ドラゴンボール 双子のハーフサイヤ人   作:狼ルプス

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2人のサイヤ人の襲来

「でりゃあ!!」

 

「たあぁぁっ!!」

 

ピッコロさんと修行をはじめて数ヶ月、俺たちは着実に力をつけている。そしてここまで悟飯は気のコントロールや感知能力や舞空術を習得した。気功波に関してはサバイバル生活の間に独自で出来るようになっていたらしい。

後は俺と悟飯はボロボロになった道着をピッコロさんに新しくしてもらった。俺はそのまま山吹色の道着だが悟飯はピッコロさんよりの道着で白のハチマキが付いていた。後は俺だけ重りは有だ。

 

そして今、俺たちは互いに組み手をしており、ピッコロさんは岩柱の上で浮きながら瞑想をしていた。

 

 

「「魔閃光!!」」

 

新たに覚えた技で互いの気功波が衝突し爆発が起きる。

 

「しっ!」

 

「うわぁっ⁉︎」

 

俺は気を限りなくゼロにし一瞬だけ解放して悟飯に接近し蹴りをくらわせると、悟飯は岩壁に激突した。

 

「へへっ。また俺の勝ちだな悟飯」

 

「いててて、悟聖容赦なさすぎじゃない?」

 

「当たり前だろ?このくらいやらなきゃ修行にならないよ。サイヤ人が来たらこの地球の命運がかかってるし、それに悟飯は遠慮し過ぎ。ハッキリ言って潜在的パワーはお前が一番なんだ。その力を使いこなせたら間違いなくサイヤ人に勝てると思うんだ」

 

「……そんなこと言われても」

 

今の所悟飯との組み手は全勝している。悟飯は優しく、元々戦いは好きじゃない性格故、あまり攻撃に害意を感じない。悟飯が力を発揮する時は怒りを感じた時だ。悟飯はそれを上手く使いこなせない。かといって、無理に怒らせ力が暴走なんてしたら話にならない。

 

「その辺は地道にやるしかないよ。さっ…続きをやるぞ」

 

「う、うん」

 

そう言って俺は構えて、悟飯と組手を再開する。

 

 

 

 

 

 

 

そして、ピッコロさんから指導される事更に半年後、サイヤ人がやってくる1日前、突然、空が暗くなった。

 

 

「ひ、昼間なのに、急に暗くなっちゃった」

 

「もしかして、これが噂に聞くドラゴンボールの…」

 

「そうだろう。いよいよだな、悟聖、おまえはその重りの服を軽くしてやる。そこに立て」

 

「は、はい!」

 

俺はピッコロさん前に手を翳されると服が光る。特に服の変化はないが身体がとても軽くなった。

 

「か、軽い!!すごく軽いですよ!」

 

「サイヤ人が来るまでその状態で身体を慣らしておけ。それが最後の仕上げだ。わかったな?」

 

「はい!」

 

俺たちは気を引き締めてこの状態を慣らすため仕上げにかかる。

 

ドラゴンボールが使われて翌日、サイヤ人が襲来する日。2つの物凄い気が現れた。

 

「「!!」」

 

「!!…と、とうとう来やがったな」

 

「ものすごい気だ…しかも片方は更に…」

 

すると遠方から巨大なきのこ雲が発生し、その衝撃が今いる場所に伝わってくる。しかも今ので相当多くの気が消失した。おそらくサイヤ人が破壊活動を行い関係のない人の命を奪ったのだろう。俺は自然と両拳に力が入る。

 

 

 

そして、二つの気が移動し始めた。

 

「来る!やつらはここに来るつもりだ。気を引き締めろ!」

 

「「はい!」」

 

「恐れることはない。俺達は1年前とは比べ物にならんほど強くなった」

 

ピッコロさんはそう意気込むともう一つ何かが近づいてくるのを感じた。

 

「!!他にもまだこっちにやってくるやつが...!」

 

「サイヤ人!?」

 

「いや、この気は…」

 

この気には覚えがある。前より格段に大きくなっているが間違えるはずがない…数分するとこちらに向かい誰かが降りてきた。

 

「やぁ!久し振りだなピッコロ」

 

気の正体はクリリンさんだ。

 

「なんだ貴様か…ここにいったい何のようだ?邪魔者にでもなりに来たのか?」

 

「そう言うなよ。これでも少しは腕をあげたんだからさあ」

 

「思い出した!亀仙人様のところにいた人」

 

悟飯は最初は気づかなかったみたいだが思い出したようだ。あの時はまだ気の感知が出来なかったから仕方ないだろう。

 

「ああ!クリリンだ。お前たち、ずいぶんたくましくなったな!」

 

「お久しぶりですクリリンさん!クリリンさんも一緒に闘ってもらえるんですね!」

 

