それと遅れながら新年一発目の投稿です!
読者の皆様、2025年もよろしくお願いします!
ピピピピピ!!
「う……ううん」
俺はアラーム音で目を覚まし、アラームを止める。
「んぅ〜。もう朝か…」
俺は布団から起き上がり顔を洗うため洗面所に向かう。顔を洗いしっかり目を覚まして道着に着替え家を出る。
「よし、始めるか…」
俺のルーティンは朝起きて顔を洗いトレーニングを行う事だ。父さんがいる時は準備運動をした後に組み手をしているのだが…まだ気は感じない。まだ界王様の所にいるのだろう。
「さて、始めるか…」
俺は精神を統一させ気を解放する。目を瞑り全体を意識しながら気のコントロールを行う。
「(超サイヤ人ゴッド、現状わかるのは気を感じないのと髪の色が赤色だと言う事。あれだけの力を解放しているのにありながら気を感じないなんてあり得るのか?)」
セルゲーム以降、俺はゴッドについて考えていた。気を全く感じないなんて無の存在でないと無理なのだが、ゴッドになった未来の悟飯からは気を感じ取る事が出来なかった。
「(一体どう原理なんだ…ゴッドと言うくらいだ。何かある筈だ…ゴッドじゃなくても…気を解放してるのに相手から感じなくさせる方法が…)」
俺は模索するが1人ではどうしようもなく行き当たりばったりだ。
「(ベジータさんもゴッドなんて初めて聞いたなんて返答だからなぁ…)」
俺はセルゲームの後、未来の2人が帰って数日してベジータさんの元へ訪れた時に言われた。
『知らん…』
『え…それだけ?本当に知らないんですか、超サイヤ人ゴッドについて。確かスーパーサイヤの事については知ってましたよね?』
『二度も同じことを言わせるな!知らんと言ったら知らん…要件はそれだけか?済んだのならとっとと帰るんだな、トレーニングの邪魔だ』
と、こんな感じに軽く流されるように追い出され、神龍にゴッドについて詳細を聞くしか方法がもはやない。ベジータさんが嘘を言った気の流れはなかったので本当に知らないのだろう。
「ふぅ…(サイヤ人について詳しい宇宙人もいると思うが…恨みをかってる異星人ばかりだろうな…)」
俺の知る父さんを除いたサイヤ人はそれはもう極悪人と言っていいくらいタチの悪い種族だ。フリーザの元で数多の種族や星々を滅ぼしたのもサイヤ人も含まれている。
「悟聖!朝飯の時間だぞー!」
「あ、はーい!すぐ戻るよ!」
母さんに呼ばれて気がつけばもうそんな時間かと思い家に戻り手を洗って朝食を食べる。その後は課題や畑の手入れも行い気づけば昼前になっていた。畑の仕事は手伝う事があり父さんとよく勝負しながらやっている。
雑草抜きや虫の回収などの勝負をしながらやってる。虫も生き物だから気を感じる事ができるから小さく細かい気を感知するいい修行にもなる。
「ふぅ…水やりと手入れはこんな物かな…」
父さんもいない為競いながら作業は出来ず物足りなさもあるが作物はいい感じに育っている。ブルマさんに紹介してもらい野菜を売り、いい感じに稼げているようだ。難しい所は母さんが対応してるからその辺は安心だな。
「あむ……」
うん、仕事の後の食事は美味い。俺は何段にも重ねられた弁当箱に入ってる食事を美味しく平らげる。
「ご馳走様でした」
しっかり挨拶をし弁当箱を片付け家に帰り体についた泥を洗い流し私服に着替える。悟飯は基本チャイナ系の私服を着てすごしているが。同じだとアレなので俺は前世と変わらない私服で過ごしている。落ち着くしな。
「母さん、昨日言った友達連れてくるから行ってくるよ!」
「ああ、飛行機には気をつけるだぞ!」
「うん、行ってきます!」
俺は準備を済ませ舞空術で日本へ向かう。悟飯は変わらず部屋に籠り勉強中だ。基本俺たちは塾やら通信制の教育を受けてる為学校には行っていない。
