ドラゴンボール 双子のハーフサイヤ人   作:狼ルプス

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あの世での戦い

 

「……ここが、死者の世界」

 

俺は孫悟聖、現在閻魔大王が結界に閉じ込められた事によりあの世と現世との秩序が滅茶苦茶となり死者達が復活し地獄にいた悪人達が地球で暴れ回ってる所を対処し、フリーザを倒した後元凶を倒す為悟飯達に地球は任せ俺は父さんの気を捉え瞬間移動であの世に来ている。

そして周りには様々な形をした大きなガラス玉のような結晶が浮かんでいる。

 

「早いとこ父さん達のところに向かわないとな…」

 

俺は父さん達の気を捉え舞空術で下に向かって勢いよく降りていく。下では凄まじい気がぶつかり合っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

◇時は事件発生前に遡る

 

「おおおっ…!!」

 

「ふっ…!!」

 

あの世で開催されていた武闘大会では決勝戦が行われており、2人が激戦を繰り広げていた。

 

「はあああ!!」

 

「うおりゃあああ…!!」

 

その2人の戦士は孫悟空とベジータ、数少ない純血の戦闘民族サイヤ人の生き残り、この2人が決勝戦でぶつかっており2人は今互いにスーパーサイヤ人2に変身しており悟空とベジータは互いの拳を突き合わせる形で膠着状態にあった。

 

互いに拳をを繰り出して動きは止まっているが、二人の拳の間にはとてつもないエネルギーがぶつかり合っており、嵐のようにまき散らされている。

 

「はぁああああああ!!」

 

「ずありゃあああ!!」

 

 

叫びながら、全身に血管を浮かび上がらせ絶対に負けないと言わんばかりに全力を込め続ける両者。気合と気合のぶつかり合い。それは見ているあの世の武闘家や観客をも刺激するほどのもの。

 

互いに一歩も譲らないその膠着状態は突如破られる。

 

 

「「なっ…⁉︎」」

 

突如と2人のいる武舞台真下から結晶の様な物が突き出て2人は距離をとる。

 

 

「な、なんだ⁉︎」

 

「大界王様、一体なんどうしたんだ?」

 

「閻魔ちゃんの所が原因みたいだね」

 

「閻魔のおっちゃんのとこ?」

 

「行ってみればわかるんじゃない?」

 

 

界王と同じ服を着ており、黒のサングラスをかけ長い白髭が特徴な老人こそ、東西南北の界王より偉い大界王である。大界王は原因がすぐに閻魔界に何かあったのを察知していた。

 

「そ、そりゃねぇよ大界王様、こっからいいところだったのによ…」

 

「オレはカカロットと決着をつける為にこの大会に出たんだ!!死人の世界の出来事なんぞ知ったことか!!」

 

2人はスーパーサイヤ人を解いており、悟空は突然の試合の中断に異議を立てるが、その中でベジータは純粋な戦いを邪魔された事により怒りはマックスに近い程怒っていた。

 

「そ、そんなこと言われても…今その出来事が下界にまで影響が及んでるんじゃよ…それに決勝なら終った後でやればいいんだから。じゃから悟空ちゃんとベジータちゃんも頼んだよ…」

 

「…ちっ!カカロット、さっさと邪魔した野郎をぶっ倒して決着をつけるぞ!」

 

「そうだな、カタがつかないまま不戦勝なんてごめんだがんな。すぐ終わらせて戻ろうぜ。ベジータ、瞬間移動ですぐに向かう。オラの肩に掴まれ…」

 

「うっ…く、くそ…さっさとしろ!」

 

ベジータは悟空の肩に触れるのに抵抗していたが今は悟空との試合の続きをする為悟空の肩に触れる。

悟空はベジータが自身に触れていることを確認して瞬間移動を行う為閻魔大王の気を探る。

 

 

「(閻魔のおっちゃんの気……なんでこんな弱々しいんだ?まいっか…行けばわかる!)」

 

悟空は閻魔の気が弱々しいことに疑問を持つが気を捉えて瞬間移動で閻魔界へ移動する。

 

 

「……これが閻魔界か、随分変わっちまったなぁ…」

 

「……」

 

「閻魔のおっちゃんは……中かな…」

 

 

悟空は変わり果てた閻魔界に驚きながら辺りを見渡し、ベジータは何も言わず周囲を見渡し警戒していた。

 

 

『悟空か⁉︎有難い!閻魔界に結界を張られてしまったのじゃ!!」

 

