「だららららら!!」
現在未来世界では人造人間17と18号が破壊の限り暴れ回っていた。2人がいる場所はパセリシティ、18号が容赦なくエネルギー弾を乱射してた。
「ふん…まるでガキみたいだな。コンピュータゲームに負けた腹いせとは」
「うるさいよっ!!」
指摘された怒鳴る18号はエネルギー弾の乱射を止める気配はなく辺りは噴煙が広がる。悟飯とトランクスのいる世界のこの2人は冷酷非道な者だった。
「…う…ううっ…」
17号の近くに車が横転してる中に1人の老人が頭から血を流しながらピストルを引き抜き17号に狙いを定める。
「や、奴等のせいで…ワシの家族は…!」
痛みに耐え震える手でなんとか照準を定め引き金を引き発砲する。
「……」
その弾丸は17号の頬に命中するが、少し頭が動いた程度で傷一つすらなかった。老人は連射するがただの銃では人造人間相手に傷一つつけるのは不可能だ。
「なかなかいい腕だなくそジジイ…」
17号はそのままゆっくり老人によるとホルスターに下げている銃を持ち老人の頭に銃を突きつける。
「褒美をやろうか?欲しいだろ?え?」
「……うう…あ、悪魔め!」
「くく……⁉︎」
17は引き金を引こうと指に力を入れたその時。真横からエネルギー弾が横切り17号は回避し老人は間一髪の所助かった。
「誰だ⁉︎」
老人の前に2人の金色の戦士が現れ人造人間を睨みつける。
「孫悟飯…トランクス…」
「17号、18号!これ以上お前達の好きにはさせないぞ!」
「貴様らもこれまでだ。片付けてやる」
その金色の戦士は孫悟飯とトランクスだった。
「…なんだ生きていたのか。孫悟飯にトランクス…それにしてもお前達ほど無駄な努力が似合う馬鹿はいないな…」
17号は悟飯とトランクスに馬鹿にした顔を浮かべる。
「17号!私むしゃくしゃしてるんだ!もうあっさり殺っちゃってもいいだろ?鬱陶しいからさ!」
「遊びが一つ減ってしまうが…まあ、いいだろう。好きにしろ18号…」
「……本当に長かった。お前達現れてから…オレ達や世界中の人々にとって毎日が地獄のような日々だった…」
「フッ、それがどうした?」
「タイムマシンで過去に行ったお前達は、少しはいい奴だった…だが…この世界のお前達は無益に町を破壊し…人々を苦しめ続けている…」
「お前達を絶対に許す事は出来ない!!今日ここで…貴様らを破壊する!!」
悟飯とトランクスは同時に気を解放し構えを取る。過去での修行、そして人造人間を超える敵とも戦い…力をつけ。過去よりも弱いこちらの人造人間達に恐れる理由などどこにもなかった。
「オレ達を破壊する?ふふふ…ガッカリさせて悪いが、前にお前達と闘った時は半分のパワーも使っていなかったんだぞ。孫悟聖に関しては本気でやったが…お前達程度がオレ達に敵うわけがないだろ?」
「それがどうした?」
「最初から本気で来い…結果は既に決まっている」
「言ってくれるじゃない。ならお望み通りこちらもフルパワーを出して殺す!孫悟聖のようにね!」
18号はフルパワーで先ずは弱そうなトランクスを殺そうとエネルギー波を放つが、トランクスはそれを片手で簡単に掴み止め弾くと、一瞬にして18号の眼前に迫り…
「この一撃は…殺された世界中の人々の恨みだ!!」
トランクスは手を翳し、気功波で声も出す間もなく、容赦なく跡形もなく18号を消し飛ばした。
過去に行く前までは17号と18号にはろくなダメージが与えられなかったが…
「……ま、まさか…」
トランクスの一撃により18号は死に、トランクスと向き合っていた17号は18号があっさりと殺されてしまったことに動揺を隠せない。
「…な、何をしたんだ!?な、何故お前ごときに18号が…」
「今のオレ達が強い。それだけだ…今度は、ピッコロさん達の…そして」
悟飯は拳を握り締め…過去を思い出しながら怒りの咆哮を上げる。
「悟聖の仇だ!!」
悟飯は激昂しスーパーサイヤ人2に変身し飛び掛かかる。
「ちぃ!18号を倒したくらいで調子に…「遅い!!」…なっ⁉︎」
しかし、感情のままにスーパーサイヤ人2になった故か17号には悟飯の動きは捉えられず、顎を蹴り上げられ上空へ吹き飛ぶ。
「波ーーーーっ!!」
「っ……!!」
気付いた時には既に悟飯が放ったかめはめ波が迫り、18号同様、悲鳴を上げることさえ出来ずにそのまま消し飛ばされた。
この時代では孫悟空が心臓病で亡くなり、半年後に人造人間が現れ、この世界の悟聖達を殺し、長きに渡り人々を虐殺してきた人造人間を倒した事を実感した2人はスーパーサイヤ人を解く。
「……」
「終わりましたね…」