「とても心強いです!」

 

「おしゃべりはそこまでだ。来たぞ!」

 

空に2人のサイヤ人が現れる。1人はガタイの大きいハゲのサイヤ人だが、もう1人は隣のやつなんかよりも比べ物にならないくらい強い気だった。

 

「なるほど、お待ちかねだったようだな」

 

「そういうことだ。念のために聞くが貴様ら 、ここに一体何しに来やがった!」

 

「その声…そうか、ラディッツを倒したのは貴様だな?」

 

「声…?」

 

「ラディッツが言わなかったか?こいつは通信機にもなっているんだ。」

 

あの眼鏡みたいなやつ、通信機にもなっていたのか…おそらく、正確な場所がわかるところをみるに、あの眼鏡の機械で俺たちの気を捉えていると推測する。

 

「あいつナメック星人だぞ」

 

ナメック星人?その会話を聞いたピッコロさんは不思議そうにする。

 

「らしいな…ドラゴンボールとかいうやつをつくったのは貴様だろ!」

 

「ド、ドラゴンボールのことまで知っているのか…⁉︎」

 

「そのドラゴンボールが一番の目的だ。とっとと俺たちによこすんだな!いくらナメック星人だってよ…1匹やそこらじゃ俺達にはハエみてえなもんだぜ」

 

「ハエみたいなもんかどうかは、試してみやがれ!」

 

「いいだろう。力ずくでも言わせてやる」

 

「!この気は」

 

そしてさらにこっちに向かっている気を感じた。他にも誰かやってくる。おそらく父さんが話していたヤムチャさんと天津飯さんに餃子さんだろう。

 

「…バカめ!その程度の戦闘力で俺達にはむかうつもりか?」

 

「ナッパよ、スカウターを外せ。こいつ等は闘いにおいて戦闘力を変化させるんだ。こんな数字は当てにはならん」

 

「そういやそうだったぜ。弱虫ラディッツの馬鹿はスカウターの数字に油断してやられやがったようなもんだったからな」

 

そう言って2人ともスカウターを外す。それに今なんて言った?ラディッツが弱虫だって?

 

「よ、よわむしラディッツだと…」

 

「ラ、ラディッツって…悟空とおまえの二人がかりでやっと倒したっていうサイヤ人だろ…?」

 

 

「そうだ。ちょっとこいつ等のお手並みを拝見させてもらうか。おいナッパ、栽培マンがあと7粒程あっただろ。出してやれ」

 

「へへっ、お遊びが好きだなベジータ」

 

ナッパがビンを取り出し、その中に入ってる種みたいなものを土に植えた。すると、土から緑色の化け物が出てきた。

 

「ひえ~!き、気味の悪いやつらだな…」

 

気持ち悪いのは確かだし油断はできない。そして、3人はやって来た。

 

「よう!遅くなったな」

 

「おやおや、そっちもたくさんお出ましだな。7匹か…ちょうど栽培マンと同じ数」

 

そして、1人ずつ順に闘うことになった。

 

「こっちのやつからいけ。思い切りやるんだ。いいな?」

 

まずは天津飯さんが闘い、栽培マンを倒した。サイヤ人は少し驚いていた。栽培マンは起き上がろうとするが、ベジータによって殺された。

 

「べ、ベジータ…なぜ!?」

 

「これ以上やっても時間のムダだ。やつには勝てんだろう。おまけに、あの栽培マンははじめにやつを舐めてかかった… オレは言ったはずだ。思いきりやれとな…」

 

 

そして次にヤムチャさんが闘い栽培マンを倒した。この調子だと栽培マンは俺たちでも余裕で倒せるだろう。

 

「お前達が思っているほど、この化物たちは強くなかったようだな。残りの5匹も、この俺1人で片づけてやるぜ…」

 

確かに栽培マン程度ならヤムチャさんなら充分倒せるだろう、だが何故か嫌な予感がしてならない…

 

「今度は、甘く見たのはお前たちのようだな…」

 

「なに!?」

 

倒したと思っていた栽培マンはまだ生きておりヤムチャさんに抱きつく。そして、突如体が光り出し爆発した…

 

「そう…それでいいんだ」

 

いきなりのことだったので反応できなかった。ヤムチャさんは油断したのか何もできず爆発をモロに食らった。

 

「なんてやつだ…自爆しやがった…」

 

「や、ヤムチャさん!!」

 

俺とクリリンさんが急いでヤムチャに駆け寄るが、ヤムチャさんの気は全く感じず既に死んでしまっていた。

 

「くそったれ!みんな離れてろーーっ!修業の成果を見せてやる!」

 

「は、はい!」

 