「悟聖に人間の友達か〜、帰ってくる前におやつでも作って待ってるか!」
チチははじめて連れてくる悟聖の友達を楽しみにしながらおやつや飲み物の準備を始めるのだったが…数十分後大声を出す事になるのをまだ、知らなかった。
「よし、ついた…は、いいけど…緊張するな…」
俺はアイのいる施設の近くに降りたが、施設の職員とはセルゲーム以降顔は出しておらずアイ曰くものすごく心配していたとの事…
「(こればかりは連絡もしてない俺にも責任があるからな)」
施設の方はネットで施設の名前を検索したら連絡先は表示されてるから生存報告はできたが俺はしなかった。
「スゥー…ふぅ、行くか」
俺は気合いを入れて施設内へと足を踏み入れる。
「すみません…」
「あら、こんにち……は…」
俺が施設職員の女性に挨拶をすると職員も笑顔で挨拶をしようとしたが俺の姿を見るなり固まってしまい、持っていた箒を落としてしまう。
俺はなんて説明しようか考えていたが…
「孫くん!!」
すると職員の人は俺に向かって走ってくる。俺は一瞬身構えるがそのまま目線を合わせる用に屈み両肩に手を置く。
「孫くん……孫くんでしょ!!」
「……は、はい…その、ご心配をかけて、申し訳ありません…」
「そんな事はいいの!!怪我とかは無かったの?」
「はい…」
帰ってきた言葉に俺は驚きを隠せなかった。心配させたのにまさか怪我がない事を聞いて来るとは思わなかった。
「孫くん……本当に、大丈夫なのね?」
「はい、大丈夫です」
「そう、無事で…よかった…」
俺はそう答えると職員は安心したのか涙を流していた。俺はその涙を見て胸が締め付けられる思いだった。俺が心配をかけたせいで泣かせてしまったのだから……
「あの……」
「ん?どうしたの?」
「その、アイいますか?」
「あ!そうだったわね!今呼んでくるわ!」
職員さんはそう言うと慌てて走っていった。そして数分後
「孫くん!」
「よかった!無事だったのね!!」
「セルを倒してくれたのは孫くんでしょ!!」
「おわっ⁉︎ちょっと…」
施設の職員の人が一斉に出てきて俺はどうしたらわからずたじろいでしまうがどうしようかと考えるが…
「ほら皆んな!孫くん困ってるでしょ…」
1人の職員の人がみんなを落ち着かせてくれたおかげでどうにかなった。
「あの…その」
「わかってる。孫くんの事は絶対にいいふらしたりはしないわ」
「え…」
「昨日アイちゃんからある程度の事は聞いたわ」
「アイが?」
「ええ、孫くんは…世界の為に戦ってくれていたのよね?」
「アイちゃんの事もそうだけど、君と出会って何か変わり始めたのも確かよ。それに、孫くんは世界を救ってくれた……だから私達は孫くんに感謝してるのよ!」
「同じ立場だったら自分達もそうしてると思うわ。だから安心して、決して孫くん達の事はいいふらさないと約束するわ!」
「みんな……」
正直拒絶される覚悟はしていたが、感謝されてるなんて思わなかった。俺はただ自分の為に戦っただけに過ぎないのだが……それでも、こうして感謝してくれる人がいると嬉しいものだ。
前世で好きだったヒーローが言ってたクシャッとなる感覚…こんな感じだったのかな…
「皆んな、ありがとう…ございます」
「いいのよ、お礼を言うのはこっちのほうなんんだから!」
職員の皆んな賛同する様に頷く。
「悟聖君!」
すると職員の後からアイが出てきて俺に飛びつきながら抱きついてくる。
「っと!アイ、毎度思うがそんな勢いよく飛びついたら危ないだろ?」
「えへへ、悟聖君なら絶対受け止めてくれるって信じてるもん」
「まったく…」
何故か嫌だとは思った事はないのがまた不思議だ。