「おっちゃん、オラ達が助け出してやるから安心しろ!ベジータ、この結界をぶち破るぞ!」

 

「オレに命令するな!!」

 

2人は閻魔界に張られた結界を破壊する為エネルギー弾を放つが結界に命中するもの2人のエネルギー弾は吸収されてしまう。

 

「エネルギーを吸収したぞ…」

 

「ちっ!なら吸収出来んほど強い攻撃をお見舞いするだけだ…」

 

『全ての元凶は屋根の上だ!屋根の上にいるヤツをぶっ飛ばせ!!』

 

「屋根の上のヤツ?」

 

ベジータは今度は先ほど放ったエネルギー弾よりも強力な攻撃を放とうと構えていたが閻魔大王の言葉に攻撃をやめ2人は屋根の上に向かい上昇する。

 

「おわわっ⁉︎」

 

「んなっ⁉︎」

 

「……?」

 

屋根の上にいたのは巨大な異形の生物がおり身体に複数の穴がありその場に座り込んでいた。

 

 

「ほえー…すっとぼけた顔をしたヤツだなぁ…」

 

「こ、こんなヤツに邪魔をされたと言うのか…クソッタレが!」

 

「あ…おいベジータ!」

 

ベジータは今回の件の元凶に悟空との戦いを邪魔をされた事に怒りながら眼前に迫る。

 

 

 

「貴様!よくもこのオレの邪魔をしてくれたな!殺されたくなかったらとっとと結界とやらを解いて消え失せやがれ!!」

 

「ジャネンバ!ジャネンバ!」

 

異形の怪物は言葉を使えないのかジャネンバとしか言わなかった。

 

「じゃ…じゃね?いいからさっさと結界を解きやがれ!このオレに殺されたくなかったらな!」

 

「……」

 

しかし異形の怪物はベジータの言葉を無視しベジータは怒りがさらに募っていく。

 

「き、貴様聞いているのか!!」

 

「ジャネンバ…」

 

異形の怪物はベジータをシカトする様に首を横に動かす、

 

「オイ!!オレを馬鹿にするのもいい加減に…っ⁉︎」

 

「ベジータ!!」

 

すると異形の怪物はベジータにデコピンで攻撃しなんとか防御するが威力を殺しきれず近くにある結晶にぶつかってしまう。

 

「へぇ…おめぇ強ぇんだなぁ、何者だ?」

 

「くっ、見かけによらず重い攻撃をしやがる…」

 

 

「ジャネンバァ〜!」

 

異形の怪物は気を解放すると2人はその圧力に踏ん張る。

 

「すげぇ…オラこんな強ぇ気初めてだ。こりゃあセルよりも強いぞ」

 

「ふんっ!なら、こいつをぶっ倒してさっさと決着をつけるぞ!」

 

「ああ!じゃあベジータ…やるか!」

 

「ふんっ」

 

 

「ジャネンバ…?」

 

怪物は首を傾げ、2人は向かい合うと…

 

 

 

「「最初はグー!!ジャンケンポン!!あいこでしょ!!あいこでしょ!!……」」

 

 

 

2人はじゃんけんを始めた。

 

 

『お前達何をやっとるんじゃ⁉︎』

 

思わず閻魔大王もこう言わずにはいられなかった。

 

 

 

「なにって、どっちがこいつと戦うのか決めてるんだ!!」

 

『馬鹿者がぁ⁉︎2人で倒してサッサとここからだしてくれぇ!!』

 

「閻魔のおっちゃんにはわりぃけんど、一人の力で戦ってみてぇんだ。大丈夫だ…!こいつはオラが倒してやる!」

 

「ぬかせカカロット!こいつを倒すのはこのベジータ様だ!」

 

戦闘バカの2人に対して頭痛を感じる閻魔大王だか、とりあえず2人を信じる事にし後は何も言わなかった。内側から何も出来ない為、今は2人が頼りであり信じる事にした。

 

 

 

 

 

 

「よっしゃー!!オラの勝ちぃ!!」

 

「チッ…仕方ない。修行の成果を見せてもらおうか。貴様の力、まだ隠しているんだろう?」

 

「へへ…そいつはお互い様じゃねぇのか?」

 

「ふんっ!」

 

ジャンケンに負けたベジータは潔く悟空に譲り少し離れた場所から戦いを見守る。

 

「さてと、そんじゃ…いっちょやるか!」

 

「……?」

 

「へへっ!」

 