「ああ…今のところはな。だが、肝心な奴がまだ残っている…」
「はい、この時代のセルがまだ残っている…」
17号と18号を倒した後、老人を安全な場所に運んだ後、この時代のドクター・ゲロの研究所へ向かったが、既にセルは培養カプセルは破壊されており、既にセルは成長して出ており、地球のどこかで身を潜めてしまっていた。
「セルは既に…」
「ああ、なら…奴が現れる3年後…オレ達の手で必ず倒す…!」
「ああ、セルが現れる3年間修行してな…それと、その間にトランクスにはスーパーサイヤ人2になってもらうぞ!」
「はい!ご指導、よろしくお願いします!」
こうして2人はセルが現れる3年間にみっちりと修行し、トランクスも悟飯の指導のもと、スーパーサイヤ人2の変身を物にしてセルを倒すことに成功し、本当の平和を掴み取ることができた…
しかしまだ2人…いや、悟飯達は知らなかった。更なる脅威が迫っている事に…
◇現代では
「父さん…」
「……あちゃー、ちっとやりすぎちまったな…」
セルとの戦いから一週間が経ち、俺と父さんは変わらずノルマを終わらせながら修行の日々に明け暮れていたが、ある問題が出てしまう。そう、辺りが修行の際の余波によりメチャクチャになってしまった事だ…
「着実に強くなるのはいいけど…これじゃあ地球がもたないよ…」
「ウーン…どうすっかな…」
そう、修行場所にしていた人や動物のいない荒野は余波であちらこちら無茶苦茶になっていた。今後は変身、気功波の類の修行を無しにするとしてあまり激しくすると地球がいくつあっても足りない。
「また新しい場所探さないとまずいかも…父さん、何処かいい修行場所に心当たりない?」
「そうだな…」
正直この場所で修行するのは難しいだろう…流石に精神と時の部屋のような都合のいい場所はないと思うが。
「そうだ!界王様なら何か知ってるかも知れねぇ!」
「界王様?」
「ああ!界王様のとこ行ってくるから悟聖は先に帰っててくれ」
「わかった。何かわかったらすぐに教えてよ?」
「ああ!そんじゃ行ってくる!えーと…界王様、界王様っと…」
父さんは界王様の気を捉えるとそのまま瞬間移動でこの場から離れる。
「さて…どうしようかな…」
帰るにしてもやる事もないし…悟飯に関してはほぼ1日を勉強に費やしてる。運動はしろと言ったんだが『平和になったから戦う必要なんてないよ。もし仮にセルみたいなのが現れたら父さんやベジータさんがいるんだし…』と腑抜けたようなことを言った。
これを聞いた時は一発殴ってやろうかと思ったがやめた。
悟飯は元々戦うのが好きではない性格だ。だが、いざって時に何かあった時守れるのは自分自身なんだ…俺は誰かに頼りっぱなしにするのは嫌だし、あいつはいつか痛い目見ないと自覚しないだろうな…父さんやベジータさんを超える敵が現れた時どうするのか、大事な物が守れなきゃなんも意味もないしな。
だから俺はもっと強くなる。俺の守るべき物を守れるように…
「……セルゲームから一週間経ってるよな…」
俺は荷物から携帯を取り出して操作し、ニュースやら情報の確認をする。今世界ではミスター・サタンがセルを倒したとされ英雄となり世界は今サタンフィーバーとなっている。
「(世界中はミスター・サタンに夢中か…まっ、無茶苦茶助かっているんだけどな…)」
俺達の戦いの映像は余り報道されておらず、トリックやら現実やら色々口論が勃発しているらしい。
「……行ってもいいかもしれないな」
俺はネットやニュースの内容を見て世間はミスター・サタンに夢中になってる今、あの場所に行ってもいいかも知れない。
俺は家ではなく日本に向けて舞空術で向かう。
「…ウーン、どうしようか…」
数十分後、現在俺はアイの住んでいる児童養護施設の真上に来ている。真上と言っても高度の高い位置にはいるが…
「アイに俺達の秘密を話してるとはいえ…職員の人とは会うのは避けたい…」
アイはともかく…職員の人達から何を言われるのかわかった物じゃない。スーパーサイヤ人の状態だったとはいえ、セルゲームの際にテレビにバッチリ映っていたから力の一端も見られてしまっている。
「どうやってアイだけを呼び出すか…」
アイには舞空術を教える約束はしていたが、まだ気を認識してないし俺が近くにいる事には気づけない。
「……アイだけに呼びかける…」
俺は何かいい方法がないか模索すると、ある事を思い出した。
「そうだ!あれならいけるかもしれない!上手く行くかはわからないが…やってみる価値はある!」
俺は早速出来るだけ児童養護施設に近づき実行する。最悪上手くいかなかったら普通に会いに行こう…面倒な事にはなりそうだけど。
