚いていた。なんだ…2人の知り合い?もしかして、悟飯の子どもか⁉︎だとしたら2人の反応も頷けるがタイムマシンは一機しかないと言っていたから時間移動は不可能筈だ…

 

「………アイ?」

 

けど、少年の隣にいる少女に目が離せなかった…少女の容姿がアイそっくりだ…ただあの2人の気の感じ…悟飯の子にしては似ていない…それに…あの2人からはアイと似た気を感じる。

 

「誰かは…はあ、知らんが…どうやら敵ではないようだな…」

 

「大丈夫ですかピッコロさん!!」

 

「ひどい怪我…そうだ!仙豆を」

 

「平気だ。自分で持っている…あと何故オレの名を知っている?それに貴様らのその姿は…」

 

「あっ…そ、それは」

 

「そ、そんな事より!今はブロリーの足止めをしないと!!」

 

「ブロリー?貴様ら…アイツを知ってるのか?」

 

「えっとその…話したら長くなるんだけど…」

 

「すみません、今は説明してる時間はないんです!ピッコロさん、知らないやつからこう言うのも申し訳ないですが…援護お願いできませんか?」

 

「あ、ああ…わ、わかった(この感じ…悟聖に似ている。いや、そもそもこの2人からは悟聖と似た気を感じる…)」

 

 

ピッコロさんは何か話しているが預けていた仙豆袋から仙豆を取り出し食べて回復する。そう言えば仙豆の袋を預けていたのを忘れていた。確か2、3粒あったから今食べて残り1個か2個残ってる筈だ。

 

 

 

「よ、よくわからねぇけど…今がチャンスだみんな!!オラ達は気を未来の悟飯に!!」

 

「……!う、うん!!」

 

「は、はい!!」

 

「さっさとしろ!いつまでもこんな状態でいられんからな!!」

 

「未来の悟飯!トランクス!あっちも気になるが…今はこっちに集中するんだ!!」

 

「…!わ、わかった!」

 

「は、はい!」

 

 

気にはなるが、俺達は切り替え未来の悟飯に気を与える事に集中する。それにあの2人は今の俺と未来の悟飯のなれるスーパーサイヤ人2のレベルを明らかに超えているが…アイツを止められるかどうか

 

 

 

「ふふふ…虫ケラがウジャウジャと、オレに殺されにきたのか?」

 

「生憎お前に殺されるつもりはない。俺達はただ役目を果たしにきただけだ」

 

「ここからは私達が相手だよ…筋肉もりもりの悪魔さん!」

 

2人は気を上げてあのサイヤ人は接近し2人に攻撃するが2人は容易に回避し気弾を与える。

 

 

「ふんっ!その程度の力でオレに傷を負わせることが出来るとでも?」

 

「別の歴史で存在は知っていたとは言え……やっぱ頑丈だな」

 

「うへぇ…こりゃ想像以上だわ…」

 

「ルビー…気を抜くなよ」

 

「お兄ちゃんこそ…油断してやられないようにしてよね!」

 

「お前もな!」

 

「何をごちゃごちゃと言っている?虫ケラは虫ケラらしく殺してやる!!」

 

 

「「はあああっ!!」」

 

2人はあのサイヤ人に連携攻撃で攻めていく。2人の連続攻撃にサイヤ人は攻撃をまともにくらい吹き飛ばされるが、大したダメージにはならずすぐに起き上がり手に気を溜めて気弾を2人に向けて放つ。

 

「くっ!はああっ!!」

 

「させんぞ!!」

 

「うわっ!あっぶな!ありがとうピッコロさん!」

 

「ふんっ!!」

 

ピッコロのサポートが入りながら2人は気弾を避けながら反撃し、サイヤ人に攻撃を与えていくが……あのサイヤ人はまだ本気を出していないようだ……

 

「ふはははは!!さっきの雑魚よりはやるようだな!だが…所詮は虫ケラ、その程度の力でお前オレを殺す事は出来ん!」

 