「アイちゃんはこれから孫くんの家に遊びに行くんだよね?」
「うん!そうだよ!」
「ふふっ、それじゃあ楽しんでらっしゃい。孫くん、アイちゃんのことお願いね」
「はい、任されました」
俺はしっかり返事をして頷く。
「よし、なら行くかアイ」
「うん!因みにまた空飛んでいくの?」
「いや、今回は少し違う空の旅なるな…筋斗雲よーい!」
俺は筋斗雲を呼びとこちらに勢いよく意思を持つ雲がこちらに来て俺たちの前に止まる。
「わっ!すごい…雲だ」
「筋斗雲って言う乗り物だよ。父さんがよく使っていた乗り物だけど偶に俺が使う事もあるんだ」
既に素性を知っているアイ達や施設の人達にも筋斗雲を見せても問題はないだろう。ただ職員の人たちは空いた口が開いてすごい顔をしているが…
「ただ、筋斗雲は純粋な心を持っている人じゃないと乗れないらしくてさ。アイ、乗る前にちょっと触ってみてくれ…」
「わかった!」
アイは筋斗雲に触れるとすり抜ける事なくポフッと音を鳴らし触れられた。アイはどうやら大丈夫らしい。嘘をつく事はあるとはいえ自身を偽る為の嘘もギリ大丈夫なのだろう…その辺の判定はよくわからないが…悪人は確実になれないのだろう…確か武天老師様やブルマさんは乗れなかったて父さんに聞いた事がある
「よし、じゃあ行くか!」
「うん!」
俺は筋斗雲に乗りアイの手を掴み筋斗雲に乗せる。
「しっかり掴まってろよ」
「はーい!」
「行ってらっしゃいアイちゃん、孫くん達の迷惑はかけない様にね」
「みんな、行ってきまーす!」
しっかり掴んだことを確認すると、俺は筋斗雲を発進させた。
「アイ!気分はどうだ?」
「もう最高!」
アイは筋斗雲に乗っている事に驚きながら景色を堪能している。一応風の影響がないよう気の膜を張ってる為体調に関しても大丈夫みたいだが、物凄いはしゃぎようだな。
「悟聖君!ありがとう!」
「ん?」
アイは俺に満面の笑みを向けながらお礼を言ってきた。
「どうした突然」
「だって、こんなすごい乗り物に乗せてくれたから!」
「ははっ、そうか……ならよかったよ」
「うん!でも今度は自分で飛べる様になるね!」
「ああ、楽しみにしてるよ」
俺はそんな他愛もない会話をしながら家があるパオズ山に向かうのだった。1時間もしないうちになんとか家に到着した。
「ついたよ、ここが俺の家」
「ここが悟聖君の、本当に周りは何もないんだね」
「まあな、都会みたいに煩くなくて静かだし…それに夜になると星空がすごく綺麗に見えるんだ」
「ヘェ〜、見てみたいかも!」
アイはここの星空に興味があったのかかなり食いつく、それはまた機会があれば見せてやりたいな。パオズ山から見る星空は本当に綺麗だから。
「母さん、ただいま〜!」
「お、お邪魔します…」
「あっ、お帰り悟聖!………あれ?その子は?」
「あっ…ほら、数年前に写真で見せた…」
「悟聖!帰ってきたか!んでその友達はどこ……に?」
母さんも丁度リビングに戻るとアイと視線が合うと硬直してしまう。
「こ、こんにちは…」
「紹介するよ母さん。俺の友達の星野アイ。…アイ、俺の母さんだ。そっちにいる俺に似てるのは双子の兄の悟飯だ」
「悟聖君のお母さん……ライス君、星野アイです!よろしくお願いします!」
「あの、僕悟飯です…」
「ああ、悪い悟飯…アイは悪気があって間違ってるわけじゃないんだ…後で説明するから…」
母さんは未だに硬直したまま何も言わない。
「ご……」
「ご?」
「ご…悟聖ちゃんが女の子連れてきただってぇぇぇ!?」
母さんの悲鳴に近い声でそう叫び山中に響き渡る。
俺と悟飯も思わず驚いてしまい、俺は何故そうなったのか理解できなかったが……アイまでもが唖然としている。