悟空は怪物の眼前に迫ると手をパシン!!と音を鳴らしねこだましをすると怪物はびっくりしバランスを崩しかける。

 

 

「鬼さんこちら手のなる方へ!」

 

「…ジャネンバ〜!」

 

「こっちだぞオラについてこーい!」

 

「カカロットめ…何を遊んでいやがる」

 

 

悟空はそのまま下に向かって降下していき怪物も悟空を追いかける。ベジータも悟空の行動に呆れながらも後を追う。

 

しばらくすると底についた悟空、そこは悪人達がいるはずの地獄だった場所だった。

 

 

「ありゃ、地獄も随分と変わっちまったな…」

 

悟空は着地して少しした後ドシン!!と音がした方を見ると怪物がそのまま勢いよく落下し何事もなかった様に起き上がる。

 

「ジャネンバ!」

 

「ははっ…面白ぇヤツだな!」

 

「ジャネンバァ」

 

怪物は近くにいた結晶化してしまった鬼達に手を翳すと鬼達は小さいサイズの怪物化してしまった。

 

「「「「「「「ジャネンバ!ジャネンバ!ジャネンバ!」」」」」」」

 

「へー!馬鹿馬鹿しいけどすげぇこと出来んだなおめぇ!」

 

「ジャネンバ!!」

 

「ふっ!」

 

 

異形の怪物…ここからは『ジャネンバ』と呼称するとしよう。無数のジャネンバ達は悟空に襲いかかりそのまま揉みくちゃになる様に重なる。

 

「だりゃああーっ!!!」

 

悟空は気を解放しその場で回転しながら連脚を繰り出しジャネンバを薙ぎ払っていく。

 

 

「ジャネンバ…」

 

「どうした。おめえの力はそんなもんじゃねぇだろ?」

 

「ジャネンバ〜」

 

「ん…?」

 

ジャネンバは自身が作り出した小型ジャネンバを一瞬にして倒された事に驚くが少し動き出しその場に止まると手をクンッと動かすと周りにある浮遊している結晶が動き出し悟空に降りかかる。

 

「にひひ!」

 

ジャネンバはそのまま山積みになっている結晶に向かい走り出し、突進し結晶を崩していく。

 

「ジャネンバジャネンバジャネンバ……!」

 

「くっ…!はああ!!」

 

悟空は激突する直前結晶の隙間からなんとか脱出し回避する事ができジャネンバに接近するが、その巨大に見合わず軽やかな動きで片手でバランスをとりオーバーヘッドキックを悟空にくらわせ、空中で体勢を立て直した悟空は接近するがジャネンバの攻撃をくらいそのまま平手で殴り飛ばされる。

 

「うわっ!」

 

「ジャネンバ……へっ!」

 

「うぐっ⁉︎」

 

悟空は体勢を立て直し次の攻撃に備えるが、ジャネンバは拳を繰り出すと次元が歪みその拳は悟空の真横から現れる。

 

「えい!」

 

「ぐあっ!!うわぁーっ!!」

 

何もない場所から突如と攻撃が繰り出され防御する間もなく攻撃を受ける悟空は顔を歪めながらも防戦一方な展開になってしまう。

 

 

「ぐっ!!(なんだかわかんねぇが、コイツオラの動きを完全に見切ってるみてぇだ…強ぇぞこいつ!)」

 

なんとか真上から繰り出された攻撃を受け止める悟空は戦っている相手が一筋縄では行かないと感じとりなんとか拳を押し返しジャネンバは次元を通した攻撃を繰り出すが

 

 

「ジャネン……バッ!」

 

「……っ!そこだぁ!」

 

悟空は攻撃の流れを読み取り次元から通してきたジャネンバの攻撃をエネルギー弾をそのままぶつけ弾き返しジャネンバはその衝撃でひっくり返る

 

「かめはめ……波ァァァーッ!!!」

 

 

 

「ジャネンバ」

 

悟空は特大のかめはめ波をジャネンバに放つが、体勢を立て直したジャネンバは掌の上に悟空が現れ、同じ威力のかめはめ波を放ってきた。

 

 

 

 

 

 

「いいっ⁉︎」

 

 

まさかの返しに悟空も驚きお互いのかめはめ波が衝突すると同じ威力だったのか爆発が起き、悟空はその爆発で道着は少しボロボロになっていた。

 

 

「おめえ魔法使いかなんかか……」

 

「………ヘラヘラヘラヘラ!!」

 