「だ、誰が虫ケラだってぇー!アンタの目は節穴なの悪魔ゴリラ!!!ママには及ばないけど、こんな可愛い女の子そうそういないんだからね!!」

 

「ルビー、今はそんなこと言ってる場合じゃ……」

 

「ふんっ!なら仲良く貴様らを血祭りにしてやる!!」

 

 

「……(今はあっちに集中しているが、いつまで待つか)」

 

ピッコロさんの援護があるとはいえ、あの2人でもサイヤ人相手には分が悪いか……いや、あの2人が本気を出していないだけかもしれないな。けどこのまま長引くのもまずい。

 

 

「………」

 

 

開始してからどれくらい経ったかわからない。恐らくもう力が溜まってもおかしくない筈なのに何も起きない…

 

 

「ご、悟飯…まだ力は溜まらねぇのか⁉︎」

 

「向こうもそう長くは持たないぞ!!いい加減我慢の限界だぞ!!」

 

「………」

 

「悟飯?」

 

「悟飯さん?」

 

「未来の僕、どうし……」

 

 

反応のない未来の悟飯にこっちの悟飯がどうした…と言おうとしたその時…

 

 

 

俺達に変化が現れる。

 

「……⁉︎」

 

「な、なんだこりゃっ…⁉︎」

 

「な…何が起こって…」

 

「こ、これはいったい…」

 

「………温かい」

 

身体から放つスーパーサイヤ人特有の金色のオーラが、徐々に青白くなっていた。突然の現象に動揺を隠せない俺達…けど、体から溢れる青白い光のオーラは輝きを増す…ただ、スーパーサイヤ人特有の荒々しさが無くとても穏やかで温かい。

 

 

 

 

「……!お兄ちゃん!!」

 

「ああ…このままいけば!」

 

「あ、あの光はいったい…何が起ころうとしているんだ…」

 

 

「ううう!………きぃっ!!」

 

「なっ、奴め…悟飯達の所に⁉︎」

 

「させるか!!」

 

「行かせない!!」

 

ブロリーは異質な何かを感じたのか悟聖達の元へ超スピードで向かいながら手にエネルギー弾を形成する。

 

 

 

 

 

 

「い、いったい何が…」

 

「わ、わからねえ…」

 

「……」

 

この現象がただ事ではないことはこの場にいる全員がわかっている。その後、気を与えていた俺達5人の青白い気は未来の悟飯へ向かって、そのエネルギーが吸収される。

 

「うおおおおおーーーっ!!」

 

「…⁉︎あ、あいつ!!」

 

「ま、まずい!」

 

「こ…このままじゃ…!」

 

「ちぃ…!」

 

あいつ、しかもエネルギーを溜めてこちらに攻撃しようとしている!恐らくあいつもこの現象がただ事でないのを感じ取ったのだろう…

 

 

「やらせない!」

 

「合わせろルビー!」

 

「うん!」

 

 

謎の少年少女はブロリーよりはやく瞬時に俺達の前に護るように現れ、両手を広げながらドーム状のバリアを展開する。

 

 

「こ、これは…」

 

「バリアか?」

 

 

「死ねぇ!!虫ケラども!!」

 

 

 

「「ハァァアア!!!!!」」

 

あのサイヤ人はエネルギー弾を放ちこちらに迫りバリアに直撃し辺りは吹っ飛ぶ…

 

 

「す、すげえ…!」

 

「あ、あいつの攻撃を防いだ…」

 

 

バリアの中にいた俺達を除いて辺りはエネルギー弾の余波により吹っ飛び大きなクレーターが出来ていた。ピッコロさんは離れた場所にいた為無事だが、息の合った2人が展開したバリアが強固だとわかる。こんな状況なのに父さんはあの2人が展開したバリアの強度に感心しそれはもうはしゃいでいた。

 

 

「…!悟空さん、悟聖さん!悟飯さんが!」

 

 