アイSide
「………悟聖君」
「アイちゃん。大丈夫よ…孫君はきっと来てくれる。あの子が約束を破る子じゃないのはアイちゃんが一番理解してるでしょ?」
星の瞳を宿した1人の少女が正気のない瞳で悟聖の名を呟き、児童養護施設の職員はアイを宥める。
セルゲームから一週間…悟聖がアイの所にくる事はなかった。セルゲームの様子は全世界に生中継されアイは悟聖の力の一旦を画面越しだが目の当たりにし、悟聖の秘密を知る唯一の一般人だ。途中、中継は途絶えてしまい、再度放送ができた時にはミスター・サタンがセルを倒したと報道されて世界は歓喜に包まれた。しかし、その際悟聖達の事は明らかにせず、生死不明の状態だった。アイはもしかしたら死んでしまったんじゃないかと不安で学校にすらろくに行けなかった。
「悟聖君……ううっ…あいたいよぉ…」
「アイちゃん……」
職員の人は悟聖に早く来て欲しいと願う。悟聖がいる時のアイは職員の人ですら見たことのない表情をしており、悟聖と出会ってから明るくなった。職員の人達も悟聖には感謝していたのだ。
しかし悟聖は一週間経っても来なかった。もしかしたら死んでしまったのではないかと不安になる。
【聞こえるかアイ!】
「…!ご、悟聖君?」
「アイちゃん?」
【アイ、もしこの声が聞こえたらよく聞いてほしい、今俺はお前の脳内に語りかけている】
「……」
アイは突如と脳内から聞こえた悟聖の声に驚くも、職員の人に悟られないよう直ぐに表情を作る。
【わかってると思うが俺は生きてる。色々とあったけどセルは倒せた…】
アイはセルを倒したのがやはり悟聖だと知り一瞬顔が緩みそうになったがなんとか持ち堪える。
【一週間音沙汰なくてすまなかった。今から言う場所に来る事は出来るか?もし聞こえていたら俺達が初めて会った場所に来てくれないか?待ってるから…】
その後悟聖からの声はなく普通なら訳のわからない現象に疑いを持つが、アイは秘密を知ってるのでこう言う事もできても不思議ではないと直ぐに察する。
「……!」
アイは職員の人に悟られないよう悟聖のいる場所へ一目散に向かう。
「あ、アイちゃん!何処に……」
職員は突然の事で慌てて止めようとするが既に遅く、アイはいなくなっていた。
アイSide end
上手く行ったかわからないが、俺はアイにテレパシーを送った。これは俺の初陣の時、ベジータさんと戦った時に俺がトドメを刺そうとした際に止めようと父さんが使った超能力だ。
場所を伝えテレパシーで会う約束を取り付けた。この場所は俺とアイが初めて会った場所の公園だ。
「後は待つだけか…」
正直上手く行ったかどうかはわからない。あの時俺に語りかけた父さんのテレパシーを俺なりに再現してみたつもりだ。
「(アイ…怒ってるだろうな)」
仮にテレパシーがうまく行ったとしても多分半信半疑だろう。もし来なかったら俺の運がなかったと言うことだ……騒ぎになると思うが、そうなれば直接会いに行くだけだ
「悟聖君!!」
そうこうしていると俺の名を呼ぶ声が聞こえ振り向くと、そこにはアイが息を切らしながら俺を見ていた。
「はあ……はあ……」
「アイ……っとぉ⁉︎」
アイは勢いよく駆け寄り俺に抱きつく、俺は優しく受け止めるとアイは涙を溜めていた。
「よかった……悟聖君……死んだんじゃないかって……私不安だったんだよ?」
「ごめん。色々とあってさ……」
俺は謝ることしか出来なかった。もし俺が逆の立場なら同じ事を思うだろう。
「……でも、よかった。悟聖君が無事で本当によかったよ……」
「……ああ、俺もまたこうして会えてよかったよ… アイ」
「悟聖君……」
俺は自然とアイの頭に手を置き、優しく撫でるとアイは更に泣き始めた。
「おっと……よしよし、もう大丈夫だからな?俺はちゃんとここにいる」
「うん、それと、お疲れ様……悟聖君、ありがとう…」
俺が頭を撫でると安心したのか抱きつく力が少し強くなった気がしたが……今はこのままでいいだろうと思いされるがままにした。
結局 最後の最後までMEMちょの本名がわからんまま…本名をオリジナルを考えていいかな?
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大丈夫!
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MEMちょはMEMちょだ!
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活動報告欄で募集して欲しい