クリリンさんは気功波を放つと、直撃する直前わざと上に晒し、腕を振り下ろすと気弾の雨が降り注ぎ3匹の栽培マンを倒す。

 

「す、すごいや!」

 

と悟飯が言っていると、残りの栽培マンは俺と悟飯めがけて攻撃してきた。

 

「ギキャ!」

 

「はっ!」

 

俺は拳に一瞬だけ気を大きくさせ栽培マンを倒す。油断しなければ大した相手ではないし、気のコントロールを極めれば体力の消耗も格段に軽減できる。

 

俺は倒したが、油断していた悟飯はピッコロさんに助けてもらっていた。

 

「あ、ありがとうピッコロさん」

 

「勘違いするんじゃない、誰が貴様なんぞ助けるか。悟聖は対処していたぞ」

 

ピッコロさんは厳しいけど本当に優しい。この人が師匠で本当によかったと思った。

 

すると、ナッパとベジータが煙の中から出てくる。全くダメージをあたえていない…少し埃を被った程度だった。

 

「ではそろそろお前たちの望み通り、お遊びは終わるとするか…」

 

「バ、バカな、まるでこたえていない…!」

 

するとナッパが1人前に出てきて戦闘態勢に入る。

 

「俺にやらせてくれ。一瞬で6人まとめて片づけてみせるぜ」

 

ナッパは気を高めはじめる。すると、大地が震えはじめ、とても恐ろしい気だ…

 

 

 

 

「さあて…どいつから片づけてやるかな」

 

「来るぞっ!!!」

 

天津飯さんはナッパに攻撃されてしまって反応できず片腕をやられてしまった。目では追えるが攻撃力が想定を上回っていた。そして、地面に大穴が開く。さらに、餃子さんがナッパの背中にしがみついて自爆してしまった。餃子さんも死んでしまった…しかし、ナッパは生きていた。

 

 

 

 

「皆殺しにしてやる…!」

 

 

「お前ら、よく聞け…」

 

ピッコロさんから作戦を言われる。そして俺とクリリンさんは無言で頷き行動に移す。

 

 

「今だ!!」

 

天津飯さんに攻撃を仕掛けようとしているナッパの横からピッコロさんが殴る。そして吹っ飛ばされるナッパに、今度はクリリンさんが攻撃する。

 

 

「はぁっ!」

 

「グハッ⁉︎」

 

さらに俺が、ナッパの背中に蹴りをくらわせた。

 

 

「悟飯今だ!!撃てーーっ!」

 

吹き飛ばされた方向には悟飯がいる。しかし…

 

「こ、怖いよぉ…!」

 

「ご、悟飯!」

 

悟飯は怯えていて撃つことができなかった。せっかくのチャンスが!

 

 

「くっ、ピッコロさん!」

 

「ちぃ!」

 

3人で気功波を撃つが、タイミングが遅かった為避けられた。

 

「やってくれたじゃねえかてめえら、さらに寿命を縮めたな!殺してやる順番を変えることにしたぜ。覚悟しな!」

 

 

「気功砲ォォッ!!」

 

天津飯さんは、全てをかけた気功砲を放つがナッパのタフさによって耐えられる。

 

 

「ふぅ…驚かせやがって…」

 

「む…無念…」

 

そして、その言葉を最後に天津飯さんは力尽きてしまった。

 

 

「フン、馬鹿め…自ら命を無駄にしたか」

 

 

天津飯さんまで、信じがたい事実に、クリリンさんは

 

「悟空ーーー!!早く来てくれーーーっ!!」

 

「ゴクウ? ナッパ待ていっ!!」

 

ナッパは攻撃を仕掛けようとするが、ベジータに止められて急ブレーキをし、その場に留まる。

 

「な、なんだよベジータ!なんでやらせない!?」

 

「そいつ等に聞きたいことがある。お前達が言うソンゴクウというのは、カカロットのことだな?」 

 

「そうだ、だからなんだ!」

 

「よかろう、やつが来るまで待ってやる。ただし、3時間だけだ」

 

そして、勝負は一時中断となった。だがナッパは待つまで我慢できないのか何処かに飛び立ってしまった。

 

「ご、ごめんなさい。ぼ、僕怖くてつい…」

 

「きえろ…!貴様のような臆病者に用はない。貴様に期待した俺の方が情けないぜ」

 

「む、無理ないさ、初めての実践がこれじゃ…悟飯もよく頑張った方だぜ…く、くそ、いったい何してるんだよ悟空!」

 

「父さん…」

 

既にこの戦いで三人の犠牲が出た中、俺達はただ父さんが3時間以内に来ることを願うことしかできなかった。

悟聖のヒロインについて

  • 星野アイ 
  • 黒川あかね
  • 有馬かな
  • 寿みなみ
  • 不知火フリル
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