思わずそう呟く悟空だが、ジャネンバは可笑しかったのか笑っていた。

 

 

「はははっ…(しょうがねぇな…一気に決めっか…!)はあああああーーーっ!!!!」

 

悟空の目つきが真剣な物となり、一気にスーパーサイヤ人2へと変身する。

 

 

「カカロットめ、ようやくその気になったか…」

 

遠くから戦いを見守っていたベジータは悟空の目つきが変わった事に気づき本格的に力を出す事を察知する。

 

「ジャネン…バッ!!」

 

「くっ⁉︎はあっ!!」

 

ジャネンバは体の穴からエネルギー弾を悟空に向けて乱射し、悟空はエネルギー弾の弾幕を回避し、当たりそうなエネルギー弾は悟空が気弾を放ち相殺する。

 

「ちっ!」

 

ジャネンバは体勢を変えながら全方位にエネルギー弾を放ちベジータも向かってくるエネルギー弾を回避しながら距離を取る。そしてエネルギー弾は連鎖する様に爆発を起こし辺りは爆炎に包まれる。

 

 

 

 

 

「ヘラヘラっ!!」

 

ジャネンバは今ので倒したと思ったのか笑うが、噴煙が晴れると悟空は無傷で生きており気を解放した状態で立っていた。

 

「ジャネンバ…」

 

「へへっ、今のは効いたぞ。こりゃあ長引くとこっちが危ねぇかもな…ホントはベジータとの戦いで見せるつもりだっんだが、そうも言ってられねぇみてぇだ………なら、スーパーサイヤ人2を超えてやるか…………」

 

 

「いよいよか、見せてもらうぞ…貴様の真の力を」

 

 

 

 

 

「せっかくだから一から教えてやるよ」

 

そう言うと、悟空は一旦スーパーサイヤ人を解き、素の状態に戻る。

 

「ジャネンバ?」

 

ジャネンバは不思議そうに悟空が今からする事を見つめる。

 

ボォオオッ!!

 

「まずこれが通常のスーパーサイヤ人だ」

 

ボォオオオオッ!!!

 

「そして、悟聖と未来の悟飯が到達したスーパーサイヤ人を超えたスーパーサイヤ人、スーパーサイヤ人2だ!」

 

「ジャネンバジャネンバ!」

 

ジャネンバが拍手をする様に手を叩いて見守る中、悟空はスーパーサイヤ人2の状態から更に気を上昇させる。

 

 

「そして、………これが………!!!!スーパーサイヤ人2を!!さ、更に超えた…!!」

 

グゴゴゴゴゴゴッ…………!!!!

 

 

「ぐ………ぐ………」

 

悟空が力むとあの世の世界が揺れ始め、それは大界王星や地球にまで届く程のものだった。

 

 

 

 

 

「うぁぁああああ……っ!!!」

 

 

その間に悟空の髪が少しずつ、確実に伸びていき、眉毛が段々と薄くなっていく。そして今の段階でも地球にいる悟聖達にも悟空から放たれる膨大な気の嵐は届いていた。

 

 

 

「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!!!!!」

  

ボォオオオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!

 

そしてそして放たれた気は爆発する様に解放され辺りを照らす。そして光が晴れた先には大きな変化を果たした悟空の姿が立っていた。

 

 

 

 

 

 

「これが…スーパーサイヤ人2を超えた姿… “スーパーサイヤ人3”だ!!!」

 

悟空の姿は大きく変わり、これまでのスーパーサイヤ人と違い髪が腰のあたりまで伸び、瞳も黒い瞳孔が開いており、スーパーサイヤ人3から発せられる稲妻も2よりも激しくなっていた。

 

「流石だカカロット、悟聖と未来の悟飯が切り開いたスーパーサイヤ人を超えたスーパーサイヤ人を更に超える。……そしてサイヤ人はさらに限界の壁を超えることができる…気に食わんが…認めざる得んな…」

 

ベジータは何処か笑っており己のライバルの進化に悔しく思うのと同時に何処か喜んでいる様に見えた。

 

 

 

 

「時間がかかってすまなかったな…まだこの変化には慣れていねぇんだ…」

 

「ジャネンバジャネンバジャネンバ!」

 

ジャネンバは悟空の姿を見て無邪気に拍手を送っていた。

 

 

「勝負はここからだ…!」

 

「ジャネンバ!」

 

悟空はスーパーサイヤ人3の状態で構え、今…スーパーサイヤ人2を超えた力が激突する。

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