青白い光のオーラが全て未来の悟飯に取り込まれると宙に浮き、全身が同様の眩い光に包まれて辺りを照らす。

 

 

「うわっ…!」

 

「ま、眩しい!」

 

「くっ…!」

 

「ううっ!」

 

「ご…悟飯!」

 

 

 

「やった…!」

 

「ふぅ…なんとか完成したみたいだね」

 

 

 

 

そして…光が収まり未来の悟飯を包んでいた青白いオーラ無くなって姿を現す。

 

 

「………」

 

 

そこには俺達すらも予想すらを超えた未来の悟飯の姿があった。

 

「ご…悟飯…なのか?」

 

ピッコロさんもこちらに来て未来の悟飯の変化に驚きを隠せなかった…いな、俺たちもそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

そこには太陽の様なオーラを放出し…赤い髪となった未来の悟飯の姿があった。

 

 

 

 

「………」

 

 

 

未来の悟飯は赤いオーラを鎮め、ゆっくりとこちらに振り返る。肉体は筋肉質さは残しつつもすこし細くなり、少し若くなっているように見える。髪型は素と同じ通常形態と同じで髪は赤く変化し、目も赤く黒い瞳孔が開いて瞳が大きくなっている。

 

「ご、悟飯…さん?」

 

「髪の毛が…赤い…」

 

「………」

 

「ご、悟聖…」

 

「うん…未来の悟飯の気が全く感じなくなった…だけど」

 

「ああ、オラも未来の悟飯の気は全く感じられねぇけど、普通じゃねえ何かを感じっぞ…」

 

「うん、圧倒的なプレッシャー…なのかな…」

 

ベジータさんに関しては言葉が出ないほど驚いており未来の悟飯からは気を全く感じなくなり始めてみる姿にどう言葉にしていいかわからなかった。

 

 

「ご、悟飯さん…だ、大丈夫ですか?」

 

トランクスは心配した様子で未来の悟飯に声をかける。未来の悟飯は自身の手を開いたり閉じたり動作を繰り返し自身の変化を確認している。

 

 

「不思議な気分だ……まるで自分じゃないような…体の底から、今まで感じた事の無いものすごいパワーが漲ってくるこの感じ……こんな世界が…あったなんて…」

 

 

未来の悟飯ですらも自身の変化に驚いている。俺もまさか気を与えてこんな未知の変化を目の当たりにするなんて思いもしなかった…

 

 

 

「…問題…ないんだな…未来の悟飯」

 

「ああ、ありがとう皆んな…皆んなの思い…無駄にはしない!」

 

未来の悟飯は太陽のような赤いオーラを纏いながらあの2人へゆっくり近づく。

 

「「………」」

 

「…どうして君達がこの時代にいるのかはわからないが、今は聞かない事にする…だが、ここからはオレ1人でやらせてくれないか?」

 

未来の悟飯が2人に声をかけると2人は顔を合わせながら笑みを浮かべる。

 

 

「うん!元からそのつもりだったから。後はお願いね…悟飯伯父さん」

 

「伯父さん…勝ってよ…」

 

「……ああ!」

 

未来の悟飯は2人にサムズアップをすると、2人は光に包まれるとその場から消え気を全く感じられなくなった。

 

あの2人、結局何者だったんだ…

 

 

 

 

 

「…ぐううっ!!…なんなんだそれは…なんなんだそれはああ!!」

 

あのサイヤ人も冷や汗を流すほど動揺を隠せない様子で…それほどあの赤い姿がやばいのだろう。

 

 

 

「お前1人では絶対に辿り着けない世界だ…!!皆んながオレに託してくれたこの力…その思いにかけて…お前を倒す!!」

 

 

未来の悟飯は更に太陽のような赤いオーラを放出させ構えを取る。

 

 

 

 

 

 

この時代で今、サイヤ人の歴史から葬られた…神のサイヤ人が…再び誕生した。

アイは筋斗雲に乗れるか乗れないか

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